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相棒16 第11話「ダメージグッズ」感想 陣川君ってこんなイイ男だった?

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陣川君役の原田龍二さんの認知度が上がってうれしいaoikaraです。ガキ使効果ってすごい。仕事のオファーも増えたようですし、何よりです。

 

というわけで今回のテーマはそんな原田さんが出演した…

 

相棒16 第11話「ダメージグッズ」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒16 正月SP 第10話「サクラ」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第11話 キャスト・スタッフ

  • ゲスト:原田龍二 真野恵里菜
  • 脚本:真野勝成
  • 監督:内片輝

 

第11話「ダメージグッズ」あらすじ

ロンドンで研修中だった陣川公平(原田龍二)が帰国した。2年前、好意を寄せていた女性が殺害され、犯人に私刑を下しかけた陣川。それからしばしの時間と海外研修を経て、一回り成長した姿を見せる。

 

が、本質的な部分は変わっておらず、今回もロンドンで知り合ったという女性について、特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)に相談を持ち掛ける。

 

それは、岡村咲(真野恵里菜)というざっくばらんな性格の女性で、不可解なメールを残して自殺した親友・武田麻里(川村ゆきえ)の死に疑問を抱いているらしい。

 

遺体が発見されたのは、立ち入り禁止の山深い渓谷。そこは少女時代を児童相談所で過ごした彼女たちが、苦難続きの人生を終わらせるか否か、胸中の覚悟を試す場所だったという。

 

捜査を進めると、麻里は「スナックを開いて人生をリセットする」と言っていたというが、その周囲には「シュガー」と呼ばれる白いスーツの男の影が見え隠れしていた。

 

渓谷から転落した女性の死は自殺か、殺人か?その周囲にチラつく白いスーツの男の正体は?立ち直り掛けた陣川が再び衝撃の事件と対峙する!

 

参考元:第11話「ダメージグッズ」2018年1月10日(水)よる9:00~9:54放送|ストーリー|相棒 season16|テレビ朝日

 

第11話のGOODポイント

  • 年末に2回も裸になっていた男が、こんなに格好良くなって帰ってくるとは正直思わなかったですw
  • 伊丹の背中の感度が上がってる!もともと噂されたら背中がかゆいだけじゃなかった?なんで特命係のようで特命係じゃない気配を感じ取れるのw
  • いきなり「エクスキューズミー!」で登場する陣川君に爆笑w西洋かぶれだ!w
  • オールバックの髪型に、パリッと3ピースのスーツを着こなした陣川君が格好良くて見惚れました。いつもの前髪をたらして、着慣れたスーツを着た陣川君も優しい雰囲気で好きなんですけどね。
  • 「人間、イギリスに行ったくらいで変わらない」と陣川君本人が言うのは驚きでした。「イギリスに行って大きくなって帰ってきましたよ!」とか言っちゃうタイプかと思ったので。成長を感じます。
  • 調子に乗っている青木君をめちゃくちゃびしっと怒るのが陣川君w意外な初対面で笑いましたw
  • 青木君は殺人現場の動画を見ながらご飯を食べるのに、売春の動画には不快感を抱くのがちょっと意外でした。正義感がないわけではないのかしら。それとも人との沸点が違うだけ?
  • 格好いい刑事に見えた陣川君でしたが、最後には「ユーアービューティフォー!」とにやけ顔で女性にせまっていくので安心しましたwそれでこそ陣川君よ!

 

第11話の気になったポイント

  • 咲さんに薬物使用疑惑がかかって取り調べをしたときに、右京さんが「ふざけてはいけません!」って怒ったのにちょっとびっくりしました。ちょっと怒るの早くない?
  • 麻里さんが付き合っていたというクロツチという男、クズっぷりがひどいなぁ。女性を薬漬けにして、彼女にお金を脅し取らせて。「クソほど愛していた」とか元カレのことを「前任者」っていう言い回しとか、なんか全部が嫌!裁かれるがいい!
  • 青木君が陣川君に目を付けそうで怖いな~。「特命係に関わってる」「なんか怖いんですけど」とか思っていそうで。

 

感想

陣川君、成長して良い男になってしまった…

久しぶりの陣川君!2年ぶりですかね。本当にうれしかったです。本当に本当に「おかえり!」という気持ちでした。

 

成長していてほしいけれど、やっぱり昔のままでいてほしいなんていう気持ちがあって。ところがどっこい、ただ惚れっぽくて思い込みが激しくて、私情を持ち込んで突っ走ろうとする経理マンの姿はありませんでした。

 

自分のつらい経験から同じ過ちを犯しそうになった女性を救い、そこに私情を挟むこともない。冷静に事件を見つめて、厳しくするところは厳しく(主に青木君にw)。「あとは任せて」と言い、本当に任せて頼りになる刑事になってしまいました。

 

「残念なイケメン」が陣川君の代名詞だったのに、「全然残念じゃない男前」になってしまいました。見ていて「かっこいい…」とつぶやいてしまうほどに(笑)

 

まあ、イギリス帰りで英語ぺらぺらしゃべって鬱陶しいとか、最後の最後で女性に惚れっぽい部分は変わっていなかったという、本来の良さも失われていなくて良かったです!

 

陣川君を復活させる話としては100点だったと思います。脚本の真野さん自身が陣川君を絶望に追い詰める話を書き、そこから成長させて戻らせてくれたのは本当に見事でした。

 

今後も特命係に関わってきそうな予感

長年警察の経理だった陣川君ですが、ついに念願の刑事になりましたね!しかも右京さんの古巣の捜査二課。これはまた年に1回、いやそれ以上のペースで特命係に関わることになりそうですね。準レギュラー復帰、本当にうれしいです!本当の本当のおかえり!

 

題材としては苦手であまり見たくない

陣川君が格好良かった話だったんですが、事件の題材としては後味が悪かったです。少女売春っていうのがちょっとな…。しんどいし見ていたくない。

 

少女たちが追い詰められていた心理描写もあったのでしょうが、何度もあの気持ちの悪い男のフラッシュバックが蘇るのが苦痛でした。あの部分は二度と見たくない。

 

気持ち悪さを表現したかったなら、その効果は十分にあると思います。嫌なことだと知らしめるのは大切ですから。でも、相棒は以前から性犯罪を描いた作品があります。その描写はあからさまではなくて、それでも不快感を与えるものだったと思います。

 

正直、今回は生々しすぎました。最後の陣川君の爽やかさでなんとか見られたな、と思えるくらい。それが個人的には残念なポイントというか、見ていて苦しくなってしまう部分でした。

 

手を差し伸べなかったことを責められようか

あとは、自殺した麻里さんと最後に一緒にいた良子さんを、私は責められないなと思いました。自己保身の気持ちもあったかもしれませんが、そもそも麻里さんが好きになった男のせいで、もっと言えば麻里さんがその男を紹介したせいで彼女たちは少女売春を行うようになったわけですよね。その点で麻里さんを恨んでいても仕方がない。

 

でも、少女たちはある意味でそれが絆だった。だから、麻里さんを責める人はいなかった。つらい記憶としてずっと心の奥底にはあったけれど。

 

そして、麻里さんはいつも男のいいなりで、過去をネタに友人である良子さんをゆすってきたわけですよね。自殺してしまったから麻里さんが被害者のようになっているけれど、端から見ていると加害者はずーっと麻里さんのような気がしてしまうんです。

 

もちろん麻里さんだって、好きでこんなことしているわけではないでしょう。自分を追い詰めた親の影響で、男性にすがってしまう性格になってしまったのかもしれない。本当の悪は親や男たちかもしれない。

 

それでも、自分も苦しんでいることで友人をゆすって、それをNOと言われたから「追い詰められた」と自殺して、手を差し伸べなかった良子さんだけを責めるのは違うんじゃないかな、と個人的には思いました。

 

じゃあ誰が悪いのって、責任追及するのも難しくて。親や男たちはもちろん悪人だけれど、この社会全てが悪いと言ってしまうのも空虚な意見のようだし。どうしたら良いのだろう、どうしたら良かったんだろう、どこからやり直せば良かったんだろう。わからないです。わからないから、切なかったです。

 

ダメージグッズだから

親友が自殺して、そのとき大切な友人が一緒にいて、封じてきた経験を信頼している人に話さなければならなくて、咲さんはとても大変だったと思います。

 

それでも自分の過ちと向き合って、更生しようとしている。変わろうとしている。ダメージグッズだけれど、ダメージグッズだからこそ味わい深いものがある。そう自分を振り返ってやり直そうとしている。

 

それはたぶん、傷を負った人間という同じダメージグッズのような陣川君がそばにいてくれたからだと思います。そういう二人の話だったのかなぁなんて。

 

本当の人生だとこんなうまく気持ちを切り替えることなんてできないかもしれません。でも、ドラマ上では、やはり希望を抱いていたいです。ハッピーエンドでありたいです。だから、私はああいうラストで良かったなと思います。陣川君の強さと優しさが響いてくれたというラストで。

 

真野さんも喜んでいた!?

今回のメインヒロインだった咲さんは、ぶっきらぼうだけれど優しい女性でした。自殺したいほど苦しんでいて、復讐心だけて生きていて。それを陣川君が身を挺して救い出したのは、本当に格好良かった。

 

更生して、花の里のお手伝いするとかいう設定になっても良いのよ。そして、あなたと呑が飲みたくて、私と呑で待っててもいいのよ(笑)

 

そう、今回の咲さん役はハロプロの真野恵里菜さんでした。ところで…今回の脚本の真野さんと言えば、ハロプロファンなのではないかと相棒ファンの中で密かに噂されています。「さゆみ(=道重さゆみ)」という名前の女性が出てきたり、「夏焼(=夏焼雅)」「重道(=道重さゆみ)」という名前の男性がいたり。

 

今回もスーパーの名前に「ベリーズ(Berryz工房)」と出てきて、「やったな」と思っておりました。

 

そんな真野さんの脚本で、まさに真野ちゃんが出演してくれたワケですよ!これは本当にすごいこと!だから、脚本の真野さんはかなり喜んでおられるのではないかな~と勝手に心踊る気持ちになっておりますw

 

蛇足

陣川君の言ってたことわざ?のような言葉が気になったので調べてみました。どうやら三国志の中に出てくる言葉のようです。

 

「士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」

 

とは、

日々鍛錬している者は三日も会わなければ見違えるほど変わっているということ。転じて、いつまでも同じ先入観で物事を見ずに常に新しいものとして見よという意味

出典元:呂蒙 - Wikipedia

だそうです。ほえー。勉強になりました。

 

次回:衣笠副総監の娘、再び。

衣笠副総監が、青木との会食後に暴漢に襲われる事件が発生。警察は過去の事件との関連を調べることに。一方、特命係は独自に事件を調べる。衣笠の娘・里奈と知り合いということもあり、話を聞くことができる。

4年前にも脅迫めいた文章が届き、里奈の母・祥子は体調を崩して今も家に戻っていない。家には家政婦の晃子がいるが、右京は彼女に目を付けて…

ゲスト:筒井真理子 桜田ひより 長野里美
脚本:山本むつみ
監督:橋本一

 

里奈ちゃん、久しぶりの登場ですね!以前登場したSeason15 第11話「アンタッチャブル」はとても面白い話でした。

 

▼その話

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影のある妻・母役にはぴったりの筒井真理子さんも登場するようで、とても楽しみです。脚本は「アンタッチャブル」と同じく山本むつみさんという期待もあり、次回も楽しみにしております!

 

 

 

 

 

aoikara

 

▼相棒16 第12話「暗数」記事はこちら

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▼相棒16 記事一覧はこちら

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