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【閲覧注意】日本の強姦罪を調べてみて驚いた4つの問題点~後編~

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前回の記事の続き、日本の強姦罪の問題点について、後編です。

 

▼前回の記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

書こうと思った理由などについては上記の記事をご覧ください。今回も徹底的に書いていきたいと思います。

 

※事細かに書いているので過激な表現もあり、読んでいて気分の良いものではありません。

問題点について書きたいという私個人の意見として、それでも見たいという方だけご覧ください。

 

問題点③:強姦罪の“被害者になり得ない”ケースがある?

男性は「強姦罪」の被害者になり得ない?

強姦罪について調べていてとても驚いたのが、男性が被害者にならないということです。これはどういうことかというと、強姦の意味することが限られているからです。

 

強姦での姦淫(男女間の倫理観にそむいた肉体関係)とは、男性器が女性器に挿入した場合のみを指します。つまり、客体=被害者は女性のみ

 

いかに男性が性的に性器を傷つけられたとしても、お尻の穴を使われたとしても、それは強姦罪にはなり得ないのです。暴行罪や強制わいせつ罪が適用されるそうです。

 

これはおかしくありませんか?

 

だって男性から男性へ、女性から男性へ被害を加えることだってあるでしょう強姦という男性から女性への行為は決して許されるものではありませんが、それは被害者が男性だとしても同じだと私は思います。

 

これはかなり驚いた事実でした。

 

女性でも「強姦罪」の被害者にならないことがある

また、女性でも強姦罪になり得ない場合があります。先ほども説明した通り、強姦は女性器を犯す罪。つまり肛門を使えば強姦罪は適用されず、罪が軽い強制わいせつ罪になってしまうのです。

 

強姦罪に問われないように、それを利用した犯罪者もいました。おぞましいことです。この強姦の行為を限定している規定は変えるべきではないでしょうか。

 

▼参考にさせていただいたサイト(閲覧注意)

新潮社

 

問題点④:量刑は果たして適当と言えるのか

現在、強姦罪の量刑はどれくらいなのかご存じですか?一覧がこちら

 

  • 強姦罪・準強姦罪 3年以上20年以下の有期懲役
  • 集団強姦罪・集団準強姦罪 4年以上20年以下の有期懲役
  • 強姦致死傷罪・準強姦致死傷罪 無期又は5年以上30年以下の有期懲役
  • 集団強姦致死傷罪・準強姦致死傷罪 無期又は6年以上30年以下の有期懲役
  • 強盗強姦罪 無期又は7年以上30年以下の有期懲役
  • 強盗強姦致死罪 死刑又は無期懲役

 

これは2005年に厳罰化されたもので、現在でも施行されています。2005年の法改正で変わったことは…

  • 強姦罪・準強姦罪の最下限 2年以上→3年以上
  • 集団強姦罪を新設(非親告罪とする) 

など。より厳罰化はされているようです。

 

量刑の重さ、私は軽いと思います。

量刑というのは何が正しいのかわかりませんが、個人的には今でも強姦罪の量刑は軽いと思います。

 

一瞬の欲求を満たすためだけに他人の心を殺す行為を、私は許せません。被害者はずっと苦しんで生きていくのに、セカンドレイプを受けるかもしれないのに、本当は罪にしたくても泣き寝入りしてしまうことだってあるのに。

 

その人のこの先の人生を奪った人が、たった数年で社会に戻れる仕組みはどうなのでしょうか。

 

何十年だって足りないくらいです。これは法的な観点の意見ではなく、私の個人的な感情に過ぎませんが。しかし、法律はそういう一人一人の思いや倫理観を汲んだ上で作らねば、量刑の意味がないのではないでしょうか。

 

▼参考にさせていただいたサイト

強姦罪 - Wikipedia

 

性犯罪の問題を解決しようという動きも出ている

前編と後編で挙げてきた問題ですが、これを解決しようという動きも出てきているようです。つい先日、9月12日のことです。

 

 法制審議会(法相の諮問機関)は12日、性犯罪の罰則を強化する刑法改正要綱骨子を金田勝年法相に答申した。法務省は来年の通常国会への刑法改正案提出を目指す。

引用元:性犯罪厳罰化へ答申=強姦罪、告訴不要に-法制審:時事ドットコム

 

具体的にどのような厳罰化がされたのかというと、「現在→法改正後」で比べてみると…

 

  • 強姦・強制わいせつ罪は親告罪→非親告罪
  • 強姦罪の最下限は3年以上→5年以上に厳罰化
  • 強姦致傷罪の最下限を5年以上→6年以上に厳罰化
  • 地位を利用した性暴力の規定なし→18歳未満の被害者に、親など「監護者」としての立場を利用した性行為の処罰
  • 加害者は男性、被害者は女性、性交のみが強姦→男女の性差無し、性交に準じた行為も処罰

 

つまり、私が挙げた親告罪や被害者になり得ないケース、厳罰化という問題点が少しずつ改善されています。また、我々がセカンドレイプの加害者となり得ないよう、心がけや正しい情報を取り入れることも大切でしょう。

 

被害に遭わないための自衛も必要でしょう。しかし、それができなかったからと被害者が非難を受けるのは間違っています。そういった考えや意見というのも、被害者を苦しめる一因なのですから。

そして加害者や再犯者を生み出さないためにも社会や法律が動く必要があるのでしょう。

 

▼参考にさせていただいたサイト

www.jiji.com

 

どうまとめて良いのか

正直、わかりません。こういう問題があります、解決するためにはこんな手立てがあります、こんな動きがあります。言うことはできるんですよね。

 

たくさんの事実を知った上で、いろんな意味で加害者になってはいけないと思います。性犯罪の加害者というのは当たり前で、被害者を傷つけるという意味での加害者に。

 

そのためにはやはり知ることが大切だと思います。法律や社会や、そういったことの現状に。無理に知る必要はありませんが、この記事が少しでも考える機会になったら幸いです。

 

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