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スキャンダル専門弁護士 QUEEN 最終回 感想 スピンドクターのお仕事

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氷見さんがスピンドクターだってことに、このブログの感想で全然触れてこなかったaoikaraです。で、結局スピンドクターってなんなんだ…。*1

 

というわけで今回のテーマは…

 

スキャンダル専門弁護士 QUEEN 最終回

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼スキャンダル専門弁護士 QUEEN 第9話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

最終回 あらすじ

『週刊文新』で氷見江(竹内結子)が5年前に行ったとされる選挙法違反疑惑の記事が掲載されることになる。それは、吾妻涼介(山本耕史)、林光蔵総務大臣(山田明郷)ら、クライアントを守るため、鈴木法律事務所の与田知恵(水川あさみ)が東堂裕子(泉里香)にリークしたものだった。

 

与田は記事が掲載される『週刊文新』の発売前、藤枝修二(中川大志)とともに吾妻と林を訪ねた。記事内容を伝えた与田は、この記事でもう一度氷見を叩くため、公の場を用意してほしいと頼む。

 

藤枝は出来れば氷見の国会での証人喚問が望ましいと言う。吾妻は、証人喚問は無理だが公聴会や調査会の名目ならと検討すると答えた。

 

与田たちが帰ると、吾妻と林は五十嵐幸夫(小野武彦)に相談。吾妻は調査会を開くことを薦める。調査会の開催決定の知らせは、鈴木太郎(バカリズム)が受けた。喜ぶ与田を見た藤枝は、敵に回すと怖い人だともらす。

 

氷見への調査会が開かれる。与田、藤枝が控え、マスコミも招かれたため、東堂もいた。調査会の冒頭、氷見は不正に情報を取得し、事実と異なる印象操作をおこなうなど、選挙法において違反行為をおこなったかを聞かれるも否認

 

すると、進行していた林は氷見の選挙法違反を裏付ける証人として、茂呂裕也(佐野岳)を呼び出す。その頃、真野聖子(斉藤由貴)は与田たちとは別の動きをしていて…。

 

参考元:スキャンダル専門弁護士 QUEEN - フジテレビ

 

GOODポイント

  • オープニングの始まりがめっちゃおしゃれ!
  • 藤枝君がクライアントの前でも「ハーバード大学」をアピールするのが面白かったです。本当に卒業したのかな~?w
  • 鈴木副所長の与田ちゃん評「敵に回すと怖い。味方にいても面倒」って思ったでしょ、と藤枝君に振るのが面白すぎました。藤枝君も思っちゃってますよねw動画で証拠残そうとしている感じが弁護士っぽくて嫌だわ~。
  • 藤枝君ってどこにいてもアウェイで心が痛くなるわ。誰か優しくしてあげてね。
  • 証拠の映像と音声を手に入れたのは藤枝君さんですから、めちゃくちゃ働いてますよね。えらいぞ!でも、特別調査委員会で「俺がやったんすよ~」感出すのはやめてw面白いけどw
  • どさくさに紛れて「鈴木法律事務所です!」って宣伝する藤枝君、やめやめ!
  • とんでもない自体になってぶち切れる 議員「いったいなんなんだ!」に対して、「かりんとうです」ってナチュラルに返す鈴木副所長好きだわ~。ついでに言うと、議員を切り捨てることが「危機管理として明時党にもベスト」って答えちゃうのも憎いわ~。
  • 氷見さん、吾妻議員、鈴木副所長、同期の雰囲気なんかいいなぁ。小籠包、いいね。
  • 吾妻議員が鈴木副所長を「太郎君」って呼ぶのがツボです。氷見さんもいじってくる。太郎君は「あづまっくす」って呼んでるのも地味に面白いです。
  • 鈴木副所長が与田ちゃんのこと、「自分探し」っていじってくるの、うざい~!

 

気になったポイント

  • 事務所にいたときの与田ちゃんと藤枝君の服が、「めっちゃオータム!」って感じでブラウンとマスタードというか、なんかすごい色でした。ファッションショーかな。
  • 与田ちゃんに対する藤枝君の態度、ちょっと当たりがキツイですよね。藤枝君が了承しているなら良いですけど、余裕でパワハラなりそうだし…ちょっと気になりました。

 

感想

やっぱりすべて氷見さんの手の平の上

どんどん氷見さんが追い詰められていましたが、きっと演技なんだろうな~、これも氷見さんの作戦なんだろうな~と思って見ていました。そしたら、やっぱりね。

 

5年前に氷見さんがが交通事故で人を死なせてしまったという件が、実は明時党の不正選挙に関わる人間で、追い詰められて自殺してしまったのが真実。

 

死んだ事実を五十嵐議員たちに隠させないために、自らスケープゴートになったのはすごいなと思いました。それが最もリスクの少ない方法だから、とはいえ、無実の罪を被るなんて。

 

その事実を暴くために、自分を悪者にして世間の注目度を最大限に集めた状態にしておくというのも、氷見さんらしいのかもしれません。

 

とはいえ、やっぱりリスクの大きいことですし、前科者にまでなるわけで、複雑な感情にもなるのでしょう。だから、氷見さんが一人のときに取り乱していたのかな、と思ったりもして。

 

与田ちゃんも、真野さんも、藤枝君も、やっぱり味方でしたね。与田ちゃんにかかってきた電話はやっぱり氷見さんでしたね。まあ鈴木副所長は察する力がすごくて、且つ優秀な風見鶏なので、さらりと風を読んだのも見事かなぁ。

 

吾妻議員の奥さんが起こした事故を代わりに被ったんじゃないかとか前回書いていた私ですが、疑ってごめんなさい。無実どころか実の父親の闇を暴こうとしていたんですね。正義感の強い、良い人でした。だから結婚も勧めたのね。

 

政治の闇を暴くことが、氷見さんと、吾妻議員の目的だった。というか、まあ今までスピンドクターとして担当してきた案件の、さまざまな原因も政治につながっていて、そこを根本から正す、という目的だったのかなと。あくまで私の考えですが。

 

ものすごくスキャンダラスに見えることが、実は一番リスクの少ない方法だった、というか自分たちの思う通りに物事を動かす最適解だったというのは、すごいですね。

 

未だに吾妻議員の政策秘書でもあるのかも

党内の不正を大々的に暴き、結果的にまた吾妻議員の知名度は上がり、また評価も上がり、ついに党首にまで上り詰めました。本格的に政治を変えられる立場になったわけですね。

 

氷見さんは吾妻議員の政策秘書としても実に優秀だったってことですよね。ある意味、世の中を変えるためには、吾妻議員をのし上げる必要があるわけですから、今回の良い結果も狙った上での作戦だと思いますけどね。

 

ただ同じ政治家の中でも、腹黒い方々から見ると、全て暴こうとする吾妻議員は鬱陶しい存在になりそうですけどね。とはいえ、何かすれば後ろに氷見さんというスピンドクターがいる…となると楯突くのもやめたくなる。そういう出来事でもあったのかも。

 

吾妻議員や氷見さんは、きっと新たな敵も作ってしまったんだろうなぁ。でも、世間という強い味方も手に入れたのかな。

 

氷見さんと吾妻議員は、恋とか愛とか乗り越えた信頼関係…なのかな?

結局、氷見さんと吾妻議員は、恋愛関係ではなかったようです。二人での語らいも、なんだかあっさりしたものでした。恋とか愛とかそういうのではなく、そういうのも乗り越えた信念でつながっている信頼関係なのかなと思いました。

 

でも、太郎君(鈴木副所長)が氷見さんに「切なそうな感じ出してる」と言っていました。氷見さんとしては、吾妻議員に恋心とか、そういう気持ちがなかったわけでもないのかも?なんにせよ、やっぱり氷見さんは本心を明かさないのでわかりませんが…。

 

ここはどうなの?という点もなくはない

5年前の自殺はバレないの不思議

氷見さんが交通事故で死なせてしまった人は、歩道橋からの転落死で自殺、というのが真実でした。転落死と交通事故死となると、遺体の損傷が明らかに違うでしょうし、車にも痕跡がないでしょうし、バレないっておかしくないですか?

 

警察が不審に思いそうなものですが…。その違和感はありました。

 

氷見さんも裏で黒いことやってるからなぁ

氷見さんは正義を訴えていましたが、いつでも正義の人ってわけでもない気がします。依頼人の利益を守るために、ときに黒いこともやってのけるタイプの人間で…。テレビ局のお偉いさんを、スキャンダルで黙らせたりもしているわけですし。

 

でも吾妻議員はそういう感じではないし…。吾妻議員が表に出て、氷見さんが裏で働く、ってことなんでしょうかね。そういうやり方を、今も弁護士として続けているのかな。

 

大きな正義のためなら、小さな悪いことも、まあまあまあ…なのかな?そこは若干もやっとポイントではあります。

 

よく考えるとあくまで不正を暴きたいのはクライアントの吾妻議員であって、そのために自分をスケープゴートにするという一番リスクの少ない方法での策略を提案したのが、スピンドクターとしての仕事なのかな。氷見さんの意思というより、吾妻議員の意向を汲んだ仕事をしたってことですかね。

 

一件落着でいつもの危機管理チームにほっこり

なんだかんだ、鈴木法律事務所の危機管理チームが元に戻って良かったです。氷見さんも有給休暇を取っただけでしたし。まあ、十分に働いていてくれてましたから、当然有休でしょう。

 

最初は、映像がキレイすぎて、内容になかなかついて行けず、どう見たら良いのか難しいドラマでした。面白いと思っている今も、ちょっとわかりづらくて内容にはいりこめないときはたまにあります。コメディとシリアスの見方の判断が難しいなとも感じました。

 

その中で、正義と悪があっても、目の前のわかりやすい悪を裁くだけでいいのか、という見方をして、広い視野で見るようになるとどんどん面白くなっていきました。

 

見方がわかると面白いドラマでした。期待値が高い分、いろいろ求めてしまうのですが、視聴者もいろんなことを考えるという意味では、とても良いドラマでした。

 

スタッフ・キャストのみなさま、ありがとうございました!

 

 

aoikara

 

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*1:スピンドクターは政治や広報活動で情報操作をして、印象操作を行うことに長けた人物のことだそうです。ざっくり説明するとね

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