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相棒17 第12話「怖い家」感想 相棒をホラー風に撮ったとしたら

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霊感は全然ないaoikaraです。小さい頃にはあったけど、とかもないです。一度もそういうのを感じたことがなくて、でもいたら怖いな~とおびえる小心者です。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒17 第12話「怖い家」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒17 第11話「密着特命係24時」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第12話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:南野陽子
  • 脚本:山本むつみ
  • 監督:杉山泰一

 

第12話「怖い家」あらすじ

中園照生参事官(小野了)が、霊感があるという妻に尻を叩かれ、特命係に奇妙な依頼を持ち込んできた。聞けば、依頼主は中園の妻の知人らしく、引越し先の家で次々に不可解な現象に見舞われているため、原因を突き止めてほしいという。

 

心霊関係が苦手な冠城亘(反町隆史)は難色を示すが、以前から幽霊の存在に興味がある杉下右京(水谷豊)は大乗り気。問題の家を調べ始める。

 

心霊現象を訴えているのは、宮川厚子(南野陽子)という主婦。2か月前に引っ越してきたその家は、夫の亡くなった義父母のものだったという。

 

厚子によると、義母のタンスの引き出しが開いていたり、誰かが階段を上る音が聞こえたりと、おかしなことが続いているらしい。その後も浮かび上がる血の手形、現れては消える死者など、不可解な現象はエスカレートしていき、ついには命を落とす者まで出てしまう。

 

右京と冠城は、起きてしまった変死事件と、宮川家の一連の心霊現象との関連を調べるが…。

 

参考元:第12話「怖い家」2019年1月23日(水)|ストーリー|相棒 season17|テレビ朝日

 

GOODポイント

  • 照生って花の里に本編で来たのは初めてかな?普通になじんでましたね。
  • 照生の奥さんがタロットカードサークルというのは、存じ上げてましたがやっぱり面白い(笑)「あなた、こんなとき役に立つ部下の一人や二人いないの!?」と言われて、まあ呼び出したのが特命係の二人って、本当に便利屋扱いですね~。
  • 冠城君「特命係はゴーストバスターズじゃないんですよ!」w
  • 右京さんがホラーに出てくる警察や保安官を「無能」呼ばわりしていたのは笑いました。「ホラーあるある」を述べたり、今回の右京さんはおふざけが過ぎます(褒め言葉)。
  • 厚子さん、「けいさ…」と警察と言いかけて、「計算とかをしてもらう税理さん」と言い直す機転のきき方が素晴らしい。「役所からの転職」と言う冠城君、部分的に本当のことを言ってますね(笑)
  • ホラーの見方、右京さんウキウキ。冠城君びくびく。青木イライラ(なんでそっちに逃げるかな~)個性それぞれですね。私は冠城君派で、見られません(泣)
  • 右京さんの「心霊現象研究協会」の話は面白かったですね。そんな組織があるとは。調べてみたら本当にあって、インテリって変な人が多いな~(右京さんも)という感想を抱きました。
  • 消えるインクの仕組みを知って、なるほど!となりました。とはいえ、断りもなしに冠城君のシャツにシュッシュッと吹きかける右京さん、サイコパスみがすごい!
  • 怖くて思わず抱き合う冠城君の照生の貴重なシーン!たぶんこの先もないでしょう(笑)

 

気になったポイント

  • サカイ引越センター!がっつりスポンサー!
  • 春木みさよさんが出てきたときに、「あれまた!?」となりました。相棒でよく登場される女優さんです。しかも、役柄がだいたい…これ以上はよく見ている方ならわかるでしょう。
  • 幽霊みたいな格好して外に出て脅かしていましたけど、よくあれで外で歩けたな。誰かに見つかったらその方が目立つし通報されそうですけど。

 

感想

相棒×幽霊はやっぱり面白い

幽霊が大好きな右京さんと、幽霊が大の苦手な冠城君の、幽霊ネタが面白くないわけがないんですよね。相棒では何度も幽霊ネタはありましたが、使い古された感はなく、やっぱり右京さんの好奇心旺盛さと、冠城君のおびえる感じが対照的で、面白かったです。

 

今回はまさかの照生こと中園参事官が持ってくるネタというのも良かったですし。奥さんが霊感あるネタ、映画の裏相棒にてありましたね~。そういう小ネタも面白かったです。

 

暇課長の奥さんもホラー好きだとか、青木君もツッコミながらホラーを見るとか、登場人物の描き方もそれぞれキャラが生きていましたしね。

 

私は基本的にホラーが苦手なんですが、今回は「相棒の演出だから!」と思うと全然平気でした。相棒でホラーを撮ったらこんな感じになりました、ってところでしょうか。

 

事件の“キッカケ”が不可解

幽霊屋敷という設定は面白かったと思います。一方で、ストーリーやトリックの辻褄が合わないところもあったのが気になりました。

 

そもそもの事件のキッカケですよね。両親が叔父を殺し、その遺体を庭に埋めたのを目撃した兄妹が、それを隠すためにしでかしたことでした。ところが、叔父は殺害されたのではなく自殺で、遺書に自宅の桜の木の下に埋めてほしいとあったので、両親は死体を埋めたと。

 

いやいや、普通に火葬にして、遺灰を桜の木の下に…で良いのでは?遺体をすぐに埋めようとするという両親の発想が謎でした。変な辻褄合わせじゃないかなぁと。

 

亡くなった叔父さんには借金があったらしいので、血のつながっている親族として借金を背負いたくなかったという解釈もできるのでしょうか。しかし、死体遺棄だって犯罪には変わりありませんからね。犯罪を犯すリスクは高すぎますし、良い話でもないというか…。

 

結局、厚子さんが前に住んでいたマンションでの幽霊騒動はなんだったのかとか(たぶん気のせいなんでしょうけど)も気になりますし。

 

個人的にはストーリーとトリックに、少しついていけませんでした。コメディとして見たら面白かったという人もいたので、これは本当に個人の感想になってしまいます。

 

家族の問題は解決していないような…

厚子さんの夫である柊一さんは、幽霊で奥さんを脅かして改築を断念させたり、家を出て行かせようとしたりしたことを、「この方法しかなかった」とおっしゃっていましたが、いやいやいや!

 

幽霊の格好して、奥さんを怖がらせて孤独にさせるって、ひどくないですか?それに対して心配するそぶりを見せるならまだしも、前にあったことを利用して「気のせいだろ」って夫として最低じゃないですか。それとなく別の理由を伝えたり、方法はいくらでもあるでしょう。

 

問題があっても向き合わず目を背ける夫に、思い込みの強い妻に、いざこざがあった息子と…家族の問題って何も解決していませんよね。なんなら、柊一さんの妹の小枝さんは間接的に人を死なせちゃって、娘さんも美大に進学どころじゃないだろうし…。

 

しかも、庭に遺体が埋まっていた家にこれからも住んでいこうって、私ならできないなぁ。

 

なんとなく家族の良い話風にまとめていますけど、根本的に当人同士が向き合えてないという問題は解決していませんし、「あなたたち家族の問題で人が一人死んでるんですけど、家族でめでたしめでたし…で本当に良いの?もっと悔いるべきでは?」と思ってしまいました。

 

幾代さんかわいそう…

誰よりかわいそうなのは、ご近所の幾代さんですよね。ちょっとお節介なところはありますが、ただ外をジョギングしていただけで、驚いて階段から落ちて死んでしまうなんて…。あの家の事情に巻き込まれただけですからね。

 

驚かせてしまった小枝さんは、罪状としては重くないかもしれません。過失致死、でしょうか。しかし、自分たちのしたことで人を一人死なせてしまった、ということをあの家族はもっともっと重く受け止めるべきだと思います。

 

両親が人を殺したのではと、柊一さんや小枝さんが深刻に思い詰めていたのは理解できますが、やるべき方法が合っていたとはどうしても思えないです。

 

もっと南野陽子さんを引き立てても良かったのでは…

ゲストの南野陽子さんが演じてらっしゃったのは、ホラーが好きで、ホラーに悩む普通の主婦でした。うーん、ちょっと違ってたら、もっと南野陽子さんらしさが出たんじゃないかなぁ…。あれって南野陽子さんじゃなくても良い役柄だと思うんですよ。

 

もっと違う役柄で見てみたかったなぁ、とも思ってしまいました。いや、十分に存在感はあったんですけど、なんだろうなぁ、うーん。

 

合う合わないはありますね。私はあまり合わない話でした。

 

次回:フリマアプリで出会った二人の女

ある夜、冠城は思い詰めた様子の女性を見つけ、声をかけるも話が発展せず。後日、その女性が自殺してしまった。思い悩む冠城だったが、右京は彼女の死が自殺ではないことを疑う。半年前から無色だった彼女は、フリマアプリを利用し日銭を稼いでいた。そこで知り合った女性がもう一人…

ゲスト:大和田美帆 大路恵美
脚本:神森万里江
監督:片山修

 

なんとなく、次回のあらすじを読んで、とても良い方向に転べば名作になりそうだなという予感があります。社会問題を明かしていくとか、俳優さんの演技がすごく良いとか、何かありそう…。謎の予感です。次回も楽しみです。

 

 

aoikara

 

▼相棒17 第13話「10億分の1」記事はこちら

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▼相棒17 記事一覧はこちら

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