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西郷どん 第6話「謎の漂流者」ネタバレ 洋服姿の男の正体は?

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着物より洋服派のaoikaraです。むしろ着物は数える程度しか来ていません。現代だとそうですよね。この時代は逆だったようですが。

 

というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第6話「謎の漂流者」ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

 ▼感想はこちら

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▼西郷どん 第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」 記事はこちら

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第6話「謎の漂流者」あらすじ・ネタバレ

必死に走る

西郷吉之助(鈴木亮平)が、薩摩藩主の島津斉彬(渡辺謙)に相撲で勝ってしまい、牢に入れられてしまった。「切腹するかもしれない」と吉之助の弟・吉二郎(渡部豪太)から聞いた糸(黒木華)は、思わず飛び出して走る。

 

吉之助は牢に入れられていた。そこには、先客が。洋服を着た男(劇団ひとり)だった。

 

糸は無我夢中で走り、吉之助のもとへと向かう大山格之助(北村有起哉)、有村俊斎(高橋光臣)、村田新八(堀井新太)、有馬新七(増田修一朗)らを抜かしていく。

 

牢で吉之助は洋服の男に「ないごて牢に?」と親しげに尋ねている。しかし、男は何も答えず、ぼんやりと英語で歌っている。

 

糸が走っている間に日も落ちていた。たどりついたのは西田下会所。糸は「西郷吉之助さあは?切腹は?」と役人を問い詰めるも、格之助らに見つかって必死に止められる。「頭を冷やさんか!」格之助が糸に言い聞かせている。

 

糸はハッとして、「私、ないごて…」と自分がこんなところにいることに驚いている。周りはわけもわからんうちに、吉之助のことを思っていてもたってもいられず走ってきたのかと問う。皆、糸の気持ちに気づいたような様子。

 

新七によると、吉之助に切腹の沙汰はくだってないとのこと。糸は恥ずかしくなって走り去ってしまう。

 

非常な場でも交流を忘れず

牢の中にいる吉之助は「ここは暑かのう」と男に積極的に話しかけている。「具合でも悪かごわすか?」しかし、相手は何も答えない。

 

「喉が渇いちょおますか?」と聞けば、桶を見つけて「飲まんね」と薦める。しかし、男は飲まず。「もしかして毒でも入っとう思っちょるか?」という吉之助は、自分でごくごく飲んでみせる。「あー生き返ったー!」西郷の裏表のない様子に、男も水をがぶがぶと飲む。「water」ともつぶやいている。

 

吉之助の言葉にも反応しているようにも見える。「おいの言葉がわかっちょう?」と聞くと、男は急に「NO!NO!」とぶんぶんと首を振る。「のおて、わかっちょうな!」と吉之助は言う。

 

牢に人がやってきて、食べ物を渡す。吉之助がもりもり食べるのを見て、男も食べる。と、急に食べ物を渡しに来た者が、洋服の男に襲いかかってきた。吉之助が必死でかばう。

 

「なんじゃおはんは!」吉之助が聞くと、「そいつを殺さねば藩がお取りつぶしになりかねん!」と言われる。「お家の存続と、一人の人の命、どっちが大事かわかっちょっとか!」と。懐から刃物を出し、吉之助に振りかざす。

 

間一髪で避けて、吉之助はぶん投げる。相手は気を失ってしまった。その瞬間、洋服の男も膝から崩れ落ちて、気を失ってしまう。吉之助は驚き、男を背負って牢がちょうど開いたので出ていく。

 

そんな吉之助の様子を影から見ている男が一人。「んー」とため息をついていたのは、島津斉彬(渡辺謙)の側近・山田為久(徳井優)だった。

 

娘の父

糸は家に戻り、父親の岩山直温(塩野谷正幸)からどこに行っていたのかと聞く。「西田下会所」と正直に答えると、「なんげ?」と強く父は尋ねる。「人に会いに行きもした」糸が言うと「罪人に?」とさらに父は強く聞く。糸は罪人ではないと否定するが…

 

こんなことが知られては海老原との縁談が帳消しになってしまうと、家から出ることを禁じられてしまう。

 

出~た~

一方西郷家では、皆静かに過ごしていた。吉之助の父・吉兵衛(風間杜夫)は「吉之助、命を粗末にしよって」とため息を吐く。「ぬはーはーはー!」と祖父の龍右衛門(大村崑)が突然叫ぶ。

 

どうやら外に出て驚いたようで、皆がかけつけると、そこに西郷が誰かを背負ってやってきていた。龍右衛門は「おまえ、お化けか~」と驚いているが、「足がはえちょりもす」と吉之助に言われたらすぐに納得。

 

吉之助は「そいは誰じゃ?」と尋ねる。「どうにもわかりもはん。戸を閉めてたもんせ」とにかく謎の男を家に隠すために、ぴっしり戸を閉める。

 

目覚める男

朝が来て、洋服の男が目を覚ました。その顔を覗き込むように見ているのが、吉之助の母・満佐(松坂慶子)。「あら、目を覚ましもした!」と皆にも伝えている。

 

男は驚いて起き上がる。吉之助は「おいじゃ、わかっか?」と顔を見せている。「もうすぐ飯が炊ける」とも伝えている。

 

「Where am I?」と男は尋ねる。誰も聞き取れない。異国の言葉か。「こっちの言うことはわかっちょりもす」と吉之助は言う。

 

そこで満佐がしっかりと向き直り、「わたしは、満佐と申します」とはっきりとゆっくり話す。「Mother?」男が聞くと、「そう、満佐!」と勘違いながら会話が成立している。

 

「お客さんはなんちゅうお名前ですか?」同じように満佐が聞くと、「ジョン…マン」と男はゆっくりと答える。

 

協力者

隣に住む大久保正助(瑛太)は、厳重に戸を閉めている西郷家が気になって、様子をうかがっている。すると、中から牢にいるはずの吉之助が出てきた「うわああ!!」と驚く。

 

吉之助は正助に「メリケンの言葉がわかりもすか?」と尋ねる。正助は父の次右衛門(平田満)わかるかもしれないがとのこと。しかし、次右衛門は喜界島に遠島処分されている。「ないごて?」正助が理由を尋ねると、実はメリケンから客人が来ていると吉之助は伝える。

 

そんな様子を見ていた正助の母・福(藤真利子)が「旦那さあが使ってた辞書」と異国の言葉について解説されている辞書を持ってくる。吉之助はついでに正助もつれて、ジョンマンの元へ。

 

英語で話そう

ジョンマンは満佐から薦められて、箸を使ってご飯をかきこんでいる。「おかわりもあんで、たーんと食べやんせ!」と満佐が優しく言う。

 

同席している正助が父の辞書で調べて「あなだーへるぺん」と翻訳。ジョンマンは「YES」と頷く。吉之助は「正助どんのメリケン語が通じちょう!」と興奮気味。

 

満佐がメリケンでもきちんと座って箸で上手に食べることに関心。しかし、正助は外国ではナイフとフォークを使うはずで「こんな器用に使えるはずはなか」と言うと、ジョンマンは明らかに動揺して咳き込んでいる。

 

満佐が「汁が熱かったかね?」と気に懸けると、「Thanks」と述べるジョンマン。それも正助が辞書で調べて「礼を言っちょりもす」と翻訳。

 

吉之助の祖母・きみ(水野久美)や龍右衛門らは海の向こうから大変な思いでたどり着いたのだろうと、ジョンマンを案じている。満佐はにっこり微笑んで、「遠慮なく好きなだけここにいたらよか」と聞かせている。

 

正助は怪訝な表情をして、辞書で調べて「てるあらい、ばっど!」とジョンマンに向かっていう。「ここ、ぴーぷる、ぐっど」とも。ジョンマンのそばに寄り、「世話になっちょうなら、本当のことを言った方がよか」と耳打ちしていた。

 

日本らしい暮らし

夜になり、ジョンマンは外で樽風呂に浸からせてもらっている。満佐が甲斐甲斐しく世話をしながら湯加減などを見て、ジョンマンは「Thanks」と感謝を述べている。

 

吉之助の弟が起きてきてしまい、満佐が家の中へと連れて行く。

 

吉之助の目的

吉之助は正助と二人。相撲の後に呼び出された吉之助は、斉彬からと側近の山田からとある任務を命じられた。それは薩摩藩に潜入していたジョンマンから話を聞き出せという命。何を聞いても話さない男だと。琉球からの話によると、メリケンの船でやってきたので密航ではないかと疑われている。

 

山田は「どのような手を使ってでも、何を企んでいるのかを探れ。心してかかれ!」と命じていた。

 

しかし、どうやらジョンマンは日本人。メリケンにいたということは…「海外渡航の禁か!」正助は理解する。日本から海外に出たとなると、鎖国の世で死罪になる可能性もある。それなのになぜわざわざ日本に来たのか、それを調べるためのが吉之助の仕事だった。

 

漂流者の目的

外から物音が聞こえる。吉之助と正助が出てみると、ジョンマンが自分の着物を持って逃げ出そうとしていた。使用人の熊吉(塚地武雅)も一緒になって必死に止める。

 

「I must go back to TOSA!」

 

ジョンマンは叫ぶ。「土佐」という言葉が聞き取れた吉之助はジョンマンには何か目的があると感じ、「本当のことを話してくりゃんせ!」と説得。殿である斉彬は異国のことを学んでおり、本当のことを言っても死罪にならないと。

 

正助も「死罪になるならもうとっくに首が飛んじょる!」と続ける。しかし、ジョンマンは「I don't believe it !」激しく拒否。

 

ふと、ジョンマンは家の中の穏やかさに気づく。そこには満佐がいて「ねーんね」と子どもを優しく寝かしつけていた。ジョンマンは思い出す。海で、母に寝かしつけてもらっていたことを。

 

「おっかあ…」

 

満佐を見ながら、ジョンマンはつぶやく。意味に気づいた吉之助と正助は、ジョンマンが土佐にいる母親に会いに日本にやってきたことに気づく。「土佐のどこにおっとな?」と訪ねると、「中ノ浜」と子照る。

 

斉彬の思惑

吉之助はすぐにこのことを書状に書いて、斉彬に送る。話を聞いた山田は、母親に会うためだけに死を覚悟してやってくるのか、真の目的はわからないと言う。しかし、斉彬は「それだけわかれば十分」とした。そして、山田に土佐の中ノ浜にいるジョンマンの母親について調べさせる。

 

斉彬はこの短時間で心を開かせた吉之助のことを思う。「西郷」と言ってふっと笑い「不思議な男だ」と言いながら、洋風な邸宅で紅茶を飲む。

 

届け物

半月後。西郷家には男たちがやってきた。「お殿様よりお届け物」とのこと。吉之助の家族もジョンマンも一緒に見る。そこには青い着物が入っていた。ジョンマンは手を取る。

 

書状もあり、吉之助が目を通す。そして言う。「母上は元気にしちょるそうじゃ」ジョンマンは「おっかあ!」と叫ぶ。青い着物を抱きしめて。それは、幼き頃に寝かしつけてくれた母が着せてくれた着物だった。「おっかあ!」感極まっている。

 

「良かったがあ!」正助も心なしか目をうるませている。「良かったなあ」吉之助もうれしそうに。西郷家の人びとも微笑ましそうにジョンマンを見ていた。

 

知る男

そしてジョンマンは皆に向き直り、口を開く。「わしは中ノ浜の万次郎いうがよ。隠しよってすまんかった」すらすらと日本語をしゃべる。万次郎は漁船に乗っていたところ漂流し、アメリカのウェルシップに助けられたのだった。

 

ウェルシップという言葉に聞き慣れない吉之助は戸惑うが、正助が「鯨船じゃ」と教えてくれる。万次郎は船せ回を周り、いろんなことを学んだという。

 

「こじゃんと楽しかったぜよ!でも、ホームに残したおっかあのことだけが気がかりじゃった」そう思った万次郎は死罪になるのも覚悟の上で、日本に戻ってきたのだった。吉之助も「ほうか」と納得し、龍右衛門は「母を思うて命がけで海を渡ったか!」と感動。

 

「おっかあへのラブぜよ!」と万次郎は言う。聞き慣れない言葉を正助が辞書で調べる。「好きという心」と書いてあった。万次郎は「アメリカではラブが一番大切」とも言う。「好いちゅう思いを堂々と伝える」と、好いた者同士が結婚もできると。

 

吉之助の妹の琴(桜庭ななみ)や正助ら若者は、そんな新しい発想に驚く。親の言うことに従わず、好きな者同士で結婚できるという考えに。

 

日本という国は

万次郎は斉彬に呼ばれて城に上がる。洋風の部屋で二人は対面。万次郎は斉彬を見て「こんなメリケン人みたいなお殿様がいるとは思わなかったけん」と言う。メリケン人は体も大きく顔も違い、天狗のように見えると。「天狗。はて、どこかで聞いたような」と斉彬は軽快に言う。

 

アメリカは皆が優しいと万次郎は言う。自分が生きていることが何よりもの証だと。斉彬は、なぜそんな優しい国が日本に軍艦を差し向けるのかと問う。万次郎は「軍艦やウェルシップが旅をするなら、水やら薪やらが必要ですきい」と返す。

 

つまり、戦ではなくて商いが望みかと斉彬も言う。「閉じてきたものを開けと?」という斉彬の問いには「YES」との答え。

 

「もしそれを拒み軍艦を打ち払えば?」と聞けば、「戦になりますろう」と臆せず答える万次郎。「勝てるか、この国は」斉彬の言葉に万次郎は

 

「無理ですろ」

 

あっさりと答える。万次郎が琉球で聞いた話だけでは、とても太刀打ちできないと。戦える軍艦がない。軍艦を作るための鉄もない。鉄を作るファクトリーもない。スチームやらエンジンやらも。そういう知識を得るために「さっさと開いて招いたらえいがです」というの我慢二郎の意見だった。

 

「こりゃまたご無礼なことで」と、自分の言い分を詫びる万次郎。しかし、斉彬は「そなたの言う通り」と受け入れる。

 

その上で、万次郎がただの漁師であるということに驚いていた。この国で漁師が国の政を考えるなんてと。

 

「わしのおったfair havenでは、漁師でも百姓でも、学びたいものは誰でも学べるがです。わしみたいなもんでも、精進を重ねたら、金持ちやち、プレジデントやち、なれるがです

 

という万次郎の言葉に、斉彬は「学びか。メリケンの底力はそれか」と納得。そして万次郎が土佐に戻るまでの間にさまざまなことを教えてほしいと、異国の知識をふんだんに教示してもらうのであった。

 

褒美

吉之助は城に呼ばれる。頭を下げて待っていると、山田の「面を上げよ」の声が聞こえて、頭を上げる。吉之助は誰かを探すようにきょろきょろ。そこに斉彬がいない。

 

と、思っていたら斉彬が家臣を連れてやってきた。圧倒されてぼーっと見てしまっていると、山田に「無礼者!控えよ!」と言われて慌てて頭を下げる。斉彬が「西郷」と呼ぶが、またも吉之助は動けず「面を上げよ!」と山田にじれったそうに言われてしまう。

 

吉之助はやっと顔を上げる。すると斉彬に「この男の顔に見覚えはないか?」と言われる。指された家臣をよく見てみると、それは牢の中で万次郎を襲ってきた男だった。「おまえを試した」と斉彬はニヤリとしながら言う。

 

ジョン万次郎は面白い男だと言い、「こたびの働きあっぱれであった!」と西郷の仕事ぶりを褒める。そして、褒美として「何でも申してみよ」と言う。

 

吉之助は意を決し、「恐れながら申し上げます」と口を開く。「大久保正助とその父・次右衛門の処分を解いていただきとうござもす」と言う。今回のことも正助の力があったからだと。言葉が通じない万次郎に対して、取り持ってくれたのだと。

 

また、正助のじいさまは蘭方医の皆吉鳳徳でもあると吉之助は説明する。斉彬は、その人物が藩医であったことを思い出す。山田が次右衛門が喜界島に遠島処分になったこと、正助は謹慎になっていることを説明する。吉之助はさらに続ける。

 

「殿、お願い申し上げもす。一日でん早う、正助どんが殿のために、こん薩摩のために、働けるようにしてくださいもせ!大久保正助は文武両道の、まっこて、まっこて優れた男でございもす!」

 

吉之助の熱い訴えに、斉彬は「わかった」と返す。「ははあ!」吉之助は頭を下げる。斉彬は「少し待て」という。「この藩には知っての通り片付けねばならぬことが多い」と。それを片付けてからと。

 

「いずれ、おまえや大久保の力を貸してもらう。それまで精進して待て!」そう斉彬は言い、戻っていく。吉之助は「ははあ!」と返事をし、頭を下げて、感銘を受けて笑顔で涙を流していた。

 

男と男の話

吉之助は事の次第を正助にも話す。「殿様が直々にそんなことをおっしゃっておられたか!」正助も安堵する。「もう少しの辛抱じゃ」と吉之助の励ましの言葉、そしてこれまでのことに正助は頭を下げる。「礼には及ばん」吉之助は明るく言う。

 

そして、正助は複雑な顔をして「ずっと言おうち思っちょっとが…」と話し出す。「糸さあと会って、話をしてみんか?海老原殿の縁談を止めるには今しかなか!」しかし、正助と糸は想い合っていると勘違いしている吉之助は「止めるのは正助どんがすっこと。思いの丈を伝えてこい」と逆に正助に言う。

 

「違う!違うとじゃ!」糸の真意を知っている正助はつい感情的になってしまう。吉之助の胸ぐらを掴み。「おいじゃやっせん!おはんしか糸さあを止められん!」とものすごい剣幕で訴える。言った後、ばつが悪そうに正助は立ち去る。

 

そんな二人の様子をこっそりと見ていた琴と熊吉。吉之助が糸の本心に気づくことはないだろうと共感していた。「あにさあのやっせんぼ!」琴は思わずこっそりと言う。

 

思いを伝えに

糸は父に外出を禁じられてずっと家にいた。使いの者に「西郷さあがお見えになりもした」と聞いて、そそくさと部屋から出る。そこにいたのは琴と熊吉だった。

 

三人がやってきたのは赤山靱負(沢村一樹)の墓。月命日と言って糸をつれだしたが、実は月命日は明日。ごまかして外に連れてきたのだった。

 

琴と熊吉に頼んだのは自分だと、正助がやってくる。糸に話したいことがあると言う。「メリケンではラブちいうらしかです。男と女がお互いに好き合うことを。糸さあは吉之助さあのことをラブしちょっとじゃ?」糸は本心を知られていて驚くが、琴や熊吉にも郷中の者は皆知っていると言われる。知らないのは吉之助だけだと。

 

 「差し出がましかどん、糸さあらしく、自分のラブをはっきり吉之助さあに伝えるべきじゃち、おいは思いもす。人を好きになる気持ちはおいにもわかりもす。じゃってん、後悔せんよう、気持ちを伝えにゃいかん!

 

正助は強く、熱く、糸に伝える。それでも、まだ動けない糸。正助は

 

「ないをぐずぐずしちょっか、糸さあらしくなか!」

 

その言葉に背中を押されたように糸は「ありがとうございもす!」と感謝し、一人走って行く。

 

残酷な運命

糸は西郷家の前にやってきた。弟たちがうれしそうに糸を家へと呼ぶ。久しぶりに糸に会った西郷家の人びとは喜ぶ。嫁入り準備で忙しいのだろうとも言いながら。

 

「吉之助も嫁をもらうことになった」と言い出したのは吉兵衛。うれしくて酒を呑んだと言い、少し酔っ払っている。御前相撲で吉之助を見初めた者が、自分の娘を嫁にと思ったそうだ。

 

糸の気持ちに気づいていない西郷家の人びとは楽しそうに話す。糸は、切ない思いで家を後にする。

 

思い人はいずこに

糸は橋の上に一人。嫁に行くかどうか決めようと下駄を投げて、吉之助の頭に当たった場所。そのことを思い出していた。

 

その横にすっとやってきたのは吉之助。「また下駄でも落としもしたか?」と声をかけると、糸は驚く。「違いもす」複雑な表情で答える。

 

吉之助は「ちょうど良かった」と言い、糸が作ってくれた火打ち石の入れ物に感謝する。糸は草履を作ってくれたことに礼を述べる。

 

話し出したのは吉之助の方。相撲のことを言い、「海老原殿は正々堂々闘う、良か男でごわした。じゃっとん、正助どんの方がもっと良か男じゃ」と続ける。糸は吉之助の口から急に正助が出てきて、真意が掴めない。しかし、吉之助は本当に穏やかな表情。さらに続ける。

 

「おいが糸どんじゃったら、親に背いてでも正助どんと」

 「もうよかです!」

 

気づいてしまった糸は止める。そして、

 

「私は、海老原様に嫁ぐと、たった今決めもした」

 

ときっぱりと告げる。吉之助は申し訳ないことをしたと「たったいま…それはすいもはん」と戸惑いながら謝る。

 

ふと、糸は「メリケンでは親で決めた相手ではなく、好きな者同士が結ばれるち聞きもした」と正助から教わったことを言う。「こん国も、いつかそげな風な自由な国になると思いもすか?」とも尋ねる。

 

「え…」吉之助は突然の言葉に息を漏らすことしかできない。「そいは10年後ですか?20年後ですか?早うよか国になるよう、吉之助さあも気張ってたもんせ!」そして糸は切なく言う。「私は間に合いもはんじゃした…」と。吉之助はそれが正助とのことだと思い込んでいる様子。

 

糸はじっと吉之助の目を見つめる。そして、

 

「岩山糸は、西郷吉之助さあのことを好いちょいもした。子どもの頃から、大好きでございもした!」

 

思いを伝えた。「えっ!?」吉之助は予想外すぎる言葉に、今までにないほどの衝撃を受けて困惑していた。「そげん桜島が噴火したようなひったまがった顔しやんでくりゃんせ」。それでも困惑が止まらない吉之助に、糸はやっと笑みを浮かべて「おもしてか人じゃ、吉之助さあは」と言う。

 

「そいなら!」糸は速い足で走り去ってしまう。糸はやっと一人になったところで、泣いていた。

 

各々の道へ

ほどなくして、糸は海老原家に嫁いでいった。郷中らも見送り、「おめでとうございもす!」と声をかけている。謹慎中の正助も笠で顔を隠し、こっそりと見送っていた。「お幸せに」とつぶやきながら。

 

吉之助も見送る。ただ一言も発せず、頭を下げたまま顔は上げず、白無垢姿の糸もお互いに目を合わせず。

 

今夜はここらでよかろうかい。西郷どん、まだまだじゃ。たっと気張れ!

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という話でした。いやーいろんな展開がありました。ラブ!実にラブ!というわけで詳しい感想は別記事で書きます。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第7話「背中の母」記事はこちら

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