中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

スポンサーリンク

西郷どん 第40話「波乱の新政府」ネタバレ ぶつかり合う者たち

スポンサーリンク

f:id:aoikara:20181102193807p:plain

政治はできないaoikaraです。そりゃそうだ。仮に有名になってどっかの党に担ぎ上げられても、政治家にはならないでしょう。

 

というわけで今回のテーマは、今の日本の政治の始まりとも言える…

 

西郷どん 第40話「波乱の新政府」ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼第39話「父、西郷隆盛」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

 

第40話「波乱の新政府」あらすじ・ネタバレ

新政府の狙い

新政府への不満が高まる中、大久保利通(瑛太)と岩倉具視(笑福亭鶴瓶)は、薩摩の国父・島津久光(青木崇高)に上京を促すため、わざわざ鹿児島までやってきた。

 

天子様からのお言葉として久光には伝えたが、咳をしたり声が出ないなど、病気だというようなそぶりを見せている。家臣たちからはいつから病弱になられたのかなど言われているが。

 

結局、久光は上京を固辞する。岩倉は久光の態度に怒り心頭。西郷隆盛(鈴木亮平)や利通、西郷従道(錦戸亮)が残される。隆盛は久光を上京させるためだけに詔を賜ったことを気にして、何か新政府には目的があるのではと問う。

 

岩倉は隠そうとするが、利通は藩を取り潰し、日本の政を政府に集める考えがあると明かす。新政府は資金不足であったため、税の調達を行っていた藩を取り潰すことで、資金集めをしようともしていた。世に言う「廃藩置県」である。

 

異国に負けない国作りには金がかかると利通は言うが、岩倉はそんなことを素直に聞き入れる藩がどこにあると本音を漏らす。久光などその筆頭だと。従道も薩摩の力を持つ士族たちが久光を担ぎ出し、反旗を翻すことを恐れていた。

 

それを聞いた隆盛は、「強か軍がいるの」と答える。「反乱を起こす気がおきんほどの強か軍が」と。そして、天子様の軍を作れないかと聞く。天子様をお守りする名目で各藩から精兵を集め、その威力で天下に睨みをきかせたら良いと。その仕事は自分が引き受けると隆盛は言う。

 

従道も有力な藩を敵対せずに味方に引き入れるのだと納得。「いわば御親兵」と言う隆盛に岩倉も同意。利通も「よろし頼むど」と隆盛の言うことを聞き入れた。

 

侍たちの期待

一方、その薩摩藩では中村半次郎(大野拓朗)が息巻いて武道の稽古をおこなっている。しかし、もはや侍の役目がなくなるのではと考えている者もいて、士気が上がらない。

 

そこに隆盛がやってきて、御親兵の話を明かす。そうすれば侍たちも今までのような働きができる。若い藩士たちも気持ちを高めることができた。

 

妻の覚悟

西郷家の台所には隆盛の妻・糸(黒木華)と利通の妻・満寿(美村里江)、隆盛の妹・市来琴(桜庭ななみ)の姿があった。皆で夕餉の支度をしている。

 

満寿は利通から東京に来るよう言われたことを明かす。しかし、断ったと。満寿は、東京には利通の世話をする人がいるのだろうと言う。それはない、考えすぎだと糸と琴も否定するが…。

 

利通がそんなことを行った理由として、満寿は利通がもう薩摩に戻らないと考えているのだろうと言う。

 

そんな利通は病床に伏せている久光の元へ。再三上京するように願い出ているが、久光は聞き入れない。

 

「悪いようにはいたしませぬ」という利通の言葉で、聞き捨てならぬというように起き上がった久光。久光を上京させて薩摩藩を抑え込もうという腹づもりなのだろうとして、「おまえらの指図など受けぬ、下がれ!」と命じる。

 

しかし、利通はぴくりとも動かない。体も、表情も。いらだった久光が「聞こえんのか?下がれ!!」と怒鳴りつけると、利通は久光の手首をがっと掴む。突然のことに戸惑う久光。

 

「いつまでそのようなことを仰せられますか」と言い、利通はその手を払いのける。少し、呆れたような笑いを浮かべて。

 

「私はもう島津家ではなく、天子様にお仕えしている身でございます」利通はさらりと言ってのける。「はぁ…?」あくまで聞き入れたくない久光。しかし、その表情と声には力がない。

 

「一人時勢に取り残されますぞ」冷静に続ける利通に、久光は少し震えながら指を指す。「お前…そいがお前の本性か」つぶやいた久光に、「新政府に国父様の席を用意してございます。それが私の恩返しです」と利通は述べる。

 

そのまま深く頭を下げ、「では、これにて失礼つかまつります。島津久光様」

 

そのまま去って行く利通を、「一蔵、一蔵!行かんでくいやい!」と久光はすがるように引き留める。利通は振り返るも、戻ってくることはなかった。

 

わかり合えてきた父と子

その夜、隆盛は菊次郎(城桧吏)と二人で縁側に。隆盛は「おはんも東京に行きたかとか?」と聞く。「わかりもはん」と菊次郎は正直に答える。

 

隆盛は今は東京だけでなく、自分が好きな場所へどこにでも行ける時代だと言う。なので、「うんと学んで己を磨き、自分が何をしたかか、時をかけて見つければ良か」と息子に伝える。菊次郎も「はい」とうれしそうに答える。

 

いざ東京へ

そして隆盛は熊吉(塚地武雅)を連れて東京へ。熊吉は馬車に驚いたり、隆盛と一緒に東京に来られたことに感動したり、表情豊かに感想を述べる。隆盛もやる気に満ち溢れていた。

 

思惑のすれ違い

大久保邸には、木戸孝允(玉山鉄二)、伊藤博文(浜野謙太)、佐賀藩権大参事の江藤新平(迫田孝也)、民部大輔の大隈重信(尾上寛之)、後藤象二郎(瀬川亮)、高知藩大参事の板垣退助(渋川清彦)ら、そうそうたる面々が集まっていた。

 

利通が主賓の隆盛を連れてくる。表向きは皆快く迎え入れてはいたが、新政府の者たちは対立し、熾烈な熾烈な主導権争いが行われていた。

 

岩倉ら公家衆も集まり、皆でご馳走を食べる。隆盛は毎日こんなご馳走を食べているのかと、驚く。

 

当たり障りのない話はそこそこに、木戸が隆盛に話を振る。天子様直属の軍として御親兵を従え、諸藩の取り潰しに備えている件について。木戸は異存はないとし、伊藤もすぐにでも詔を賜るべきと同意する。

 

隆盛は安堵するが、大隈や江藤は金がかかることを気にしている。軍よりも司法や産業に金をかけるべきだと。

 

利通は、金がないからこそ諸藩を取り潰して税を徴収すべきなので、御親兵は最も先決すべきことと主張。いらだって口がひくひくと痙攣している。

 

それに対して板垣は諸藩の取り潰しを急ぐことに反論。後藤も急な取りつぶしは反乱を招くとした。利通は反乱をさせない迅速さで断行すべきだと主張。が、木戸も取り潰しはすべきだが、急ぎすぎることは気にかかっている様子。

 

利通は表情を歪ませている。隆盛は一言も発さず、複雑な表情でいた。

 

東京で過ごした男、薩摩で過ごした男

大久保邸には利通と隆盛、二人だけが残った。おゆうが隆盛に話しかけ、利通がお待ちかねだったけれど遅くなってしまったようで、と言う。

 

おゆうが去り、部屋には二人。テーブルを挟み、椅子に座り向かい合う。「笑ってくいやい、これが政府の実情じゃ」と利通は言う。

 

隆盛は藩の取り潰しには時がかかりそうだと感じたことを明かす。利通としては反乱の隙を与えないように、時をかける暇はないとした。

 

隆盛は、家臣として命を尽くした藩が取り潰しになるのはなかなか受け入れられないと、人の心を説く。利通は「人の心は大事じゃが…」としたが、それだけで国は作れないとも言う。

 

隆盛としては、時をかけて説き伏せ、諸藩の足並みをそろえるべきだとした。が、利通は「時はかけられん」と反論。もちろん隆盛の言うことにも理解を示し、自分が託されたのだから付いてきてほしいと言う。隆盛も受け入れた。

 

利通はさっそく御親兵について進めるとして、ぐいっと紅茶を飲む。

 

「一蔵どん、そん前に一つだけ聞かせてくいやい」

 

改まって隆盛が言う。ぽりぽりと咀嚼音を鳴らす利通。「その取り合わせはうまかとか?」と、隆盛は紅茶と漬物を一緒に食べる利通に言う。そして、お互いに気が緩んだように笑い合う。

 

と、男の子が部屋に入ってきた。利通からおゆうとの間の子だと説明され、隆盛は少しだけ困惑したような、それでも自然に対応する。洋食が食べたいというその子を、おゆうが諭しながら連れて行く。なんとも気まずい表情になる隆盛であった。

 

御親兵

さっそく鹿児島を初めとして、諸藩から御親兵となる士族たちが集まる。政府は八千人にもなる軍隊を抱えることになった。ちょんまげからざんばら頭になった小兵衛(上川周作)らは期待でいっぱいだった。

 

西郷の暮らし

鹿児島の若い藩士たちは、隆盛の家を訪ねる。大きな屋敷ではなく町人長屋の古い家。熊吉と暮らすには十分だと、屋敷を断ったのだった。驚くも尊敬する藩士たち。隆盛の慎ましい暮らしと温かい人柄で、町人からも好かれていた。

 

正論

政府ではいよいよ廃藩置県の議論が熟するはずだったが、未だに反対意見も止まず。断行しろという利通に対し、戦になると止める者もいる。取り潰しには前向きな木戸も、戦になる恐れを鑑みてうなずくことはできず。

 

そもそも軍がいるだけで金がかかり、戦となればもっと金がかかると、予算の心配をし出したのは伊藤と江藤。

 

「簡単じゃあ」

 

と言い出したのは隆盛。皆が見る。

 

「それなら今すぐ我らの給金を減らし、質素倹約に努めればよか」

 

と、隆盛が言ったところで皆がだんまり。ちょうどお昼時で、隆盛の言葉は流されてしまう。

 

皆が贅沢な仕出しを食べる中、隆盛は家からもってきたおにぎりを一人で食らう。いつものように食べる者たちのなかで、木戸と利通は手を付けず。じっと隆盛を見る。その隆盛は、何も言わずおにぎりを食らうだけ。

 

贅沢な暮らし

公家の岩倉や三条実美(野村万蔵)は夜な夜なお茶屋で遊んでいる。隆盛がいると空気が悪くなると苦言を呈し、利通に言っておくようにと述べる。まとまるものもまとまらないと。

 

利通は無表情。だが、「わかりました。私が言っておきます」と岩倉と三条の言うことをすんなりと聞き入れる。隆盛が新政府から外れることは誰も望んでいない。御親兵のためにも必要だと考えていた。

 

部屋から出て行こうとする利通を、岩倉は「おまえだけが頼りやさかいな」と満面の笑みを見せる。利通はなんともいえない表情になり、部屋を去る。

 

と、後藤と板垣に出くわす。ちょうど入れ違いになるようだ。互いにぴりついた空気を感じている。

 

それぞれの信念

利通は隆盛がいる町人長屋へやってきた。利通が酒を飲もうとし、隆盛にもつごうとするが、隆盛は酒を断っていると断る。「そやったなあ」と利通も知っていた。隆盛は腹が弱かった利通の心配もするが、そんなことでは政府をやっていられないと一蹴。

 

一蔵は先に飲んでしまうが、隆盛が杯を上げると、一応二人で杯を交わして飲む。しばし、無言。利通が口を開く。

 

「吉之助さあ、みんなやりにくかち言いちょう」との利通の言葉に、「そうじゃろうのう」と隆盛は言う。なぜわかっていて足を引っ張る真似をするのかと利通は問う。

 

「おいは過ぎた銭をもらって、過ぎた暮らしをすっために東京へ来たとじゃなか。おはんと政をしにきたとじゃ」

 

と、隆盛は答える。「じゃってないごて?」さらに利通は聞く。

 

「一蔵どん、おはんらは何をやっちょっとな?」隆盛は横山安武の言う通りだとも述べる。政府の悪政と私腹を肥やす役人で、日本は変わっていないと腹を切った若者の言っていたまんまだと。

 

藩の取り潰しで、日本の政を一つとしなければ、とうてい列強と渡り合えないという理論はごもっとも。しかし、「そん前にやらにゃならんことがあっとじゃ?」と隆盛は言う。

 

「日本の政を背負う者はか弱き民の手本とならねばならん、か。そげなこつただの綺麗事じゃ」利通は言う。「そうじゃろかい?」隆盛は問うように聞き返す。

 

「よかか?立派な屋敷に住むのも、贅を尽くした飯を食うのも、異国に舐められんためじゃ。劣った暮らしをしてる相手と対等に話をする者などおらん。日本をいち早く一等国にするためには、一等国である西洋の真似をするしかなか」

 

利通は自分の意見を述べる。

 

「こいは、百年先の民の暮らしを考えてのこっちゃ」

 

と付け加えて。隆盛は何も返さず。利通もそれ以上は言わず。

 

利通が懐中時計を見て、帰宅する。「頼むど、吉之助さあ」と念を押すように言い残して。隆盛は、一人で考える。

 

東京の雨

翌日、東京は大雨。家の前で、隆盛は何か考えているかのように立ちすくむ。家の中から熊吉が現れ、忘れ物と弁当を手渡す。

 

「東京には島津雨は振らんとでございもうそう?」と熊吉は言う。「薩摩では島津雨っちゅうで吉兆じゃって。じゃっとん、東京の雨は妙に気が滅入りもす」雨を恨めしそうに見る熊吉。「そうじゃのう…」と隆盛も返す。

 

そんな隆盛の浮かばない顔を見て、熊吉はにっこりと微笑み言う。「若さあ、もし薩摩にお戻りになるなら、いつでもおっしゃってくいやんせ。この熊吉も喜んで帰りもす」そんな熊吉の優しさに「ありがとなあ」と隆盛は感謝し、傘を差して一歩。

 

策士

夜、大久保邸に呼び出されたのは木戸。いるのは利通と木戸だけ。「何をたくらんでおる?」と木戸は聞く。利通は「私に手を貸してください」と述べる。

 

「ずいぶん焦ってるようじゃなあ?」木戸の探りに、「ああ、このままでは後藤たちに押し切られ、藩の取りつぶしは立ち消えじゃあ」と利通は言う。しかし、木戸は「私も君には同意できん」と断る。今はしばらく様子を見ようと。

 

「良いのですか?土佐と備前がますますつけあがりますぞ」と鋭く述べる利通。後藤や板垣が三条に近づき、政府内を掌握しようとしていると明かす。政府の主導権が彼等に握られれば、改革は遅れるとした。これには木戸も曇り顔。

 

「そうならんためには、主導するのは我々だと、強い意思と力を見せつけるしかない。私に、手をお貸しください」

 

木戸は利通の真意を探るようにじっと見て、歩み寄り近づく。「大丈夫なんだろうな、西郷君は。政府への不満があるように見えるが。もしものときに御親兵が動かんようであれば、われらは破滅じゃ」木戸は最大の懸念を突く。

 

利通はどこかを見つめているような目で、口だけにっと笑い、「ああ、それは…心配ご無用でございます」と答える。

 

新政府がすべきこと

数日後、廃藩置県に関する詔を賜ることに。岩倉と三条はうやうやしく承り、詔書を大事そうに持っている。その場にいるのは利通と木戸のみ。

 

いらだった様子の江藤、大隈、後藤、板垣がやってきた。こんなやり方は騙し討ちだと怒りを露わにする。しかし利通は「天子様が決めたこと、もはや議論の余地はないと思われますが?」と述べるだけ。

 

もう言いなりにはなれない、やってられないと、四人は政府から去ろうとする。岩倉が必死に止めるが、利通は「足手まといは辞めていただいて結構」と冷徹に言うだけ。

 

すると、木戸が「大久保君、なんで西郷君は姿を見せんとじゃ?」と問う。「戦の英雄西郷隆盛が陣頭指揮を執ってこそ、御親兵は誰もが恐れる軍隊なんじゃ」と言い分。「それやのに…その肝心の西郷君がおらんじゃないか。君は私を騙したな?」木戸の言葉に、利通は答えを返さない。

 

「西郷君がおらんのじゃったら、廃藩はできん」という木戸の言葉を皮切りに、他の四人もその場から立ち去ろうとする。

 

そのとき、「遅くなってしもいもした」と隆盛が現れた。御親兵の朝礼を見ていたら遅くなったと、その見事な働きぶりを楽しそうに語り、張り詰めた空気が変わる。

 

ただ、四人はにらみつけるように見るだけ。後藤が「わしら分け合って袂を分かつことになったがですきい、薩摩と長州で隙にしたらよか」と言う。

 

「待ってくだされ!」と、隆盛が強く止める。「かまわん吉之助さあ。私はおぬしが来てくれただけで十分だ」利通は気にも留めないように言う。

 

「薩摩と長州だけでできるはずがなか」と隆盛。「できる」と声が大きくなる利通。「できん!できるはずがなか!」もっと大きな声で言い返す隆盛。

 

「藩の取り潰しは、我ら新政府が一枚岩になってこそじゃ!藩がなくなった後の行く末も任せておけると思われにゃ、反乱が起きる」

「そうならないために御親兵がいるんだ。西郷隆盛がいるんだ!」

「御親兵とて同じじゃ!皆おいたちを信じて集まってくれちょう。あの者たちだけじゃなか。全ての民にこげなつまらん政府ち思わせたらいかん。

 

おいたちの肩には、戊辰で死んでいった八千の魂がのっちょったど

 

そして、隆盛は四人に歩み寄る。

 

「もう一度、みんなが一つになって存分に話しもうそう。その答えを堂々とやったらよか。

 

それでも出てしまう膿は、反乱でも何でもおいが全て引き受けもうそう。

 

ご一同、どうかお頼みもうそう」

 

そう言って、隆盛は頭を下げる。そんな隆盛をにらみつけるように見ていた四人は、 一人、また一人と席に戻る。こうして再び話し合いの場が持たれることになった。

 

吉之助と一蔵だったときのように

話し合い後、隆盛と利通が二人。隆盛は「おやっとさあ」と声をかける。来ないと思っていたと利通が本音を明かすと、実は迷っていたと隆盛も本音を明かす。それでも「心に決めた」と言い、利通の隣に座る。

 

「吉之助さあ…おいはないか間違っちょっとか?」利通が聞く。隣の隆盛を見るでもなく、前を見つめたまま。「んにゃあ、おはんはそれでよか」隆盛は優しい表情で言う。様子をうかがうように、ちらりと利通が目だけで見る。

 

「何年後、何年十年後の日本が、これでよかったち思える日本にする。そいがおはんがしようとしとる政じゃろ?」と隆盛が聞く。「ああ、そうだ」と利通の答え。

 

「じゃったらおはんは思った通り存分にやればよか」

 

そう言って、隆盛は利通の顔を見る。

 

「おはんが抱え切れんもんは、おいが抱えっで」

 

その言葉を聞いて、利通がやっと西郷の顔を見る。やがて、噛みしめるようにうなずく。

 

隆盛は今日も持ってきた、自分のおにぎりを差し出す。ふふとお互いに笑う。利通が手を伸ばそうとすると、隆盛がその手を引き寄せて握らせた。それを二人で食らう。

 

二人とも、笑みながら「うんまか」と、利通が心の底から言う。「うんまかなあ」隆盛も答える。

 

新しい時代

そして明治4年7月14日、廃藩置県が断行された。諸藩の者たちと一緒に、隆盛と利通も正装で天子様の詔を賜る。こうして日本は全く新しい形に生まれ変わったのだった。

ーーーーーーーーーー

うーん、二人の友情は健在!隆盛の言葉が格好良すぎて惚れてしまいそうです。私が利通なら惚れていますね。二人の関係は本当に良いです。そう再確認できる話でした。詳しい感想は次記事で書きます。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 記事一覧はこちら

www.aoikara-writer.com

スポンサーリンク