- I am ネガティブ思考
- 思考はネガティブでもポジティブでも良い
- けど、ネガティブ発言は控えた方が良い
- ネガティブ発言をすべきでない2つの理由
- 奥さんの気持ちに共感したのは…
- ネガティブ発言をしたいなら…
- おわりに
ネガティブなことをポジティブに受け止めているaoikaraです。意味がわからないと思うので、後ほど解説します。本日のテーマは
ネガティブ発言
についてです。
先日、このようなブログが話題になっていました。
ネガティブ思考な男性があまりにもネガティブな発言をするために、ついに奥さんにキレられてしまったという話です。私はネガティブ思考な人間ですが、抱いた感想は…
そりゃあ奥さんキレるわ
でした。
I am ネガティブ思考
ネガティブ思考はつらいよ
私もブログの筆者と同じくネガティブ思考です。なんでもマイナスに考えてしまいます。
外を歩けば「バカにされてるんじゃないか」「見た目が変じゃないか」って心配になったり、旅行に行けば「忘れ物しているんじゃないか」とびっくりするほど持ち物確認をしたり、飛行機に乗れば「ハイジャックされるかも」「事故に遭うかも」と危機回避を想像したり…
昔は割とネガティブ思考で考えすぎて、「どうせやっても失敗する」と前に進めないことがよくありました。失敗したら「やっぱりね」って諦めて「自分はダメだ」「生きるのがつらい」って落ち込みまくりました。だから、ブログの筆者さんがなんでもかんでもネガティブに考えてしまう気持ちはわかります。
ネガティブ思考を否定する気持ちはさらさらありません。
ネガティブ思考にも良いところはある
ネガティブ思考でもメリットがあるんですよ。基本的に「最悪の場合」を想定しているから、ある意味でのリスクヘッジができる。悪いことがあってもショックなんですけど、なんとなくわかっていた気持ちになれるんです。だから、ちょっとだけショックが和らぐ。
「ネガティブなことは悪いことばかりじゃないな」「むしろ何でも悪く考えられて面白い思考じゃん」と、ネガティブなことを私の個性のひとつとして考えられるようになったんです。これが、最初に言ってたネガティブなことをポジティブに受け止めているということです。
なので、ネガティブに考えても、そういう考えをするだけで、落ち込まなくなりました。最近は「そんなに他人のことを見てるわけじゃない」「考えても無駄だから、何か起こってから考えよう」という楽観的に考える癖も身につけたので、追い詰めることもないです。
思考はネガティブでもポジティブでも良い
私はネガティブだけど、ポジティブ思考を否定する気持ちは全くないんです。
でも、ネガティブ過ぎて落ち込みまくっていた頃は、ポジティブ思考を否定していました。なんでプラスにばかり考えられるのだろうと、おめでたいな、と。あっちが幸せでもこっちは不幸だわ、みたいな。嫌な奴ですね(笑)
だけど、ネガティブもポジティブも、考え方な違いなだけで、押しつける必要はないんですよ。生まれ持った考え方とか、人生の経験によってどちらかの思考が身についているってだけで。
もっと言えば「ネガティブ」と「ポジティブ」に境界線があるんじゃなくて、ふわっとグラデーションみたいになってると思うんです。どっちにもメリットとデメリットがあるし、それはどんな考え方でも同じなわけで。だから、誰がネガティブであろうとポジティブであろうと、それはそれで良いんです。
けど、ネガティブ発言は控えた方が良い
そう、頭の中でいくら考えても良いけど、発言してしまうのは違うかなと思います。時と場合によりますけど、だいたいがあまり良くない結果を招くからです。
ネガティブ発言をすべきでない2つの理由
ネガティブな気持ちを巻き込んでしまうから
ただしゃべるだけなら独り言ですけど、誰かと一緒にいるときに発した言葉なら、その人に向けた言葉にもなるじゃないですか。それなのにネガティブなことを言われたら、聞いている人までネガティブな気持ちになってしまいますよね。相手にとっては、かなり悲しいことだと思うんです。
ネガティブな人は逆を考えてみるとわかりやすいかな。ポジティブなことばっかり言ってくる人がいたら「無責任なこと言いやがって」「どうせおまえは幸せだよ」って嫌な気分になりませんか?「強制的にポジティブを押しつけてくるな」と思いませんか?ネガティブな発言も相手にそういう気持ちにさせているってことです。
誰かと一緒にいるということは、その相手とはわかりあえるとか、一緒にいて楽しいとか、居心地が良いとか、趣味が合うとか、話が合うとか、価値観が一緒とか、まあいろんな理由があるでしょう。少なくとも「一緒にいたい」という気持ちがあるわけです。なのにネガティブな発言ばかりだと「一緒にいても楽しめないのかな」「じゃあ、私が一緒にいる意味ってなんだろう」と相手は不安に思うし、悲しい気持ちになってしまうと思うのです。
「そんなことないよ」待ちがめんどくさいから
ネガティブな発言の全てがそうではありませんが、「そんなことないよ」と言ってもらいたがっている場合も多いのです。
- 「私ブスだし」→「そんなことないよ。かわいいよ」
- 「太ってるし」→「そんなことないよ。十分細いよ」
- 「生きてる価値なんかないし」→「そんなことないよ。生きててほしいよ」
- 「もうダメ」→「そんなことないよ。頑張ろう」
「そんなことないよ」って言う側としては
ああああああ、めんどくせえええええ!!!!!
ってなるわけです。恋人とか夫婦だとしたら特に。だってその人を受け止めた上で好きになって、付き合ったり結婚しているわけじゃないですか。丸ごと愛してるわけですよ。それなのに「私なんか…」「俺なんて…」って言われても、「んなこと知らねーよ。こっちは好きだから全く問題ねーよ」って話なんですよ。
否定してもらうことで、承認欲求のような「安心したい」って気持ちはわかります。悪いことを誰かから指摘されるより、自分で認識していた方がショックが減りますし、それを否定してもらえると「認めてもらえた」みたいな安心感がありますから。
でもそれで愛情とか友情とか推し量っちゃダメだ。せっかく自分を大切に思ってくれている人なのに「そんなことないよ」と言ってもらうと安心できる材料に使うのは、むしろ卑怯だ。
奥さんの気持ちに共感したのは…
話を戻します。私が奥さんの気持ちに共感したのは、そういうネガティブ発言を巻き込んでしまっているからかな、と思います。
まず家族でおでかけという段階で、「思い出を作ろう」とか「楽しもう」とか思っているわけですよね。なのにその場で「疲れた」「貧乏家族」とネガティブ発言。奥さんが楽しんでいたとしても、旦那さんはそうじゃなかったとも受け取れます。下手すると
「おまえといても楽しくないよ」
ってことになってしまうんですよ。いや、違うってわかるんですよ。ただ思うから言ってしまうだけってこと。でも、ネガティブ発言をネガティブに捉えてしまったら、そういう風にも聞こえてしまうんですよ。
一緒にいる方としては切ないし悲しいですよ。たぶん、ただ言ってしまうだけなんだと思いますけどね。私もネガティブ思考なので言ってしまう気持ちもわかる。けど、言われた方は悲しいよ。
ネガティブ発言をしたいなら…
それでもネガティブな気持ちを吐き出したいときってありますよね。というか、日常的にネガティブ発言をしてしまう癖がある人もいますよね。周りをネガティブな気持ちに巻き込まない、発言の仕方を考えてみました。
面白おかしくしよう
ネガティブをネガティブなままに言うのではなく、聞いた方も明るく笑えるように面白おかしい発言にするのはどうでしょう?
たとえば「私なんてブスだし」じゃなくて、「メイク取ったらほんこんさんに似てるって言われたんだよね。誰がよ!ほんこんさんに失礼だわ!」とか、いやいやそっちかーいって相手にツッコませるとか。
「もう死にたい」じゃなくて、「今日死にたいと思って56回目~」とか言って、どんだけ思ってんだよ!ってツッコませたりとか。
もはやポジティブじゃないかと思うけど、マイナスに考えてしまうのを笑いに変えるってだけなんで、基本はネガティブ。自分だって笑えた方が楽しくないですか?
打開策を考えよう
ネガティブな発言をするくらいなら、打開策を考えましょうよ。言うだけで何もしないなら、死ぬまで同じことを言うことになります。せっかくなら、毎日違うことも言いたいじゃないですか。
- 「私なんて太ってるし」→ダイエットする
- 「貧乏だし」→節約なり稼ぐ方法なり考える
- デート中の「疲れた」→休む店を探して休憩を提案する
とかね。むしろネガティブな発言の分だけ自分への問題提起があるってこと。それは大切なことじゃないですかね?
TPOを考えよう
ネガティブな発言をしても良い場合もあると思うんですよね。たとえば同じくネガティブ思考な友人・恋人・家族なら、むしろネガティブな会話が当たり前。あとは悩みを聞いてほしいときとか、マイナスなことばかり言うでしょうしね。
聞き手とのTPOが大切だと思います。相手が「ネガティブなことを聞くよ!」っていう感じなら、発言しても良いんじゃないかな。
ブログに書く
ブログってのは基本的になんでも書いて良いんですよね。匿名だったらネガティブな発言もある種の問題提起になって、議論が大きくなっていくこともあります。そうやってブログとかで発信して、誰かに聞いてもらって、客観的に自分のネガティブ発言を見ることでいろいろ考えられるかもしれませんね。
おわりに
ブログの筆者さんは奥さんに謝罪されたそうです。
もう問題が解決しているのに口出しするようなブログを書いちゃってごめんなさい。実際、夫婦とか家族の問題は他人が口出しすることでもないので、その家が解決したらもうそこで終わりなんですよね。
筆者さんを否定するつもりはないです。ただ、ネガティブ思考やネガティブ発言についていろいろと考えてしまったのでブログに書きたくなってしまったというだけ。嫌な思いをさせてしまったらごめんなさい。日々、いろいろ考えますよね。わかります。
というわけで、私も自分の発言に気をつけないとな、と見直す良いキッカケになりました。
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