いきなりすごいことカミングアウトしちゃいました、aoikaraです。
あ、そうなんです。
私、実は中卒なんです。
発信力のあるライターになりたいということで、毎日ブログを書く宣言をしたり、ブログのアクセス数を稼ぐ方法を考える記事もあげていましたが、やっぱりライターとしての個性がないとな~と改めて感じました。
そこでプロフィールや経歴について書こうと思ったのですが、以前もこんなプロフィール記事をあげていました。
たしかに好きなこととかは書いていたのですが、自分の過去についてはほとんど触れていないんですよね。
そこで、今回はどうして中卒なのか、ライターになったのかということをもっと深く掘り下げて書きます。
- 私が中卒になるまで
- とにかく中卒から抜け出したかった暗黒期
- フリーライターになった理由
- フリーライターになってから
- そして現在。
- どうしてフリーライターは続けられているのか
- 中卒だとカミングアウトした理由
- これからのaoikara
私が中卒になるまで
よくいる子な幼少期
幼少期はどこにでもいる普通な子でした。“しょうらいのゆめ”もあったし、友達もいたし、ごくごく普通の生活を送っていました。
自己主張が強すぎる小学生時代
小学生時代の私は客観的に見ると出しゃばりでした。委員会とか学級委員とかもやってたし、学芸会の主役に立候補したし、
なんかいろいろやりがりな積極的な子供でした。
「あれ、私天才なんじゃね?」と勘違いした中学生時代
中学生になると、小学校時代に出しゃばっていて自分を恥ずかしく思い、控えめに生きていこうと思いました。出しゃばりすぎていじめられるとかもなかったんで、周りが優しかったのでしょうね。
そして、私はそれなりに勉強ができました。中学校3年間でほとんど学年1位だったので、「私ってめっちゃ勉強できる人間なんだ!」「頭が良いんだ」と思っていました。
でも、それを表に出さず控えめでいることが美徳だと思っていました。思ってる時点で人間的にどうなんだって話ですけどね。
自分は勉強がものすごくできる人間だ、と勘違いした私はかなりレベルの高い進学校を受験し、なんとか合格することができました。
すぐに終わった高校生時代
自分を天才だと思った私が行った進学校には、私より頭の良いひとなんてざらにいました。むしろ、その中で私は勉強ができない人でした。
初めて授業で「何を言っているのかさっぱりわからない」状態に陥り、テストで赤点をとり、その再テスト、再々テストも赤点を取って先生を悩ませました。
そのうち勉強ができない、授業についていけないというストレスから眠れなくなりました。そして、朝はベッドから起き上がれないという状態。ただただ時間だけが過ぎていくことにおびえていました。今思うと鬱だったのかもしれません。軽々しくは判断できませんが。
さらに、実家を離れての寮生活(自分で望んだことなので仕方ないこと)をして、頼る人もいなくてかなり精神的に参りました。
そのうち、学校を1週間休むようになり、2週間休むようになり、夏休みが明けてからはまったく行けなくなりました。
休学という形を取りましたが、次の学年になる前にその学校はやめてしまいました。
こうして私は高校中退の中卒になったのです。
とにかく中卒から抜け出したかった暗黒期
これから本当にどうしよう…
高校を中退してからは、これから本当にどうしたら良いんだろうと毎日悩みました。中卒の有名人を調べたり(当時はお笑い芸人の品川庄司の品川さんを見つけました)、中卒でもできる仕事を調べたり…。
そして見つけたのが高卒認定、昔の大検でした。
高認を取って大学に行こう!
高卒認定というのは高等学校卒業程度認定試験のことで、高校卒業程度の学力を認定するという試験。これがあれば大学や専門学校を受験する資格ができます。
しかし、あくまで資格があるだけで、高校卒業の代わりになるものではありません。つまり、高認を取っても学歴としては中卒のまま。
何とか中卒から脱したかった私は、高認を取って大学に行こうと考えました。
学生生活をやり直すんだ!
と。高認はサポートしてくれる学校があり、そこに通ったおかげでスムーズに取れました。そして大学に行きたかったけれど、高校をほとんど行っていないので自力ではさすがに難しすぎると思い、予備校に通うことにしました。
久しぶりに学校というものに通い、先生の授業を受けるというのは刺激的でした。わからないことがたくさんありましたが、その分ついていけるように積極的に質問に行って頑張りました。
事情を話して仲良くなった仲間もいました。
前期は一度も休むことなく授業へ通いつめました。
でも…
ぷっつり。
糸が切れたように予備校へ行けなくなったのです。たぶん、頑張ってキラキラしている自分にだけ満足していて、結果が全然出てこないことに焦りを感じていたのだと思います。
夏休みの補習を前に私は予備校もまた、やめてしまったのです。
何かよくわからないけど専門学校で才能を開花させよう!
ただの高校中退者から、大学目指して予備校通ったけど挫折した中卒にグレードアップした私は、またもや悩みました。
これだけ基礎学力がないのに大学に行くのは無理…。でも、もしかしたら私にはほかの才能があるのかも。ということで、ちょっと興味はあるけど今までやったこともないようなジャンルの専門学校に行きました。
ここでも頑張りまくりました。嫌な人もいたけど良い友達もできたし、初めての一人暮らしで節約してお金を貯める楽しみも見つけました。
でも、圧倒的にその才能がなかった。筆記での試験ではそれなりだったのですが、実技はまるでダメ。
みんなが「小さい頃からあこがれだった」「人の笑顔が見たいから」「役立てるのが幸せ」と語っているその職業を、私は「なんとなく好きだから」っていう理由で目指したわけですから、そもそも目指すところがわからなかった。
それでもできる人はできる。やれるひとはやる。私はやれない。
何もかも真面目にやっていても成果が出ず、一人暮らしでテレビに話しかけて笑うという孤独にも耐えきれず、また
ぷっつり。
やめてしまいました。
中退3連続のダメ人間完成!
こうして私は高校も予備校も専門学校も中退した正真正銘のダメ人間になりました。いつでも、向き合っているときは全力で本気なんです。自分で言うのも何ですが真面目だけが取り柄で頑張っていました。
だけど、続けられない。私は
続けることができないダメ人間なんだな
ということを痛感しました。
ハッキリ言えば、これまでの人生は中途半端すぎて、本当に何も続けられないクズだなと自分でも思います。今でもその癖が残っていて、ぷっつりしてしまうことがあります。今でもダメ人間です。
フリーライターになった理由
動機は「さすがにお金稼がないと」
何もかもやめてしまった私ですが、親のすねもかじりまくっていましたし「さすがに自分でお金を稼ぐ何かをしないと」と思いました。
とはいえ、しばらく引きこもっていたから外は怖い。家でも稼げる仕事がないのかな、というところからクラウドワークスというサイトを見つけました。(こうやって書くと宗教勧誘みたいですが単に求職です)
日本最大級のクラウドソーシングの会社ですが、当時の私はそんなことも知らず、とにかく家でできる仕事があれば何でもいい!としか思っていませんでした。
そこでライティングの仕事を始めていったわけです。
“学歴”がいらなかった
ライターとしての仕事は、情報をわかりやすく書くということが基本。だから、私自身に目を向けられることはなく、学歴がなくても仕事ができたのです。これは大きかった。
フリーライターになってから
最初はとにかく何でもやりました
こんな風にライティングの仕事を始めたわけですが、ネームバリューのないライターですから本当に最初は何でもやりました。
地道にこつこつ、こつこつ、ライティング経験を上げる仕事をしました。時々単価が高いとテンションが上がりましたね。ただ、継続的なものはなく、その都度自分で書けそうな仕事を探しては書き、探しては書き、というのを繰り返していました。
キュレーションサイトとの出会い
そんな仕事を続けていて、キュレーションサイトの記事を執筆する仕事をいただきました。初めての継続的な仕事です。そこで、これからはこんな風に継続できる仕事をしたい!と思い、いろんな媒体を探して記事を執筆しました。
そして現在。
その後はご縁があり、現在ではキュレーションサイトでお仕事をさせていただいてます。本当に良い媒体、良い編集部の方と巡り会えて感謝してもしきれないです。今も仕事をさせていただいて、本当にありがとうございます。
どうしてフリーライターは続けられているのか
オール3中退のダメ人間の私が、どうしてフリーライターは続けられているのか。
ひとつは書くことが好きだからです。
作文を書くことも好きだったし、読書感想文を書いて先生に褒められるだけでもうれしかった。物書きになりたいと思っていた時期もありました。だから、書くのを続けることを苦痛だとは思わなかったんです。
何も続けられないようなダメ人間の私ですが、書くことだけは続けられた。
何度か休むこともありました。そのときにご迷惑をおかけした方は本当に申し訳ありませんでした。ただ、それでも復活できた。また、ライターの仕事ができた。
途中休憩してもライターの仕事なら続けられる。これは続けられないダメ人間だと思っていた私の大きな自信になりました。
中卒だとカミングアウトした理由
正直、中卒ということやこれまでの経歴を公開するというのは勇気がいりました。「中卒のやつの記事なんて説得力ない」「こんな人間が都合の書いていることなんて読みたくない」と思われるんじゃないかと怖かったからです。
また、そう思う人を懸念して仕事がなくなる、仕事の依頼が来なくなるのではないかと思いました。このカミングアウトはかなりリスクのあることなんです。
それでも書いたのは、私と同じように高校を中退してしまって悩んでいる人に
こんなダメ人間でもなんとかなる
と言いたかったからです。
いろんな理由で中卒の人がいると思うのですが、そのことで悩む時期って必ずあると思うんです。私がそうだったように。
中卒ということが重くのしかかることもあるでしょう。何で自分はできないんだと嘆くことも。自分はどうしようもない人間なんだと責めることも。
でも、続けていれば実になります。その“実”を見てくれる人が絶対にいます。
私なんて中卒の成功者体験にはなりえないけど、でも、なんとかやってこれた。運が良かったし、環境も良かったし、出会えた人や仕事も良かった。周りに感謝しかありません。
たしかに、中卒で社会経験がないものですから、非常識なところが多々あると思います。もっと社会的なことを学んで、失礼がないように努めたいと思います。
ただ、中卒だからといって、それを言い訳にはしません。中途半端な仕事はしません。与えられたことに関しては細かく調べ、ターゲットのことを考え、面白くわかりやすく書こうといつも考えています。
実力はまだまだですが、ライターとして仕事をいただけるならそれに応えたい、その思いと、真摯に向き合う努力は怠りません。
これからのaoikara
こんだけ中卒中卒と書いているとかなり学歴コンプレックスがありそうですが、今は全くないです!学歴が高い人を素直に「すごいな!」とは思いますが、そこで卑屈になることはありません。
そこで私を見下してくる人がいても、それは私がしてきた結果だから仕方のないことです。逆の立場で中卒だって聞いたら「えっ、そうなの?」とびっくりすると思いますし、ちょっと白い目で見てしまう気持ちもわかります。
でも、普段の生活で気にすることなんて本当にないんですよね。「あ、そういえば私は中卒だった」とかたまに思い出すくらいで。
経歴詐称はしていませんが、今までオープンにはしていなかったので、そのことでもしかしたら仕事が減ってしまうかもしれません。それは残念なことですが、それはそうと受け止めるしかないでしょう。
それでも、お仕事を続けていきたいと考えてくださるのであれば、本当にありがたいことです。
ちょっとした賭けのようでドキドキしています。ただ、今までもこれからも私の仕事に対する情熱や真摯な気持ちに変わりありません。
どんどん向上心が高まるのみです!ライターとしての能力を成長させて、少しでも力になれたら幸いです。
いろいろありましたが私は今年21歳になりました。まだまだ、物事を吸収して発揮できる年齢。同時に、大人としての時間を1年過ごして、社会人としての自覚を持たなければと強く思うようにもなりました。
魅力的で面白い記事を書けるように、これからも精進していきます!こんな私ですが、何卒よろしくお願い致します。
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aoikara
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