中卒フリーライターほぼ無職。

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下町ロケット2 第4話 ネタバレ 情報漏洩!?裏切り者はまさかの…

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口は固いつもりのaoikaraです。まあ誰の秘密も握っていないので、情報漏洩なんてすることもありませんけどね。

 

というわけで今回のテーマは…

 

下町ロケット2 第4話 ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

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▼下町ロケット2 第3話 記事はこちら

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第4話 あらすじ・ネタバレ

情報流出

佃航平(阿部寛)と殿村直弘(立川談春)の機転により、帝国重工による信用調査をなんとかクリアした佃製作所。ギアゴースト買収へと本格的に動きはじめた矢先、神谷弁護士(恵俊彰)から呼び出され、「ギアゴーストの開発情報が外部に漏れている可能性がある」と告げられる。

 

神谷の事務所に集まった佃と技術開発部長の山崎光彦(安田顕)。ギアゴーストの社長・伊丹大(尾上菊之助)と島津祐(イモトアヤコ)。

 

どういうことかと神谷が説明をする。ギアゴーストを特許侵害で訴えているケーマシナリーは、T2の副変速機が開発されたわずか1週間後に、特許のクレームの補正を行っている。クレーム補正とは、申請した特許が独占できる範囲を事後的に修正すること。

 

つまり、ケーマシナリーの最初の特許であれば問題はなく、その後わずか数行に追加されたクレーム補正で、ギアゴーストのT2は特許侵害となった。ということは、ケーマシナリーが開発状況を知っていた可能性がある。

 

神谷は島津に尋ねる。数多くの特許を申請しているのに、T2の副変速機の特許申請をしていないのはなぜかと。「以前から知られている技術の応用だと思っていたので…」と島津は答える。神谷は「以前から知られている技術の応用」が気に掛かっている様子。

 

一方、佃製作所の技術開発部では、立花洋介(竹内涼真)や加納アキ(朝倉あき)らトランスミッションチームは、ギアゴーストの問題が解決しないとと考えていた。

 

「ごちゃごちゃ言ってももう仕方ねえだろ」と憎まれ口を叩くのはもちろん軽部真樹男(徳重聡)。立花は軽部をたしなめつつ、自分たちには何ができるか考えようと言う。

 

神谷の事務所にて、伊丹は自分たちの会社に開発情報を横流ししている社員がいるとは思えないと述べる。たった30人の会社で、みんな会社立ち上げ。苦楽を共にしてきた戦友で家族だと。

 

「みなさんは家族のことを疑えますか?」そんな伊丹の言葉に、誰も返すことができず…。一旦話し合いは解散。皆が帰った後で、神谷は島津が忘れていったクマのトートバッグを見つける。

 

疑惑の人

島津と伊丹が会社に戻ると、「あのー…」と社員の坂本菜々緒(菅野莉央)が恐る恐る声をかけてくる。坂本は「買収」という文字が気になり、勝手に資料を見てしまったことを二人に詫びる。伊丹も自分の不注意だったと言う。

 

また、坂本は「話してしまった」とも言う。その相手は、同じ社員の柏田宏樹(馬場徹)。「まさか柏田君が?」思わず島津が言い、「バカなこと言うなよ!」と伊丹が嗜める。

 

「やっぱり柏田さん、何かしたんですか?」と坂本が心配そうに聞くが、「気にしないで」と島津は硬い笑顔で隠す。

 

それぞれの思惑

ギアゴーストの退社時刻。柏田は会社を出ながら、スマホで誰かと電話している。坂本は柏田をこっそりと追いかける。

 

ちょうど同じ頃、神谷が島津のカバンを手にギアゴーストの社屋にやってきた。社内の本棚に目をやり、何かに気づく。「ロービジネス」という冊子がなぜか6月号だけがない。

 

気になった神谷は坂本を呼び止め、定期購読しているのか尋ねる。坂本は急ぎながらも、「そうです」と答え、「古くてもう取ってないものも置いてあるんです」とも続ける。 そのまま坂本も柏田を追って退社。

 

伊丹は警戒心を露わにしながら、神谷に近づく。神谷は島津が忘れていったカバンを、本人に手渡す。そのついでとして、内通者について何かわかったことはないか、伊丹に聞く。「いえ、特には」と伊丹は硬い表情のまま答え、神谷は笑顔でそのまま帰宅。

 

島津は声をひそめて、伊丹に「柏田君のこと伝えなくていいの?」と聞く。「いいんだよ。第一、何の証拠もない」と伊丹は答える。情報漏洩といっても、神谷の憶測に過ぎないと。さらに、「正直言って、俺はあの人のこと信頼できないよ」とも言うのだった。

 

農家の息子

同じ頃、殿村は家で妻・咲子(工藤夕貴)と父親・正弘(山本學)の話。手術をしたばかりなのに「退院させてくれ」と言っているらしい。「田んぼのことが心配なのよ」と咲子は言う。

 

そして、殿村に「来年はどうするの?」と聞く。「やめてくれって言うしかないだろ」と答える殿村。「私は別にいいと思うけど」咲子は意外なことを口にする。以前は田んぼなんて嫌だと言っていたらしい。

 

「そうなんだけど、いろいろ手伝ってたら、こういうのもありかなって。米作りみたいに自然と関わる仕事もありかなーって。あなたもそうなんじゃないの?」咲子の言葉に、殿村は「いや、俺は…」と答えられず…。

 

衝撃的な事実

神谷は事務所に戻り、ギアゴーストにあった「ロービジネス」という冊子を取り寄せている。ちょうど抜けていた6月号を開き、衝撃的なものを目にする

 

裏切り者は…

一方、佃はボウリング中。これまで6ゲーム目までストライク。パーフェクトを狙うために「精密機械のように同じ動きを繰り返すだけ」と言い聞かせて投球、する直前にスターウォーズの着信音に気を取られてまさかのガーター。電話の相手は…

 

神谷の事務所に伊丹と島津、そして電話で呼び出された佃。「これを見れば情報漏洩を認めざるを得ない」と神谷は伊丹に大きな封筒を手渡す。

 

しかし、伊丹は「不愉快極まるな」と暗い表情のまま、「もうけっこう!」と席を立つ。後のことは顧問弁護士の末長(中村梅雀)と相談すると。

 

伊丹が帰ろうとするのを、佃は必死に止めるが足は止まらず。島津が代わりに謝罪する。神谷は島津に封筒を手渡し、「とにかく中身を見てください」と言う。

 

伊丹と島津はタクシーに乗って帰る。 島津は伊丹に「気持ちはわかるけど、問題を根本的に解決しなきゃ」と助言する。伊丹は「島ちゃんは柏田がやったと思うか?」と詰め寄るように聞く。「…わからない」と島津は答える。

 

柏田は道を歩きながら、誰かと電話している。坂本はこっそりと尾行する。

 

「先日はありがとうございました」ケーマシナリーの顧問弁護士・中川京一(池畑慎之介)も電話をしている。いつもの赤く毒々しい部屋で、ケーマシナリーの知財部長・神田川敦(内場勝則)と一緒にいる。信用調査は空振りだったが、次の一手も用意してあると。「今どちら?」中川が聞く。

 

「あ、着いたみたいです」柏田はとある店に入る。

 

「どうぞこちらへ」中川が案内する。

 

「良いお店ですね」柏田がいるのは、赤い照明が効いた店だった。

 

島津と伊丹のタクシーの中。話の続き。島津は言う。「たとえそうだったとしても、それを受け入れる覚悟は…必要だと思う」そして、神谷からもらった封筒を伊丹に渡す。

 

伊丹は決意し、封筒の中身を取り出す。その書類に伊丹は目を見張る。

 

神谷の事務所では、佃が伊丹に渡した資料の原本を見せられていた。

 

「まさか…」資料を見た伊丹は衝撃を受けていた。「どうして…」島津も驚きを隠せない。

 

ちょうどその頃、中川が店に招いていたのは柏田…ではなく、ギアゴーストの顧問弁護士・末長だった。末長は親しげに笑顔。

 

神谷が手渡した資料には、中川と末長の対談記事が載っていたのだった。

 

柏田を追いかけていた坂本も、赤い照明の店にやってくる。柏田に声をかけるが、全く別の仕事の用件。似ている店で、坂本のただの勘違いだった。

 

神谷によると、二人の対談記事が載っていた雑誌は、末長の知り合いが作っていたらしく、ギアゴーストも付き合いで購入していたらしい。しかし、毎号そろっていたはずなのにある月だけないことに気づいた神谷が調べたところ、件の記事を発見したという経緯を佃に説明する。

 

この業界紙はすでに廃刊されている。ウェブ上にも記事は載っていない。その対談記事だけが、中川と末長のつながりを示す唯一の証拠だとも神谷は説明。

 

佃は衝撃の事実を前に、神谷にギアゴーストの弁護を頼み込む。しかし、神谷の答えは「お断りします」。「私は負ける裁判はやりません」いつもの神谷のルールだった。

 

対談記事だけでは証拠にはならない、裁判には勝てないとも言う。「別のアプローチが必要です」と。「教えてください。どうすればいいんですか?」佃は聞く。

 

一方、中川たち。神田川は計画に抜かりがないと中川を褒める。中川は「それもこれもこの末長先生が快く協力してくれたおかげです」と酒をつぐ。二人は大学の同期だった。

 

4年前、情報提供してほしいと中川は末長に以来。「これで」と指を3本立ててみせる。300万円じゃやらないと断る末長に、「3億円」と中川は報酬を告げたのだった。

 

「これからもよろしくお願いしますよ」中川は末長に言う。

 

ギアゴーストの会社に戻ってきた伊丹と島津。ケーマシナリーへの回答期限は明後日。島津は末長に聞くのかと伊丹に尋ねる。「いや、話さない」と伊丹は答える。仮にケーマシナリーと末長が結びついているのなら、こちらが気づいているのは知らない方が良いと。手の内を明かさないことにした。

 

「末長先生がどう出るか、見極めて判断するしかない」

 

嘘吐きの見極め

そして、ケーマシナリーとギアゴーストの面会当日。中川と若い弁護士コンビのケーマシナリー、伊丹に島津と末長を伴ったギアゴーストチーム。

 

伊丹は「もう少しお待ちいただけないでしょうか」と申し出る。中川は腹を立てたように「払う払う詐欺」と一刀両断。

 

「払わないと申し上げているわけではありません」と末長が穏やかな口調で食い下がってきた。中川はこれ以上時間稼ぎするようなら法廷でと言うと、「ちょおっと待ってくださいよ!」と末長はオーバーなリアクションをしている。

 

二人の押収を、伊丹と島津は白々しい目で見ていた。この二人が知り合いだとすると、あまりの茶番だとでもいうような目で。結果、交渉は決裂して、中川は訴訟を言い渡して部屋から出て行く。 

 

ギアゴースト側の3人は喫茶店へ。「いやあ、厳しい結果になりましたねぇ」と末長は険しい顔をしてみせる。伊丹はもっと中川と話す余地があるのではないか、知財の弁護士同士、個人的に親しい関係ではないかと探りを入れる。

 

しかし、末長は「はあ、何を言ってるんですか?」と返した。もし知り合いならもっと事をうまく進めていると。

 

さらに「きつい言い方ですが、負けは負け。負けを認めることから次が始まるんじゃないですかね」とぶっきらぼうに言う。そして「予定があるんで」と言い、自分の飲んだジュース代だけ小銭を出して、足早に帰宅する末長だった。

 

残された伊丹と島津は愕然としていた。「嘘吐いてたね…」島津が言う。しかし、黙っていてもどうにもならない、とも伊丹に言う。

 

「これも何かのしっぺ返しなのかな」と伊丹は言い出す。「帝国重工時代、仕事とはいえいくつもの下請けを切ってきた。その報いなのかもなぁ…」とつぶやく。

 

そんな伊丹のスマホに着信が入る。相手は中川の助手の若い弁護士で、青山と名乗る。「一つ提案がある」と青山は言う。「和解の糸口が見つかるかも」と。そして、もう一度会社に来るように言うのだった。

 

電話を切った伊丹に、「どうしたの?」と島津は聞く。しかし、伊丹は「急用ができたから、先戻ってて」と嘘を吐く。そんな伊丹を、島津はただ心配そうに見ていた。

 

しっぺ返し

伊丹は戻り、青山に提案の内容について聞く。ギアゴーストに興味を持っている会社がある、と青山は明かす。再び部屋に案内される伊丹。

 

一方、帝国重工では専務の的場俊一(神田正輝)が伊丹の経歴書を見ている。そばにいる機械事業部製造部長の奥沢泰之が「的場さんの下で働いていたのでは?」と尋ねる。

 

的場は、伊丹を優秀で部署でも目立つ存在だったと話す。しかし、帝国重工という巨大組織では、その能力は仇となった、とも言う。そして、伊丹の経歴書をゴミ箱に捨ててしまう。「出世というのは難しいものだ」と的場は言う。

 

伊丹は青山から、買収に興味を持っている会社の資料を渡される。今すぐにその会社の者と会うことに。その会社の名前は「ダイダロス」

 

ダイダロスの者が部屋に入ってきた。その姿を見るやいなや、伊丹は思わず立ち上がる。「まさか…」と伊丹の声がこぼれる。

 

「久しぶりですねぇ、伊丹さん」

 

そこにいたのはダイダロスの代表取締役・重田登志行(古舘伊知郎)。伊丹が帝国重工時代に、下儲け切りをした会社の社長で、すがるように懇願していた男だった。

 

「あのあと、親父は死んだよ」と重田は言う。「失意のどん底で死んでいった」と。「それはお気の毒でした」伊丹が声を絞り出す。「よく言うよ」と重田は鼻で笑う。

 

「でも、私は君たちに感謝しているんですよ。自分のの才能に気づかせてもらったんだから」と重田は不敵な笑みを浮かべながら言う。

 

重田工業の社長をしているときは退屈極まりなかったが、帝国重工が容赦なく切り捨ててくれたおかげでそれも辞められた。

 

重田の父親は隠し資産があり、その金で小型エンジンを製造する会社を買収したと重田は言う。「私流のやり方で再起を図った。それがダイダロス」と。

 

そして、重田が次に目を付けたのがトランスミッション。「君の会社だ」と重田は伊丹を見る。ギアゴーストが紛争に巻き込まれていると耳にして、「神様が私にくれたチャンスだと思った」と明かす。

 

別のアプローチ

強く叩くノックの音。佃製作所の社長室に、経理部係長の迫田茂(今野浩喜)がやってきて、「大量の荷物が届いてますけど…」と聞きに来る。「来たか!」と佃は意気揚々と向かう。

 

揺さぶられて

伊丹は重田側の買収条件案を手渡される。重田本人が要点を明かす。ダイダロスはケーマシナリーとの紛争と賠償にかかる費用を負担する代わり、ギアゴーストの全株式の無償譲渡してほしい。社長は伊丹が続投するとのこと。

 

伊丹は従業員の雇用について尋ねる。青山が「従業員の雇用は保障はしません」と答える。まず会社を大きくしてから、従業員を呼び戻せばいいと重田は言う。「断る手はない」とも。

 

「申し訳ありませんが受け入れるわけにはいかない」と伊丹はきっぱりと言う。帝国重工の下請け切りを後悔しており、ギアゴーストの社員だけはなんとしても守り抜こうと決めたのだと。「この条件は飲めません」と部屋を後にしようとする。

 

「いいのかな?」と重田は言う。ギアゴーストを買収しようとしている佃製作所は、帝国重工とずいぶんと親しいのではとちらつかせると、伊丹の心は揺れる。

 

邪魔な相手

佃製作所には大量の資料が届いていた。何かと聞かれた佃は「論文だ!」と答える。「宝探しみたいなもんだ」と。

 

中川弁護士の事務所には重田が一人。そこに中川がやってくる。伊丹の回答は「持ち帰って検討」とのこと。「どうしてもギアゴーストがほしい。あの伊丹という男も」と重田は言う。そして遠くをにらみつけるように、重田は言う。

 

「邪魔なのは佃製作所ですねえ」

 

敵対視されている佃は会社で大量の資料を目の前に、「ギアゴーストを助け出す突破口だ!可能性が1%でもある限り諦めんぞ!開けてくれ!」と前向きに事を進めていた。

 

田んぼ

新潟県燕市では、殿村が実家に戻って田んぼの作業をしていた。父・正弘も退院し、家で横になっている。「ヒエ取りは終わったか?」と正弘が聞くと、まだだったらしく「明日やるよ」と殿村は答える。

 

「明日だあ?明日じゃだめなんだよ!米はなあ生きてるんだよ」と正弘は言い、立ち上がって自分がやろうとし出す。

 

「いい加減にしろよ!」殿村が声を荒げる。「別にどうだっていいだろう!どうせ今年で終わりの田んぼなんだから!」殿村の怒鳴り声に、正弘は引きつったような表情になる。言った殿村も、自分で言ったことが信じられないようにはっとする。

 

正弘は表情を和らげて笑顔になり、「そだな。おめえの言う通りだ」と言い、のそのそ布団に戻った。

 

結局、殿村は雑草をむしりに行く。妻の咲子も来るまで様子を見に来て、笑っている。「あなたも田んぼのことが心配なのね」とどこかうれしそうな咲子。そんな殿村の様子を、正弘が外に見に来ていた。

 

また家に戻ってきた殿村は「やっといたよ」と父親に報告。「あんなへっぴり腰でよく刈れるな」と正弘は言う。「見てたのかよ」と殿村。「まあな」と正弘は笑顔。

 

「でもな、もう十分だ」と正弘は言い出す。そして、以前殿村の同級生が譲ってくれと言っていた話を詳しく聞きたいと言う。

 

「やっぱりな、こんな半病人みたいな体でできるほど米作りは甘くねえのかと思ってな。おめえや咲子さんにも迷惑かけっぱなしだ。だけど、田んぼを放り出しゃ、ご先祖様に言い訳が立たねえ。他の人がやってくれんだったら、それはそれでいいんじゃねえかと思ってな」

 

と、正弘は言う。「本当にいいのか、それで…」殿村は深刻な表情で聞く。「なんだよそれ?おまえが言い出したことだよ?」正弘は帰す。「そうだけど…」

 

「まあ、潮時だ。こういうときは引き際が肝心なんだ。もう十分やった」正弘の言葉は自分に言い聞かせているようだった。殿村は何も言えず…

 

1%の可能性

佃製作所では、社員全員が論文を読んでいる。何が書いているのかわからない者も多い。「お目当てのものがあるんですかね?」と聞かれた佃は、「そう信じて探すしかない」と答える。

 

父と息子が向き合う

「米作りのこと、もう一度俺に聞かせてくれないか?」殿村は正座して、父親に向き合う。正弘は笑い、「やめとけ、サラリーマンの方が安定してるよ」と言う。「安定してないよ」と殿村は言い返す。

 

「意に沿わない仕事を命じられ、理不尽に罵られ、それでもやめられないのがサラリーマンだ。収入は安定しているかもしれないけど、心の安定はないよ」と。「そうかなぁ…」と正弘は言う。

 

「たしかに銀行員時代のおめえは疲れ切った顔で帰ってきてた。でも、今の会社は違うんだろう?社長さんだって、遠いところからやってきて、泥だらけになって田んぼを手伝ってくれた。面白い会社だよ。おめえはおめえのままでいいんだよ。立派なサラリーマンだ」

 

そう、息子を称える。しかし、殿村の表情は暗いまま。「でも…俺は親父に何の恩返しもできなかった」そう思いを明かす。「元気でやってることが恩返しってもんだい」正弘はそう言い、からっと笑う。

 

そんな夫を少し離れた場所で見つめる咲子。殿村の母・恭子(立石涼子)とも仲良く家事をしている。こういうところで暮らせたらと思っていたらと、咲子は明るく言うのだった。

 

父の姿を見る息子

殿村は佃に電話し、正弘が田んぼを譲ると決めたことを報告する。殿村は「今までいろいろとお手伝いいただきありがとうございました」と感謝する。また、正弘も本当に感謝していたとも伝える。

 

佃は申し訳なかったと言う。「良いトラクター作って、少しでも親父さんの助けになりたかったんだが、間に合わなかった」と。殿村は正弘も諦めがついたようだと話す。「これで良かったんです」と言う。

 

電話の後、殿村が家の中に戻ると、正弘がいない。慌てて田んぼへと向かうと、そこに正弘がいた。夕日が照りつける田んぼに向かって、何度も何度も頭を下げて、手を合わせて拝んでいた。

 

正弘がトラクターを動かして土を耕し、水田に田を植え、雑草を取り、稲を刈り、米を作り続けてきた田んぼ。何度も何度も頭を下げている父を見て、殿村は涙が止まらなかった。

 

四人集まれば…

例の赤い部屋には神田川と中川、重田、末長が集まった。中川はギアゴーストの特許侵害において法廷にまで持ち込んだことを形式的に詫びる。神田川は「15億円入ってくることに変わりはないんですから」と気にしていない。

 

「そういえば」と末長が口を開き、伊丹に中川との関係を聞かれたことを明かす。中川たちは気づかれたのかと不審がるが、「ご心配なく。私たちの関係に辿り着くことは絶対にない」と末長は余裕の表情。最終的にダイダロスを選ぶだろうと言う。

 

中川も「この裁判は必ず勝つ」と宣言。重田はここにいる全員が得をすると、「Win-Winならぬ、Win-Win-Win-Win」などと言い、皆で笑い合うのだった。

 

技術者の父と娘

佃は自宅で大量の論文を読んで探しているが、あまりの膨大な量に疲れてしまい、仰向けになって「ダメだこりゃ」とつぶやく。

 

そこに娘の利菜が帰ってくる。「論文でも書くつもり?」と利菜は冗談交じりに聞き、「救いたい会社があってな」と佃は答える。利菜は佃が買収している会社だと察する。佃は新型エンジンのバルブシステムができたのも、その会社のおかげだと言う。

 

「そっちの会社の方が大きくなるかも」と言う利菜に、「そうなったら嬉しい限りだ。中小企業のうちとしても夢が広がる」と佃は答える。

 

「ねえ、パパ」利菜は元気がない。「ロケットはこれからどうなるんだろうね」と、少し落ち込んだ声で言う。利菜が勤めている帝国重工は大型ロケットから撤退するかもしれない。利菜はロケット打ち上げを見て入社を決めたのにもかかわらず。

 

「もしうちまでロケット辞めちゃったら私…どうしていいかわからないよ」そんな風に落ち込むのだった。

 

佃は利菜のそばにやってきて、隣に座る。そして、思いを語り始める。「なあ利菜、俺はなぁ、昔ロケットの世界から挫折した。でもな、思いをずっと捨てられずにいたから、今までとは違う形でロケットに携われた。おまえがロケットのことを愛してくれて本当にうれしいよ」と笑顔で言う。

 

「いいか、考えもみろ?人類が宇宙開発をしていなかったら、台風の進路を予測することも、カーナビで目的地に行くことも、こんな豊かな世の中にはなっていなかったんだ。

 

大型ロケットの技術を採用できたのは、ロケット研究に情熱を燃やしてきた技術者達の技術の結晶だ。そして、人類の科学の歴史そのものなんだよ。

 

目先の利益のためにそんな貴重な財産をたやすく捨てるなんて、そんなバカな話あってたまるか!だからこの国から、帝国重工から、ロケット開発は絶対になくならない。

 

俺は、一技術者として そう信じている

 

利菜は涙ぐみながら笑顔になり、「私もいつかそんな技術者になれたらいいな」と言う。「何言ってんだよ。おまえはもう一流の技術者だよ」佃は言う。「あとは俺みたいに挫折しないことだな」とも。

 

「挫折したかもしれないけど、パパは立派な技術者だよ。尊敬すべき、技術者だと思う」利菜は佃の目をまっすぐ見つめて、言う。

 

佃も涙ぐみながら笑顔に。「これからのことはともかく、目の前の仕事を一生懸命頑張るしかない。結果は後でついてくる」そんな父親のアドバイスに、利菜は元気になり、「うん、パパもね」と答える。「はい」礼儀正しく返事をする佃だった。

 

元気を取り戻した利菜は、論文探しを手伝おうと言う。「論文なんて久しぶり。大学の頃たくさん読んだんだけどなぁ」とパラパラとめくる。ふと、佃は何か思いついたような表情になり…

 

闘う理由

佃製作所の社長室には、佃と神谷、そして伊丹と島津が呼ばれていた。ギアゴーストにはケーマシナリーから訴状が送られてきた。

 

伊丹は先日の失礼な態度について頭を深く下げて謝罪する。神谷は「別に気にしてませんから」と止める。

 

「いよいよ裁判ですね」と神谷は笑顔で伊丹と島津に言う。伊丹は「ぶしつけなお願いだとは重々承知ですが…」と、神谷に代理人を頼み込む。末長との顧問契約を打ち切るとのこと。

 

「最初に申し上げておきますが、私は負ける裁判はやりません」神谷はいつものように言い切る。そして、島津に尋ねる。先日会ったときに、問題の副変速機についてこう言ったと。

 

「以前から知られている技術の応用だと考えていた」

 

それはなぜかと神谷は問う。「なぜと言われても…」島津が考えていると、神谷は資料を手渡す。それは「CVTにおける小型プーリーの性能最適化について」という題名で、栗田章吾と言う人が書いた論文だった。

 

島津が目を通し、はっと気づく。神谷が、副変速機の開発のもとになるものだと説明。島津は昔見た論文だと言う。

 

実は佃や社員たちが、島津の母校、東京技術大学の書庫で探して見つけたものだった。25年前に大学院生が書いた論文らしい。

 

「佃さんがこれを見つけてくれなかったら、私は検討するまでもなくお断りしたと思います」と神谷は言う。佃は改めて、ギアゴーストの弁護を頼み込む。「もちろんです!」神谷は答える。

 

「ありがとうございます!」伊丹と島津は同時に頭を下げる。「ともにケーマシナリーを、いや中川京一を、完膚なきまでに叩きのめしましょう!」神谷が言う。「一緒に闘いましょう!」佃も言う。

 

夫婦の考え

その頃、殿村が佃製作所の前に来ていた。看板をぼうっと見つめて、何か決心したように微笑み、そして帰って行く。

 

夜、殿村の家。ビールを飲みながら、殿村は思い詰めたような顔をしている。もう缶ビールを2本も空けており、「ちょっと飲みすぎじゃない?」と咲子に言われる。「なんかあったの?」と聞かれ、

 

「うちの田んぼのことなんだけどさ…俺、やろうかなと思って

 

と、殿村は言った。農家を継ぐ決意をしたのだった。そして、佃製作所の仕事は「辞めようと思う」と。ずっと考えていたのだった。

 

「一緒にやらないか、田んぼ」殿村は聞く。しかし、咲子は「あたしはやらない」と答える。明るい口調で。「米作りって簡単じゃないでしょ。うまくいなかったとき、私が働いてれば何とかなるから!」そう笑顔を見せるのだった。

 

「あなたは今まで20年、銀行で頑張って、佃製作所でも苦労しながらやってきた。すっごく感謝してる。だから反対はしない。やってみれば?」殿村は妻の優しい言葉を、噛みしめるように聞いていた。

 

「でも、佃製作所に迷惑をかけるような辞め方はしない方がいいと思う」そう言って咲子は自分もコップにビールを注ぎ、「ほら」と殿村のコップにかちんと音を鳴らして乾杯するのだった。

 

大番頭の決意

佃が社長室で仕事終えて部屋を出ると、殿村が頭を下げている背中が見える。それは佃製作所にある「ロケット品質 佃プライド」という看板に向かってだった。殿村は深々と頭を下げて、手を合わせていた。

 

そして、二人は社長室へ。佃は背中を向けるように立っている。殿村は少し黙り、そして口を開く。

 

「以前、親父に言われました。農家で食べていくのは難しい。だからおまえには大学まで出させたんだ。田んぼを辞めるのはおまえのせいじゃない。俺が自分で決めたんだって。でもあれは…親父が自分自身に言ってたことなんでしょう。

 

とにかく親父は田んぼが好きでしてねえ。未だに口を開けば田んぼ田んぼ、田んぼのことばっかりなんですよ」

 

父親の姿を思い出すように笑みながら、殿村は言う。

 

「そんな親父を見ていますとね、佃製作所に来たばかりのことを思い出したんです」

 

そんな言葉に佃が振り返り、殿村を見る。

 

「あの頃の佃製作所は、銀行に裏切られ、特許侵害で訴えられ、無理な要求を突きつけられて、救いようのない状況でした」

 

そして、殿村は思い出すように言う。

 

「それでも会社を信じ、頭を下げて営業マンがいて」営業第二部部長の唐木田篤(谷田歩)や係長の江原春樹(和田聰宏)を思い出しながら。「成功を信じ、決して妥協しない技術者がいて」山崎や立花を思い出しながら。

 

「そんな社員を信じ、夢見ることを辞めない社長がいた」

 

目の前にいる、佃のことだった。

 

「信じられないような毎日でした。でも、そんな会社で過ごせたからこそ、私のような者でも、物作りの楽しさを知れたんだと思います。

 

ずっと銀行員のままだったら、田んぼを継ぐことなんて思いもしなかった。親父の、米作りに対する情熱のかけらも理解できなかった。

 

何が一番大切なものか、教えてくれたのは社長です!」

 

佃はじっと殿村を見る。

 

「ありがとうございました」殿村は深く頭を下げる。「ここでみなさんと一緒に過ごせた時間は、私にとってかけがえのない宝物です。ただ、こんな大事な時に会社を辞める、そう決心したことは本当に心苦しく、申し訳ありません」

 

頭を下げたままの殿村に、佃は「殿」と呼びかける。「ナカシマ工業から訴えられて、俺が社長を辞めようとしたときのこと覚えてるか?」そんな佃の話に、「はい、もちろんです」と殿村は泣き笑いのような顔で答える。

 

そのとき、殿村はこう言ったのだった。

 

「社長、あなたは夢に愛されてる。だから、逃げちゃいけない。佃製作所は、いい会社です!だから、なんとしても守りたい!守りたいんだ…」

 

佃の目から涙が流れていた。

 

「あのとき殿がいてくれなかったら、今の佃製作所はなかった。殿には感謝しかない。佃製作所を救ってれた、恩人だ!

 

だから今度は、今度は俺に、おまえの背中を押させてくれよ!

 

殿村は佃の言葉に「ありがとうございます」と感謝し、「ただ、この裁判だけはみんなと一緒に最後まで闘わせてください!」とも伝えた。「もちろんだよ!絶対に勝とう!」と佃は答えた。「はい!」殿村も返す。

 

そして、殿村は部屋を出ようとする。それを佃が呼び止める。そして、

 

「よく決めた!よく決めたな、殿!」

 

佃の言葉に、殿村はあふれ出る涙を止められない、しかし、涙は見せられないというように、そのまま顔は見せずに退室した。

 

あと一手

神谷の事務所に、佃、伊丹、島津が集められる。ギアゴーストの裁判の証拠が不十分と言うのだった。まだ証拠をそろえる必要があると。

 

「本当に大丈夫なんでしょうか?」佃の心配の声に、「私は負ける裁判はやりません」と神谷はきっぱりと言う。しかし、こうも続けた。

 

「ただし、今のままでは私たちの負けです」

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そうかー殿村さんついに決断したのか。これから佃製作所がトランスミッションメーカーになれば、トラクターを買うとかつながりはありそうですね。とても大変で、それでも素晴らしい決断だったと思います。

 

長くなりましたので、感想は別記事で書きます!

 

 

aoikara

 

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