人が成長するのは突然なのかもしれないと思うaoikaraです。それにしても、今回はかなり突然でしたけど。
というわけで今回のテーマは…
コウノドリ 第2シリーズ 第4話 感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。
▼ネタバレ記事はこちら
▼コウノドリ 第2シリーズ 第3話の記事はこちら
GOODポイント
- 四宮先生が会っていた女性はただの後輩で、勘違いしていた白川先生を見て笑っちゃいました。「何勘違いしてんだ、バーカ」って素直にバカにする四宮先生もひどいw
- まなちゃんが機嫌悪いのは、お母さんの機嫌が悪いからだったんですね。子供の立場だと、逆に気を遣って機嫌を取ろうとしちゃうな。私も身に覚えがある気がする。大人だって人間だし、機嫌悪いときもあるよなー。いつもニコニコは難しい。
- 白川先生が親御さんに嫌味なく柔らかく、でもきちんと伝えることは伝えることができるようになっていて、成長したなーと感じました。
- 出産中に旦那が屋形船はキレる!小松さんだけじゃなくて、私もキレる!
- 四宮先生がまさかの産科の息子で「初代ジュニア君」だったのは笑っちゃいました。吾郎先生に厳しくするのは自分の境遇を重ねているのかしら。相談、乗ってくれるといいね。四宮先生っぽく厳しくされそうだけど。
気になったポイント
- 妊娠や出産の自体に対して「何でもいい」とか「今じゃなきゃダメ?」とか男性側に言われると、うーんって思っちゃいます。自分の身体のことじゃないからぴんとこないのかもしれないけど、二人のことだからなーって。私が高望み?
- 吾郎先生の定時帰宅の合コンはええーってなりました。あれ、私もパワハラ予備軍?いやいやいや、合コンは…えええええー。
- 木下優樹菜さんの声が…風邪?カサカサで気になりました。
- 倉崎先生の家庭事情が少し気になる…離婚したのかな。
感想
物語のつながりがちょっとだけイマイチ…
いつも、さまざまな親子が対比になっていて、メッセージ性を感じるコウノドリ。なんですが、今回は何と何がつながっているのかな?ってイマイチ伝わってきませんでした。
トーラックは始めて知ったという意味で、知識は深まったんですけど。帝王切開じゃなく自然分娩で産みたい、というお母さんは第1シリーズでもいたしなぁ。
産み方が原因で愛情不足っていう理論もぴんと来なかったし。トーラックをやりたいから、ちょっとねじこんだ感あるというか。良い話だったのですが、今までと比べるとメッセージ性が弱いかな、とは感じました。
ペルソナの先生達の健康が心配
鴻鳥先生は妊婦さんとその家族のためにと思って、至れり尽くせりですが、やっぱりほかの先生達の負担も大きくなるわけで。医療の労働環境っていう現実。患者の立場から言えば、全力で甘えたいところだけど、医療側から見ると、全力しすぎるのも大変だしなぁ…。
吾郎先生みたいに定時で帰るのとかも、気持ちはわからなくもないんですよ。自分のプライベートもあるわけですし。でも、そのしわ寄せは他の人に行くわけで…。でも、お医者さんも増やせなさそうですし、先生たちが忙しそうで本当に心配。
家庭を顧みられない今橋先生もなぁ。娘との間に溝ができていますよね。大人になれば父親がとても立派な医者だと理解できるかもしれないけれど、小さい頃に感じた「家にいなかったお父さん」というイメージは消えないし…
切ないね。それぞれの人が全てを充実させるなんて難しい。何かが犠牲にならなくちゃいけない現状が切なすぎます。
吾郎先生、何キッカケの変化だ?
吾郎先生がいきなり良い方向に変化しすぎて驚きました。だって、ちょっと前まで「何もなかったから良かった」とか調子こいちゃうレベルなんですよ。そんなすぐに変われるかな?キッカケ、というほどのキッカケだったのかも不思議で。
そもそも、初めて出産に立ち会ったときに感動していたので、そこでも変化はあったでしょう。いや、家が産科だからそうでもないのか?産科に全く興味がないみたいな描写も不思議だし。いきむの見たのだって2度目ってわけでもないだろうし、今回だけで変化するのかな?
吾郎先生の成長も、もっとじっくり時間をかけて描いても良かったんじゃないかなと思いました。白川先生とか下屋先生が変わったようにね。ある意味、白川先生があんな柔らかい言い方ができるようになったというのも、成長して、研修医の吾郎先生との対比だったのかもしれないけれどね。
女性は欲張っちゃいけない生き物?
このセリフ、妙に心に残っています。女性だとしても、結婚して子供を産むことだけが幸せじゃない。仕事もしたい、キャリアアップしたい。それでも、結婚して子供も産みたい。
でも、妊娠中はどうしても仕事ができない期間はあるし、産まれてからも自分や赤ちゃんが絶対健康だとは限らない。妊娠するのだって絶対じゃないし、出産できるタイミングだってどんどん後になってしまう。
それでも、いろんなことを望みたいけど、リスクだって大きくて。「女は欲張っちゃいけない生き物なのかな?」っていう言葉に切なさを感じます。欲張りたいよ。でもね、体の限界もあるし、社会も許してくれなかったりするし。
当たり前の幸せって、もう全然当たり前じゃない世の中ですよね。切ない。
次回:妊婦の友情
サクラの元に訪れた妊婦が、切迫早産の恐れがあるので入院することに。同室になった妊婦同士、同じ境遇で仲良くなる。
一方、NICUは下屋の指示で緊急帝王切開することになった赤ちゃんが。手術をしなければならないが、赤ちゃんの父親が帝王切開に納得できず、手術を拒否していた。
妊婦さんの友情と、下屋の医者としての成長する部分が描かれるのかな。来週はかなりシリアスな展開になりそうです。次回も、楽しみに待ちます。
aoikara
▼コウノドリ 第2シリーズ 第5話はこちら
▼コウノドリ 第2シリーズ 記事一覧はこちら