※2017/1/11 新元号の時期について追記しました。
平成ってもう29年だと気づいてビビるaoikaraです。そりゃあ2000年代に生まれた子がばんばん世の中で活躍していても不思議はないな、と年月の流れを実感中…。さて、本日はそんな年月に関わる話。
2018年で平成終了!2019年から新元号になる
という話題です。
- 生前退位で平成の終わりが具体的になってきました
- 元号ってそもそも何?
- 元号の決め方は?日本の歴史を知るべし
- 現在は元号法によって定められている
- 元号の決め方は?
- 平成はどうやって決められたの?
- 2019年、平成の次は何になる?
- 参考にさせていただいた文献・サイト
生前退位で平成の終わりが具体的になってきました
昨年、天皇陛下が生前退位の意向を示されたことが大きな話題になりましたよね。このブログでも言及しました。
さらに具体的なニュースが報じられました。2018年で平成は終了し、2019年の1月1日に皇太子様に譲位されるとのこと。つまり、2019年から元号は平成ではなくなることに決まりました。
平成の次は何になるの?元号ってどうやって決まるの?など気になったことがたくさんあったので調べてみました。
元号ってそもそも何?
年を単位にして付けられる称号
元号って何?と聞かれて、答えられますか?「平成とか昭和とか…」って答えちゃいますよね。そこで頼りになるWikipedia先生に尋ねてみると…
特定の年代に年を単位として付けられる称号
出典元:元号 - Wikipedia
のことだそうです。ちなみに元号を変えることを改元と言うそうです。
君主の支配力を示すためのものだった
元号は天皇や王など君主が変わるたびに改元されるというのが通例。即位中にも改元されることもあるそうですが。昔は君主が時間までも支配している、という意味で元号があったそうですよ。
元号の決め方は?日本の歴史を知るべし
元号は「大化」からスタート
日本の元号は645年の大化の改新の際に「大化」が用いられたことが始まりなのだとか。しかし、当時は元号より干支が一般的だったのだとか。
元号が複数あるときも!
その後は北朝と南朝と2つの朝廷があった時代に2つの元号があったこともあるそうです。また、君主が争っているときに旧元号と新元号が同時にある、なんてこともあったのだとか。
江戸時代は幕府が改元に介入
それまでは朝廷がやってきた改元を、江戸時代では幕府が元号決定に取り組むようになったそうです。
戊辰戦争後、明治には君主が即位中には元号を変えないと決定
江戸時代が終わる戊辰戦争後には元号はまた朝廷のものに。そこで一世一元の制という制度が作られます。要するに君主が変わらない限り元号も変わらないという制度です。
さらに西洋から取り入れた西暦も取り入れるようにもなりました。
第二次世界大戦後、元号が変わりそうに!?
第二次世界大戦後は「昭和」の元号を変えたいという論調もあったようです。論争の結果、元号法が定められて元号は残すことに決まりました。西暦よりも元号を使っている人の方が格段に多かったからというのも一つの理由のようです。
日本では基本漢字2字、ときに4字のことも
基本的に元号に使われるのは漢字2字でした。しかし、時代のなかでは「天平感宝」「神護景雲」なんていう4字のときもあったそうです。
現在は元号法によって定められている
現在は元号法という法律によって元号の制定について定められています。具体的には制令によって定められること、皇位の継承があった場合のみ改元されること、が定められています。
参考元:元号法
元号の決め方は?
1979年(昭和54年)に大平正芳が内閣総理大臣だった際に閣議にて元号の決め方について定められたそうです。具体的な手順はこちら。
1.候補名の考案
内閣総理大臣に選定された考案者(高い識見のある人)がいくつか(2~5)の候補案を出す。
2.候補名の整理
考案者から出された候補名の案を総理府総務長官(現在は内閣府)が整理し、その結果を内閣総理大臣に伝える。整理の仕方は以下の通り。
・国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
・漢字2字であること。
・書きやすいこと。
・読みやすいこと。
・これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと。
・俗用されているものでないこと。
3.原案の選定
内閣官房長官、総理府総務長官、内閣法制局長官による会議で候補案から原案を数個に絞る。さらに閣議で協議し、参議院や衆議院の議長にも意見を伺う。
4.新元号の決定
閣議で改元の政令を決定する。
参考元:内閣公文・国政一般・一般・暦時・A04-1・第1巻(昭和54年10月23日閣議報告)
めっちゃ偉い人たちが何段階も重ねて協議されているんですね。今も平成の次は何にするのか、話し合われているのかもしれませんね。まだ、先かも?
平成はどうやって決められたの?
平成に決まったときは、官房長官の小渕恵三さん(後の首相)が「平成」って書いたやつを持っているのが記憶にあります。記者会見ですね。記憶にあるといっても、映像で見たことがあるだけですが。私は一応平成生まれなのでね。
あれも先ほどの元号の決め方に則って、元号を定める政令が出されたようです。さらに、実際にどのように決まったのかについても解説します。
意味や由来は?
平成という名前の由来としては
『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からで「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味。
出典元:平成 - Wikipedia
だそうです。平和に成る、たしかに良い元号ですね。
名付け親は?
実際に「平成」と提案した人は公式には発表されていないようです。個人的に自分だと言ったり、あるいはあの人だったと語られていたり、真実は未だにわかっていないようです。
ほかにも候補があったらしい!
元号は一つだけでなく複数の候補案が出されるというのは先述しました。「平成」のときもほかの候補案があったようです。具体的には「平成」のほかに「修文」「正化」「文思」「天章」「光昭」などが挙げられていたそうです。
なかでも「修文」と「正化」は最終候補にまで残ったのだとか。しかし、ローマ字表記の頭文字が「S」で昭和と同じになってしまうとのことから、頭文字が「H」の平成が選ばれたのではないかと言われています。
2019年、平成の次は何になる?
平成の次は何になるのか、2017/1/10現在では何も決まっていません。おそらく、ギリギリになるまで明かされないのでしょう。
ネット上では予想する声も出ていて「安久(あんきゅう)」「安始(やすし)」という候補が挙がっています。とはいえ、一度情報が流れると違う元号になると言われているのでこの2つになる可能性は低いです。
というのも「昭和」が決まるときにも別の元号が本当は決まっており、新聞社に先行報道されてしまったために「昭和」に決まったとも言われているからです。
なのでおそらく上記の2つ以外になるでしょうね。
さて、いかがだったでしょうか。平成生まれの私としては平成が終わってしまうことに少し寂しくも感じます。でも、新しい時代にわくわくもします。あと2年後、いろんなことが変わっていそうですね。新しい時代が楽しみです。
2017/1/11 追記:元号は半年前に決まるそうです
ということは、来年2018年の6月頃にはすでに決まるってことなんですかね?意外と早い!
参考にさせていただいた文献・サイト
aoikara
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