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相棒16 第12話「暗数」感想 物語のカギとなるのは“女性たち”

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同じ女性としては今回の話は許せない部分があるなぁ、と思いながら見たaoikaraです。衣笠さん、本当にやっちゃいけないことをしてしまったよなぁ。しかも自分の奥さんを傷つけることになるなんて、嫌な形の因果応報です。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒16 第12話「暗数」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒16 第11話「ダメージグッズ」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第12話 キャスト・スタッフ

  • ゲスト:筒井真理子 桜田ひより 長野里美
  • 脚本:山本むつみ
  • 監督:橋本一

 

第12話「暗数」あらすじ

警視庁副総監の衣笠藤治(大杉漣)が、サイバーセキュリティ対策本部の捜査員・青木年男(浅利陽介)と会食後、2人の暴漢に切りつけられる事件が発生。

 

衣笠は7年前、県警本部長時代に、カルト集団の一斉検挙を指揮した経緯があり、その関連も視野に入れて緊急対策チームが編成される。

 

一方、青木から事件の話を聞いた杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、独自の捜査に乗り出し、衣笠家を訪れる。

 

周囲は警備が強化され、許可のない者は門前払いだったが、以前、事件の目撃者として特命係と知り合った衣笠の娘・里奈(桜田ひより)の計らいで話を聞けることに。

 

衣笠家には、4年前にも脅迫めいた手紙が届いており、母の祥子(筒井真理子)はそれで体調を崩して今も療養先から戻ってないという。以来、家事は沖田晃子(長野里美)という家政婦が担っているというが、彼女の存在に引っ掛かるものを感じた右京は周辺を調べ始める。


副総監襲撃と4年前の脅迫事件に繋がりが?渦中の衣笠家で働く家政婦の“秘密”とは…。過去と現在が交錯する事件に特命係が光を当てる!

 

参考元:第12話「暗数」2018年1月17日(水)よる9:00~9:54放送|ストーリー|相棒 season16|テレビ朝日

 

第12話のGOODポイント

  • 青木君って、特命係を陥れようとする癖に、自分が不利な立場になったら特命係を頼るのね~。調子いいな~。
  • 「恨みってそういうものでしょ?恨まれている方は案外覚えてない」by 青木 怖いよー。
  • 【悲報】特命係、嘘を吐き、他人を騙して、人の家に上がり込む。いや、いつものことか。
  • 先週の第11話「ダメージグッズ」で性被害の描写が生々しくて嫌だった、という感想を書いたと思います。今回は悲痛な叫びの描写はあったものの、生々しくないし何度も映像を流すということもしませんでした。それでも、これだけ胸が苦しくなるんです。今回のような演出にしてほしいです。

 

第12話の気になったポイント

 特になし

 

感想

揺らり揺さぶられ

今回はいろんな過去の事件が散りばめられていて、どれが本当なのかなと惑わせながら、主軸ではない事件こそがメインに思える、濃厚な話でした。私、最近の山本むつみさん脚本好きですねぇ。

 

女性として祥子さんの気持ちを思うと、つらすぎる

4年前の脅迫事件の真相を祥子さんが話したときが一番つらかったですね。自分の夫が、強姦の帳消しに手を貸していたなんて知ったら、たとえ妻だとしても女性として軽蔑するでしょう。

 

それだけでもつらいのに、祥子さんには被害者と同じ経験があったわけですよね。演じている筒井真理子さんの演技がリアルで、本当にフラッシュバックしたかのように、苦しみもがいている姿を見ると、こちらまで胸が苦しくなりました。

 

そんな犯罪者の手助けをした夫と一緒になんか暮らせないし、復讐したいと思う人に手を貸したくもなるでしょう。夫が脅迫文を受け取っても思い至ることもなかったというのも、より祥子さんを傷つけることになったでしょうね。あれは本当につらかった。

 

それだけ、衣笠さんがやったことは闇が深いですよ。自分が一番大事にしたい人をも傷つけているわけですから。とんでもないことをしている。

 

祥子さんは家庭に戻れたわけですが、衣笠さんとの気まずさがなくなったわけではない。むしろ、その溝は深くなったような気がします。

 

衣笠家、どうなるんでしょうね。脅迫の件も隠してはいるものの、いつか里奈ちゃんは知るはず。それはなぜかと知ったら、父親のとんでもない隠し事を知るわけで…修復は難しそうです。

 

祥子さんも晃子さんも、母だったのだなぁ

晃子さんは娘が性暴力の被害者になって、捜査しないよう指示した衣笠副総監を恨んだ。その思いを知った、祥子さんも味方になってくれた。祥子さんが娘のそばにいられなくなったときに、晃子さんが付いていてくれた。

 

晃子さんが娘を思うように、祥子さんも里奈ちゃんを思っていて、その思いを託していたんだろうなぁ。そんな母親の思いを感じていたからこそ、里奈ちゃんは晃子さんのことを本当に信頼していたんでしょうね。特命係や田川さんに怒っていたのも頷けます。

 

晃子さんの思いも、祥子さんの思いも、里奈ちゃんにまっすぐに届いていてそれは良かったなぁ。

 

メインの事件が霞んだ…って犯人はおまえかーい!

そうそう、今回のメインは衣笠さんが暴漢に襲われた事件ですよね。すっかり4年前の脅迫文に関してが重すぎて、霞んでしまいました。

 

最初に疑っていることが実は違う、というパターンが多い相棒ですが、今回は捜査本部がにらんでいた通りカルト集団の犯行だったわけですよね。

 

なぜ7年も経って、というのは、おそらくミイラ取りがミイラになってしまった谷崎君が焚きつけたのでしょう。地味に準レギュラー化しつつあったのになぁ。元々常人っぽくない雰囲気はありましたが、そっち側になってしまったのか…。

 

警察が正義ではないとか、卵が生まれたとか、ちょっと伏線っぽいこと言ってますよね。カルト集団によるテロとか、そういう事件を引き起こす可能性もあるのか。ただの空虚な叫びなのかはわかりませんが。

 

っていうか、サイバーには若月君が戻ってきてくださいよ!ちょうど谷崎君の椅子も空いたし、ね?って、彼はどこにいるのでしょうか…。

 

全て衣笠が巻き起こしたこと

今回の事件って、全て衣笠副総監が巻き起こしたことが返ってきているだけなんですよね。7年前の事件はまあ検挙しただけで逆恨みに思われても仕方ないけれど、あそこまで闇が深いと自分の出世のために何かしら利用したのではないかと思うほど。

 

4年前の脅迫文をもらったとき、衣笠副総監は強姦されて自殺した女性のことを思い至ることもなかった、と祥子さんは語っていました。おそらく、後ろ暗いことが一つや二つではないから、ではないでしょうか。ああやって闇に葬ったことが、ものすごい数あって、今の地位にいるからではないでしょうか。

 

だから今回襲われたことも、家庭不和なのも、全て衣笠副総監が巻き起こした結果なんですよね。それを特命係が暴いたからだーとか言うのはお門違いというか、なんというか…。そろそろ衣笠さんにも改心してほしいものです。特命係の敵はいてほしいですけどね。危ういねえ。

 

次回:300回記念!みんな復活だよーわーいわーい!

横領で収監されていた瀬戸内米蔵が出所することになった。身元引受人は、尼僧の蓮妙。なぜか週刊誌の取材も来ていた。また、議員を辞めた片山雛子も、知人である瀬戸内を訪ねる。

 

そんな瀬戸内が墓地で偶然白骨化した遺体を発見する。身元不明。特命係の二人も捜査に乗り出し、社美彌子から気になる情報を聞き出す。

ゲスト:津川雅彦 木村佳乃 高橋惠子 矢野聖人 芦名星
脚本:輿水泰弘
監督:兼﨑涼介

 

うわーいよいよ、あの殺された人が明かされるのね!…って、みなさんこの事件覚えてます?もうSeason15 第1話のことなんて忘れているんじゃないか…。

 

日下部事務次官が冠城君?か社さんをこっそり調べるために送り込んだ男が、なぜか殺されて埋められていたんですよね。ここまで何も触れてこなかったけど、ついにですね。

 

そして、雛ちゃんとか瀬戸内米蔵とか、久しぶりのキャストが多すぎて私はもう泣きそうです。輿水さんの脚本だとスローテンポなのが心配ですが、ぱぱっと事件を展開させて楽しませてくださいね!

 

 

 

 

 

aoikara

 

▼相棒16 第13話「300記念スペシャル(前篇) いわんや悪人をや」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼相棒16 記事一覧はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼里奈ちゃんが前回出ていた話はこちら

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