新年はだらだらしたいaoikaraです。まあ普段もシャキッとしているわけではないのですが。
というわけで、今回のテーマは新年にスペシャルドラマがある…
下町ロケット2 最終回 感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
▼下町ロケット2 第10話 記事はこちら
下町ロケット2 最終回 あらすじ
佃製作所の社長・佃航平(阿部寛)と、帝国重工の財前道生(吉川晃司)から、「日本の農業の未来を救いたい」という熱い想いを聞いた、殿村直弘(立川談春)の父・正弘(山本學)。300年続いた自身の田んぼを、「アルファ1」の実験農場として貸し出すことを決意する。
その甲斐もあって、より精度の高い走行テストができるようになり、佃たちは製品化を急ぐ。
そして時間はあっという間に過ぎ、首相視察のデモンストレーションイベント当日。佃製作所のメンバーはじめ、前回のリベンジに燃える帝国重工の専務・的場俊一(神田正輝)は首相の到着を待つが、なかなか現れず、到着が大幅に遅れてしまう。
それにより、首相は敵方のダーウィンのデモを見たら帰ると言い、反論する的場や財前だったが…。 果たして再対決の勝負の行方はー。
GOODポイント
- 藤間社長の「公明正大!」「問答無用!」って本当にもう刀を振りかざしてお裁きくだりそうな感じでした。
- 軽部「残業だああああ!!!」
軽部さんからそんな言葉が出てくるなんて!一番盛り上がった瞬間でした(笑) - 佃製作所に来たバイク便の人、社員全員がぞろぞろっと見に来たら、ぎょっとしますよね。しかも落胆されたり、ざわついたり。あの反応は面白かったです。
- 帝国重工の技術力の評価がまさかの「C」。しかも「古い」評価が島津さんと言ってること同じ。あれは笑っちゃったなぁ。
- 「アルファ1」が名前変わってて笑いました。「LANDCROW」というのは、「LAND=土地」「CROW=カラス」なので、ヤタガラスにもかけているのかもしれませんね。Google翻訳だと「手すり」という意味が出てくるのですが他で見当たらず…どういう意味か気になります。
- 殿村さんのお父さん、あんなに機械化渋っていたけど、受け入れていますよね。しかもすっかり元気!毎日毎日走行テストもしていたし、愛着も湧いたのかな。最初はかなり体調が悪かったですし、笑顔が見られるようになってほっとしました。
気になったポイント
- 的場さんの「ショータイムの始まりだ」ってちょっとくすっとしちゃいました。そんなキャラでしたっけ?
- 軽部さん、「耳の穴かっぽじってよく聞け~!」みたいなシーンありませんでした?(笑)
- 「走れ、LANDCROW!俺たちの思いをのせて!」という佃社長のセリフ、まんま陸王の「走れ、陸王!俺たちの夢をのせて!」じゃん。ネタにしていたんですがマジでやるとは…。どちらも見ていたので笑っちゃいましたね。
感想
ある意味で的場はブレない
今回のシリーズって敵はたくさんいるんですけど、一番足を引っ張ってくるのは帝国重工の専務・的場俊一なんですよね。腹を立てながら見ているのですが、よくよく考えると一度もブレてはいません。心を入れ替えることもなく。
大企業が正義で、下請けなんかやってる中小企業なんかちっぽけで価値がない負け犬。技術力で圧倒的な数値を見せつけられたところで、その意思は揺るがない。佃の言葉なんか、夢なんか、耳に届かないし、耳に届いても雑音。
帝国重工の技術力の問題があるから佃製作所に一任されたのに、それを「藤間社長にしてやられた」くらいにしか思ってないんですよね。いや、帝国重工の技術力が劣っているんだけどなぁ。
自分の会社を心から信頼しているのは立派なことですが、おそらく信頼ではないんですよ。中小企業を見下しているから、必然的に自分の会社は大丈夫だろうというだけ。
そういう姿勢は一貫しています。自分を省みないし。何度か「ぐぬぬ」状態でスカッとしたんですが、最終回としてのスカッと加減は足りませんね。これは新春スペシャルでコテンパンにしてやりませんと…。
佃製作所の一体感にわくわく
常に技術の改良を重ねて、一致団結する佃製作所にはわくわくしますね。技術部のことを会社全体のこととして捉えて、みんなでモーター技研の結果を今か今かと待っているところなんかもそうですし。
やっぱり島津さん来てから、技術開発部も一体感が高まったなぁ。士気が上がっていて、見ていて気持ちが良いです。
ダーウィン、大丈夫じゃなさそう
ダーウィン、ダメそうなフラグ立ちまくりじゃないですか?不具合が出ているのに、なんで調べようとしないのでしょう。製品化してからだと遅いし、その方が私なんかは怖いけどなぁ。製品化して不良品で、もし事故でも起こそうものなら一巻の終わりじゃないですか。
以前から島津さんが気にしていたのは、トランスミッションの異音だったんですね。ダーウィンを見ているときに、何か気になっているような表情が、私には印象的でした。
アルファ1でも同じ音がして、それはギアに問題があって、シャフトも見直してかなり改善できました。が、ダーウィンは改良していませんよね。これ、きっとアルファ1と同じ問題でどこかでストップがかかるんでしょうね。地獄へ落ちるフラグを感じます。
利菜ちゃんと島津さんの対話、良かったなぁ
利菜ちゃんは自分の技術が父親にまだまだ及ばないことに気づかされて、相当悔しかったのでしょうね。そのために研究に研究を重ねるという、良い方向性には活かせてしますが。
ただ、あまりにも技術を高めることばかり見てしまっている。島津さんの言う通り、本当に大切なのは使うユーザーのことですし、そして出会った人との関係もある。視野を広げることって大切ですね。
自分が大きく成長できるときって、自分にだけ向き合っているときよりも、誰かと向き合っているときなのかもしれません。利菜ちゃんは、もっともっと成長してくれそうだなぁ。
ギアとシャフトの特許が物語のカギになりそう
無人農業ロボットのトランスミッションで、ギアとシャフトの改善により、耐久性が格段に上がり、無駄な走行音もなくなるよう改良した佃製作所。佃社長の考えで、特許を取るつもりのようですね。
私はこの特許が、物語の最後のカギになるのではないかと思っています。おそらく、ダーウィンもアルファ1(LANDCROE)と同じ異音がしているので、ギアの耐久性に問題があるのだと思います。
そこで改良しようとした結果、シャフトの改良に行き着く。しかし、すでに佃製作所が特許を取っている技術なので使えない…で詰んでしまうのではないかなと。
正直、ダーウィンの方が一歩も二歩も先に進んでいたので、この不具合を見つけられる可能性は佃製作所より高かったんですよね。しかし、ミスを振り返らないから、先を越されてしまった。技術力に対しての誠意の違いが、勝敗を分けるのではないか、と私はにらんでいます。
本当の最終回は来年1月2日か
今回が最終回で、1月2日はその後を描くという情報だったのですが…
全然終わりって感じがしない!
これじゃあスペシャル版の1月2日が最終回だよなぁ、と思ってしまいます。かなり問題残していますし、嫌な奴をやってつけてないし、製品化してないし、…全然スカッとしないよ~。というわけで、来年の1月2日のスペシャルドラマに期待してします!
次回:本当の最終回!
佃製作所も協力をした帝国重工のランドクロウは売れ行きが伸びず。一方で、ダーウィンは好調。そこで的場が手を打ち、正面突破ではないやり方でダーウィンの評判は落ちる。そこで重田と伊丹が考えた手は…
新春の特別版が本当の最終回だと思います。年をまたいでもやもやさせているのですから、新年から思いっきりスカッとさせてくださいよ!新年からドラマを観るので大忙しとなりそうです。
aoikara
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