ついに、ついに…終わってしまったと切なくなっていたところに、ガッキーが紅白審査員として登場するということでテンションが上がりまくりのaoikaraです。いやーNHKさん、恋ダンスにガッキー呼ぶつもりでしょ?期待してます。
というわけで今回のテーマは…
逃げるは恥だが役に立つ 最終話 感想 前編
ついに来ちゃった最終回です。
あらすじ:夫婦を超えてゆけ
平匡(星野源)にプロポーズされたものの、もやもやとした気持ちが抜けないみくり(新垣結衣)は断ってしまう。仕事も忙しく、家事分担の負担も大きく、つい平匡に当たってしまう。
一方、百合(石田ゆり子)は風見(大谷亮平)にあることを伝えようとする。みんなの人間関係はきちんと終着するのー!?
というのが簡単なあらすじです。詳しく、解説していきます!
もやもやを解決するには…話し合いだ!
プロポーズにもやもや
「好き」の搾取に感じられて、プロポーズを断ってしまったみくり。普通の女の子であれば喜ぶべきことなのに、素直に喜べない自分に嫌悪感を抱いているようでした。
んーでも、わかりますけどね。今まで働いていたのが、一気にゼロになって「好き」の気持ちだけでやってくれ、というのはものすごく難しいことだと思います。むしろ、もやもやして仕方ない!
平匡も平匡で、みくりに「好き」の搾取だと言われたとき、ドキッとしてしまったとか。相手が好きなら要求を受け入れてくれるだろう、という奢りがあったと。うーん、難しいなぁ。
仕事にもやもや
やっさん(真野恵里菜)の手伝いをしているうちに、商店街の店舗で青空市を開くことを提案し、実行委員として働くことになったみくり。しかし、思っている以上に時間を拘束され、時給以上の働きを求められることにもやもやしていました。
あっ、結婚と仕事のもやもやって似てる!と感じて…
今の関係性って正しいの?
平匡にも外で働いていることを話したのでした。平匡もリストラを黙っていたということで、今回はあおいこ。みくりはお手製のフリップで今の関係について詳しく解説するのでした。
プロポーズはうれしかったけれど、雇用主と従業員という関係が崩れてしまう。主婦の生活費を最低賃金だとすると、お金以上の働きを強いられたときに耐えられない。
普通の会社であれば客観的な評価を受けることもできる。しかし、こと夫婦関係においては二人の関係性で完結する。だから+αの評価としては愛情が採用される。
しかし、愛情ほど不安定なものはない。ある日ゼロになることだってありえる。それでも最低時給は変わらないと、ブラック企業にもなりかねないから、働く環境に耐えられるかどうか。
この件、けっこう「みくりって面倒くさい人間だな~」という人が多いようです。その意見には同意するものの、私はすごく共感しました。
お金以上の働きを求められるってかなりきついですよ。それは善意の搾取にほかならないし、ましてや夫婦関係となるとなおさら!うんうん、とうなずきながら見ていました。
雇用主&従業員から共同経営責任者CEOへ
そこで平匡が提案します。そもそも関係性が雇用主と従業員ではないと。お互いが支え合う共同経営責任者、つまりCEOではないかと伝えたのです。これはたしかに!そして、この提案を受け入れて関係を築いていくことに決めたのでした。
真田丸パロディ 303カンパニー 共同経営責任者会議
収入が減るなら共働きのシミュレーションだ!
議題は平匡の転職先。環境は良さそうだけど収入が下がる場所に行くつもりとのこと。それならばとみくりは外に働きに出る提案をしました。そこで家事の負担を減らすために、平匡も家事に協力することに。つまりは共働き。
で、この話し合いが完全に真田丸をパロっていましたね!冒頭の六文銭からの有働さんのナレーションが、五円玉からのみくりのナレーションになっていたり。家庭での役割が城攻めのようになっていたり。
曲はそのまま真田丸を使っていましたよね!NHKの心が広すぎませんか。しかも、ガッキーが紅白に審査員として出場…ははーん、逃げ恥を出してくるわけですねー。他局なのにいいの!?
新しい生活に疲れて戸惑って…
第2回 共同経営責任者会議
みくりは外に出て働き、家事を共同でやることに決めて生活を始めることになったのですが、お互いに気苦労が多いようで。たとえばこんなこと。
- 「家事分担をするとしてもらうのが当たり前になる」
- 「やってくれてないともやっとする」
- 「仕事に出ているから家事が雑になっている」
- 「仕事だから家事を完璧にできてたけど、そもそも暮らすのに困らない程度の掃除や料理で満足している」
これねーすごくわかります。同棲し始め、新婚、妻が働きに出だしたとかいうカップル間でものすごくありそうな話!できない分だけ、平匡は家事をすると宣言するのですが、果たして…。
平匡、パッションなんだよ!
平匡は会社で日野さん(藤井隆)と家での話をしていて、なんだか楽しそう。そんな様子を見た沼田さん(古田新太)が何やら察します。
「津崎君のところって…好き同士なの?パッションなの!?」
あー、たしかにパッションじゃないからリストラにしたわけだしね。そして平匡の返答は…
「パッションかどうかはわかりませんが、好きです」
やだーもう何このノロケ~。それがパッションなのよ!しかし、家事に「疲れる」って本音が出ているようで…うーん、めんどくさそうな気持ちがあるのも事実。気になります。
「小賢しい」呪いにかかるみくり
余裕がなくて八つ当たり
仕事が遅くなりそうでご飯を炊いてもらうことを平匡にお願いしたみくり。しかし、平匡はうっかり忘れてしまいます。それを隠そうとして、ガッキーに怒られている平匡がなんともダメ人間でかわいかったですw
しかし、みくりは「私が食事の用意をするっていう仕事をしなかったんで」「今からごはん買ってきます」とつっけんどんに言い返してしまいます。うーん、第2回で話してすぐこれだもんなぁ…。
その後もなんとなく忙しそうで、ハグをしたい気分だった平匡もみくりの背中を見てそっと部屋に戻ります。うーん、すれ違いというかなんというか…。
どうして小賢しい女なんだろう
みくりは自分を追い詰めていました。余裕がないと、またいつもの嫌な自分になってしまう。小賢しい女に。
家事をしてくれて、いつも笑顔で迎え入れてくれて、平匡はそんな女の子が好きなのだろう。でもできない。そうはなれない。本性が現れてしまう。
ダメな部分も認めてほしいような、だけど怖いような。なんかね…わかるなぁ。人と人として向き合うときに、いっつも小賢しい女だからダメなんだっていうコンプレックスが出てきてしまうのでしょうね。
本人も言っていた通り、きっと小賢しいみくりという自尊感情が低いのでしょう。何かあるたびに、小賢しいということを思い出してしまうのですから。
「やめるなら今です」
そして第3回のCEO会議(もう省略した)。家事負担のことなどが気になる平匡は、これから改善していこうと提案します。
しかし、みくりはこれ以上を求めるともうボランティアになってしまう。仕事でないボランティアならやりたくないならやらない。
こんなことを言わない、プロポーズも喜んで受けてくれる、普通の女の子だっている。自分は普通なんかじゃない。だから
「やめるなら今です」
と訴えて、話し合いをやめてしまうのでした。えええー、みくりが自分の殻に閉じこもってしまった!
うーん、これも長くなりそうなのでここまで!後編に続きまーす!
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aoikara
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