中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

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雪の降る街は寒くてあたたかい

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雪の降る街を、と歌いたくなる季節がやってきた。その先の歌詞を知らないし、JASRACに怒られるのはしゃくなので、この先は歌わない。

 

遅れていた北海道の雪が降り始めた。真っ白な風景は久しぶり。とはいえ半年ぶり。もう何度も見て、見飽きたはずなのに、今年は待ちわびていたような心地で心が躍る。

 

観測史上最も遅いレベルで初雪が遅かった北海道。感じたのは、なんか暗いということ。夕方には日が沈んで朝もずーっと真っ暗。あ、これは雪がないからだなと気づく。

 

真っ白な雪があるとわずかな光でも明るく見える。朝日はキラキラ雪が反射するし、昼間は目を細めてしまうほどまぶしいし、夜も月明かりのやわらかな光を包む。そういう雪の明るさがなかったものだから、なんだか暗いと感じていたのだ。真っ暗だった。

 

今は雪が降る夜空を見上げると、白い雪が自分に向かって迫ってくるようで、空に向かって行くような不思議な感覚になる。星が降ってきたような。

 

雪が降るということは、それだけ寒いということ。雪が積もるということは、さらにそれだけ寒いということ。北海道の方言でいうなら、しばれるような寒さがやってくる。

 

だけど、雪景色はあたたかい。やわらかさ、優しさ、明るさがある。ほっこりするような気持ちになる。

 

だから、雪の降る街は寒くてあたたかい。極寒の冬の寂しさを忘れているうちに、そんなことをぼんやり思っておこう。

 

 aoikara

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