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相棒17 第6話「ブラックパールの女」感想 彼女は再登場して何かやらかす予感

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全然怖くない女のaoikaraです。結婚詐欺をするような美貌、能力、したたかさが全部ありません。だから真面目に生きていくのです。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒17 第6話「ブラックパールの女」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼相棒17 第5話「計算違いな男」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

 

GOODポイント

  • 入浴中の死亡者数が交通事故より多いのは驚きました。怖いね。気をつけよう。といっても、意識を失ったらどうしようもないか。
  • 青木君、最近は妙に特命係に協力的じゃありませんか?まあ、使いっ走りにされて怒ったりもしていますが。というか、青木君も特命係なんですけど。以前よりなじんでいる感じがします。
  • 「弁護士なんて自分の利害しか求めてない。真実を追究してほしいの」あ、『99.9』というドラマに深山っていう事実にしか興味のない弁護士がいましてね…って紹介してあげたくなりました。
  • 鑑識に青木君が行くのって珍しいですね。というか初めて?益子さんに「特命係の使いっ走り」呼ばわりされて笑いました。
  • 伊丹「特命係の青木年男~」
    青木「その呼び方やめてもらえますか!」
    あれ、このやりとり亀山君じゃん!コーヒーを飲むところといい、青木君はまさかの亀山君の後継者なのかしら!
  • ドライアイスって柿の渋抜きにも使えるんだ。へ~。って謎知識を右京さんから教わりました。脚本家さんも調べて知ったことを、セリフとして書き記したのかしら。

 

気になったポイント

  • 物語上、全く関係がないのですが、散歩帰りで家に犬を上げるなら足を拭いてあげてほしい…。気になる。潔癖症じゃないよ!
  • 右京さんのピンクのシャツ!
  • 連城さんのネクタイの柄えぐいんですけど…。青地に…ピンクの四角い…何コレ?
  • 組対五課、大木さんではない誰かが覗いている…誰でしょう?この前の組対五課の話にも出ていたんだよなぁ。大木、小松、に続いて“中”川さんとかかしら。
  • 色仕掛けするように真珠の説明をするの、あれ手元が完全にド下ネタでしたけど、放送して大丈夫なのかなぁ…。

 

感想

夫婦ならつらいときこそ向き合わないと

今回はブラックパールの女がメインなのですが、彼女から目を向けることになった事件についても触れておきたいです。

 

長年夫に尽くしてきたと思ったのに、自分宛ではない高価なブラックパールを買っていたと知った妻が、浮気したと夫を殺したという話。お風呂の天井にドライアイスを仕掛けるという方法は驚きました。特命係がいなければ完全犯罪だったわけですしね。

 

最初、奥さんを見たときは、やつれていてつらそうだなぁという印象を抱きました。旦那さんを亡くして落ち込んでいるのかな、と思ったのですが、夫を殺してしまったという重みや、浮気した夫を許せないという心労だったのですね。

 

しかし、実は夫が購入していたブラックパールは、仕事でのキャリアアップのために賄賂として審査する女性に贈るためのもの。浮気というやましい気持ちはゼロだったので、奥さんの思い過ごしだったという悲しい結末でした。

 

こういう悲しいすれ違いは本当につらいです。奥さんの気持ちを考えると、研究一筋で家ではろくに話もしない夫に対して、いろいろ思うところがあったのでしょう。不満なども抱えながら、それでも飲み込んだり受け流してきたのだと思います。

 

そこで、高価なアクセサリーを買っていたとしたら、しかも自分のためではないと気づいたら、ぷつっと糸が切れてしまう気持ちはわかる気もします。

 

伊丹や芹沢はご主人と話し合っていたら、と呼びかけていました。それは本当にその通りなのですが、長年会話がない夫婦って会話をしないのが当たり前で。改めて不倫や浮気を問いただすなんて、むしろもうできなくて。

 

こういう関係を築いてきたというのは奥さん一人ではなく、もちろん研究者の夫にも責任の一端があると思います。これがきっかけでなくても、何かしらで夫婦の縁は切れていたのではないかと思います。

 

うーん、やっぱり大切な人とのことは、自分が苦しくつらい思いをするかもと思っていても、相手と向き合わないとダメなんだな。そういう人間関係を考えていきたいです。

 

ブラックパールの女、怖い

さて、その事故を事件と見抜いていたのが遠峰小夜子。しかし、彼女は最初に真意を語ることはありませんでした。警察に強い憎しみがあるようにも感じました。

 

拘束されていても、人を思いのままに操れると不敵に笑う彼女にぞっとしました。右京さんが「いつでも思い通りになると思ったら間違いですよ」と言っていましたが、実際思い通りに動き、彼女の殺人を立証できていないので、空虚に響いているだけに聞こえました。

 

相貌認識能力というのは、以前同じ脚本家の山本むつみさんが描かれた、Season16 第9話「目撃しない女」の相貌失認と対比になっているような印象を受けました。個人的な感想ではありますが。

 

一度見た人間は忘れない。だから、その人の特徴を知り尽くし、まるで運命の人に出会ったと相手が思い込む。自分の能力を十二分に発揮している生き方ですよね。良いとは言えませんが、自分自身を見抜き、能力を発揮して生きる力はものすごいと思いました。

 

でも、なんだか怖い。最初はむしろ中性的で、色っぽさのかけらもないような女性だと思っていたのに、たしかに毒婦ですよ。じわじわ効いてくる毒のようで、またきっと何かするという悪い予感が当たりそうで本当に怖いです。

 

あとは中学時代にいじめられていたというのは、おそらく事実じゃないかな、と思いました。ところどころ、彼女は嘘を吐く。

 

顔色うかがわれていた側が金を出すわけがない。そこに警察を恨むなにかもあったのかも?いじめを否定していたのは、自分の弱味を絶対に見せたくないという気持ちのように感じました。

 

あとは一礼するなど、妙に礼儀正しいところもあるんですよね。しつけがしっかりしているとか、育ちが良い家庭だったのかもしれないです。という、私の謎推理をご披露ですw

 

モンスターにはモンスターを

連城さんが右京さんを差し出した理由は、「モンスターにはモンスターを」って、ハンムラビ法典の「目には目を…」じゃないんだから。まあ、たしかに右京さんも刑事というよりかはモンスターですよね。我々が見慣れてしまっただけで。

 

でも、モンスター同士ってきっと相容れないんですよ。連城さんと右京さんも変人で天才だけど、どこか共鳴しないじゃないですか。全く違うから。右京さんと遠峰さんもそんな感じがします。

 

好きではない人間性なので再登場しないでほしい

なんか怖いんですよね。何度も言ってしまいますが。同じ女だからわかる怖さなのかな。すごく怖いの。ねえ、怖いんです。(101回目のプロポーズ?)いつも全てを見抜かれているようで、特命係を利用しようとしている人がまた増えて。

 

私、基本的に相棒に出てくる悪女って好きなんですよ。片山雛子とか、風間楓子とか。たぶん彼女たちには彼女たちなりの信念があるから、好ましく思えるのだと思います。

 

でも、彼女は違う。信念はない。男を養分に生きて吸い尽くして、用済みになったら捨ててしまうような。そこに罪悪感も何もないような。不気味さがあるんです。しかも、罪が明らかにならなかったことにもやもやしました。

 

なんだか冠城君あたり、いや青木君かもしれないな、まあどちらかがたぶらかされそうな雰囲気さえあります。しかも、「あの二人使える!」って特命係のことがいろんな意味でお気に入りでしたしね。もう連城さんも取り込まれてるんじゃないの?

 

私としては毒婦、という名前にふさわしく、なんだか毒に犯されるのが怖いです。なので、人間性も好きではないので、再登場しないでほしい。ああいう人に特命係が壊されるとか本当に嫌です。全然待望していないので、出ないでください。

 

これだけの嫌悪感を植え付けられるほど、強烈なキャラクターではあったのでしょうね。

 

次回:特命係の亀

右京はオフィス街でリクガメと遭遇する。後を着いていくと、血を流して倒れているホームレス男性を発見。右京と冠城が男性について調べると、新聞に掲載されている単価の詠み手であることが発覚。 しかも、彼が失踪した国土交通省の官僚であることもわかり…

皆さん、予告の伊丹の言葉を聞きましたか?「特命係の亀…」ですよ!芹沢もはっとしていましたね。うわあああ、懐かしいよー。「特命係の亀山~」じゃないですか。まさか亀山君ではなく亀が登場するとは思いませんでした。

 

それだけで十分にテンションが上がる予告でしたので、ものすごーく楽しみにしております(笑)脚本家さんのセンスが最高です!

 

 

aoikara

 

▼相棒17 第7話「うさぎとかめ」記事はこちら

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▼相棒17 記事一覧はこちら

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