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西郷どん 第1話「薩摩のやっせんぼ」感想 誰も見たことがない西郷隆盛を見られるか?

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photo by Tamaki Sono | Flickr

 

鹿児島には行ったことがないaoikaraです。一番北海道から遠いところだと沖縄まで行ったことがあるんですが、九州はまだ上陸せず。いつか行きたいな。

 

というわけで今回のテーマは…

 

西郷どん 第1話「薩摩のやっせんぼ」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼ネタバレ記事はこちら

 

第1話のGOODポイント

  • やっせんぼ=「役立たず」が転じて、「小心者・臆病者」という意味だそうです。
  • 原作も脚本も女性が担当ということで、女性目線というのを感じました。男性だったら、男尊女卑の下りは描いていない気がするな~。正しい正しくないっていうよりは、疑問を投げかけるというのがドラマとして良かったと思います。
  • 西田敏行さんのナレーション、私は好きでした。親しみやすくて。ただ、西田さんのアドリブが見られないのは寂しいな~。本編にもちょろっと出るとか、ないですかね?
  • 咳だけで笑いを取りに来る風間杜夫さんに、笑いながらも「さすが!」と思っちゃいましたw
  • 郷中の争いでとっくみあいのケンカをしていたのに、「うなぎ取りしよう!」って言い出す小吉に思わず笑顔。平和主義なのかなーと思いましたが、単純に自分が得意だからかもなーなんていろいろ考えました。
  • 子供のケンカは内容がかわいらしくて、見ている側としては微笑ましい。最後の脇差し取るのはいただけませんが。
  • 斉彬を天狗と間違うくだりは一連を通して笑いましたw天狗にしては鼻が低いよねーw
  • 他人の意見に左右されてふら~ふら~している久光が愛おしいw

 

気になったポイント

  • オープニングの入りが朝ドラっぽいな~と思いました。それが良いとか悪いとかではなく、感想として。
  • 女の成りをして町を歩いていた小吉。父親に見つかって別の着物を上から着せられていたんですけれど、完全に試合前か試合後のアントニオ猪木さんでした…。
  • 肩のケガをして右手が上がらなくなってしまった小吉は、斉彬の言う「弱い者」の気持ちがわかるようになったんじゃなかろうか。そういう言及はなかったけれど。

 

感想

薩摩の景色が美しい!

大河ドラマを毎年観るようになって思うことが、年々風景の映像の美しさが上がっているなぁということ。昨年の直虎でもキレイだなぁと感心しましたが、今年の西郷どんはそれ以上に美しかったような。

 

特にオープニングの桜島や薩摩の自然は本当に美しく、それだけで見惚れてしまうほど。作中でものどかで美しい風景がありありと映されていて、その映像だけで満足しそうなほど。大河はお金がかかってるな~なんて思いながらw素晴らしい景色でした。

 

子供のときに人生の山も谷も経験している

今回は西郷隆盛の少年時代が描かれていました。第1話だけでも、小吉はものすごく成長を遂げています。

 

おおらかな少年だったのが、島津斉彬と出会ったことにより「弱い者も守りたい」という強い意思を持つようになった。同時に「斉彬に仕えたい」「家族を助けたい」という野望も抱くようになりました。

 

男尊女卑の考えが強い薩摩なので、女性の立場が低いことも描かれる。それを頭ごなしに受け入れるのではなく、疑問を持つ柔軟性のある子供でもありました。女性の気持ちを理解するために、女性の着物を身につけて町を歩くという考えには、思わず笑ってしまいながらも優しい子なのだなぁと思いました。

 

そして強くなろうと武芸に励むも、ケンカをふっかけられて回復しないケガを負ってしまいます。その悔しさやら悲しさやら、強い武士を目指していた小吉にとっては絶望でしょう。

 

そんなとき助けを求めた斉彬にまた救われる。今までとは違う武士になれば良いと。そして、小吉はまた前を向ける。この後に西郷隆盛になる、という子の人となりがぎゅっと詰まっている話だったなぁと思いました。

 

これが彼の礎なんでしょうね。おおらかで、柔軟性があって、つらいことがあって大声で泣くけれど、それを乗り越えてまた強くたくましくなる。そらあ、男にも女にもめっぽうモテますよね。ただ正義感が強いというだけでなく、人として黒い部分も知っていく成長を描いてほしいな、なんて個人的には思います。

 

子役がうまい!

子役時代を演じた渡邉蒼くんが、本当に上手だなぁと思いました。喜怒哀楽の表情も生き生きとして見応えがありましたし、成長して鈴木亮平さんになるというのが想像しやすかったです。細かい演技もすごく上手で、違和感なく見られました。見事!

 

主役はもちろん、脇を固める役者たちにわくわく

今後は子役たちが大人になって、物語が本格的に動き出すでしょう。その前に、第1話でも魅力的だった脇役の方々がたくさんいました。

 

カリスマ性溢れる島津斉彬

西郷の心を掴んで離さない島津斉彬。カリスマ性があって、すごく格好いい役柄でしたよね。それでいてお茶目さもあって、人を惹きつける魅力のある役だなぁと思いました。渡辺謙さんの素のかっこよさもあるのかしら。西郷には深く関わる人なので、今後も楽しみです。

 

ずっと西郷を想う?糸

西郷の3番目の奥さんとなる糸ちゃんは、大人役を黒木華さん、子役を渡邉このみさんが演じていました。渡邉このみちゃん、八日目の蝉の子!?うわーあの映画好きだったのでうれしい!そして成長にびっくり!演技もうまかったですね。話を戻しまして…

 

すでに子供の頃から西郷の人柄に惹かれているようにも見える糸ちゃん。しかし、これから2人も別の奥さんをめとるわけですが…それまでどんな描かれ方をするのでしょう。この関係性も気になります。

 

あたたかい父と母

風間杜夫さんの九州男児っぽいお父さんと、松坂慶子さんのたくましくて力強いお母さんを見ると、小吉っていう子が育つんだろうな~と頷ける気がしました。この両親も良いなぁ。

 

アホなのに憎めない島津久光

これから島津家がごちゃごちゃして、それに巻き込まれてしまう島津久光。カリスマ性があって天才肌の斉彬に対して、凡人で阿呆なんだけれど憎めない久光という、対照的な描き方のように感じました。私、久光のキャラがすでに大好きなんですがw

 

演じている青木崇高さんは、役者さんとしてはシュッとしているイメージなんですよ。龍馬伝に出ていたときの後藤象二郎みたいな。こういったどちらかというと抜けているような役を見るのは私としては初めてなので、意外でしたがとても上手でした。

 

でも行く先は悲劇。それまで物語を癒やす存在でいてください!

 

ライバルとなる?尾田栄作

平之郷中の嫌な奴で、小吉のことを切りつけてしまった尾田栄作。彼は将来的にライバル関係になるのかなぁなんて思っていましたが、特に史実にある人ではないようですね。成長したときにはもしかしてもういない?この関係性が後々生きてくるかと思ったら、そうでもないのかしら。

 

それにしても子役の中野魁星くんは良い演技していましたね。あの嘲笑うような表情はもう子役とは思えないです。その他の子役もみんなうまかった。大河に出る子たちは本当にすごいね。

 

誰も知らない西郷隆盛、でも物語は王道っぽい?

物語が現在の上野から描かれるとは驚きでした。西郷隆盛の像が完成したときに、奥さんが「似てない」と言ったのは本当らしいですよね。

 

今まで知っている西郷隆盛とは違う描き方ですよ、という最初のメッセージなのかなと思いました。それはそれで、とてもわくわくします。

 

ただ、物語としては魅力的な主人公にみんながついていく、という王道ストーリーのように感じました。これからどうなっていくのか予測はまだまだできませんが、新たな西郷隆盛の物語を最後まで見届けたいと思います!

 

次回:藩を変えたい男

小吉は成人して吉之助と名を改めて、年貢の徴収を行う役人の補佐役を務めていた。そんなとき、借金取りに娘を奪われそうになっている農民が。悪しき農政の仕組みを変えたいと、斉彬が藩主になることを臨むが、今は斉興が実験を握っている。吉之助は家老の調所広郷に直談判しに行くが…

やっぱり吉之助は斉彬についていくわけで、斉興は徹底的に悪に描かれるのかなぁ。どっちの正義もあって、しのぎ合う方が面白かったりするけれど。ドクターXとか勧善懲悪だしなぁ。正義と悪なのかな。第1話が面白かったので、第2話も期待したいと思います!

 

 

aoikara

 

▼西郷どん 第2話「立派なお侍」記事はこちら

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