好きなものを否定されると悲しいaoikaraです。誰でもそうかな。好きなドラマも批判されると切ないですよ。
というわけで今回のテーマは…
anone 第8話 感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
▼ネタバレ記事はこちら
▼anone 第7話 記事はこちら
第8話のGOODポイント
- アプリのsnow?で遊んでいるのかわいらしくて面白かったです。
- ジュースの名前「ミラクルパインパイン」。坂元裕二さんってこういう変な商品名のが好きなのかな。気持ちはすごくわかります。
- 「私が布団を離さないんじゃない。布団が私を離さないの!」と寝ぼけて主張する亜乃音が微笑ましかったです。カンカンと音を立ててみんなを起こそうとするハリカもね。家人は似てきます。
- 陽人君がご飯を「お風呂で食べる!」と言って、玲が「お風呂で食べない」と嗜めるように言うの、かわいいやりとりだな~と思いました。
- 舵がまた「みかん鍋」やっていましたね。リベンジ!いいじゃん、みんなで食べようよー。
- 舵の好みのランジェリーカラー「若草色」渋い!
- 万平さん、小料理屋で「あれ」と連呼するの、なんだかね。いいよね。そういうのね。
- 万平さんの「騙されたい男が出した結論です」とスマートに決めるの、格好良すぎます。弁護士だから理路整然としているのに、多くを語らない。だからこそ、感情的になっていたシーンが切なすぎます。
第8話の気になったポイント
- 理市はお金に固執しすぎだなーと思ったんですが、奥さんの結季さんも気にしなさすぎというか…。ちょっと危機感ないよなーとも感じました。
- 亜乃音が「あなたが髪の毛がヘンでね」と玲に言っていたのは、鏡のことなのかな。あのシーンの後にハリカがうつっていましたね。
- 陽人が「おばちゃんと晩ご飯食べるんじゃなかったの?」と玲に聞いていて、玲は亜乃音と本当に和解するつもりだったんだなあと感じました。切ないね。
- るい子のヒュー・ジャックマンVS舵の「圧勝ですけどね」って舵のことを言ってるんじゃないのかな。違うのかな。舵が勝ってるよってことじゃないの?
感想
いやー今回の話もいろいろありました。もう、もう、もう。まずはこの「はあー」と息をつきたい気持ちを吐き出してから。
亜乃音さんはお母さんなんだけどなぁ
初めて、玲から亜乃音の方へと向き合った話でした。けれどもね、うーん。結局はすれ違ってて切なかったです。
玲の言い分はちょっと私は「ん?」と思ってしまいました。不倫はいけないことだとわかってる。だけど、母親だとしたら味方になってほしい。そしたら、また昔のように母と娘に戻れたかも…と玲は言うんです。
そもそも、亜乃音はそういう母親なんですよ。ハリカに偽札作りを厳しく叱ったけれど、「事情があるなら」と最終的には認めて応援してくれているんです。まさに、玲の言うような母親なんです。
でもね、玲は理市のことが全く見えてないんです。陽人君を人質にとって違法行為をさせるような人間だと知っている亜乃音が、「応援するわ」なんて言い出したらそれこそ狂気の沙汰です。でもそれを玲に言うわけにもいかない。なんともどかしいことか。
自分にとって「理想のお母さん像」を亜乃音に対して一番に抱いてしまっているのは玲なんですよね。気持ちはわかるけれど、今まで拒絶してきて、自分の思い通りにならなかったらまた拒絶って都合が良すぎませんか?
まーでも玲の気持ちもわかります。許せないけど許したい。それが自分の願望を支えてくれることだったらどんなに良いだろう。でも、それさえも打ち砕かれて、もう何もかもが嫌になるような。そんな気持ちが爆発しちゃったんだろうなと。
玲はどんなに追い詰められていても、陽人に当たることは決してないんですよ。亜乃音が言うように「良いお母さんしてる」んですよ。すごく良いお母さんなんです。それは、亜乃音から教わったことのような気もします。反面教師なんかじゃなくて。
なんかいろいろありすぎて、和解するのかどうかとかもうわからなくなってきちゃいました。
ハリカと彦星の電話にやきもき
香澄がハリカと直接対面したときは嫌でしたね。女の子特有のマウンティングを感じて。「あ、ただの幼馴染み。はいはいはい、私はいじめから守ってあげたっていう同志なの。彦星君のことこんなに知ってるわ」感がバリバリで。
悪意はないんですよ。好きだからこそ、ガードしたいわけですよ。彦星の心の隙間に1mmでもハリカが入ってきたら嫌なのでしょう。でもそうなると嫌な人間になっちゃう。恋は厄介です。
でも、まさか彦星にあんなに拒絶されるとは意外でした。そして、彦星がハリカに抱いている感情が「好き」だったというのも。「好きなんだよ!」と、ハリカのことを香澄に伝えるのはなんとも残酷というか。
そこからの電話の流れ。最初はチャットで、ちょっとずつちょっとずつ近づいている感じがして、そこから電話だけでもあんなに距離が縮まるなんてね。全然本題に入らないから、もう見ていてもどかしかったですね。私も深呼吸する気持ちで。
あんなに好きでもない子にはハリカのことが好きだってハッキリ言っていたのに、本人の声を聞いたらどぎまぎしてしまう彦星がなんともまあ、なんというか、むずがゆいですよね。むずキュンかな。
「好き」という言葉を使わなくても「そういう風に思っているのはハリカちゃんだけ」「私も。たぶん同じ」とか、もうもうもう。いやーなんだろう、キュンとしてしまいました。このドラマでこんなにドキドキしてしまうとは。
ずーっともどかしい会話だったので、私の心の中の野次馬が「言っちゃえよ!好きって言っちゃえよ!」と言ってました。
ただ、彦星は治療のお金を断ってしまったわけで。そして偽札作りもうまくいかなさそうで。彦星の命はなくなってしまうのかな。流れ星に願いをのせて叶うと良いんだけどな。
夢から覚めていく瞬間を見ているような
シリアスな展開からなぜかほのぼのしてきた偽札作り。一気に作業が進み、ついに見た目も機械も騙す偽札が完成。やっと夢が叶ったような、理市の高笑いと、舵の安堵した表情が印象的でした。
ですが、偽札は一枚も通らない。ハリカの1枚を除いて。ハリカの1枚は、理市が何度も訪れて試していたゲームセンターに似ているように見えます。あの機械にしか通せないものなのかもしれませんね。
偽札に夢を抱いていた舵と理市が、現実を見せられて冷静でなくなっているように感じました。舵はすぐにでも作業を再開しようとして、理市はダメなのに3枚もATMに通して機械に引っかかっていましたし。帰ってきてからも狂ったよう偽札を印刷して。
夢に見ていたからこそ歓喜して、夢から覚めた瞬間それを受け入れられなくてもがいているような姿に見えました。
理市の人間らしい部分が見えた
なんか、いつも怖い理市なんですが、少し人間らしい部分が見えたような気がします。陽人に接している姿はなんだかんだ言っても優しいですし。猫舌だし。テレビ見てふふっと笑うし。1万円札ができてあんなにうれしそうに笑うし。
偽札がうまくいかなかったときに取り乱して何枚も試してしまうのも、逆に人間味がありました。だけどなぁ。
最後の引きが恐ろしすぎる
このドラマ、いつも最後の引きがすごいんですよね。「続きが見たい!」と思わせる。でも、今回はさすがに怖すぎました。工場から理市が逃げるのかと思いきや、万平の首を締め上げていて。やめてー万平さんは良い人なんですよ!騙されたい男なのよ!
理市も、もうこの場をどう乗り切るかしか考えていないじゃないですか。みんなが必死に止めていましたが、男一人の力に抵抗できるのかな。怖すぎる…。もう、バッドエンドの予感しかせずつらいです。
次回:転落
万平は何とか今回のことを表立てないことにする。ハリカも偽札が通らなかったといい、理市に偽札作りを諦めさせる。一方、ATMの引き出しに失敗した理市は警察に追われてしまう。妻の結季は、犯人が夫だと気づいていた。
ハリカは彦星から会いたいと言われて、きれいな服を着て、髪の毛を整えて。舵はるい子とずっとに一緒に入れないことにやりきれない気持ちを抱いていて…。
ハリカが彦星のもとへ出かけにいった後、証拠を隠滅させるために理市は印刷所を訪れる。まだ偽札を作ると察した舵は着いていきたいと言う。一方、ハリカは香澄から彦星の治療費を断られたと言われてしまい…
万平は生きているんですね。ほっとしました。ハリカは彦星と会えるのかな。香澄さん、邪魔しないで!そして、偽の家族が崩壊するときが近づいているような気がします。切ない。予告だけですでに泣けてしまいます。
aoikara
▼anone 第9話 記事はこちら
▼anone 記事一覧はこちら