聞いてほしいaoikaraです。驚くことに、このブログでもすでに800を超える記事を書いています。その中で、今日は今までのどれよりも読んでもらいたい記事を書きます。
タイトルにも書きましたが、この記事で書きたいことは
YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト
についてです。
▼『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』詳細はこちら
※2019/2/10 追記あり
- 平成30年7月豪雨
- 『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』とは?
- 私がお手伝いした理由
- 「協力したい!」方への具体的なお願い
- 何よりもの願い
- 2019/2/10 追記:クラウドファンディングの目標達成!
平成30年7月豪雨
今年、2018年(平成30年)。平成最後の年は、あまりにも多くの災害が起きました。「平成30年7月豪雨」もその一つ。西日本豪雨とも呼ばれています。
今年の6月末から7月初めにかけて、前線や台風の影響で、西日本を中心に日本の広い範囲で記録的な大雨となりました。多くの観測地点で24時間、48時間、72時間の降水量の値が、観測史上第1位となるなど、広い範囲における長時間の記録的な大雨となったのです。
これらの影響で、河川の氾濫、浸水害、土砂災害等が数え切れないほど発生しました。そして死者、行方不明者が多数となる甚大な災害となったのです。
と言葉に書いてしまうと短い文章なのですが、急に災害で日常を奪われるというのは、あまりに残酷なことだと思います。誰のせいでもなく、どこにぶつけて良いのかもわからないからです。
たとえ災害が通り過ぎても、被災した地域の報道がされなくなっても、奪われた日常を取り戻すために苦しんだ人は大勢います。今でも記憶と現状に苦しんでいる人や、胸を痛めている人もたくさんいることでしょう。
『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』とは?
愛媛県も、西日本豪雨を被災した地域の一つです。大人にとっても苦しい記憶である災害というのは、子どもたちにとっても特別な重みを持っています。豪雨のために、楽しかったはずの夏の思い出が作れず、日常を取り戻すために必要な時間となってしまったのです。
「子どもたちに、もう一度夏の思い出を作って、笑顔になってもらいたい」
そんな思いから、有志の方々が
『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』
を企画することになりました。これは八幡浜市近隣の子どもたちを、夏にできなかった花火大会に招待するというプロジェクトです。
八幡浜市で花火を打ち上げて、子どもたちの笑顔も打ち上げる。夏にできなかった思い出ですが、こうして特別なことになると、楽しかった思い出として大人になっても心の中に残る出来事になるのではないかと思います。
そして、八幡浜市近隣の子ども達を招待する花火大会を開催するためには、たくさんの方のご協力が必要です。
花火大会の開催のためにクラウドファンディングを行うことになり、私はそのプロジェクトをご紹介するというお手伝いをさせていただくことになりました。
▼『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』詳細はこちら
私がお手伝いした理由
2018年という年は、西日本豪雨だけでなく、日本がさまざまな災害に見舞われました。年明けから全国各地の豪雪、4月には島根県西部地震、6月には大阪府北部地震、夏の猛暑、7月から9月にかけては台風の被害もたくさんありました。
それまで私が被害に遭うことはなかったのですが、変わり果てた景色をまざまざと見せつけられ、被災地で苦しむ人たちを知り、声を聞き、とても胸が痛みました。
私には何かできることはないのかと思いました。ただ「大丈夫?」と声をかけるのさえ、安全な場所に住んでいる私が言うのは不謹慎なのではないかと思ってしまい、何も言えませんでした。「力になるよ」と言えるほどの力もなく、これも言えませんでした。
そして、何もできませんでした。
同じ日本に住んでいながら、何もできなかったのです。
そして、9月には私が住む北海道でも胆振東部地震という大きな地震がありました。このブログでも言及しましたが、私が住んでいる地域は揺れも大きくなく、被害もありませんでした。1日ほど停電を経験しただけで心細くなってしまい、もっと苦しんでいる人はいるのに、弱ってしまう自分が嫌でした。
そして、友達の少ない私に対して、北海道に住んでいると知っているたくさんの人たちが、心配の声をかけてくれました。それがどんなに心強かったか。
有益な情報をいち早く伝えてくれた人もたくさんいました。同じ北海道にいながらも、身近な情報をすぐに発信している人もいました。今後の防災に備えて、具体的な提案をしてくれた人もいました。
私はと言えば、自分から何か発信できるわけでもなく、ただ役立ちそうな情報を引用するだけでした。大好きな北海道が被災してしまった現状に対して、「何かしなければ」「役に立ちたい」と思っていながらも、できたことは本当に何もなくて…。
今の今まで、私は結局何もできていないんですよ。あまりのことに本当に苦しくなる思いなのに、結局は何もしていない。それはこの悲惨な状況を見てもなんとも思わない人と、行動していないということに関しては全く同じなのだと、自分の無力さを思い知らされました。
そうして、ただ日々が過ぎていくときに、とある知人からこのプロジェクトについて「お願いがあります」というお声がけをいただきました。その知人も、北海道の地震があったときに、いち早く心配の連絡をくれた一人でした。そして、西日本豪雨を被災した人でもありました。
「お願い」というのは、プロジェクトのクラウドファンディングについて、ブログで宣伝してほしいとのことでした。
プロジェクトについて教えてもらったとき、私は何よりもまず「協力したい!」と強く思いました。ただ、同時に不安も感じました。私なんかのブログで、私なんかの記事で、クラウドファンディングに参加してくれる人がいるのだろうか。そんな集客力なんかないだろうと。
それでも「やろう!」と決めました。私は苦しんでいる人が近くにいるのを知りながら、何もできませんでした。苦しんでいた人が笑顔になれることに協力できる機会が目の前にあるなんて、こんなありがたいことはないと。無力な私でも、本当に小さな小さな力でも、役立つことがあるのではないかと。
同じ日本で、災害というどこにも憤りをぶつけられる場所がなく苦しんでいる人がいて、その人たちが笑顔になってくれることがあるなら、こんなにも幸せなことはない。
何よりもその思いに賛同しました。私ができるのはとても小さなことですが、思いを多くの人に知ってもらいたいと思い、このブログを書くに至ります。
「協力したい!」方への具体的なお願い
先述もしましたが、プロジェクトのお手伝いの方法というのが「クラウドファンディング」です。お金が必要なことなので、無理に協力を募ることはしません。
ただ、少しでも共感する思いがある方や「力になりたい!」と思ってくださった方はご協力いただけたら本当にうれしいです。私もクラウドファンディングに参加させていただきました。
クラウドファンディングとその方法
クラウドファンディングというのは、さまざまな理由でお金を必要としている人がアイディアを掲載し、その思いに共感してくれる人が出資して支援者になるという、インターネット上での資金調達のサービスです。
金額に応じて、出資者には金額に応じたリターンが送られます。今回の『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』では一口5,000円から。リターンとしてお礼の手紙や八幡浜市の絵はがき、花火大会に参加してくれた子どもたちからの絵日記風手紙、愛媛県の特産品などが贈られます。
期間は2018年11月21日(水)から2019年2月18日(月)まで。
目標金額に達すると八幡浜市近隣の子どもたちを招待して、花火大会が開催されます。さらに資金が集まればたくさんの花火を打ち上げることができます。
さらに詳しい方法については、クラウドファンディングのページにてご紹介されています。注意事項なども記載されておりますので、実際にクラウドファンディングにご協力してくださる方はしっかりとお読みください。
この記事にもリンクを記載しておきますので、ご協力したいという思いのある方や、興味があるという方はぜひ一度ご覧になってください。サイトからは、プロジェクトメンバーの方々の強い思いも感じられると思います。
▼『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』詳細はこちら
何よりもの願い
何よりものリターンは被災した子どもたちから広がる笑顔だと思います。花火を見に来てくれた子どもたち、その家族、花火は見られなくてもプロジェクトのことを知って心強く感じてくれた人。
綺麗事でも偽善でもなく、そういう人たちが笑顔になってくれること何よりもうれしいことだと心から思っています。
災害で苦しんだ経験がある人は、たくさんいらっしゃると思います。自分が被災したわけでなくても、その痛みを感じて、できることはたくさんあります。今回の『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』も、その一つだと信じています。
私ができることはクラウドファンディングへのご協力と、その内容をお伝えするということだけです。ご覧になってくださった方は、もちろんご無理はなさらずに、少しでも気になるなと思った方はぜひ興味を持っていただいて、被災した子ども達の笑顔のためにご協力いただけたら幸いです。
▼『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』詳細はこちら
2019/2/10 追記:クラウドファンディングの目標達成!
2018年11月から始まった、『YAWATAHAMA笑顔打ち上げプロジェクト』のクラウドファンディングですが、
無事目標を達成できたそうです!
わー!おめでとうございます!このブログを見てくださった方、ツイートなどで知ってご協力くださった方がいれば、本当にありがとうございます。何より発案者の皆様のお気持ちとお力が本当に素晴らしかったからだと思います。
これで笑顔の花火が打ち上がるのかなと思うと、ほんの少ししか力になれていない私ですが、それでもうれしいです。
3月2日(土)の開催日は、なんとか好天でありますように。昼間のイベントもみんなが笑顔になり、夜には花火と笑顔が打ち上がりますように。遠い北海道から願っています。
aoikara