普段キーボードばかり打っているので、鉛筆で字を書くとド下手になっていたaoikaraです。
今日は参議院選挙の投票日でしたね。
みなさん、選挙行きましたか?
そういえば選挙前にこんなまとめを見かけました。
けっこう話題にもなりましたよね。
こんな風にいろんな人の意見を見て啓発されて、選挙へ行った方も多いのでは?
しかし、行かなかった方もいるのも事実。
今回だって投票率は決して高くないですよね。
選挙に行かないのは政治に興味がないからだ、という人がいます。
しかし、私はそれだけではないと思います。
ということで、選挙に行かない人、日本の選挙の現状などを今日から3回に分けて掘り下げていこうと思います。
今日のテーマは選挙に行かない人の理由、です。
それではどうぞ。
選挙行かないなんておかしい派の主張
まずは行かない人の理由を知る前に「それっておかしいでしょ」という人の意見からご紹介します。
「行かない」という選択で自分の立場が不利になる
政党が欲しいのは自分たちを支持してくれる票。
だからこそどんな人が積極的に選挙に来るのかを見ます。
つまり「行かない」人たちにはあまり注視しないわけです。
(行かない層をどう取り込もうかという観点もありますが)
たとえば、若者は政治に興味がないけど、年を取った人達は興味がある。
だったら政府は後者に有利な政策を立てて支持を得ようとしますよね。
選挙に行かない人にとって良い世の中にしたところで、政党は力を持てませんもんね。
結果的に、選挙に行かない人は社会での立場がどんどん弱くなってしまう。
それを懸念すれば自ずと選挙に行く選択になるだろう、ということでしょうね。
投票しないヤツは不利になっても文句言えない
選挙に行って投票もしていないのに「世の中が悪い」と言うのは、そりゃ当たり前の話です。
だって行かない人のために政治なんかしないですよね。
だったら不利な立場になっても文句なんか言えないだろう、なんて意見もあります。
行っても変わらない→行かない→もっと変わらない、の悪循環
自分だけが行ったって変わらないから
という気持ちで選挙に行かない人もいます。
しかし、その決断をしてはもっと世の中は変わりません。
変わらない世の中を見て、「やっぱりね」と思ってまた行かない…これって悪循環ですよね。
行って良くならないかもしれないけど、行かなければ絶対に良くはならないのです。
今以上に自分たちの立場を弱くする意味ってあるの?
これが「選挙に行かないのはおかしいでしょ」という人達の意見です。
たしかに政治に興味がなくて選挙に行かないのであれば、そのあと文句を言う資格がないというのはわかります。
しかし、世の中には
政治に興味があっても選挙に行かない
という選択をする人もいるのです。
その人たちの理由とはいったいなんなのでしょうか。
政治に興味があっても選挙に行かない5つの理由
1.選びたい公約がバラバラだから
政党や政治家には公約がありますが、そのなかで「いいな」と思うものがバラバラってことがありますよね。
たとえば…
- A党の子育て支援の施策は良いけど、税金を上げるのはやめてほしい。
- Bさんの考えは良いけど具体性はなく、Cさんは具体性はあるけど考えが合わない。
というように。
迷ってしまって選びきれず投票しないという人もいるようです。
2.当選させたい立候補も、支持政党もないから
最近は支持政党がないという人も多いです。
だからといって、無所属の人を選んだところで政治に大きな影響は起こせない可能性が高いですよね。
というか、みんな同じようなこと言ってるし、選びたい人なんていない、なんていう人もいます。
「この人にしたい!」という魅力的な選択肢が減っているのも、投票率が下がっている理由かもしれませんね。
3.選挙に行ったとしても若者の立場は弱いことに変わりないから
「選挙に行かなきゃ若者の立場は悪くなるよ!」
というけど、そもそも、もう弱いですよね。
若者はどんどん減り、高齢者が増えていく世の中です。
この前だって65歳以上が4分の1になったばかり。
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だったら若者全員が投票したとしても数ではかないません。
政治に関心が多くて割合が多くても、絶対数が足りないのです。
だから、どんどん立場が弱くなるのは行っても行かなくても同じだと考えてしまう人もいるのでしょう。
4.白票=死票にしかならないから
支持したい政党も立候補もいなくても、選挙に行って白票を投じることに意味があるという人もいます。
それもそれで意思表明だと。
しかし、白票を投票してもそれって無効票になるだけですよね。
白票の割合は明かされるけど、だからといって何か結果に関係あるわけではありません。
これのどこが“意味がある”ことなの?
選挙に行くこと自体に意義があるっていうけど、結局その声が届かないなら意味がない。
自分の意見は無視されるのに言いに行って「スッキリしたわ!」って自己満足なだけじゃない。
選挙に行かない人と同じ扱いになるのであれば行く意味なんてない、と感じてしまうのは致し方ないことなのかもしれません。
しかし白票が悪いというわけではありません。
むしろ自分が納得したい、まさに自己満足のために投じることは大いにアリ!
だけど社会は変わるのでしょうか?
投じない人が思っているのはそういうこと。
実際に白票を投じている人はそこまで多くないし、政治家も重視していません。
結局はマイノリティーの意見は流されるのが世の常なのですよ。
5.自分一人では何も変わらないから
選挙に行かなければ変えることもできないよ、と行かない人を責める声があります。
しかし、行ったところで何が変わるのかという気持ちが大きすぎる!
これ、けっこう多くの人が思っていることではないでしょうか。
というわけで、次回は選挙に行っても何も変わらないと思ってしまう現状について、掘り下げていきます。
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aoikara