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半沢直樹2 第2話 感想 大和田はもはや賑やかしストーリーテラー

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まだまだ「おしまいDeath」にはなりたくない、aoikaraです。まだまだ「恩返し」しなきゃなんで。

 

というわけで今回のテーマは…

 

半沢直樹2 第2話 感想

 

です。

 

※ネタバレあります。
※便宜上「半沢直樹“2”」としていますが、本来数字はないです。

 

▼半沢直樹2 第1話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

 

あらすじ

東京中央銀行に大型買収案件を横取りされた半沢直樹(堺雅人)は、部下の森山雅弘(賀来賢人)とともに銀行に逆襲を誓うが、依頼主である電脳雑伎集団・副社長の平山美幸(南野陽子)たちからは全く相手にされず追い返されてしまう。

 

そこで、電脳の買収相手であるスパイラル社長の瀬名洋介(尾上松也)に再度アプローチを試みるが…「銀行の子会社なんか信用できない」と拒絶され、八方塞がりに。

 

一方、半沢たちを裏切り銀行に戻った三木重行(角田晃広)だったが、希望していた営業ではなく、証券営業部部長の伊佐山泰二(市川猿之助)や諸田祥一(池田成志)から雑用ばかり言いつけられる不遇な毎日を過ごしていた。

 

瀬名は太洋証券の広重多加夫(山崎銀之丞)のアドバイスにより、新株発行でこの難局を乗り越えようとしていた。

 

その新株の買取先・ホワイトナイト役に名乗りを上げたのは、なんと瀬名の憧れとも言うべきIT業界のカリスマ・フォックス社長の郷田行成(戸次重幸)であった。

 

しかし、そこには巨大銀行の新たながしかけられていて…。

 

参考元:あらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『半沢直樹』

 

面白かった・ぐっときたシーン

  • 前回、書き忘れたけれど、南野陽子さんの言葉遣いが「スケバン刑事」っぽくていいですよね。
  • 半沢家、ラブレター事件!半沢直樹はラブレターをもらったことがあるのか…あの顔はあるな。
  • スパイラルの会社の家具、おしゃれですよね。あの縮小版みたいな家に住みたいな。
  • 森山君が書いた手紙と、瀬名さんが書いた文章と、どちらにも万年筆のにじみがある…みたいなベタなんだけどぐっと来る演出でした。
  • 半沢が渡真利に「上司に恵まれないねぇ」と言われてたけど、本社の営業第2部の次長だったとき、内藤部長(吉田鋼太郎)を思い出して!あれは半沢のことを思ってくれてる、良い上司だったじゃん!
  • 半沢が「大和田さん」と言ってて、ああそうかと思いました。「大和田“常務”」じゃなくなったんですもんね。ただの「大和田さん」だ。とはいえ、取締役ではあるんだけどさ。
  • 「子会社の手柄は親会社の手柄、親会社の責任は子会社の責任!」と言ってた大和田。
  • 半沢や大和田をそっと見ている頭取。「この銀行大丈夫かなぁ」の表情に見えたのは気のせい?(笑)。こんな濃い~メンツの銀行、嫌になりそう。実社会は、もっといろいろなんやかんやどろどろ濃そうですが。※イメージです。
  • 瀬名社長、自分の会社を救ってくれるホワイトナイトだと思って、郷田さんの本をわくわくしながら読んでるの愛おしい(笑)。瀬名さんの純粋な一面を少し見られてうれしいな。
  • 郷田さんのうさんくささよかったですね。あんなIT企業の社長いそうだなぁ。企業本もそれっぽくてね。演じた戸次重幸さんは、気に入って本を何冊か持ち帰ったそうです(笑)

 

気になったシーン

  • やっぱり前作より照明が暗い。
  • 寄りのときに気になっていたけど、堺さんの目が赤いんですよね。撮影は2~3月頃だろうから、花粉症だったんだろうか。大丈夫かなぁ。
  • 半沢がわざわざ人物カードを使って、森山と分析をしているのはちょっと面白かったです。ドラマ上の演出なんでしょうが、実際に作った姿をすると微笑ましいなと。
  • 瀬名さんや森山君の物を大事にする「万年筆」と、カチカチでたまにぼきっと折る副頭取の「ボールペン」も、対比になっているのかな。
  • 今はおとなしいけど、どうも電脳雑技集団の財務担当・玉置がくせ者な気がするんですよね。
  • 近藤がいないのは寂しい…今回は出ないのかなぁ。

 

感想

ドラマ本編の前に、前作全部見返しました

今回、半沢直樹の新シリーズが始まるに当たって、わざわざ前作を見返すことはありませんでした。意味はなく、というか4月スタート予定で、2~3月はコロナで気持ちがそれどころじゃなかったというのが本音。

 

7月になり、ようやく始まった第1話を見てやっぱり面白くて興奮して、「これはやっぱり見返さなきゃ!」という思いに至ったわけで。この1週間で、前作全10話を見返しました。うん、やっぱり面白い!

 

時間や余裕がないと言い訳にしがちだけと、やろうと思ったらやれるなと、自分に対して謎の自信もできました。まぁ、私は受け手として見るだけなんですけどね。

 

見返したおかげで、より物語への視点が広がる気がします。第1話で気づかなかった、「伊勢島ホテル リニューアルオープン」のメールの件とかもね。前作はガラパゴス携帯なのに、スマホになっているなぁとか、時の流れを感じたりもしてね。

 

前作見返しは必須じゃないけど、物語をさらに楽しむ上ではいいなぁという、また今回も長い前置きです。

 

買収って怖い!

第2話は買収の攻防がすさまじかったですね。太洋証券の広重さんがスパイラルの瀬名産に提案した対抗策が「新株」と聞いた時点で、ちょっと怪しいとは思いました。

 

私は、その辺の株とか買収とかの知識は全くありませんが、それぞれ株を持った人たちが一緒になっちゃったら、持ち株が増えてむしろ逆効果じゃないかなぁって。そしたらその通り。

 

いや、買収って怖いですね。ちゃんと交渉しての買収だったらいいよ。でも、こういうだまし討ちみたいな、敵対的買収っていうんですかね?怖いよなぁ。でも実際にあることなんでしょうね。

 

最近も大手チェーンの買収とか、ありますもんね。あんな、言われてもないのに「買収するぞ!」なんてのがありなのかと驚きます。いや、社長なんてなるもんじゃないね。ならないというか、なれないけど。

 

親会社 vs 子会社ってあり!?

半沢が東京中央銀行に徹底抗戦を挑もうというのには、驚きました。一般的に、子会社が親会社とやり合うなんて、そんなことあり得るのかなと。

 

企業イメージ的にも、利益としても、お互い損にならないのでしょうか?負けても地獄、買っても地獄の戦いじゃないの、これ?もちろんやり返してくれたらスカッとするけど、半沢の立場はあるのかな。心配だな。

 

でも、中野渡頭取の言うように、顧客それぞれの利益を優先し、ニーズに応えるとなると、間違ってはいない。ま、屁理屈のようにも聞こえますけど。

 

「やられたらやり返す」だけで済むのか、単にそれだけではない顧客のための良い未来と、半沢の未来がどうなっていくのか、予想がつかないですね。原作読んだのにな、すっかり忘れてる。

 

何をするかわからない三木

三木さん、なんか地味~に嫌なヤツだなとは思っていましたけど、お茶くみとか雑用ばかりさせられているのを見ると、さすがにかわいそうだなという気持ちになっちゃいましたね。

 

それに諸田さんは謝罪しなかったけど、三木さんは森山君に頭を下げて謝罪していたしなぁ。根っからの人の良さみたいな部分、人間としては腐ってないぞみたいな対比だったのかなと感じました。

 

三木さんを演じる東京03の角田さんが、「小心者ゆえに何をするかわからない」とインタビューで答えていたようですが、もう本当にその通り!今回はもう三木さんに冷や冷やしました。

 

うわーやっちまうかな、でも三木さんなんて気にしてられないし…と視聴者として心の中で見捨てていた(ひどい)のですが、うまくやってくれて良かったです。三木さんが伊佐山の部屋から資料を見つけてくれたおかげで、半沢や森山君も助けられましたしね。

 

また小心者だからこそ何するかわからないとか、根っからの悪い人間じゃないみたいなところが、もう角田さんぴったりハマってましたね。角田さんがそういう人だっていうわけじゃないですよ。角田さんがコントで演じるキャラクターに通ずるところがあったというか。

 

この裏で東京03の大ファンである堺さんが、コントについてあれこれ聞いているのかと思うと、またそれも微笑ましいな思いました(笑)。

 

郷田&広重の運命は…?

電脳雑技集団と伊佐山さんとの話し合いで、明らかにもう一人いるな~と思ってて、郷田さんか広重さんかなと予想していたんですよね。

 

郷田さんに明るめの色のスーツ着せて、でも伊佐山さんたちとは濃い色のスーツを着てて居合わせていたというミスリードか!と思いきや、いや広重さんもかーい!っていう。まあ、でもたしかに証券会社も絡んでないと、今回の伊佐山の作戦はうまくいかないもんなぁ。

 

郷田さん、うさんくさいけど、めちゃくちゃいい人そうなのにな。なんか、いや~な人で、やられたらやり替えされて当然!って感じでもないじゃん。爽やかに嘘を吐くというか。

 

郷田さん、これだけで終わりっぽくないし、半沢とスパイラル側に寝返ってくれないかな?それかもっともっと悪い奴になってから、さらにやり返されてほしい(笑)

 

個人的にTeam NACSの戸次さんが好きなので、もっと見たいぞ!という気持ちもあります。ここで終わりじゃないよね?

 

さらに今回の闇落ち、広重さんはもう最高でしたね。追い詰められるとどんどん声が高くなっていくの。「そんなわけないじゃないですかぁ!!!」ってもう、いや絶対に信じられないよって人の声と表情なのね。

 

それにあの半沢直樹で、土下座しているのに許されないなんて!!!土下座しているのに、半沢にぐいっと起こされてましたからね。かわいそ。

 

あのシーンの後、5kgくらい痩せた感じするもんね。役者さんはすごいです。

 

新たなる敵・伊佐山、濃い!

伊佐山演じる猿之助さんと、大和田演じる香川照之さんの演技が似ているなんて意見がありましたが、個人的には全然違うなと思っています。良い意味で。

 

香川さん演じる大和田というのは、淡々としているところが面白くて、だから最後に感情的になるという振り幅が効いてるんですよね。冷淡&激高。今回は激高というか、なんだあれは、感情のネジが飛んじゃったみたいですが。半沢の実家で良いネジもらいなよって感じに。

 

猿之助さん演じる伊佐山はのらりくらり、悪い感じを前面に出すんですよ。淡々としている大和田に対して、かなり抑揚もある。凄み系悪役なんですよね。

 

なんか時代劇の悪代官みたいな存在感ですよね。半沢も「ご覚悟を!」とか言っちゃってるし、もうやっぱり時代劇。北大路欣也さんもいるし、時代劇。時代劇版半沢直樹も面白そうだなぁ。

 

というわけで、伊佐山と大和田は全く違う、それぞれに味わい深い悪役だと私は思っています。

 

今回の伊佐山も面白かったな~。口パクで「詫びろ」と言って、「聞こえなかったのか?」とか言い出して、いや口パクだから聞こえんわって突っ込む間もなく、「詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ~」(正確に8回)って連呼しだして、もう何なの~。

 

悪役、敵役、濃すぎだぞ!(褒めてる)フルスピードすぎてね、お腹いっぱい。まだ2話なんだよ、信じられる?(笑)

 

もう少しブレークダウンして、最後の方にどんちゃんでもいいのかな~とも少し思います。でもまあ、これはこれでね、1話1話にかける思いを感じられるので、いいですよね。ドラマを作ってくださっている方々の熱いものを感じますよ。

 

大和田はもはや賑やかしストーリーテラー

前作を見返した直後だと、大和田は若干キャラが変わっている感じもします。淡々としていて、口ぶりは丁寧で、冷静沈着。でも感情的になると手が付けられないって感じが大和田“常務”でした。

 

でも、最近の大和田“さん”は、半沢を見つけては絡むかまってちゃん。出てくるたびに存在感たっぷりで、今回もやってましたね。

 

「お・し・ま・い・Death!!!」

 

なんだあれ!!!「th」は舌噛みそうになりながら!!!大和田さん、あんなおどけた顔する人だったっけ(笑)

 

「面白くなってまいりました」なんて言ったりして、もはや賑やかしだし、ただのストーリーテラーじゃないですか(笑)。世にも奇妙な物語のタモリさん的存在じゃないですか。

 

大和田は今回の原作には出てこないので、演出人がもう好き勝手に出してるのかなとか思い始めました(笑)。それはそれで楽しいのですが、もう少し出し惜しみして、ここぞというときにバーンと出してもいいのかなぁと思ったり。まあ、毎週見られて楽しいんですけど。

 

とはいえ、このまま終わってほしくはないなぁ。大和田が何か仕掛けるのも楽しみにしたいですね。

 

あと、第1話の感想で「大和田かわいそう」って言ったけど前言撤回。前作しっかり見たらやっぱり腹が立つわ。かわいそうじゃないね。自業自得だね。半沢の父親の敵なんだもん、許されなくて仕方ないわ。というわけで、憎まれて愛されておくれ。

 

今回は以上。

 

次回、なんと、黒崎が帰ってくる!!!楽しみすぎる!!!というわけで大興奮の次回予告を見たので、また次も楽しみです。

 

 

aoikara

 

▼半沢直樹2 第3話の記事はこちら

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▼半沢直樹2 記事一覧はこちら

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