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相棒17 第11話「密着特命係24時」感想 オールバック刑事×ワイルド刑事=相棒

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「警察24時」はあんまり見ないaoikaraです。この前やっていたときにちらっと見たのですが、警察って大変だなぁと思いました。大変な仕事ですよ。ご苦労様です。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒17 第11話「密着特命係24時」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒17 元日SP 第10話「ディーバ」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

第11話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:袴田吉彦 やべきょうすけ
  • 脚本:根本ノンジ
  • 監督:杉山泰一

 

第11話「密着特命係24時」あらすじ

内村完爾刑事部長(片桐竜次)のツテで、捜査一課に警察密着番組の取材が入ることに。ディレクターの野田(やべきょうすけ)が取材する中、弁護士の男が転落死し、その顔が赤く塗られているという不可解な事件が発生。

 

捜査一課の伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)はカメラを意識しながら捜査に臨むが、現場に特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)が颯爽と現れ、野田が2人をメインに撮影してしまったため、取材映像は内村によってお蔵入りさせられてしまう。

 

そんな中、右京はお蔵入りになった映像に、辞職した警察官・立花(袴田吉彦)が映り込んでいるのを発見。立花には、3年前、女性刺殺事件の犯人を正当防衛で射殺した過去があった。

 

事件後、立花は犯人遺族から告訴されたのだが、そのとき原告側の弁護についていたのが、今回転落死した男だった。偶然では片付けられない符合に気づいた右京と冠城は、捜査を続行。

 

弁護士の事務所から、意味ありげな暗号を発見する。また、立花と同期だった芹沢も独自に事件を追い始めるが…!?

 

GOODポイント

  • 冒頭から説明もなしに「警察24時」の密着番組風で面白すぎます。
  • たしかに捜査一課の密着取材って、見たことないですよね。「警察24時」系はあまり見ないのですが、どこまで撮影が入っていけるものなんだろう。
  • 捜査会議中の照生のカメラ目線(笑)
  • 「暇か!なんてね」青木君の偽物だった!
  • 芹沢はスイーツ刑事「ピンクネクタイ刑事」かと思ったわ。
  • 伊丹に「やめちまえ!」と言われてしょんぼりする芹沢。ちゃっかり花の里に行ってますね。
  • 芹沢が立花さんと良い関係性を語ってて、「俺の同期とは大違い」と言う冠城君に笑いました。同期=青木君、そりゃそうね(笑)
  • 花の里の女将・幸子さんの帯、すごく素敵でした!星と月が描かれていて、夜空みたいな柄だったんです。なんてハイカラな。おしゃれだわ~。
  • 右京さん、「オールバック刑事」って気に入ってなかったんですね。たしかに、冠城君はワイルドって褒められていますが、オールバックで単なる髪型の特徴ですもんね。大河内さんとかもオールバックだし。不満げな表情が面白かったです。冠城君にぐいぐい聞くところもwじゃあ…「細かいことが気になる悪い癖の刑事」で。長い!

 

気になったポイント

  •  「面白ければいい」ってスタンスでどんどん撮影しちゃうテレビマンっていう部分もちゃんと映されていて良かったです。結果的にあれは役立ったけど、傷つく人もいることは忘れないでほしいな。人とかテレビ局にも寄るそうですが、取材とか本当にひどいところもあるみたい。話に聞いたことがあります。
  • 青木君、勝手に動画ダウンロードしたんだろうな。そもそも盗み撮り好きだもんね。お蔵入り動画を盗み取り、ってそれ窃盗じゃないのかな。こら!
  • 右京さんが立花さんに、「人を殺したとはいえ、方法は間違っていなかった」と言ったのに違和感。立花さんの証言を引き出すためだったのかもしれませんが、逆なんですよね。正当な理由だったとしても、人を殺してしまったっていう重さは感じるべきなんじゃないかなと。

 

感想

特命係へのテレビ密着が面白すぎる!

今回はなんといっても「警察24時」風の「密着特命係24時」が面白すぎましたね。普段はああいう番組は見ないのですが、あの特集だったら私見ちゃう(笑)このネタを思いついただけでも素晴らしいな~と思います。

 

密着の主役は捜査一課だったはずなのに、 特命係に颯爽と主役を奪われていたのもおかしかったなぁ。特命係ってだけでお蔵入りになるってので爆笑。

 

まあ、そもそも捜査権のない部署で捜査していることが公になると、まずいといえばまずいのでしょうか。単に内村刑事部長が気に食わないだけだけですけどね。今回は、実際に事件の証拠映像があったから、お蔵入りは確定でしょう。

 

相棒のスピンオフドラマとかで、警察24時の密着番組風にフルで作ってほしいですね。十分見られて、面白そうです。

 

相棒キャストに「〇〇刑事」と名付けるなら…

テレビ番組的に見やすくするために、わざわざあだ名を付けるのでしょうね。右京さんは「オールバック刑事」、冠城君は「ワイルド刑事」でした。主人公感あふれる二人が格好良かったですね。

 

というわけで、相棒の他のキャストについても、勝手にあだ名を考えてみました。

 

確定
  • 芹沢:スイーツ刑事
  • 暇課長:パンダ刑事

 

未確定
  • 伊丹:目つき悪すぎ刑事
  • 大木&小松コンビ:覗き刑事
  • 陣川君:残念イケメン刑事
  • 捜査一課にいる刑事:赤井英和そっくり刑事

 

歴代相棒
  • 亀山君:熱血刑事
  • 神戸君:キザ刑事
  • カイト君:おぼっちゃま刑事

 

番外編
  • 内村刑事部長:甘い物と餅つき大好きイライラ刑事部長
  • 中園参事官:不毛なのは私の頭だけにしていただきたい参事官
  • 大河内さん:ピルイーター監察官
  • 益子さん:猫・釣り大好き鬼鑑識
  • 青木君:こじれ男子のサイバーセキュリティー捜査員

 

どうでしょう。もはやあだ名というか、説明になってしまっていました。他のキャストも考えてみたいなぁ。

 

悪意に悪意が重なり、不幸になってしまったような

ペンキが何かのメッセージ性があるんじゃないかとか、推理をハズしたりはしたんですが、被害女性の部屋から暗号が見つかったときに、事件の全容が見えました。そこからだいたいの推理が当たってスッキリ。

 

密着取材がなかったら、わからなかったかもしれないのかなと思うと、ちょっとぞっとしたり。まあ、右京さんのことですから、きっと別の糸口を見つけたと思うんですけどね。

 

本筋の事件はなんというか…悪意に悪意が重なって、一人の警察官が不幸になった事件という印象です。そもそも脱税していた父と息子が、お金のないホステスに裏帳簿をネタに脅されて金を要求され、息子がホステスを殺し、息子は警察官に銃殺され、その警察官を父が弁護士と一緒に訴え、事件の裏を知った弁護士が父を脅して殺されて、警察官が罪をかばった…。

 

父親も、息子も、ホステスも、弁護士も、みーんな金に汚くて、みーんな悪い人間なんですよね。自分たちのせいで、自分たちが不幸になった。あの父親が警察官だった立花さんを責めて良い理由なんて一つもないんですよ。自分が悪いことをして、それが見つかって自分が不幸になっただけなんだから。

 

悪意だらけにそりゃあ右京さんも激高するよなぁ、と思いました。久しぶりに怒ったシーン見て、スッキリしましたが、やりきれない。

 

何より、痴情のもつれで娘を殺されたと思っているお母さんが、娘が金をゆすっていたと知ったら、ものすごく傷つくだろうなと。被害者だと思っていたのに、娘もまた酷い人間だったわけですよ。しかも、もう償えもしなくて、残された遺族はずーっと苦しんで生きていくのだと思います。

 

みんなを不幸にするから、やっぱり犯罪はダメです。追い詰められたら人は凶暴にもなるけど、もっとつらいことになるだけ。殺されちゃったわけですし。

 

警察官としては、やっぱりダメだよ

警察を辞めてしまった立花さんは、そんな悪意に巻き込まれてしまったのでしょう。そういう意味ではかわいそうですが、警察官はそもそも悪意にまみれた人たちと向き合う仕事だから、やはり警察官としては立場がなかったのかなと思います。

 

とはいえ、私はそんな風に人を判断できるほど、立派な人間ではありません。立花さんのように追い詰められて、正常な判断ができなくなってしまうのは警察官としてはダメです。でも、厳しく責めきれない。同情する気持ちも多少ある。

 

ただ、襲ってきたわけでもない人を拳銃で撃って命を奪ったのは、過剰防衛というか、殺人ですからね。その重さに絶えかねて警察官を辞めて、自分が罪を被るなんてことは、絶対にあってはいけないです。

 

スイーツ芹沢が、ホットで良かった

芹沢って、「スイーツ」なんて言われているんですね。まあ、たしかに甘いですよね。たまり怒りますけど、怒りっぽいのは伊丹が担当で、基本的に芹沢は甘いというか優しいですもんね。でも、芹沢の優しいところ好きですよ。

 

ただ、今回の芹沢は熱かったです。ホット芹沢。立花さんは同期だから信じたいという気持ちもあったけど、伊丹に叱咤されてから心を入れ替えて、きちんと事件に向き合っていたと思います。

 

「間違ってる!」と立花さんに必死に訴えかけている姿は、芹沢が“警察官”で、“刑事”だからこそできることなんだなと思いました。

 

きっと、同期で警察官として歩み始めたスタート地点では、立花さんも芹沢と同じ気持ちだったと思うんだけどな。それがどうしてこんなことに。

 

立花さん本人の問題もありりますが、悪意に巻き込まれてしまった巡り合わせも十分にある。立花さんにも違う出会い、違う向き合い方があれば、まだ警察官だったのかも。こんなことにはならなかったのかも、と思うと切ないです。

 

そういば伊丹がやられていたときも芹沢は覚醒していましたし、今シーズンの芹沢はカッコイイシーンだらけですね。

 

次回:右京さんの大好物キター!

特命係は中園参事官の妻の霊感が縁で、とある奇妙な話をもちかけられる。中園参事官の妻の知人宅で、霊の仕業としか思えない不可思議な現象が起きていると言うのだった。幽霊に興味津々な右京は捜査に乗り気、一方で幽霊が苦手な冠城は嫌がりつつ、二人で捜査を始めることに…。

ゲスト:南野陽子
脚本:山本むつみ
監督:杉山泰一

 

そう、幽霊。って幽霊ネタ何回目よ!照生が花の里にいますね。そういえば奥様は霊感があるとか、以前の映画の告知をする裏相棒でおっしゃっていましたね。そのつながりかぁ。

 

ゲストの南野陽子さんは初出演。大物キター!女性を描くのがうまい山本むつみさんなので、どんな物語を紡いでくれるのか、とても楽しみです。

 

さてさて、幽霊大好き右京さんは、ついに出会うことができるのでしょうか!って、ドラマの主旨が変わってしまっていますね。来週も楽しみです。

 

 

aoikara

 

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