ドラマ『相棒』ファンのaoikaraです。と言いつつも、私はあまり「〇〇のファンです」と言えないタイプです。それは…
ファンと名乗るハードルが高い
と感じてしまうから。
※あくまで個人的な考えです。
私が思う「沼」な人たち
一つの物事に対してハマっていることを「沼」だという表現をすることがあります。その「ハマっている」度合いで、こんな風に区分できると私は考えています。
- 知らない<知ってるけど興味がない<どちらかと言うと好き<ファン=アンチ<マニア=オタク
この赤字のファン、アンチ、マニア、オタクの人たちをハマっている=沼だと思っています。
「なぜアンチがあるの?」と思った方へ解説。アンチはかなり徹底して調べて、とにかくあら探しをしますよね。興味関心がなかったり、ちょっと好きという人より、よっぽど関心があるのではないでしょうか。それは逆にハマっていることにもなるので、沼度はファン並みだろうというのが私の考えです。
あ、何でもただ叩く人は自分の鬱憤を叩くことで晴らしているだけなので、アンチとは区分していません。あくまで嫌いなのに気になって見てしまって、見たら腹が立って叩きたくなる、という人がアンチです。
なぜ「ファン」を名乗るハードルが高い?
あくまで、私が「ファン」だと名乗るハードルが高いというだけの話だと踏まえた上で、その理由は何なのか。
熱しやすく冷めやすい性格だから、そもそもハマらない
私はけっこうミーハーで、割と何でもハマりそうにはなります。たとえば、このブログでもハマりそうになった記事がちらほら…
相撲はテレビでついてたら思わず見ちゃいますし、毎日の取り組みとかはたま~にチェックすることもありますが、スー女と名乗れるほどではない。現に稀勢の里の横綱昇進について、ブログで書いてないということは、ハマってないってことですよね。
乃木坂とか若い女の子のアイドルはみんな好きです。でも、一時期ほど乃木坂のバラエティも見なくなりましたし、曲も聴かなくなりましたし、3期生はほとんど顔と名前が一致してないし…これはファンとは言えませんね。ちょっと気になってた、ぐらいです。
このようにハマりそうにはなるんですけど、冷めやすいのでファンにまではならないケースが多いんですよね。熱しやすく冷めやすい、という性格もファンを名乗れないという理由のひとつです。
ファンと言うのがおこがましく感じてしまう
たとえば「〇〇のファンです」ではなく「〇〇が好きです」だったら、言えると思います。私の中では、たぶん好きとファンの間に超えられない壁みたいなものがあるんでしょうね。
でも、私は最初に述べたように相棒のファンだと言うことは胸を張って言えます。それはなぜなのか。
というわけで、私が考える「ファンと名乗れる条件」について考えてみました。
個人的に思うファンの7箇条
- 1時間は余裕で語れる
- お金をかけられる
- 最新情報に飛びつく
- 批判に敏感
- な、くせに自分も批判する
- ゆえにアンチになりやすい
- ファンに古参やにわかは関係ない
というのが私なりの「ファン」。意外と項目が多いですね。私がファンだと名乗れる『相棒』を例に出しながらひとつずつ解説していきます。
1.1時間は余裕で語れる
ファンなら好きな物事に対して、ものすごく調べると思うんです。そのせいで知識がものすごく増える。なので、1時間は余裕で語れると思います。
私だったら相棒の今までの歴史とか、登場人物とか、監督さんや脚本家さんによる違いだとか、好きな回とか…1時間ぶっ通しで語れる自信があります。それは何度も何度も見返しているから。好きだから何度でも見ちゃうんですよ。それは義務感ではなくて、あくまで楽しいから。その延長線上でできるのがファン。
ただし、ファンは『アメトーーク』に出られるレベルの知識だと思います。そのことが好きな人がたくさん集まって、みんなで楽しく語り合える、なんていうような。
その上のマニアやオタクと呼ばれる人たちは、一人で全て語れるレベル。テレビ番組で言うと『マツコの知らない世界』に出られる人くらい。私は相棒に関してはファンであって、その上を行く人はたくさんいると思うので、マニアやオタクとまでは名乗れないな~と思ってしまいます。
2.お金をかけられる
好きなものにお金をかけられるかどうか、というのも意外と大きいです。
私は基本的にお金を使わない人間で、買うか買わないか迷ったら「買わない」選択をします。アプリとかも絶対に無料で、どこまで無課金でできるかを楽しむタイプ。外出したら楽しみたい分だけそれなりに使いますが、そもそも外出しないので、お金を使う機会もありません。
そんな私ですが、相棒にはけっこうお金を使っていることが発覚しました。映画は絶対に映画館で観ていますし、『相棒展』というイベントがあればでかけに行きましたし、そこでグッズも買いました。ファンブックも買いました。
こんなお金出し惜しみ人間の私がお金を使うというのは、おそらくよっぽど好きで、ファンだからだろうと思います。
3.情報に飛びつく
ファンだと何かしらの情報が出てくると、すぐに知りたくなってしまうという特徴もあるのではないでしょうか。
たとえば、私はニュースで「相棒」という文字があると思わずクリックしてしまいます。そのせいで「相撲」「相模」という言葉をクリックしたこともあるとかないとか…。
また、相棒に出演している役者さんのニュースが出ても、つい見てしまいますね。良いことにせよ悪いことにせよ。
さらに、別のドラマに出ている俳優さんが「相棒ではこの役だったな」と思って見てしまうことが多いです。あるいは、知らない役者さんがいたらWikipediaを調べて、「相棒のこの話にこの役で出ていた人だ」という認識をして見ることもあります。
いろんな情報を「相棒」目線で見てしまう。これを他人に押しつけるとうざがられるので気をつけています。同じように、「ファン」目線でいろんなことを見てしまうこともあるのでは?
アイドルのファンが、ドラマにお気に入りの子が出て、ストーリーより「かわいいな~」「売れてきてうれしい」みたいな目線で見ちゃう、というのに似ているような気もします。
4.批判に敏感
ファンだと否定的な言葉に敏感に反応してしまいます。
たとえば、私が好きな『相棒』は主演の俳優さんが叩かれていたり、ドラマを「面白くない」と言う人がいたり、まあ批判もされることがあります。
それに対して「事務所が小さいから週刊誌が叩くだけよ!」とか「相棒は脚本と監督の組み合わせで好みが変わるんだから、Pre Seasonから全話みてから『面白くない』って言いなさいよ!」とかまあ、反論したくなっちゃうわけです。
でも、ただ批判する人って、それほど熱量がない人なわけで。興味関心がないから好き勝手なこと言えるわけで。そんな人の意見に反応しても意味がないので。興味がなければ好きになるわけもないのですし、興味がない人が大半なのですから、否定的な意見が出るのは仕方ないと思うしかないんですけどね。
5.な、くせに自分も批判する
そう、ここが厄介なところで、批判に敏感なくせに、自分は批判するのもファンだと思うんです。
「好きだからこそ気になることは言いたくなっちゃう」と、言い訳して批判しますが、傍からみたらただ叩いている人と同じなのかもしれませんね。批判の受け手からするとね。
好きすぎるがあまり、自分の理想像みたいなものができてしまって、それが変わると「違う!」と言いたくなっちゃうのかな。
6.ゆえにアンチになりやすい
ファンゆえの「違う!」が重なってしまうと、いつかファンはアンチになってしまう。なので、ファンは一番アンチに近い存在なんじゃないでしょうか。こんな流れで…
- ついつい気になる→好きになる→ファンになる→見る機会が多いからこそ嫌なところが目につく→いつのまにか好きが嫌いにひっくり返る
かわいさあまって憎さ100倍といったところでしょうか。今のところ私は相棒ファンであって、作品や設定に物申したいときもありますが、アンチになる予定はないです。でも、愛情がいつ憎しみに変わるかわかりませんからね…自分が怖い!
7.ファンに古参やにわかは関係ない
最後はファンの理想像ですね。
よくファンはファンの中で争うんですよね。ファンの中で優劣をつけたがるというか。私はあまりそういうのが好きじゃありません。どんな基準で「ファン」を名乗っている人であっても、「ファン」ならみんな同じ。
古参とかにわかとか関係ないと思います。みんなそれが好きだという素敵な共通点があるんですから、ファン内でマウンティングするのはやめましょう、という話です。
以上、私が思うファンの7箇条でした。相棒はこの7箇条が当てはまっている(アンチの件はないけど)ので、ファンだと自信を持って名乗れます。
でも、なかなかにハードルが高い条件なので、ほかのことに関しては「ファンです!」と名乗れないことの方が多い、というのが私なりの理由でした。
おわりに
これはあくまで私なりの「ファンを名乗るハードル」です。たぶん、それぞれに「ファン」とか「沼」のハードルがあると思います。
芸能人を見たら見境なく「ファンなんで握手してください」って言えちゃう人はファンのハードルが低いと思いますし、私みたいにめんどくさいくらいファンのハードルが高い人もいると思います。
どちらがいいよっていう話ではなく、人それぞれ違うんだろうな、という話。あなたにとって「ファン」と名乗れる条件はなんですか?それぞれのファン像、良かったら教えてください。
今週のお題「私の沼」
映画出てる、欲しい、ファンだけどBlu-ray持ってない!欲しい!頑張って仕事して稼ごう…。
良かったらポチッとください。
励みになります。
aoikara
▼相棒愛はここで語る
▼お仕事のご依頼はこちらまで