意思とそぐわないのはダイエットなaoikaraです。頑張った分だけ結果が出るけどね。理想の体になりたいけど、なかなか意思通りにいかないものです。
というわけで今回のテーマは…
anone 第6話 感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
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第6話のGOODポイント
- 電球が切れたときの「ああーびっくりした!」の舵の声。るい子の言う通り、たしかに舵の声の方がよっぽどびっくりする。ああいうの地味にイラッとしますよねw
- るい子のパンツ購入の忘れ物に対して、舵がついてこようとして「一緒にパンツ買う気ですか?」はちょっと笑っちゃいましたw
- 万平の「亜乃音さんは川と海、どちらがお好みですか?ご一緒すると?」「僕と、残りの人生どうでしょう?」ってセリフが何かキュンとしちゃいました。渋いのにね、ステキだなーって。亜乃音は万平に頼って相談してみたら良いんじゃないのかな。でも、想っている部分もあるだろうから、迷惑かけたくないと言わないのかな。
- 陽人の「雨は音しないよ」理論は思わず「なるほど」となっちゃいました。たしかにね、雨がぶつかる音で雨の音じゃないね。たしかにね。
- 思っていましたが、亜乃音の夫もやはり理市からほぼ脅しによって偽札を作らされていたのですね。
第6話の気になったポイント
- 賞味期限が気になる舵として、その主張が通らないのはちょっと寂しい。こうやって主張を下げられて生きてきたんだろうなと思わせる1シーンでもありました。みかん鍋でも主張が退けられていたしなぁ。
- 赤い高級車みたいなのがあったんですが…あれは何も関係ないのかな?
- 一万円札に近い紙を探す、というシーンがありました。以前、ハリカが「こうやって持った感じが違う」と偽札のことを言っていたことがありました。だから、人間の目も機械も騙せても、ハリカのその手にはごまかせなくて理市が発狂するとかあるのかなーと思ったり…。
- 陽人の火事動画が入っているスマホ水没させたら良かったのに、と思ったけど、バックアップしているだろうな。
感想
中世古怖い、だけど…
いや、もう理市が怖すぎて仕方ないです。今まで息を潜めていただけに、急に出てきた本性というのが怖すぎて。あまりにも偽札作りに固執しすぎで。亜乃音を娘や孫を人質にして偽札作りに引きずり込もうとまでしていて怖かったです。
ただ、ちょっぴり変わっている陽人には小さな頃から優しく接していましたし、玲には不倫だということも明かしているようですし、ただ企みのためだけに一緒にいるようにも思えないような…。妻にも「家族思い」と言われていましたし、根は優しいのかもしれません。
また、嘘を吐く?ときに貧乏揺すりをする癖があるようですね。あれは興奮しているからなのか、はたまた実は理市の気の弱さなのか。後者なような気もします。陽人への優しさを見ると、人間らしい部分もあると思いたいなぁ。
理市にとっては「失うものがない」のかもしれませんが、妻と子どもが残っているんですよ。それを失ってしまっても良いのかな…うーん。
4人の偽札動機
4人は偽札を作ることに決めましたが、それぞれに違う思いがあるように思えました。
舵は前向き?
舵は割と理市の話を聞いてから前向きでしたよね。初めて自分の意思を明らかにして、「何かを作り出したい」欲に火が付いてしまって。残り少ない命だし、目の前に出てきたことに惹かれているのかな…。
私としてはるい子目線に立ってしまって、きっぱりと断らず、むしろ犯罪に惹かれている舵を残念に思います。が、今までの人生を思うと、惹かれてしまう気持ちもわかって切ないです。
るい子は亜乃音についていく
るい子は元来真面目な人なんだと思います。その反動で、舵といるときにいろいろやらかしたんじゃないかなと。だから、働いてお金を返すという目的のために亜乃音に尽くそうと真面目に考えている。
だから、偽札を作ろうとした舵にかなり怒っていましたよね。亜乃音のことを考えろと。でも、亜乃音の意思が変わったことを察したら、それに着いていくと決断。るい子は勝手気ままですけど、優しいし冷静な目線もあるので、ギリギリのところを引き戻してくれる人として存在してくれると良いかな。
ハリカは彦星のために
ハリカも彦星のためにお金が必要なんですよね。治療を受けて、なんとか生きてもらいたいと。それ以上の望みはないんじゃないかなと思います。
でも、彦星のもとには謎の女性が現れましたよね。その女性が彦星を助けて、ハリカのことを置いてけぼりにしてしまわないか、偽札作りが何の意味もなかった、なんてことにならないようにしてほしいです。
亜乃音は…
亜乃音は…理市のあのやり方は卑怯すぎます。そして、本当に陽人が放火したかどうかはわかりません。でも、あの状況証拠は真実だと周囲が思うのには十分ですよね。あんなやり方されたら、従うしかないですよ。
人は意思にそぐわなくても動いてしまうのだなぁと、その姿はすごく恐怖でした。
陽人は不思議な子
陽人はちょっぴり変わった子なんだろうなーと思っていましたが、かなり変わった子ですね。いや、すごく良い子だと思います。いわゆる空気が読めないとか、そういうことなんだろうけど…。発達障害なのかも。
使っちゃいけない手で描いた画はものすごく上手でした。意外な着眼点は「たしかにね」と思わせることもありました。でも、社会で生きていく上で大きな枷になってしまうかもしれない。うーん、個性はステキだと思うけど、違いを排除する社会で生きていくのは難しいのか…。
違いを排除しようとする空気は陽人を苦しめて、ハリカも過去を思い出して苦しんでいるように思いました。ハリカの指輪の話も切なかった。ハリカが言うように、今はなくても、自分を受け止めてくれる人たちは必ずいるよって、陽人にもハリカにも思います。
玲の気持ちが少しだけわかった
私、ずっと玲の気持ちがよくわからなかったんですよ。たしかに母親だと思っていた人と血がつながってなかったとはいえ、拒絶しすぎじゃないかなぁと。
でも、玲が「いままで母親だと思ってきた人と血がつながっていなかった気持ちがわからないでしょう!」と言ってて、あーその違和感なのかぁと。実の母親ではないのに自分を想い続けていることは、ありがたいことですが、父親から言われた「復讐」の方がしっくりきてしまって、無償の愛だとしたら逆に恐怖なのかもしれません。
でもなあ、もとはといえば父親が浮気したせいだしな。その父親とはうまくやってて、被害者とも言える義理の母親は拒絶。とはいえ、浮気しなければ自分は生まれてないわけだし、自分を肯定するために母親を否定するしかないのかな。
理解できる部分と、それでもまだ切ない部分がありました。
結局あの女の子は誰だ!
最後に彦星のもとに現れた女性は誰!?しかも「助けに来た」って何!?きえええ。もう偽札でいろいろ忙しいのに、ハリカの恋敵とかいらないよー。いろいろ心をかき乱されております。
次回:母と子のようなもの
亜乃音は孫と娘を守るために、理市の偽札作りに協力することに。るい子と舵も協力を申し出る中、ハリカだけは犯罪に手を染めたくないと隠して行うことに。ハリカが彦星の治療のためにお金がいると知って、諭しながらも心の内で葛藤しながらも亜乃音だった。
一方、舵は偽札作りに惹かれていき…。そんな中、亜乃音は偽札をうっかり万平に渡してしまったことに気づき。さらにハリカが偽札作りに参加していることを知って血相を抱え…。ハリカを娘のように思い、母親のように接してしまう亜乃音。ハリカが放った言葉は残酷で。
また、彦星を助けに来た同級生の女性には、何か目的があるようで…。
うーん、また亜乃音が母性っていうのでしょうか、そういう感情が暴走しちゃうのかな。ハリカが傷つけてしまう言葉を言うのは悲しいです。そして、彦星の元に来た女性も気になります。
予告動画では、理市の妻が偽札の作業場を訪れていました。これは…気づかれてしまうのでしょうか?ついでに不倫とかもろもろバレそうですね。次回もぞわぞわしながら見ることにいたします。
aoikara
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