中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

スポンサーリンク

平成最後の日に平成生まれが「私の平成」を振り返る

スポンサーリンク

f:id:aoikara:20190430182035p:plain平成生まれのaoikaraです。

 

平成31年4月30日(火)。今日は平成最後の日

 

テレビ欄を見ると、「平成最後の日」と銘打って、さまざまな特番が並んでいた。今さらになって、「ああ平成が終わるんだ」と思いながらも、やっぱりどこか実感がない。実感するのが遅い性分らしい。

 

私は今日、いつもと同じ日を過ごした。いつもと同じ時間に起きて、いつもと同じ食事をして、いつもと同じように仕事をして…。平成最後だから、特別に何かするってことはなかった。

 

でも、そわそわはしている。平成が終わるんだなぁって。でも、やっぱり実感はない。実感するために、自分なりに平成という時代を振り返ってみようと思う。

 

 

平成という時代は

「平成を振り返る」話題も多い。ただ、それは、平成より前の時代を生きてきた人が感じる、「昭和以前と比べての平成」みたいな意味合いを持っている気がする。

 

私は平成生まれで、生まれた頃から平成で、「平成はこういう時代だ」と感じるよりは、「私が生きてきたのが平成で、他と比べてどういう時代なのかは、ちょっとよくわからない」が本音。

 

なんだったら、平成でも生まれる前や物心つく前で、リアルタイムで知らないこともある。だからこそ「そんなことあったなぁ」という話もあれば、「テレビや報道でしか見たことない」ということまである。

 

平成を振り返る

私がまだ生まれていない、平成初期の出来事。ベルリンの壁が崩壊し、ソ連が消滅し、消費税が導入され、バブルが崩壊し、EUなど国の連合ができた。

 

私が物心ついた頃には、ドイツは統一されていたし、ソ連はロシアだったり、消費税は当たり前にあって、不景気が当たり前の時代だった。最近ではイギリスがEU離脱で国民投票で合意された。国としては反対しているけれど。

 

30年と4ヶ月もある平成という世の中で、大きく変わっていった。平成の主な出来事を振り返りながら、印象的な出来事を書き出してみる。

 

社会(国内)

今は少子高齢化。人口もどんどん減っている。私の地元でも学校のクラスが1つまた1つと減っているみたい。子供も減った。2006年(平成18年)に人口が減少局面になったらしい。それまでは人口が増えていたのか。逆に不思議な感じさえする。

 

日産とルノーが提携したのも平成。平成のうちにカルロス・ゴーン元会長が逮捕されるなんて波乱があるなんてね。

 

BSEの問題はリアルタイムでは知らなかった。むしろ、問題が解消したときの印象が残っている。牛丼屋が営業を再開した、というニュースが印象に残ってて、「どうしてこんなことがニュースになるんだろう」と思った記憶があったから。

 

裁判員裁判も始まった。選ばれるかも、選ばれたかも。でも、警察の捜査や裁判は果たして公正なのか、わからない。人間だから間違いがあるのは当たり前だし、警察や裁判所だけではないけれど。

 

同じ年の2013年(平成25年)には東京オリンピックが決まった。当時はまだまだ先だと思っていたけれど、オリンピックはもう来年。

 

この年は「じぇじぇじぇ」「倍返しだ!」「今でしょ!」「おもてなし」の4つも流行語があったのを覚えてる。なんだかいろいろ強烈な年だった。

 

ああ、芸能でいえば、SMAPが解散してしまった。私が生まれた頃からいたSMAPは、平成でなくなってしまった。でも新しい地図はあるし、その先に明るい未来が待っているかもしれないね。

 

それから芸能人だけでなく一般の人に対しても、モラルが厳しい世の中になった。それは許されてきたあり得ないことが、許されないという良い現象でもあるのかもしれない。でも、ときにリンチになっていることもあって、モラルが凶器にもなっていて怖い。

 

社会(海外)

世界でもいろんなことがあった。個人的に印象に残っているのは、前アメリカ大統領のバラク・オバマ氏。今のトランプさんも、違う意味で印象的だけれどね。

 

イラク戦争を終わらせて、キューバ国交正常化して、日本の広島にも来てくれた。アメリカの大統領としてはどうなのかとか、いろんな論調はあるけど、アメリカという国を革新的に導いたんじゃないかな、と思う。広島に寄り添ってくれたのは、本当に大きい出来事だもの。

 

スポーツ

スポーツもいろいろあった。平成の始まりは若貴ブームで始まって、今や二人とも相撲界にいないなんて誰が予想したんだろう。私は朝青龍と白鵬、それから稀勢の里の横綱のイメージが強いなぁ。

 

オリンピックもたくさん開催されて、いろいろ記憶にある。2006年(平成18年)トリノオリンピックで金メダルに輝いた荒川静香さんの代名詞、イナバウアーも流行ったなぁ。学校で後ろの人にプリント渡すとき背中のけぞらせたなぁ、なんて思い出す。

 

今年引退したイチローも平成で大活躍だった。他の競技を合わせても、私の記憶でもスポーツ界のスーパースターはやっぱりイチローだな。

 

そうそう、ついに日本人男子が100mで9秒台を出したのだって平成だ。桐生選手、すごい。それだけじゃない、日本人はスポーツで体格では劣るけど、それを補うどころか力に変える選手がものすごくたくさんいて、感動もした。

 

事件

オウム真理教とか、未成年の犯罪とか、平成は痛ましい事件も多かった。オウムの事件の死刑囚たちは、昨年死刑も執行された。死刑に対する議論も世界中である。

 

世界でも悲惨な事件が起きた。どれだけテロがあっただろう。過去形じゃなくて、今だって続いてる。最近だってスリランカであった。30年経っても、戦争もテロもなくならない。

 

北朝鮮からミサイルが飛んできて上空を通過したときは、生きた心地がしなかった。誰かが明確に殺意を持って殺しに来る、という状況が現実になるとしたら…それがどんなに恐ろしいか知った。

 

でも、世の中にはたくさんある。現実に今苦しんでいる人たちがいる。そんなことは許されない、そうでない世の中にどうやったらなるのか、永遠の課題なのかな。終止符を打ってほしい。

 

日本では戦争もテロもなかった平成だけど、この先はどうなんだろう。平和ボケと言われるかもしれないけれど、やっぱり戦争もテロもない方がいい。平和な世の中であってほしい。

 

災害

平成は大きな災害も多かった。地震、猛暑、噴火、豪雨…。思い出すだけで胸が締め付けられそうな災害がどれだけあるか。

 

天災は止められない。いつ起きるかもわからない。でも、人災は防げる。そして、備えることができる。技術の進歩で、災害を最小限に抑えるように、令和は災害で苦しむ人がもっともっと減ってほしい。

 

北海道

私が住んでいる北海道でも、去年地震があった。去年だけでなく、平成には何度かあった。この前も揺れたし、きちんと備えなければと心している。

 

うれしい出来事もあった。駒大苫小牧が夏の甲子園で2連覇し、翌年に準優勝もした。この頃から私はマー君をこっそりと応援している。北海道出身の里田まいさんとご結婚されたのも、地味にうれしい。

 

北海道日本ハムファイターズも、何度か日本一に輝いた。優勝パレードの人人人…すごかった。特別に野球ファンではないけれど、やっぱり地元出身のチームや選手、それから活躍する人はなんだか応援してしまう。

 

私の平成

私にとっての平成は割と平和だった。いや、自分の中では荒れ狂うような半生だった。自分が抱える問題に向き合っていることが多かった。それだけ、私の周りは平和だったのだと思う。

 

もちろん世の中は平和だけじゃなかった。やっと外に目を向けるようになって、いろんなことを知った。自分が生きる世の中に、参加したいという気持ちも生まれた。私も小さな力でも、何か力になりたいとも思った。

 

私が好きな相棒も、アイドルも、平成に生まれて、発展したことが多い。

 

一番大きいのはネットかな。どうしようもない私の居場所があった。私は誰かと仲良くなるとか苦手で、当時も孤独は孤独だけど、孤独を紛らわしてくれる道具だった。逃げ場だった。行き場所だった。

 

仕事も見つけた。ネットがあるから仕事ができる。それこそ平成ではない時代だったら、私は淘汰された人間で、居場所を失っていたと思う。ネットで働いて、納税ができる社会人になれるって素晴らしい。

 

いろんな人にも出会った。嫌な人もいたけど、今でも関わってくれる人たちの大半は、本当に素敵な人たちばかりで、本当に本当に感謝している。

 

ここ数年は独立していたネットでの個々が、“つながる”ようになっている。その悪意を利用する人間もいる。一方で、救われる人もいる。つながりが大きな力を生むこともある。

 

昔だったら見逃されてきたことも、ネットがあるから取り上げられることだってある。ネットでみんな知っちゃってるのに、世の中で知らんふりするのって、なんだかダサくない?みたいな風潮がある。良い方向に発展していけば良いなと思う。

 

明日から令和

平成生まれだからこそ、令和は始まりからきちんと記憶していける。記録も残る。全て「こういうことがあったな」という自分の記憶や実感と共に、令和という時代を生きられる。

 

そういう意味では、平成と違う。だから、平成生まれだけど、また新しい時代を生きるようで、すごく楽しみ。自分にも社会にも、期待したい。

 

 

たぶん、今日の夜も令和のカウントダウンなんてしなくて、いつものように寝て、起きたら令和になってる。

 

でも、そういう時代であってほしいと思う。いつもの日常が、いつもある時代。世界中のどんな人にとっても、穏やかな日常があるように。

 

令和に改元するということで、お祭り騒ぎできるほど余裕があるように。自由に議論ができるように。

 

誰にとっても生きやすい場所があるように。

 

令しく平和な時代であるように。良い時代になりますように。

 

 

aoikara

スポンサーリンク