中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

スポンサーリンク

【大河ドラマ】おんな城主 直虎 第27話 ネタバレ&感想 龍雲丸の名の意味

スポンサーリンク

f:id:aoikara:20170710163017j:plain

ドラマの改編時期は見るものがなさすぎて、1週間ぶりに見た大河ドラマでさえ「あれ、私ってどういう見方をしていたっけ…」と呆けてしまうaoikaraです。ドラマを観る感覚が鈍っている感じがします。取り戻したい!

 

というわけで今回のテーマは…

 

おんな城主 直虎 第27話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第27話「気賀を我が手に」あらすじ

中村屋(本田博太郎)をはじめとする町衆たちが井伊を訪れ、大沢基胤(嶋田久作)に変わって井伊に気賀を治めてほしいと、直虎(柴崎コウ)に願い出てきた。瀬戸方久(ムロツヨシ)は商売を広げられると意気込み、今川重臣の関口氏経(矢島健一)に取り入る。

 

一方、駿府には火急の報せが。今川と同盟を結んでいる武田義信(オレノグラフィティ)が自害したとのことだったー。

 

詳細なネタバレ※知りたくない方はスルーで!

町衆たちの頼み

方久から「駿府が許せば、気賀の城主を引き受けるのですか?」との問いに、直虎が答えようとしたそのとき、気賀から町衆たちがやってくる。

 

町衆たちの頼みはなんと、気賀を大沢ではなく井伊に治めてほしいとのことだった。これには話を聞いている直虎をはじめ、中野直之(矢本悠馬)や奥山六左衛門(田中美央)も驚く。方久は安々と受け入れるが、直虎は「一晩考えさせてくれ」とのこと。

 

その様子を、但馬守小野政次(高橋一生)が影で見ていた。

 

政次の後押し

その夜、直虎は政次と囲碁をしながら気賀について相談。政次は「戦もせず気賀が手に入るのはうまい話」「浜名の湖の水運を考えればやる値打ちはある」と好意的。「あとは殿のお心一つ」と直虎の意思を聞く。

 

直虎としては「できることなら気賀の者たちに報いてやりたい。皆が作り上げてきたまちの形を守ることができれば」と意思を口にする。

 

方久の策

翌朝、直虎は引き受けると返事をする。中村屋をはじめとする町衆たちは大いに喜ぶ。そこで方久が策を提案。自分は駿府の関口に井伊の口添えを頼むとのこと。井伊の目付だから難しそうだと直虎は言うが、方久は「井伊の目付だから取り入る隙がある」と返す。

 

さらに、町衆たちにも指示。堀江城の大沢のところへ行き、今までの気賀の争いについての詫びを入れろとのこと。町衆たちが詫びて、自分たちで取り締まることを伝えると、大沢も「はよう進めるよう」とだけでお咎めなしだった。

 

そして、方久は駿府の関口に会いに行く。関口に南蛮の香料を渡して機嫌を取り、内密の話をすると二人きりになることに成功。関口に気賀の城は治めようによってはたいそう儲かるのに、関口ではなく大沢が治めるのは悔しくないかと話をもちかける。

 

関口は「特にない」と乗り気ではなかった。しかし、方久が「井伊が治めることになれば関口様へのご恩も返せる」「太守様の知らぬところで港の儲け口なども…」とうまみを匂わせると、話に乗ってきて、井伊を勧めることを許諾してくれた。

 

喜びの井伊

井伊ではみなが方久の働きを褒め称えていた。またその夜、直虎は政次に、同じ目付としての立場が悪くなるかもと詫びる。政次はむしろ弱味を握れると返す。また、太守様こと今川氏真(尾上松也)は香炉が好みとの話も教えてくれるのだった。

 

龍雲丸の決心

一方、気賀では龍雲丸(柳楽優弥)が仲間たちにまた別の場所に引き払うことを話していた。残りたいやつは残れと。そんな、出て行く気の龍雲丸を止めに来たのは中村屋だった。

 

中村屋は大沢の代わりに井伊に治めてもらうかもしれぬという話を伝えて、気賀を出て行くことを考え直してほしいと、龍雲丸に頼む。「気賀はそなたらを頼りにしておる」と。

 

龍雲丸は一人で考え、思い出していた。直虎に言われた「そなたの望んでいる土地などない。己で作り出さねば誰も与えてくれぬ」という言葉を。そして、何かを決心したように立ち上がり、歩き出した。

 

駿府への願い出が叶うかと思いきや…

そして、方久は中村屋と関口をいざなって氏真のもとへ。香炉を渡して機嫌を取ってから、いよいよ本題。「お聞き届けいただきたい義がございます…」と言う前に、火急の報せが入る。

 

その書状を見るなり、氏真は怒り心頭。刀を取り出して身近にあるものを切りつける。方久らの願い出はまた日を改めることに。

 

関口に詳細を聞くと、今川の同盟の要である武田義信が自害したとのこと。武田は今川を切り捨てたのだ。

 

気賀の行方

直虎は方久から駿府の様子を聞き、今川と武田で戦になるかもしれないと告げられる。直之は戦に強い大沢の代わりに井伊が気賀を任されることはなかろうと推察。しかし、中村屋は諦めきれない様子。良い折があればと考えていた。

 

直虎は政次にも囲碁をしながら事の次第を伝える。方久が本題を話していたら切りつけられていたかもと思えば良かったと話し合う。政次は直虎に龍雲丸たちのことを聞くが、直虎は腹を立てている様子で「どうせ出て行っている」と返す。

 

龍雲丸の考え

気賀にて龍雲党を尋ねた中村屋。しかし、数日前に龍雲丸がいなくなってしまって帰ってこないらしい。と、龍雲丸が帰ってきた。なにやら紙をたくさん持っている。

 

中村屋は正直に「井伊が気賀を治めるのは難しい」と告げる。しかし、龍雲丸は「寺の普請はいつから?」「うちが請け負うのが一番いい」と好意的な意見を返す。

 

そして、紙を取り出した。いろんな城を見に行き、紙に描いていたのだった。気賀のためになる城は自分たちで作らなければならないと結論を出したらしい。その協力を中村屋に頼み、中村屋も合意した。

 

そして、中村屋と龍雲丸は大沢の家来のもとへ訪れて、龍雲党に「考えがある」と城作りを任せてほしいことを提案。家来たちは「早う進めろ」とだけで、あっけなく許しをもらう。

 

龍雲丸の“城”

気賀に木材を運びに来た直虎は、龍雲党の一味であるゴクウ(前田航基)を見つけて声をかける。そして、龍雲丸が未だに気賀にいることを知り、直接「出て行くと言ったではないか!」と文句を言いに行く。龍雲丸は直虎に「見に行こう」と提案。

 

それは船に乗って向かった湖の上。そして、龍雲丸は「ここに城を作る」と言い出す。なんと、湖の上に城を作ると言い出したのだ。

 

満潮であれば、船のある者しか水上の城には行けず、攻められない。もし来たとしてもその間に後ろから船を出して逃げられる。干潮であればぬかるんでいて馬は来られない。龍雲丸が考え出した「捕まらないための城」だったのだ。

 

直虎は「実に良いと思うぞ」と言う。そして、「雲も関わりがあるのか?」と尋ねる。以前、雲があるから士官にならぬと言い出した龍雲丸の言葉を覚えていたのだった。

 

龍雲丸は「青臭い話なんで誰にも言わないでくれ」と念押しして、過去の話をする。父に守られて攻められた城から逃げ出した子供の頃の龍雲丸。拾ってくれたのは盗賊。最初は盗みなんて慣れなかったが、あるところにはある、ないところにはない、それを盗んでいるだけだとなじんでいった。

 

しかし、その盗賊が捕まり、また一人だけ逃げのびた。そして空を見ると、龍雲があった。一日中龍雲を眺めていて気がついたのは、雲を見ていても誰も何も言わない。「俺がどこで何をしようと構わねえ」

 

だから、龍雲丸と名乗り、誰にも縛られず己の心に従って生きると決めたと。しかし、気づいたら今は仲間にも土地にも縛られていたと。「ざまあねえ」と言う。

 

直虎は、龍雲丸が「心の奥深いところでは、ずっと奪われたものを取り戻したいと望んでおったのではないか」「仲間や、根付いて暮らせる土地や、その心に従うというところでは龍雲丸はより龍雲丸になった気がする」と語る。

 

龍雲丸はうれしそうな表情で「尼小僧様はいつも俺が考えつかぬことを言う」と返す。それに直虎もうれしそうに「お互い様じゃ」と返していた。

 

直虎の直感

気賀の陸へ戻ってきた直虎は龍雲丸に大沢を訪ねたときの様子を聞く。大沢は修繕している城が多く、忙しそうとのこと。それを聞いた直虎はとあることを思いつく。「大沢の方から手を引きたいと言わせる」とのこと「そこに井伊が滑り込める」と。

 

考えを思いついた直虎は急いで井伊に帰り、政次にも打ち明ける。政次は氏真に切り出す頃合いは自分に任せるようにと告げ、直虎も大沢とのことは方久と進めることになった。

 

気賀を井伊の手に

方久は大沢のいる堀江城に赴き、気賀が大変なのではとそれとなく話を聞く。大沢は商人が治めている町だから厄介と考えているらしく、では井伊に変わってもらえないかと本題を打ち明けた。

 

一方、駿府。氏真は現実から目を背け、毎日踊りに明け暮れていた。その様子を見た政次は今ならいけると井伊へ書状を送る。

 

そして、方久と大沢が駿府へやってきた。大沢が気賀を井伊に譲ると願い出て、家臣の関口も口添え。一瞬、怒ったように見えた氏真だが「好きにせよ」と言う。気賀は井伊が治めることになった。井伊の皆も大いに喜ぶ。

 

政次は一人で乾いた井戸を訪れ、「おとわが気賀をとったぞ」とうれしそうに語りかけていた。それを影から南桂和尚(小林薫)が見ていた。

 

湖の上の城

そして、湖の上に築かれた城が完成し、直虎や政次は中村屋に招かれる。直虎は城からの景色を眺め、実に満足そうな笑顔を見せる。

 

政次は龍雲丸のもとへ訪れて、「たいしたものだ」と声をかける。「ここは出て行かぬのか?」という政次の問いに、龍雲丸は「ここに根を張る」と答える。そして、廃れていた気賀にまた活気が戻ってきた。

 

井伊は新たなる船出を迎えることになるー。

ーーーーーーーーーー

今までの中で一番めでたしめでたしなラストでしたね!良かったなぁ。達成感が素晴らしかったです。というわけで詳しい感想を書いていきます。

 

第27話のGOODポイント

  • 本田博太郎さんの演技が自由すぎて笑いましたw初登場から出番がそこまでなかったのですが、ここに来て魅力を発揮!好きですね~。
  • 政次が乾いた井戸で語りかけていたのは直親でしょうかね。切ないね。
  • いつも政次の切ない場面を目撃してしまう南渓和尚w「家政婦は見た」ならぬ、「南桂和尚は見た」並みですね。

 

第27話の気になったポイント

  • 方久が関口にあげた香料は香水かな?怪しい成分が入ってるんじゃないのかしら…。
  • これだけ井伊に気賀を治めてというのは方久が企んだことかと思いましたが、いろんなことが重なっての結果だったのですね。疑ってごめんね。でも、よく働いてくれたのは本当。

 

感想

珍しく井伊に良い話

ここ最近は井伊に危機が訪れるとか、井伊の内外で争いが起きるとかいう話が多かったので、ある意味で穏やかな回だったのではないでしょうか。井伊の危機というよりは、策のためにどう動くのかとうことでしたからね。

 

  • 今川と武田が戦になりそう→戦に強い大沢に気賀を任せる→井伊は気賀に入れない

 

みたいな図式になってましたけど、私は「むしろ戦に専念してもらうために井伊に任せた方が良くないか?」と思って見ていました。まあ、気賀はさまざまな領地に狙われて、信頼できる家臣でなければ任せにくいという意味では井伊は難しいのかな。

 

でも、町衆たちに求められて、ある意味で全ての事がうまく働いて、気賀を井伊の手にすることができたわけですから、たいしたものです。しかも争わず。そりゃあ政次も喜びますよね。

 

方久を褒めたい!

気賀を井伊のものにできたのは、方久の働きがたぶんにありますよね。井伊の目付である関口を取り入って、大沢もうまく転がし、自分は金儲けもできる。本当に優秀な人材です。頼りになります。

 

龍雲丸の名の意味

龍雲丸の名前に関して「ぬしの名は」なんて副題もありましたけど、やっと名前の意味が明かされましたね。

 

「自分が何もしなくても世界は変わらない。ならば、自分が何をしたって自由」

 

というような考え。だいぶ私なりの言葉に咀嚼してありますが。この考えって、ある意味すごい。自分がいなくても世界が変わらないなら、自分がいる意味なんて…と絶望したくなるような気もします。でも、今までいろんなものに縛られていたからこそ、自由を求めて良いと気づける。はっとさせられる考えでした。

 

直虎と龍雲丸の関係性っていいよね

直虎の龍雲丸の関係性って好きです。恋愛ではない、決して。同志、みたいなものかな。直虎と政次とはまた違う同志。

 

お互いに「思いもよらぬことを考える」同士で、だからこそ自分の考えを見直して、新たな考えに気づくこともできる。

 

ふらふら~っと自由に生きていれば良いじゃん、どうせ奪われるんだし。と思っていた龍雲丸が、自分で住みたいと思う場所を作りたいと思えたのはすごい進歩ですよ。直虎も、龍雲丸がいたからこそいろんな考えに縛られずに動ける良さを残している。

 

かっこいいね、二人とも。これからの関係性も楽しみです。

 

次回:武田信玄キター!!!

気賀の城主になった直虎は、方久に城代を任せて商人たちの自治を保証する。一方、寿桂尼は武田のもとを訪れて、氏真の妹を駿府に帰すよう武田信玄を説得。さらに北条氏康を味方に付けて武田への圧力を強める。しかし、氏真と寿桂尼の間に深い亀裂が生まれてしまうことに…。

武田信玄が誰なのか全然明かされていなかった(と記憶している)のですが、ついに発表。それも次回予告でいきなり!オーレオーレ、マツケンだ!松平健だ!

 

氏真が白塗りで踊ってましたけど、むしろ踊るのは武田側なんじゃ…マツケンサンバ…なんて思った私でした。威厳がありそうですね。肖像画にそっくりだ。

 

そして、寿桂尼の最期の時の予感。というか、氏真のせいで…?ここらへんの史実をしらないので怖いです。来週も見ます!

 

 

良かったらポチッとください。
励みになります。

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ
にほんブログ村


ドラマランキング

 

aoikara

 

▼関連記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

 

▼お仕事のご依頼はこちらまで

保存

スポンサーリンク