photo by marimbajlamesa
今週のお題「梅雨の風景」
しとしとぴっちゃん、という雨の表現が最近好きです。
日本は梅雨なんですか、そうですか。
梅雨の話題で蚊帳の外になっている人々がいることをご存じですか?
私は生まれも育ちも北海道です。
そう、北海道には梅雨がありません!
だから、この時期梅雨が明けたとか明けてないとか言われても、正直「そーですか」といいともさながらのリアクションしかできません。
「ジメジメで洗濯物が乾きにくいわ~」とか
「毎日雨だからおしゃれできないわ~」とか
「水もしたたる紫陽花がすてきな~」とか
道産子にはわからないのです…切ない。
しかし、私は内地にちょっぴり住んでいたことがありまして、
あ、内地というのは北海道からみた本州のことです。
実は一度だけ梅雨というものを体感したことがあるのです。
そんな道産子の初めての梅雨を綴ってみようかと思います。
初めて住む内地に、田舎者で道産子の私はとにかくドキドキしていました。
「北海道ってやっぱりよそ者って思われるのかしら?」「言葉の違いはあるのかしら?」「ゴキブリは出るのかしら?(北海道はゴキブリいません)」
そして最も気になったことが「梅雨って本当にずーっとジメジメするのかしら…」
雨が降ってジメジメすることはたしかにあります。
しかし、そんな何日も続けてというのはほとんどありません。
「梅雨入りしました」というニュースを見てから、たしかに、じっとりと雨。
しかし、あんまりジメジメ感とか、嫌な感じとかしないなぁ。
そして私は気づいたのです。「私、インドア派だから外が雨だか晴れだかあんまり関係なかった」と。
とはいうものの、買い物とかバイトとか、まあまあな距離があったので、自転車を使えず歩いて行くのは結構面倒でした。
そこで衝撃を受けたのが、自転車に乗りながら傘をさす人の多さ
雨が降ったら自転車乗らない?ナニソレ?みたいな感じでみんな傘を差して自転車に乗るんですよ。
これって内地では常識なんですか?北海道では見かけませんよ!
そりゃ雪降っても自転車乗ってるおじさんとかはたまにいるけれども!
でも、さした傘を置く場所もないからどうするんだろう?と思うと、ジャッと自転車の後ろの部分になんかさしているんですよ!
え?何?どこに、どうやって、えー!
さらに、自転車さすための道具ついた自転車みたいなのもあって驚きでした。
ここまでほぼ自転車の感想。
しかし、私の梅雨はまだ終わりませんよ。
しとしと雨が続く中、私の住んでいるところで小さなお祭りがありました。
あまり出かけることが好きではない私でも、小さな祭りなら誰かに会って気まずくなることもないだろうと、ちょっぴりルンルンしてました。
たしかに雨は降っていましたが、ちょっとした小雨。
傘をさせばなんとかなるだろうと思っていました…が。
ざああああああああああああっ
とものすごい音で急に雨が降り出したのです。
思わず身構えるほどに。
バケツをひっくり返したような、というのでしょうか。
窓から見える向かいの家の屋根にバッシャバシャ雨がえげつなくはねていく!
自然の脅威を感じると、生物というのは命の危機を感じるのでしょうか。
私の心臓もバックバクしてしまって、もう「うわぁ、どうしよう、うわぁ」とばかり思っていました。
そして、私の頭の中にピンと思い浮かんだのです。
「もしや、これが梅雨のすごさなのか!」
そうだとしたら、やはり内地の人は大変なのだなぁ…こんなのが続くなんて…
と、思い始めた頃、あれ、もう雨がやみました。
なんだこれ?これって梅雨じゃないの?
そう思ったのは
ゲリラ豪雨でした。
調べてみたら1週間くらい前に梅雨明けしてやんの。
なんじゃそらですよ。
これが私の初めての梅雨です。
あれ、全然梅雨を感じていませんね。
そうなんです、結局梅雨ってなんだかわからずじまいです。
今は北海道を出る気もないので、梅雨を感じられそうにありません。
梅雨を日々感じている方々、梅雨って何なのか私に教えてください。
aoikara
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