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西郷どん 第39話「父、西郷隆盛」ネタバレ 遠くで生きてきた我が子を育てる難しさ

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父親とは穏やかな仲のaoikaraです。特別にかなり仲が良いというわけでも、仲が疎遠でもなく、気を遣ったり遣わなかったりする関係です。

 

というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第39話「父、西郷隆盛」ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

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▼第38話「傷だらけの維新」記事はこちら

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第39話「父、西郷隆盛」あらすじ・感想

新京都市長

明治37年、京都では新市長が迎えられることになった。前市長・内貴甚三郎(磯田道史)を始め、役人たちが待つ。“あの西郷”の息子であり、戦争で足を撃たれて義足らしいという噂も飛び交っている。犬を連れてくるのではなんて嫌味も飛び出して。

 

と言っている最中、西郷菊次郎(西田敏行)その人がやってきた。杖をついた老齢の男性は、偉ぶらず、奢らず、落ち着いた人であった。

 

前市長の内貴に市長室を案内される。あまりの腰の低さに、内貴が「市長はあなたですよ」と言われてしまうほど。

 

部屋に残されたのは菊次郎と、助役の川村鉚次郎。実は顔見知りであった。川村は菊次郎が台湾で「民のため」の働きをしていたことを称える。

 

また、父、西郷隆盛についても触れる。が、菊次郎は「自分は嫡男ではない」と多くを語らない。自分の名前は菊“次郎”なのだからと。

 

それでも川村は「今度こそお父様のことを聞かせてほしい」と言う。やっと菊次郎も重い口を開き、自分が見てきた「父、西郷隆盛」を語る。

 

吉之助から隆盛へ

西郷吉之助(鈴木亮平)は新しい時代と共に、隆盛と名を改めた。隠居し城勤めもせず、困った民を助けたり畑仕事をするなど、薩摩で穏やかな日々を過ごしていた。

 

二人の妻、二人の母

明治2年、大島には隆盛の妻・愛加那(二階堂ふみ)と長男の菊次郎(城桧吏)、長女の菊草(ことり)が暮らしていた。菊次郎が魚をとったと母に見せようとすると、知らぬ男がいた。

 

それは西郷家の使用人・熊吉(塚地武雅)。「若さあの子じゃ」と感動しきり。そして、もう一人。隆盛の妻・糸(黒木華)。菊次郎を薩摩の家に迎えるために、大島まで迎えに来たのだった。

 

同じ男を愛した妻が初めて対面。糸は、隆盛から愛加那のことはよく聞いていたと、過去に命を救ってくれたことを感謝し、頭を下げる。愛加那は強い語気で「お礼を言われる覚えはありません。好いた人の命を守るのは当然のこと」と返す。

 

愛加那はきちんと糸を信頼していた。そして、薩摩へ送る息子のことを「よろしくお願いします」と目にいっぱい涙を溜めて、頭を下げる。糸も「はい」と覚悟を受け止めた。

 

父親の第一印象

西郷家は明治になり借金を返し、以前の屋敷から引っ越し、貧しさから逸してそれなりに豊かに暮らしていた。以前と変わったのは、信吾の妻・清(上白石萌音)が加わったこと。そこに糸と熊吉が、菊次郎を連れて帰ってくる。

 

兄が来ることを楽しみにしていた、隆盛と糸の息子・寅太郎(太田翔己)だが、初対面で緊張している様子。隆盛の弟・小兵衛(上川周作)や居候している川口雪篷(石橋蓮司)が助け船を出すも、二人ともなかなかすぐには打ち解けられない。

 

寅太郎が家で飼っている犬の名前を「ツン」「ゴジャ」と教えるなど、菊次郎と交流もしている。もうすぐ隆盛が帰ってくるとのことで、皆でいつものように出迎えようと菊次郎も誘われるが、表情が硬い。

 

吉之助が帰ってきて、皆が「おやっとさげもす」と出迎える。菊次郎も硬い表情は変わらぬまま、ひっそりと父親を見る。幼い頃から久しぶりに見た父親は、母から聞いていた「立派な侍」とはほど遠い印象を抱いた菊次郎であった。

 

西郷家の嫡男

菊次郎は袴に着替えさせてもらう。家での食事にて、菊次郎の席もきちんと用意されている。しかし、菊次郎は長男の席に座らない。何も知らない寅太郎は意気揚々と長男の席に座り、糸に叱られる。

 

吉之助は菊次郎の意思を尊重し、「よか」と受け入れる。菊次郎は幼い頃から、寅太郎が嫡男だと母親に言い聞かされて育ってきたのだった。

 

薩摩隼人への道のり

翌日から菊次郎は文字を教わり、勉学に励み、武道も習うなど、武士の子として育てられることになった。字はうまいとは言えない。剣術は示現流の立木打ち。声を張り上げながら木を木刀で叩くのだが、菊次郎は手を痛めてしまう。

 

隆盛は見ながら何も言わず。糸は心配そうに菊次郎を見ていた。

 

新しい世とは

西郷家に、海江田俊斎(高橋光男見)がやってくる。国父・島津久光(青木崇高)が隆盛を呼んでいるとのこと。大久保利通(瑛太)の代わりに、久光のお付きになり、「損な役回り」とぼやいていた。そんな姿も菊次郎は見ていた。

 

すべての藩は領地と民を天子様にお返しする、版籍奉還を行っていた。そのため、久光のような藩主達は政治的権力を失っていた。

 

隆盛に会うやいなや、久光は機嫌が良いとは言えない様子。かつて、薩摩が新政府に援軍をすれば必ず薩摩のためになる、と隆盛が言ったことを突いて、そうはなっていないと詰め寄る。

 

ときどき「のう海江田?」と同意を求める。俊斎は多少は不服そうな気持ちもあるようだが、「はっ」と同意の返事をする。

 

「おはんの言う新しい世っちゅうのは、こういうこっか?」久光に言われて、隆盛は神妙な面持ちで黙っているだけだった。

 

長男の菊次郎、次男の寅太郎

剣術の稽古が終わり、菊次郎は一人。寅太郎が友人から「ないごてわいの兄なのに、菊次郎って言うんじゃ?」と聞かれ、幼い寅太郎は「さあ?」と答えるしかなかった。複雑な表情をした菊次郎を、糸が心配そうに見つめていた。

 

 新政府の道筋

 一方、明治新政府は大久保や木戸孝允(玉山鉄二)、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)、大隈重信(尾上寛之)、江藤新平(迫田孝也)、伊藤博文(浜野謙太)らが集まって話し合い。

 

新政府にはいない隆盛が、藩主たちよりも高い地位の「正三位」であることを指摘されるも、大久保は働いた者にはそれ相応の地位を与えるべきだと、引かない。

 

また、大久保は武士の世を終わらせて、中央にを集めたいと、冷徹に言う。木戸はあまりにも急にやると反発があると言うが、大久保は聞くがない様子。それぞれが何を始めるべきかという意見は、なかなかまとまらなかった。

 

山か桜島か

同じ頃、西郷家に鹿児島の若い衆がやってくる。中村半次郎(大野拓朗)のいとこの別府晋介(篠原悠紳)が、「西郷先生に止めてもらいたくて」と、横山安武(笠松将)を連れてくる。東京へ行くと言って聞かないと。

 

横山は、今でも民百姓がどれだけ苦しんでいるか、政府に訴えたいと言う。新政府は諸藩から莫大な金を巻き上げて、自分たちは屋敷に妾を囲っているとまで言う。隆盛が一緒に来てくれれば、諸藩の藩士たちも思いを同じくしてくれるだろうと。

 

「行かん、おいは行かん」と、隆盛は落ち着いた声で言う。政府では大久保が働いているので、民百姓のことも考えてくれるだろうという信頼も見せて。

 

「百姓だけじゃなか、おいたちもじゃ!」と横山は言う。自分たち侍はどうなるのかと。そのうち禄も与えられず、侍の世は終わると嘆く。

 

「おいはのう、それもやむなしじゃち思っちょう」隆盛の言葉に、止めにきた若い藩士たちも顔色が変わる。「いずれ侍の世は終わる。そいが新しか日本の姿かもしれん」あくまで冷静に隆盛は言う。

 

横山は苦々しそうに、「先生は政府から正三位を賜れて、政府の犬になったとでございもすか?」と言い、藩士たちに激しく止められる。横山はいらだちながら帰る。

 

京都市長となった菊次郎は当時のことを振り返り、動かなかった父・隆盛のことを「山のようでした」と形容した。「民のためなら自らの死をも恐れない」と母親から聞いていたので、その姿に「いささか失望した」とも。

 

ただ、父は山ではなく「桜島だった」とも菊次郎は言う。あの噴火する桜島のように。

 

怒りの炎

横山は一人で東京に行ってしまった。しかも、東京の集議院の前で、悪政を訴え、自ら切腹したのだった。その報せは鹿児島にも入る。横山のことをきっかけに、士族や民衆の一揆や暴動が頻発するようになった。

 

会わせたい人がいる

東京の大久保の屋敷にて、岩倉と大久保。岩倉は、長州藩の大村益次郎が殺されてから外を出歩くのも怖いと口にしていた。一方で大久保は、何をやっても恨まれる新政府に、多少の反乱は付きものと冷静にいう。岩倉は岩倉で、戊辰の戦のようになっては叶わないと言う。

 

二人の狙いは、隆盛を東京に呼ぶこと。そのために大久保はとある人物を岩倉に呼び出してもらっていた。

 

大久保の屋敷に洋装の男がやってくる。東京の妻のようにもなっている妾のおゆう(内田有紀)が、帰ってもらおうと対応していると、男は帽子を脱いで顔を見せる。それは隆盛の弟・信吾(錦戸亮)だった。今は従道と名乗っている。

 

岩倉と大久保は、隆盛を新政府に呼び戻したいことを、従道に伝える。大久保はこれ以上藩の反乱が起きることを避けたがっていた。

 

従道は、それは全ての藩を取り潰すための布石かと問う。岩倉はにやりと笑い、その通りだと言う。「さすがフランス帰り」だと。

 

隆盛を説得するために従道を呼び出したのだった。しかし、従道は迷っている様子。すぐに「はい」とは返事できない。大久保は「信吾」と昔の名で、すごむように言う。従道は意を決したように「わかりもした」と引き受けた。

 

「頼むど」と言う大久保の目は、どこか焦点が合っていないようで、にらみつけているようでもあった。

 

戦をした男のできること

隆盛はというと、鹿児島中を歩き、先の戦でなくなった者の家を訪ね、悼むように手を合わせていた。夜には一人で泣き、「すまんのう」と誰かに詫びるようにうつむいていたこともあった。

 

誰にも見つからないようにしていたが、菊次郎はそんな父親を見ていた。その背中は、何か重いものを一人で背負っているようだったと、菊次郎は語る。

 

フランス帰りの男

 菊次郎が一人で犬をなでていると、従道が帰ってきた。従道は大島で育った兄の息子であることに気づき、叔父だと穏やかな声で名乗る。菊次郎は緊張している様子。

 

従道は清に気づき、 呼び止める。そして、そのまま清を抱きしめる。清は大胆な夫の行動に驚き、誰かに見られたらと慌てるが、従道は「フランス式の挨拶じゃ」と気にも留めていない様子でうれしそうに言う。

 

従道が家に帰り、フランスの土産や土産話を持ってくる。兵部権大丞にも任ぜられて、まるで自分たちが知っている信吾ではないようだと、西郷家の人びとは言う。それでも隆盛は「信吾は信吾じゃ」と暖かく出迎える。

 

従道はまたすぐに東京に戻ると言い、「清も連れて行く」と言う。里帰りしている琴(桜庭ななみ)が、妻は家にいる決まりだと言うが、「フランスでは夫婦はどこでも着いていく」と返し、隆盛が「すっかりかぶれて帰ってきたのう」と言えば、みんなで楽しく笑い合った。

 

従道は子どもたちを集めて、鉄道の話もする。子どもたちは興味津々で、従道が持って帰ってきた汽車の模型で遊ぶ。少し離れた場所で見ている菊次郎にも、従道は声をかける。

 

汽車を手にして遊ぶ菊次郎は、鹿児島の家に来て初めて、子どもらしい無邪気な笑顔を見せていた。そんな菊次郎を見て、隆盛も微笑んでいた。

 

弟の願い

夜、隆盛と従道は二人。隆盛は菊次郎を笑顔にしてくれたことへの感謝を、従道に伝える。従道が酒を勧めると、隆盛は「酒はやめた」と言って、代わりに水を飲む。

 

従道は隆盛に聞かせたかった話があると言う。それがフランスにあった「ポリス」。町の治安を守るための侍だと言う。この「ポリス」を日本にも活かせないかと、従道は考えていたのだった。

 

そして、東京に来てほしいということも伝える。隆盛はすぐに大久保と岩倉からの差し金であることを見抜いていた。従道は認めつつ、それがなくても自分だけでも言いに来ただろうと言う。

 

「おいは戊辰の戦で大勢の者を死なせてしもうた。政をする資格はなか」と穏やかに答える。従道は受け止めたようにうなずきながら、言う。「おいも戦は見たくなか。もう、十分じゃ」無理に笑顔になろうとしながら、それでも声を震わせながら従道は言う。

 

「そいには、戦わずして勝てるような強か軍がいる。政府直属の軍じゃ。そいを、兄さあに作ってもらいたか。戊辰の英雄、西郷隆盛であれば、誰もが着いてくる」吉之助は弟の言葉を噛みしめながら聞く。

 

「兄さあ、戦で亡くなった者たちの命を、無駄にしないでくいやい」

 

男の決意

その夜、隆盛は菊次郎と寅太郎の寝顔を見ていた。何か思い詰めたような、何か決意したような、面持ちで。

 

隆盛はその場を離れる。菊次郎は眠っておらず、そっと起きていた。

 

隆盛は糸を呼び、二人で話す。「東京に行こうち思っちょう」と。自分が新しい政府を作ったが、そのせいで苦しんでいる民がいる。その民を救うために、東京へ行ってまた自分が働きたいと。

 

「菊次郎さあはどうなりもす?」と糸は言う。菊次郎は、隆盛がいるから頑張っているのだと。「東京に行かんでくいやい」そう、糸は説得をした。そんな会話を菊次郎は聞いていた。

 

息子の思い

翌朝、朝食のために席に着く隆盛。先に従道がいて、どう断ろうかと考えているようでもあった。と、そこに菊次郎がやってきて、隆盛の横に礼儀正しく正座する。皆がふと見つめる。

 

「お話しがありもす、父上」

 

菊次郎は、初めて隆盛を「父上」と呼んだ。そして、

 

「東京に行ってくれしょり」

 

と言う。隆盛は昨夜の会話を菊次郎が聞いていたことを察する。

 

「島の母上からずーっと聞かされてきよったど。おまえの父上は偉い人ど。そいを誇りに思って生きらんばいかんち」菊次郎の言葉に、隆盛が「そん話じゃがの…」と言うが、菊次郎は続ける。

 

「自分のことより民が大事、そうでごわしたな、父上」

「おいもいつか、父上のようになりたか。民のために、働きとうございもす!」

 

まっすぐな目で隆盛を見つめ、菊次郎は言った。そして、今度は糸の方に向き直る。

 

「母上、どうか父上の東京行き、許してたもんせ。お願いしもす。お願いしもす!」

 

そう言って菊次郎は頭を下げる。菊次郎がじっと父親を見ると、隆盛は本当にうれしそうに微笑んだ。

 

そのときのことを振り返り、大人になった菊次郎は「父、西郷隆盛を少しだけ理解できたように思います」と微笑みながら言う。

 

父と子の決意

菊次郎、久しぶりの立木打ちの日。前は手を痛めていたが、今回は勢いよく走り、元気な声をあげて、思いきりやってみせた。 

 

できたと父を見ると、よくやったというような表情で微笑み、菊次郎も満足そうな顔になる。

 

この東京行きが隆盛の運命を大きく変えることになるのだった。

ーーーーーーーーーー

という話でした。いやー、菊次郎はなんてできた子なんですか!息子オブザイヤーナンバー1ですよ!

 

長くなりましたので、感想は次記事に書きます。

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第40話「波乱の新政府」記事はこちら

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