喜怒哀楽、天変地異なaoikaraです。意味はないです。
“怒り”の話
さて、男性の皆さん。こんな経験をしたことはありませんか。
何かよくわからないけど、彼女・妻が明らかに不機嫌だ。気になるから「怒ってる？」と聞いてみたら、「怒ってない！」と答えられた。しかし、明らかに怒っている。
なんで「怒ってる」のに「怒ってない」と言うのでしょうか。一人の女として、私なりに推察した結果、3つの理由が思い浮かびました。
女性が怒ってるのに「怒ってない」と言う３つの理由
- なぜ自分が怒っているのか相手が理解していないから。
- 怒っているのを悪いことのように言ってくるから。
- 本当に怒っていないのに「怒ってる？」としつこく聞いてくるから。
1つ1つ詳しく解説します。
1．なぜ自分が怒っているのか相手が理解していないから。
急に怒り出す人なんて100％いません。怒るのには理由があるんです。正統な理由か理不尽な理由かはさておいて。
怒っている女性はその女性なりに理由がある。その女性にとっては、正統な理由で怒っているんです。怒っていて冷静な判断ができないし。怒らせた相手はそれを理解して、「〇〇しちゃってごめんね」と謝るべきだと思ってしまうんですね。
それなのに「怒ってる？」と感情の確認をするなんて、「怒ってるのは当たり前でしょ。どうして怒ってるのがわからないの？」と、理由を理解していないことに腹が立ってしまうのです。
なので、「そんなこともわからないの？」という意味を込めて「怒ってない！」と返してしまうわけです。これは確実に怒っていますね。
2．怒っているのを悪いことのように言ってくるから。
「怒ってる？」の聞き方にも問題があるのかもしれません。「ごめん、どうして怒ってるかわからないから、教えてほしい」と言えば、彼女は理由を答えてくれるかもしれません。
でも、「いや、なんで怒ってんの？ｗｗｗ」「今怒る状況じゃなくね？ｗ」「ってか、俺の方が怒りたいんですけど」みたいに、彼女の怒りを否定した聞き方になっているときがあるんですね。
女性としては「怒った方が悪いわけ？」と思って、意地を張ってしまい、本当の気持ちを抑えつけて「怒ってないよ」と言いたくなってしまうのです。
3．本当に怒っていないのに「怒ってる？」としつこく聞いてくるから。
怒っているように見えて、そういう表情なだけで、本当に怒っていない女性もいます。それでも、何度も何度も「怒ってる？」「いや、怒ってるでしょ」「絶対怒ってるって」「なんで？何？」「うそうそ、怒ってるよね？」みたいに、しつこく聞いてくる人っていますよね。
本当に怒ってなかったのに、しつこく聞かれすぎて「怒ってないって言ってんでしょ！」とぶち切れてしまうわけです。結果的に「ほら～やっぱり怒ってんじゃ～ん」とか言いそうですが、怒らせたのはあなたです。
怒る女性、怒られる男性、に一言
怒る女性よ、とりあえず深呼吸して冷静になりましょう
怒ると言わなくて良いことまで言ってしまいます。勢いで言ってしまったことが、相手を深く傷つけるかもしれません。自分では怒りから出た買い言葉に売り言葉なのに、相手にとっては「それが本音だろう」と思い込ませてしまうかもしれません。
怒っているときは感情のコントロールができないので、言葉や態度で大切な人を必要以上に傷つけてしまうこともあるのです。それはすごく悲しいことです。
だから、深呼吸して、少し落ち着きましょう。
そして、自分はどうして怒っているのか、整理してみましょう。彼にこんなことをされたから怒ってるんだ、今はイライラしている時期なんだとか怒りを理解できるはずです。
怒られる男性よ、とりあえず考えて、わからないなら聞く
女性が怒ってるな～と思ったら、その前後を考えてみてください。言動とか、態度とか、時間とか…。「あ、前も彼女をこうやって怒らせたな」と理由に気づくかもしれませんよね。
いくら考えてもはっきりとした理由がわからないときは、もう聞いちゃいましょう。自分の中でもやもやとした気持ちで試行錯誤しても、わからないものはわからないです。
吹き出しにしようか。
「本当にわからなくてごめん。怒っているならその理由を教えてほしい。今度は嫌な思いをさせないように、改善したいから」
こんな言い方、どうでしょう。男性からすると「なんでこんな下手に出なきゃ行けないんだよ！」と思われそうですが、怒りに怒りをのせてしまうと、地獄絵図です。理解を示して、冷静に丁寧に聞いた方が、女性も聞き入れてくれると思います。こんな言い方ができる男性って、スマートですよ。
３つの理由それぞれの対処法
1．「相手が理解していない」ときはどうする？
怒る女性よ、感情は言わなきゃ伝わりません
大前提として、他人が考えていることなんてわかりません。あなたが怒っている理由も、彼に説明しなきゃわからないんです。だから「なんでわからないの」の答えは、「言われてないからわからない」です。
「こんなことされたら誰だって怒る！」「彼氏だったら私の怒りを理解してくれて当然」「そんなこともわからないのが余計に腹立たしい！」と思うかもしれません。その気持ちはよくわかります。
でも、人間は100人いれば100通りの感情があります。同じ映画を100人が見て、細部まで全く同じ感想を抱く人はいるでしょうか。いませんよね。
怒りという感情はもっと複雑です。同じことをされたり、言われたりしても、怒る人もいれば怒らない人もいる。また、自分の身体や心の状態で、同じことをされても怒るときと怒らないときがある。たとえば、いつもは笑顔でかわせる彼の冗談も、仕事で追い詰められてしんどいときに言われるとイライラしたり傷ついてしまう。
微妙なことで変わる感情を言わずにまるごと理解してもらおう、察してもらおうというのは無理なんです。それを理解しましょう。
先述したように、まずは怒りを落ち着けて。「怒ってる？」と言われたら、「怒ってる。でも、今は感情がコントロールできないから、冷静になってから話させて」と告げて。落ち着いて冷静に判断できたら、なぜ怒ったのかという理由を説明しましょう。
彼が「どうして怒ってるの？」と理由を聞いてくれたときも、「言わなきゃわかんないなんて！」とさらに怒るのはもったいないです。だって、その彼はあなたを理解しようとしてくれているから。すごく貴重な人です。
さらに言うなら、人は忘れる生き物です。彼はまたあなたを怒らせることがあります。相手を傷つけないようにと思えば、怒った理由も覚えてて当然と思いたいでしょうが、残念ながら人間は忘れます。どんなに大切なこともね。だから、何度かは言わなければ伝わりません。
ただし、何度も何度も何度も何度も言っても、あなたを傷つけるのであれば、あなたが諦めるという方法があります。怒るのもやめてしまう。あるいは、一緒にいるのがしんどいなら、別れるというのも一つの手です。
怒られる男性よ、怒られた理由を本当に反省してる？
女性が怒った理由を話したら、それをきちんと聞いてほしいです。ちゃんと聞いてますか？「ただのヒステリー」とか「怒る女は面倒くさい」と思っていませんか？
その理由をきちんと聞けば、次に彼女を怒らせることがないかもしれないんですよ。だったら、理由を聞いて、自分はどうしたら良いのか、お互いに話し合った方が得ですよね。
「怒りが収まるまでとりあえず謝っておけばいいや」「はいはいって言っておいて、あとはセッ●スして仲直りでしょ」とか、思っていませんか？そういう人は100％また怒らせます。
女性が感情に向き合って、あなたに話そうという姿勢を見せてくれたら、その気持ちに応えてくれるとうれしいです。
2．「怒っているのを悪いことのように言ってくる」ときはどうする？
怒る女性よ、怒って良いんです！
「怒ることは悪」みたいな態度を取られて、怒るのを我慢するなんて、心が痛むだけ。いつか爆発するだけです。怒るのは自然な感情です。喜怒哀楽、人間の感情にきちんと怒りはあります。
問題は怒りの伝え方です。「彼が私を怒らせた、だからその怒りをぶつけたって良いでしょ！」という気持ちはわかります。彼が浮気をしたり、あなたの大切な人や物をバカにするようなことを言ってきたなら、あなたはその怒りをぶつけるべきです。
でも、怒りをぶつけられたら誰だってしんどい。だから、怒りをぶつけるだけでなく、どうしてほしいのか、きちんと考えてほしいということも、きちんと伝えて。
さらに言うなら、自分の中の怒りを彼にぶつけるのはNG。仕事でミスが重なってイライラしていて、彼に会ってその怒りをぶつけるとか。それって彼を傷つけるだけの怒りですよね。
なので、自分が理由の怒りは、怒りになる前の感情を露わにしましょう。仕事でミスが重なってつらい、どうしよう、私ってダメなのかもと。その感情を吐き出せばラクになりますし、押さえつけて爆発して、彼に怒りをぶつけることもなくなるはずです。
怒られる男性よ、いつもニコニコ笑顔で怒らない女性なんていません
感情が安定している女性はいます。そんな女性だとしても、少なくとも一年に一回は泣くことも怒ることもあるでしょう。その姿を見て「だまされた」なんて言う男性は、語彙力がない私からすると「マジなんなの？」です。
誰でも感情がある。あなたの前でいつもにこにこしている彼女も、裏では泣いたり、怒ったり、つらい思いをしているかもしれない。それを見て「めんどくさい」と思うより、「それも彼女の一部」と思わないと、人と人としては付き合えないのかなと思います。
ただし、彼女が怒りをぶつけてあなたを傷つけているならそれは問題です。イライラしてあなたを「このハゲーー！！！」となじってきたり、暴力を振るってきたりしたら、もう感情ではなく人としての問題ですよね。
そういうときはきちんと伝えましょう。「君が怒るのは仕方ないし当たり前のことだと思う。でも、そのせいで自分も傷つくのは本当につらい」と。
その先、彼女と関係性を続けていきたいなら、「怒っても良い。でも、怒りを別の方法で発散できるように考えてほしい」と伝える。別れるなら「傷つける人とは一緒にいられない。さようなら」で良いです。
3．「しつこく聞いてくる」ときはどうする？
怒る女性よ、表情と態度を見直してみましょう
「怒ってる？」と何度も聞いてくるのは、怒っているような表情や態度に見えているからなんですよね。「楽しくなさそう」とか「不機嫌」に見える表情とか態度をしている。
だとするなら、表情とか態度を意識して「楽しい」とわかるようにすることも選択肢のひとつ。ですが、楽しいのに「楽しくない」と思われているというのは、自然体でそう見られてしまう人にとってはショックなことですよね。
だから、まずは相手に理解してもらいましょう。「私は不機嫌だったり、楽しくなさそうに見えるかもしれないけど、本当に楽しい。わかりづらいし、感情表現が苦手だけど、楽しいからこそあなたと一緒にいたいと思ってる。それを理解してほしい」と。
自分の表情とか態度を無理に変えようとしてもわざとらしくなってしまうので、そこは意識しなくても良いんじゃないかなと個人的には思います。
それでも不安に思ってしまう人はいるので、言葉にして伝えるのがおすすめです。楽しいという気持ちを伝えるだけで良いんです。その都度「わーすごーい！」とか言わなくても良いので、デート終わりとかに伝えましょう。
「今日は一緒にいられてすごくうれしかった」「とっても楽しかったから、また一緒にどこか行きたいな」とか。終わりよければすべてよしという言葉があるように、終わりの印象は強くなるらしいので、デートの別れ際とかがおすすめです。
言葉で伝えられると、相手も安心してくれると思います。
怒られる男性よ、「楽しければ～～なはず」の固定概念を取っ払ってみよう
自分と一緒にいて本当に楽しいのかなと思ったり、彼女が不機嫌そうに見えてしまうと、「怒ってる？」と聞きたくなる気持ちもすごくわかります。でも、彼女が本当に怒ってなかった場合、ぎくしゃくしちゃいますよね。
それって、「〇〇したら、こんな風に喜んでくれるはず」「楽しければずっと笑っているはず」という固定概念があるんじゃないでしょうか。だから、そういう反応を見せていない彼女は「自分と一緒にいても楽しくないんだ」と思ってしまうのでは？
でも、感情表現は人それぞれですし、あなたが好きな人はあなたが想定している範囲外の感情表現をしているかもしれませんよね。それをまず理解すること。
その固定概念を取っ払って、彼女だけのオリジナルの感じ方を見つけてみてください。
「彼女は本当に楽しいときは黙っちゃうんだ」とか「真剣な目をしてるから集中してるんだな」とか彼女の反応とか感情を見ている方が、楽しい発見になると思いますよ。
怒るのだって感情だ
怒るのも感情です。だからってぶつけられたらやっぱりつらい。そうやってお互いが思いやることが一番ですよね。気持ちを大切にしましょ。
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aoikara
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