赤ちゃんはあまり見たことがないaoikaraです。親戚の中でも一番年下なので、自分より若い子と関わることが少ないんですよね。
というわけで今回のテーマは…
コウノドリ 第2シリーズ 第3話 ネタバレ&感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。
▼コウノドリ 第2シリーズ 第3話 ネタバレ記事はこちら
▼第3話の記事はこちら
第3話のGOODポイント
- 四宮先生、基本的に冷たいけど、スカッとしてくれること言ってくれるよね。to 吾郎先生&佐野夫よ!
- 地味に山崎夫婦は夫の友和が上手にコントロールしてくれますよね。ワードチョイスも良くて。
- 麗子「麻酔マジ神」
麻酔科医「でしょ」
ってかっこよかったですね。イイ!
気になったポイント
- 康孝の「みーちゃん泣いてるよ」が地味にイラッとポイントです。いや、父親だったら自分が何とかしようと思ってよと。その後寄り添っていたのは良いんですけど、やっぱりどこか他人事感があるんですよね。
- 今回はうつ病だと受け止めていましたが、なかには「うつ病じゃない!」と言う人もいるんでしょうね。自分が病気だと思いたくないって人もいるし…難しいところだ。
感想
産後うつの描写が見ていてつらすぎた
第1話から丁寧に描かれていた、佐野さんの産後うつ。見ていてつらくなりました。出産前から子供の心臓に穴があると言われて不安になるし、夫は「手伝う」発言でひとりぼっちの気分だし、産休で同僚からは嫌味言われるし。
産んだら産んだで、赤ちゃんは泣き止まない。かわいいと思えない。部屋は散らかっていく。保育園は見つからない。実母には「病気はあなたのせい」とまで言われる。仕事復帰がなかなかできない。夫には「イライラするな」と言われてしまう。
自分の居場所だった仕事で、戦力外通告をされてしまって、プツンと糸が切れてしまったんでしょうね。
「必要とされてない」っていうのが見ててつらかった。かわいいと思えない気持ちが切なかった。つらかったよね、苦しかったよね。「頑張ってるよ」って誰も言ってくれないもん。育児なんて「してあたりまえ」って言われちゃうんだから。全然そんなことないのに。
最後は差し伸べられた手を握って、産後うつにも向き合ってくれて良かったです。「病気だ」と指摘されると嫌がる人もいるので、受け入れてくれて良かったなぁと。
やっと自分の居場所を見つけて、助けてって言えて、赤ちゃんを抱いたときに「かわいい」って泣いていた姿は、私も涙が出てしまいました。良かったなぁと。
できるキャリアウーマンだった女性がどんどん追い詰められてしまう姿を演じた高橋メアリージュンさん。本当に演技が素晴らしかったと思います。
リアルな世界でどこに助けを求めたら良いのか
今回は病院の人たちが佐野さんのことをよく見ていたおかげで、差し伸べてくれる手がありました。でも、実際にはどうなんでしょう。育児って最初の期間はすごく閉鎖的ですよね。自分と赤ちゃんだけになってしまう。
周りにいるのは夫と自分の両親くらいで。今回の佐野さんのように、夫も両親も自分の味方にならないとしたら、リアルではどこに助けを求めれば良いのかなって思ってしまいました。
その外側にも助けを求めたら助けてくれる人って必ずいると思うんですよ。だから、躊躇しないで助けを求めてほしい。世の中の多くの人たちが、追い詰められている人の味方になってくれると信じたい。
家族が敵ってつらすぎる
あの母親は本当に嫌でした。見ていて嫌な気分になる。ああいう人は極力寄せ付けないこと。
夫もね、仕事が忙しくて気持ちもわかるんですよ。部屋が荒れてても何も言わないし、そういう部分は良いところ。そこまで悪い人ではないと思うんです。でも、自称「イクメン」はないな~。
「挽回できますか?」とか「父親になるよ」も言葉だけな感じがしてならない。まあ、でも変わろうとして、完璧に変われる人はいませんよね。少しずつ、夫婦で良い方向に向かって行けたら良いな。
最後に佐野さんが笑顔だったのが救いなのかな。
親が子の心配をするのは当たり前
もう一方の山崎夫婦の奥さんは、心配性な人でしたね。すぐに迷信を信じてしまう。アホっぽく描かれていましたけど、赤ちゃんのことを思うとなんでも心配してしまうのはどのお母さんでも同じ事なんじゃないかな~と思いました。
だから、ほほえましかった。あと、命に関わる迷信は吹き込んだらアカン!妊婦さんに関わる全員が心得るべきだ!
鴻鳥先生と四宮先生の関係性が良かった
産科医がどこまで母子をサポートするのか、という部分で鴻鳥先生と四宮先生は対極のところにいました。それぞれが自分たちには限界があるとわかっていて。
でも、鴻鳥先生が自分を追い詰めすぎて「大丈夫じゃない」ことに四宮先生が一番よくわかっていた。だからこそ、それ以上はダメだと止めていたわけで。
その鴻鳥先生の思いを、四宮先生はきちんとわかっていた。だからこそ、佐野さんを止められたのでしょう。違う意見だけど、根本は二人とも一緒。信頼し合っている、良い関係性だなぁと思えました。
子育てを美化しすぎ
実は今回の話で一番印象に残ったのがこの言葉。
子育てを美化しすぎ
ソーシャルワーカーの向井さんの言葉。たしかになぁ。なんかキラキラしたもののように描いていますよね。私も経験していないから、たぶん考えが甘いです。子育てしている、してきた人たちにとっては壮絶なものなんじゃないかなと。想像でしか言えないけれど。
私も子供の頃に、母が激しく叱ってきたことがあったんですよ。子供のときは恐怖でしかなかった。でも、自分が大人になると「女はそういうときもあるよなぁ」と理解できる部分が増えてきたんです。
きっと、子育てはもっと大変で、自分も経験すれば「余裕なんかなかったんだろうなぁ」と実感できるのかもしれない。今子育てしている人たちも、子育てしてくれた人たちも、決してキレイではない部分もひっくるめて全部背負ってきたんですよね。本当にすごいことですよ。すごい。
子育てを美化しすぎないように、私も気をつけよう。
次回:産科医として
ある日、トーラック(帝王切開後の自然分娩)を希望する妊婦が来る。我が子を愛せない理由が帝王切開だからではないかと、次の子は自然分娩を望む。しかし、危険な状態になり四宮は猛反対。
一方、産科医にはなりたくないと言っていた吾郎は、その妊婦を通して変化が生まれる。
今回の話の最後でやらかした吾郎先生。医者だとするなら、変わらないと。その変化となる話なのかな。次回も期待しています。
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aoikara
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