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相棒17 第1話「ボディ」感想 改めてやっぱり相棒は面白い

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相棒での感想を書いてみたら、他のドラマとは明らかに違う熱量を持っていることに気づいたaoikaraです。あー、私は相棒が好きなんですねと再認識しました。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒17 第1話「ボディ」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

 

第1話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:とよた真帆 利重剛 谷村美月 芦名星 柄本明
  • 脚本:輿水泰弘
  • 監督:橋本一

 

第1話「ボディ」あらすじ

資産家一族がもくろむ完全犯罪ーボディはどこに?

国家公安委員を務める大学教授・三上冨貴江(とよた真帆)の自宅で殺人が発生。殺されたのは冨貴江の義理の父で、教育法人鬼束学園の理事長・鬼束鐵太郎(中田博久)。殺したのは冨貴江の夫の鋼太郎(利重剛)。

 

冨貴江を不倫で家から追い出そうとして鐵太郎を殺してやったのだと鋼太郎は言う。冨貴江は殺人を隠蔽するために、鐵太郎の若い後妻・祥(谷村美月)に失踪届を提出させる。

 

後日、写真週刊誌・週刊フォトスで記者の風間楓子が、鐵太郎の失踪や祥の放蕩三昧を取り上げる。記事に興味を持った特命係の杉下右京(水谷豊)、冠城亘(反町隆史)、そして左遷させられた青木年男(浅利陽介)は独自に事件を捜査。

 

国家公安委員長で衆議院議員の鑓鞍兵衛(柄本明)にまで話を聞く右京。そして、意図せず自分のクビを賭けて鬼束家を捜査することに…。

 

GOODポイント

  • ドンファン、週刊誌の悪意、大学ネタ…今年のいろいろあったのを詰め込んだ感じがするのは私だけでしょうか?
  • 特命係の右京さんの紅茶シーン、カッコイイ。冠城君のコーヒーシーン、カッコイイ。青木君、かっこよくない。このアンバランスさが相棒だから良いですね。うんうん。
  • 特命係に勝手に青木君の部屋が出来ていた爆笑w。「サイバーセキュリティ対策部 分室」とはまあ勝手に作っちゃって。本人曰く、その文字は「模様」だそうですよw
  • 特命係はかつて「陸の孤島」と呼ばれていましたが、青木君の場所はもう孤島の孤島。これは「特命係の引きこもり~」ですね。私もほぼ引きこもりなので親近感。
  • 鬼束(おにづか)、学校関係、家をぶっ壊す…これは反町さんのGTOいじりということでよろしいでしょうか?
  • 青木「制裁を受けていたら反省はいらない」姿勢ね。おまえは反省しろ!低俗な雑誌とか言って愛読してるじゃないの!
  • 青木「じじいが若い後妻もらって長生きできるはずがない」のパワーワード。「若い後妻をもらってご老人が長生きできない」と丁寧な言い方に替える芹沢にもちょっと笑いましたw
  • 特命係には捜査権がない。だから、事件についての「話し相手」になる、という甲斐さんの解釈にはなるほどなぁと思ってしまいました。偉い人は言い訳を考えるのがお上手だなぁ。あれは甲斐さんの気遣いというより、何か察して真実をほじくり返してやろう、という風に見えてならないですが…。
  • 伊丹「特命係のご両人~」がすっかり定着。
  • いつもいつも特命係に首を突っ込んで、捜査一課は暇なのかな…。
  • 青木君はなんか思い込みが激しいですよね。右京さんの「なるほど」が自分の意見に賛同してくれているという超解釈には頭が痛みます。
  • 衣笠「(青木は)出来損ない。出来が悪い」という意外な本音が聞けて驚きました。でも特別な感情がある…隠し子?
  • 甲斐「出来が悪い息子ほどかわいい」からのカイト君は…もう。切ないなぁ。成宮寛貴さんへのメッセージでもあると思うんですよ。相棒の世界では、カイト君もまだまだいるからね。信じているからね。そんな気持ちになりました。
  • 刑事部長の撮り方だけ照明が違いすぎて笑ってしまいました。
  • 花の里にいる風間さんの「おかえり」に対して、冠城君の「良いですね、この感じ。ほっこりしますね」というこう、敵ではないですよというかわし方が見事だなぁと。ただの世間話じゃないでしょ。
  • さっちゃんの老けなさがすごい!さっちゃんだけ見たらどのシーズンか全然わからないくらい若いー。今シーズンもおキレイです。
  • 上手にはぐらかす楓子に対して、「女の子を興奮させられて光栄」と返す冠城君の女たらし感。これはセクハラ!
  • 冠城「我々捜査権がないもので」=捜査一課をこき使います宣言。
    伊丹「聞いた?」
    芹沢「ね~え、悪魔ですねこの二人」
    間違いない。
  • 青木「何気に僕をディスるな!冠城亘!今は仲間だろ!」
    どの口が言ってるんだ!
  • 冠城君、急遽の「遽」って手書きできるのすごいな。私は…普通に無理だ!
  • 右京さんの柄ネクタイと、色シャツとか、地味にスーツでの遊び心が出ている!おしゃれ!
  • てるお「新築の離れを破壊しろと!?」
    右京「ええ」
    てるお「“ええ”じゃない!」
    それな。
  • 冠城君、勝手に右京さんに賞金首をかける。しかも失敗ってこらー!

 

気になったポイント

  • 遺体のそばに割れている物を見て、「土偶…?」となりましたが、土器だったようですね。土器のコレクションもありましたし、ああいうのって管理に書類とかあるんじゃないかな?それで土器の数が足りないことから凶器として浮かび上がって…とか次回でそんな展開ありませんか?
  • あの不気味な絵はなんなんだろう…。あの絵に遺体の血が飛んでるとかないですか?あれだけが現場にあったものじゃない?
  • 週刊フォトスの編集長の「宝石がキラキラ光り出す」のくだりは若干クサかったです。輿水さんっぽいけど。それが良さでもあるんですが。正直な感想です。
  • 甲斐さんは三上さんのことを見抜いていて、わざと特命係の二人を派遣したような気がするんですよね。
  • 人前で自分の父親の新妻を呼び捨てするのはちょっと違和感。あの二人はデキているんじゃないかという気もします。でも、敬語で話す仲だし、よそよそしい気もします。謎だなぁ。
  • 甲斐さんと三上さんもそういう関係だったんですね、きっと。そういうのばっかりね!

 

感想

まずは愛すべき人に感謝を込めて

今シーズンの感想を述べる前に、悲しい別れがありましたので、思いを述べさせてください。

 

まずは長年相棒に出演してくださっていた、瀬戸内米蔵役の津川雅彦さん。独特の存在感で、長いシーズンに出てくださって本当にありがとうございました。物語にコミカルさを生み、それでいて引き締めてくれる存在は稀有でした。語り口はつい聞き入ってしまいました。とても残念です。

 

そして、初回から特命係を覗き続けてくれた、大木長十郎役の志水正義さん。特命係がどういう場所なのか、言葉はなくとも十分に語ったくれる存在でした。本当にいなくてはならない人なんですよ。組対五課に、特命係を覗くところに、大木さんの顔が見えなくなってしまうのはあまりにも寂しい。つらいです。初回放送の最後にも追悼メッセージがあり、心に来るものがありました。

 

お二方とも、本当に好きでした。相棒ファンの私としては、とても愛すべき方々でした。相棒ある限り、お二人は相棒の中で生き続けてくれると思います。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

新OPは「手が届かないものを目指す」?

相棒17の新オープニングも公開されましたね。二人で何かを追うようにはしごを登り、冠城君は昇り続けるも、右京さんは別の道を見つけて途端に飛び降りる。二人でどこかに辿り着く、というような展開でしょうか。

 

はしごをちょこまか上る姿に「脱出ゲームみたい!」という感想を抱いた、想像力のない私です。

 

二人で答えの分からない場所を求めて探し回り、右京さんはちょっとした機転で真実に急激に近づくこともできる。だけど、冠城君もちょっと送れて真実に辿り着く、みたいな感じでしょうか。

 

答えがわかっているのにわからない

さて、今シーズンも相棒が始まりました。今回は古畑任三郎形式と言いますか、犯人側の視点から始まり、結論がわかっている上で物語が進んでいきました。Season2 第11話「秘書がやりました」を思い起こさせるような展開でした。実に輿水脚本っぽい。

 

多くを語らず奇妙な始まりだなぁとも思いました。司法取引から「モスキート音」で、司法に関することかと思いきや、スマホのバイブレーション音で。夫が「殺した」と言い出して。夫は妻の浮気を了承していて。若いお手伝いさんか娘かと思いきや、まさかの老人の妻で…いきなり情報力が多くて複雑な展開です。

 

ただ、犯人という答えがわかっているはずなのに、なかなか辿り着かない。辿り着くかと思ったら、全く違っていて「どういうこと!?」となっている感じです。

 

副題が「ボディ」とあるように、ボディ=遺体が見つかれば犯人側はゲームオーバー、警察としては事件解決なわけですが、そのボディが見つからない。あると思っていた離れの基礎の下にもない。

 

答えがわかっているようで、殺された人物との関わりだとか、不倫相手との関係性とか、家族のより複雑なこじれ方とか、わからないことがたくさんあることに気づくんですよね。次週に続くので、納得できる答えを出してほしいです。

 

結末をいろいろ予想

鋼太郎と祥が冨貴江を陥れたい説

冨貴江のために鋼太郎が鐵太郎を殺したというのは嘘で、鋼太郎と祥がデキていて、冨貴江を陥れようと画策したのかなとも考えました。にしては、自分が殺すというのはあまりにもリスクが大きすぎますが。

 

死なば諸共精神で、妻を巻き込んで破滅させようとしたならアリかもしれませんが。遺産とかお金絡みで夫と新妻が結託して殺したとか?でも、殺さなくてもなぁ…という気もします。

 

殺した理由がそもそも別説

冨貴江の浮気を暴こうとしたから鋼太郎が鐵太郎を殺した、という動機を説明していましたが、疑わしいですよね。殺意自体は本当に単純なことで、自分を侮辱する父親に対してかっとなったから衝動的に殺したような気もします。

 

浮気を調べていたのも本当は鋼太郎で、殺害した理由として使った。あるいは祥がアドバイスしたのかなぁとも。

 

殺した人間がそもそも別説

そもそも、鋼太郎が殺したのかも疑問なんですよね。リフォームのことを突っつかれて焦るくらいの器の小ささなのに、人を殺して冷静でいられる人なのかという疑問もあります。

 

彼は「冨貴江の夫」を演じようとすると、うまくできるタイプに見えます。妙に冷静なところがあって、ただ頭が悪いわけではないように思います。だからこそ、自分が殺したのではないけれど「妻のために父親を殺した夫」を演じるのはできたのかなと。

 

となると、なんとなく祥が殺したような気もするんですよ。こうなると動機がわかりませんが。さっさと金を自由に使いたかったのかな?すぐに使ってしまうような短絡さもありますし…。うーん。

 

不倫相手の存在が怪しすぎる説

冨貴江の不倫相手の中迫君も気になるんですよね。本当に不倫しているだけ?別の目的があるような気がしてしまいます。風間さんが写真を見て笑っていたのも気になるし…。

 

誰かとつながっていて、あえてスキャンダルを作ろうとしていたとか。つまりは冨貴江を陥れようということですよね。

 

それが誰なのかはわかりませんが。例えば夫かもしれないし、殺された鐵太郎かもしれないし。風間さんも気になります。二人の不倫関係を知っているような様子だったのに、特ダネを掴んだという達成感もないし、訳知り顔だったというか…。

 

彼はただの不倫相手だけで終わる気がしないなぁ。

 

柄本さんが陥れようとしている説

鑓鞍さんが彼女を陥れようとしているのかなとも思いました。別件で気に入らないことがあって、これをネタに落ちてもらおうという。

 

何度もかかってくる電話に尋常ならざる気配を感じて、記憶に残るような嫌味の言い方をしたのかなと。全てをわかっていたとは言いませんが、何らかを察してあえて記憶に残るような言い方をしたように感じます。

 

政治家はこの件だけでなく、今後も黒い人物として出てくる予感もあります。

 

右京さんが首に!?…では驚かない

特命係が3人という新体制になったのにもう2人になるのか…なんて勝手にしみじみしました。冠城君、明らかにやりすぎですね。悪くはないですが。面白いという意味で。ちょっと前に冠城君は「右京さん、あなた何様だ」と言ってから、もう自由にやることを決めたのかな。

 

にしても「俺が特命係を盛り上げる」と悪びれることもない様子には、さすがに「こいつー!」と私が右京さんの代わりに怒りたくなりました(笑)

 

冠城君は右京さんを尊敬はしていると思うんですけど、ときどき扱いが雑ですよね。おそらくは冠城君の元来の性格が軽薄なせいでしょう。

 

でも、正直右京さんが首になるのでは驚かないんですよね。何なら一回やめさせられていますし。そんなに重いことではないというか。「あー首になるんだー。まあ、どうにかなるっしょ」という気持ちになってしまうのが、私の悪い癖。

 

右京さんが首をかける重みがあるから、これは遺体が出てくるだろう…みたいな流れはありましたよね。これで普通に遺体が出てきたら面白くないなぁ、と思っていたので、むしろもうひとひねり展開があって安心しました。

 

むしろ右京さんの首ごときで捜査令状を取ってきた警視庁がお粗末だとしか思えないのですが…。証拠持ってくるのが捜査一課のお仕事では?

 

言い様によっては「捜査令状を求めたら首を要求された」とか右京さんが言えば、パワハラの告発みたいにもなりますしね。右京さんにはいくらでも手がありそうです。

 

右京さんの発言の真意

右京さんと冠城君が、離れをぶっ壊すぞー計画について、内村刑事部長と中園参事官に話しているとき。右京さんは気になる言い方をしたんですよね。

 

「離れを壊したら遺体が出ますよ」

 

とは言ってるんですけど、「離れに遺体が埋まってますよ」とは言ってないんですよ。伊丹と芹沢は言ってたような気もするけど…。離れを壊すことによって右京さんが何らかを得て、結果的に遺体を発見することにつながるのではないかと。

 

右京さんが予測と違ったら「僕としたことがっ!」的なこと言うんですよ。そうでもなく、あっさりと受け入れていて、余裕な笑みも浮かべていて。何かにもう気づいているのかなぁと思うと、わくわくします。

 

一軒作って壊したとしたらめっちゃクレイジー

というか相棒、小さな家を一軒作ってそれを壊したんですか?現実で?だとしたら、本当にクレイジーですよね。後から見返したときに、「あーこれ後々で壊すんだなぁ…クレイジーだな」と思いながら見てました。

 

本当に家を作って壊したのかはわかりませんでしたが、劇的ビフォーアフター並みのカメラアングルも加えました、「なんということでしょう」な気分にはなりました。コレ全部が無駄だったんだ…という最大限の演出だとしたらものすごく見事ですけどね!わからない!

 

次回:杉下右京の残務処理

遺体捜査が空振りに終わり、右京の退職は規定路線となっていた。が、当の本人は「残務処理がある」と言って捜査を続けている。徐々に鬼束家の面々を追い詰めていくが、週刊フォトスに一軒家ぶちこわし捜査を報じられ、右京は辞表を求められ…。

 「残務処理」だけで首になるまでしっかり働く右京さん。ハートが強すぎてすごいです。とにかく遺体がどこにあるのかですね。カギとなるのは土器、絵画、中迫君かな…と勝手に予想。次週の解決編を楽しみにしております。

 

 

aoikara

 

▼相棒17 第2話「ボディ~二重の罠」記事はこちら

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