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anone 第4話 ネタバレ 生きてるとか死んでるとかより

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死が怖い生きたいaoikaraです。生きたいねえ、まだまだ。というわけで今回のテーマは…

 

anone 第4話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

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第4話 あらすじ・ネタバレ

齢50の女と女子高生

辻沢ハリカ(広瀬すず)を救うために林田亜乃音(田中裕子)が用意した1000万円は、青羽るい子(小林聡美)とともにいなくなった。

 

そのるい子はアパートの一室に。台所の流しの下の梅干しを入れる壺にお金を入れている。それを床にまき散らし、体をすり寄せながら大いに喜ぶ。

 

と、誰かがるい子を訪ねてきた。「石本」という人物を訪ねてきたらしい、メガネにふっくらとした体型の男性は赤いバッグを持っている。借金を取りに来たらしいが、るい子は追い返す。

 

アパートには制服を着て、室内でもローファーを履いている女子高生(蒔田彩珠)がいる。

 

青羽

女子高生は自分のことを語る。「青羽」という名前で苗字はないと。自分はこの世に生まれてこなかった。幽霊ともちょっと違う。るい子はそんな青羽の母親だと言う。そして、るい子の人生が振り返られる。

 

るい子の人生

るい子の幼い頃のヒーローは投手の村田兆治。彼に憧れて中学校に上がって野球部に入部届を出したが、マネージャーになるように言われた。いつか野球選手と結婚できるかもね、とも。

 

この頃から、るい子の夢はたいてい叶わなかった。

 

るい子はバンドを始める。バンドマンの彼氏が欲しかったわけではなく、バンドマンになりたかったから。しかし、一緒にバンドをしていた男性にベッドで押し倒された。事が終わるまで、るい子はギターピックを握りしめていた。その跡は今でも消えていない。

 

数ヶ月後にるい子の妊娠がわかった。しかし、この世に生まれ落ちる前に飛び立った。看護師が「生まれてきたら女の子だったのよ」と伝えた。そうしてるい子の悲しみは深くなり、青羽が実体化された。

 

るい子の母親は死んだ子に名前をつけるなと言ったが、聞かなかった。そして青羽と名付けられて、娘も母親に付き合うようになった。二人とも、鼻をくすぐる癖があった。友人であり、仲間であり、分身だった。

 

るい子は社会人になり、夢と希望を持って他人以上に働いた。しかし、女性というだけで出世せず。ようやく相談をしたところ出世した。それは誰もいない書類管理の部署だった。

 

るい子は会社に火をつけようかとも思ったが、そうはせず退職して結婚した。そして二度目の妊娠。今度は無事に生まれた。男の子だった。青羽との別れのときがきた。

 

「良かったね、良かったね」

 

青羽はそう声をかけて、母であるるい子のもとから消えた。はずだったが、結果的に今は訳あって一人暮らししているるい子と一緒にいる。青羽は思う。

 

母の願いはたいてい叶わない。

 

気になること

亜乃音の工場に、また中世古理市(瑛太)がやってきた。自転車の鍵を落としたと言い、カラスのキーホルダーがついていると伝える。

 

亜乃音が一人で家に向かったところを見て、理市はこそこそと工場の機械に触れる。赤いインクが指先につく。それを工場にある紙で拭く。

 

理市は「ありました」と言い、亜乃音が見ていない間にポケットから自転車の鍵を出してみせる。そして、最近印刷機を動かしたかと聞く。亜乃音はそれとなく否定する。そこに寝ぼけ眼のハリカが家から出てきた。

 

頑張る理由

理市は自宅に戻ると、手をしっかりと洗っていた。妻の結季(鈴木杏)と小さな娘がやってきた。妻は理市の忙しさを気にしている。「一人やめちゃって」と理由を説明する理市。昼間にできないのかと聞くと、「夜勤は300円違うから」と理市は説明。

 

結季は理市を心配している。「俺また頑張るから」理市は前向きに返事をする。そして、「またここに帰るんだ」と何かを見つめている。それは、理市と結季が華やかなドレスコードでパーティーのような場所に参加している写真だった。

 

助けられたこととお金のこと

西海隼人(川瀬陽太)が自殺して3週間。ハリカは亜乃音の家に棲みついていた。ハリカは西海のことを「最初から死ぬつもりだったんじゃないかな」と言う。「助けてあげられたんじゃないかな…」とも。

 

亜乃音は唐突に「猫が流し目した!」と言う。急いで見に来るハリカ。猫の表情を見て、ハリカも亜乃音も笑顔になる。

 

「そうやって悲しいことにいちいち感情移入してたら持たないよ」と亜乃音は言う。「忘れなさい」と。

 

ハリカは盗まれたお金は自分が返すと言う。しかし、亜乃音は食パンをほおばらせてハリカを黙らせる。「もういいの。使う気のないお金だったから」と。するとハリカは「じゃあ私にくれる?」と言う。言った後すぐに「それはだめか」と自分で納得している。

 

「お金好きね」と亜乃音は言う。「お金は自由が買える」とハリカは返す。「偉そうに」亜乃音は愉快そうに言う。

 

ふと、亜乃音はハリカの持ち物に気づく。ガンの最新の治療について勉強している形跡があった。ハリカは「なんでもない」と言いつつ、それをリュックの中にしまう。

 

あのね

ハリカは紙野彦星(清水尋也)が入院している病院の前にやってきた。またチャットゲームで話しかけて、会話を楽しむ。彦星は以前話したコトブキさんの話が聞きたいと言う。

 

「あのね」とハリカは話し出す。コトブキは街でばったり会うと、横断歩道の向こう側でも話しかけてくると言う。どうでも良いような話を。それなのに、青信号になって面と向かうとすぐにバイバイ。コトブキは人に「犬派?猫派?」と聞きつつ、「僕はカワウソ」なんて答えるらしい。

 

そんな話をして、病室で彦星が笑っている横顔が見える。「ハリカちゃんと話していると、元気が出ます」彦星は言う。「それはどうも」とチャットで返すハリカ。ハリカは笑顔になり、「私もだよ」とつぶやいていた。

 

再会

ハリカは自分が誘拐された、持本舵(阿部サダヲ)のカレー屋を訪れていた。店は売られてしまった貼り紙がある。

 

と、舵と鉢合わせ。しかし、舵は「世界には似た人が3人いる」「ドッペルゲンガー」と別人だと言い訳をし出す。ハリカは「大人なのに」と少し引くと、「ごめんなさい持本です」と素直に認めた。

 

店内に入り、舵は西海の話をする。「被疑者死亡でご迷惑をかけることはないと思います」とハリカに頭を下げる。ハリカは「ありがとう」と言う。意外そうな顔をする舵に、「助けてくれたから」とハリカは答える。お互いに「いえいえ」と言い合う。

 

舵は話し出す。「俺もあいつと同じ道歩いてて、一人だけ穴に落ちたんだ。どっちが落ちても不思議じゃなかった。あいつがしたことは俺がするはずだったかもしれない」くらい表情をしてつらつらと話す。

 

ハリカはつい「す、スマホで」と口を開く。「“猫 流し目”で検索してみて下さい」と言う。舵は実際にやってみて、流し目の猫を見て表情を和らげて笑っている。「それです」ハリカが言うと、舵はにっこりとしている。

 

手がかり探し

舵はスマホで電話をかけている。相手はるい子。るい子はアパートでネイルを楽しんでおり、電話の音に気づいて画面を見ると、気まずそうに見なかったふりをする。

 

「居留守だよ!」と舵は決めつける。「すっごい居留守しそう!1000万円持ち逃げするんだよ!息つくように居留守するよ!」と。

 

舵は通報しようと言う。しかし、ハリカが亜乃音の事情を考えて警察はやめようと言う。しかし、るい子について家も何もわからない。

 

ふと、舵がふらっとして、急に倒れる。ハリカは心配するが、舵はなかなか立ち上がれない。と同時に、床になにやら紙きれを見つけた。それは「青羽いつき」と書かれた電話番号のメモ。

 

舵はすぐさまその電話番号にかける。「林田さんのお金は絶対に返してもらう」とハリカには言って。

 

るい子の家

ハリカと舵は大きなマンションを訪れる。受付の音声認識に苦戦しながらも、なんとか中に入れた。それはるい子の家だった。リビングで義母の相良百合恵(高林由紀子)に話を聞く。舵はるい子とは小学校の同級生で同窓会があると嘘の説明をする。

 

「るい子さんがどこにいるかご存じですか?」

 

と聞いたのは義母だった。同じ頃、遠目から大きなマンションを見つめるるい子がいた。近くには青羽もいる。

 

「出ていった理由はわからないんですか?」と舵が百合恵に質問している。るい子は家にいるときおかしなことを言っていたという。「見える」と。

 

別の部屋からるい子の息子である樹(武藤潤)がやってきた。るい子がいなくなったというのに、関心はなさそう。電話も父親に言われてかけただけ。

 

樹が冷蔵庫をがさごそとあさっていると、百合恵が「何が欲しいの?」と聞き、すぐさま駆け寄る。「ファミマのから揚げ」ぶっきらぼうに答える樹に、「わかって今すぐ買ってくるわ」と答える百合恵。

 

「風呂入りたいんだけど」と次々に樹は要望を言い出し、すでに服を脱ぎ始めている。「早くして!」と明らかにイライラしている。

 

奇妙な孫と祖母の関係性を目の前にして、舵とハリカは何も言えず。とりあえずるい子の友人はいないかと聞く。百合恵から答えを聞けず、「青羽るい子さんって」と言うと、「はい?」と百合恵に返されてしまう。「青羽るい子さん、旧姓ですよね?」舵が確認すると、「その名前違います」と言われてしまった。

 

ハリカと舵は帰宅。「どんな幽霊が見えるのかな?」とハリカは楽しそうに言い、「それはないよ」と舵にこれまた楽しそうに否定される。と、マンションの入り口でるい子とばったり出くわす。

 

くるくるとまわりながらるい子を逃がさないようにするハリカと舵。ハリカは「幽霊って」と聞き、舵は「お金を返してください!」と言っている。「世界には三人似ている人がいて!」るい子は舵と同じ言い訳をしている。

 

お金と幽霊

結果、るい子は自分が住んでいるアパートにハリカと舵を連れて行く。アパートの階段で、あの赤いバッグを持った男とすれ違う。鍵を開けて中に入る。そのドアの前には針金のようなものが落ちている。

 

正座をして両者は向き合い、聞きたいことを聞く。

 

舵「お金はどこにあるんですか?」
ハリカ「幽霊って見えるんですか?」

 

全く違う質問を同時にする。「見えるけど」とるい子はハリカの質問に答える。「どんなときに?」とハリカが聞くと、「今も見えてる」と答えるるい子。持本の目の前に、キスできそうな距離でいると言う。ハリカは思わずわちゃわちゃと手を動かすが、舵がやめさせる。

 

「ずっと見えるんですか?」ハリカはまだ聞く。「鼻みたいな感じ」とるい子は言う。「鼻って、見方によっては見えますよね」。と聞いたハリカと舵は寄り目になって鼻を見ようとしている。「たしかに」と同意する。

 

「一旦見えると視界に入る。そういう感じで幽霊が見えるんです」というるい子の話に、ハリカは深く興味を持っている。

 

「白い服着てかみがながーいかんじなんですか?落ち武者ですか?」という質問にはるい子はちょっと怒る。人間はみんなUNIQLOとかグッチとか着ているのに、なぜわざわざ白い服や鎧に着替えるのかと。ズバズバとハリカを論破して「幽霊差別ですよ」と言う。

 

 思わず笑ってしまう舵。それを見るるい子。舵は「なんで見えるんですか?」と聞く。「私が心の病気だから?」とるい子は聞き返す。義理の母も言っていただろうと。

 

「でも体温だって感じる。ずっと一緒だったの」とるい子は言う。るい子の背中には、ぴったりと青羽がくっついていた。「娘だし、友達だし、私自身だし」そう青羽のことを説明する。

 

「この子がいなかったら今頃私…」そこまで言いかけて、何かを考えるようにして、るい子は続く言葉を言わなかった。「まあ、それを心の病気っていうんでしょうけどね」と締めくくる。

 

幽霊と称されて青羽は寝たふりをしていた。母親の顔を見るわけにはいかなかった。見たら泣いてしまうから。

 

るい子の家族

るい子の回想。息子の樹が生まれてすぐ、夫の周平(関幸治)の母・百合恵と同居。ようやく本当のお母さんになるのだとるい子は思っていた。

 

まだ小さい息子とおままごとをして遊んでいると、百合恵がやってきて「男の子がおままごとなんて恥ずかしい」と車のおもちゃを手渡す。るい子は戸惑い、「男だからとか女だからとかにこだわらず、樹の個性を引き出して…」と言うが、「なんで私怒られてるの?」と百合恵に突っ返されてしまう。

 

樹が小学生になり、るい子は叱る。同級生の女の子の胸を触ったからだった。「みんなやってるよ」樹は悪びれずに言う。るい子は憤慨するが、百合恵は「大げさな子っているのよねぇ。男の子ってそういうものよ」と言い、問題にしない。るい子は「それは男性に失礼だと思います!」と言い返していた。

 

樹が高校生になり、るい子は具合が悪くリビングで倒れていた。しかし、帰ってきた樹は「腹減ったよ」と言うだけ。母の返事に舌打ちまでする。るい子が「具合が悪い」と訴えても「病院行けば?」と冷たく言うだけ。るい子が叱ると「俺なんで文句いわれてるの?更年期?」と百合恵のような口ぶりで言う。

 

るい子がうずくまって倒れているのに、樹はそれを足でまたがって越えて外出。百合恵も同じようにしてるい子の上をまたぎ、外へ出て行った。

 

そこに青羽が現れた。るい子は病室で寝ており、目が覚めると青羽がいた。「久しぶり。覚えてる?」青羽の言葉にるい子はうなずく。青羽は今まで一人でいたと言う。娘として、母のるい子と一緒にいるところを想像していたりするのも楽しいと。

 

「これで良かったんだよ」と青羽は言う。「私が生まれてたら、人生変わっちゃってたよ。今の子生まれなかったよ。これで良かったんだよ」と。るい子は目にいっぱい涙をためて、こらえきれず声を上げて泣く。

 

るい子は青羽との人生を想像して泣いたのだった。それは残酷にもこの世にはありえない想像だった。そして、るい子は半分にちぎれた。

 

意を決して、息子が食事中に二人きりで話をする。といっても、樹はスマホを見ていて、るい子の方に一瞥もくれない。

 

「あのね、なんていうか…。お母さん、ある願望があってね。それは絶対に、絶対に許されないの。このままだとそっちを選んでしまいそうなの。だから樹お願い、一緒に家を出てくれない?樹のお母さんでいたいの

 

 るい子の必死の訴えに対して、樹は「専業主夫がどうやって?無理でしょ?」と一刀両断。「お母さんだって、昔は働いてた。お金を稼げるの!」とるい子がいっても「50でババアが?」と樹は返す。るい子はお金を稼いでから迎えに行くと樹に約束した。

 

お金が欲しい

現在。るい子はハリカと舵にお金は三人で山分けしようと言い出す。しかし、舵は絶対に許さない。「お金いるの!ないとダメなの!」るい子はわがままに言う。

 

すると舵が家中を探し出した。明らかに焦っている場所があり、舵はるい子の身動きを封じて、ハリカに調べさせる。それはキッチンの流しの下にある梅干しの入っていそうな壺。「ないよ!」というるい子。ハリカが見ると、本当に何もない。

 

「え?」るい子は戸惑う。「盗まれちゃった?」驚き慌てて、靴も履かずに外に出る。焦ってそのまま階段で転んで落ちてしまった。急いで舵とハリカが駆けつける。

 

倒れたるい子の目の前には青羽がいる。苦しそうな顔でこう言った。

 

「もういいよ、お母さん。こっちにおいでよ」

 

仕事

亜乃音は職場の法律事務所にいた。所長の花房万平(火野正平)やその息子の三太郎(和田聰宏)と一緒に蕎麦を食べている。

 

西海の改造銃の事件について述べて、なんだこんな片田舎でと三太郎は言う。ただ、会社で嫌な目に遭っていたらしいという部分には同情もしている。

 

しかし、万平は「人を殺めるのに言い訳は関係ない」と言う。三太郎は国選弁護人を40年もやっていた人物の言うことかと父親に言うが、それだからこそだと万平は言う。「犯罪者に関わるのはもうこりごりだ」と。

 

万平は亜乃音に倉田という家へ訴状のコピーを手渡すよう頼む。亜乃音は承知し、倉田家を訪れる。その帰り、なにやら考え事をして…

 

どうしても

亜乃音はタクシーに乗って、ガソリンスタンドの前までやってきた。ふと、ドラム缶をがさごそ動かしている小学生の男の子がいる。「何か落としたの?」と亜乃音は話しかける。「1億円」男の子はあっさりと言う。「おじいちゃんの1億円が入ってる袋をなくした」と。

 

亜乃音は1億円が入っているというオレンジの袋を一緒に探すことになった。「僕バカだからさ、すぐ落としちゃうの。ダメ人間なんだよ」と男の子は言う。「そんなことない」と亜乃音は言うが、「普通落とさないでしょ?」と男の子は返す。

 

「誰かに言われたの?」と亜乃音が問うと、「みんな言うよ。普通は落とさないでしょって」と男の子は言う。亜乃音は「落としたら探せばいい。探したらもっと良い物が見つかるかもしれない」と返す。

 

すると男の子はぱあっと笑顔になって「わかる!」と言う。「探すのって楽しいよね」と。「探すのって楽しいよね」亜乃音も繰り返し、二人は共感。

 

オレンジの袋は亜乃音が見つけた。その中には「いちおくえん」とひらがなで書かれた、手書きのお金のようなものがあった。

 

亜乃音は男の子を送るために一緒に歩く。アパートには亜乃音の育ての娘である玲(江口のりこ)がいて、息子に呼びかける。男の子は玲の息子の陽人(守永伊吹)だった。素早く走ってきて、「どうしたの?」と聞く。「一緒に探してくれたの!」と陽人はうれしそうに言うが、「先におうちに入ってて」と、玲は亜乃音と二人きりになる。

 

「あとで、夜、時間ありますか?」ぼそぼそと玲が聞く。亜乃音は「うん」と答える。それだけ言って、玲は自宅に戻る。

 

幽霊と説得

階段から落ちたるい子を布団に寝かせて、舵とハリカで看病。舵が水を飲ませようとするとるい子が止めて、自分で上体を起こして水を飲む。

 

「はぁ」るい子は息を吐く。「始めて持本さんに会ったとき、あたし言いましたよね?死に場所を探しましょうって」「あれ間違ってました。あたし、たぶんもう半分むこっかわにいるんです。半分むこっかわにいて、生きてる子どもに愛されないから、死んだ子どもを愛してる。人間としてダメって言うか…ダメですよね」そう説明する。

 

そして、正座し直し、頭を深く下げて「ごめんなさい」と謝る。「あたし、あのうちに帰ります。帰って、妻として母親として役目を全うします」と言う。お金は義理の母と夫から借りてきちんと返すと。「本当にごめんなさい」もう一度深く頭を下げる。

 

ハリカは「すいません」と言い、バンソウコウを持っている。るい子が自分でやろうとするとハリカは手を引っ込める。素直に手を差し出さなければならない。

 

ハリカはバンソウコウを貼りながら、「幽霊って、幽霊はどうするんですか?」と聞く。「たぶん、また消えてくれると思う」とるい子は答える。ハリカは「へぇ」と小さくつぶやく。「ん?」その反応にるい子が気にする。ハリカは言葉を絞り出す。

 

「なんで?なんで、幽霊を好きになったらダメなんですか?なんで死んだら好きになっちゃダメなんですか?生きてるとか死んでるとかどっていでも良くないですか?生きてても死んでても、好きな方と一緒にいればいい」

 

ハリカの言葉にるい子は考えるようにして、でもすぐには言葉が出てこないすると舵がしゃべり出す。「差し出がましいようですが」「差し出がましいですよ」すぐにるい子に咎められる。それでも舵は言う。「帰らないでほしいです!」と。るい子がやめてほしいと言っても、「やめません!」と言う。

 

そして、舵はハリカに席を外してもらって、るい子と二人きりに。

 

「行かないでください。帰らないでください。

 

あなたのことが好きなんです!

 

唐突に思いを語り出す舵。

 

「あなたのことが好きなんです!帰ってほしくない、行ってほしくない。まことに身勝手な話ですが…」

 

舵の告白に戸惑い、何も返せないるい子。「誠に身勝手だねえ」と言い返すも、それ以上は言葉が出てこない。ふと、舵ではない誰かを見つめるような表情になっている。

 

母として妻として

るい子は家に戻ってきた。不満な表情をしている姑に夫。夫は離婚届を差し出す。半年の家にいなかったのだから、拒否する権利はないと。るい子は最後に息子と晩ご飯を作りたいと言い出す。樹は不満げだが、父親に「気が済んだらサインするって言ってるんだ」と言われて、しょうがなく協力することに。

 

るい子は明るく樹に接する。最初はだるそうな樹だったが、楽しそうにハンバーグ作りをする。笑顔を見せて、表情も柔らかくなる。テーブルに料理を並べるのも、花を飾るのも積極的に手伝ってくれた。

 

しかし、夫と姑は外へ食べに行った。「食べるのは約束していない」と樹も冷たい表情に戻る。「これにサインしておいて」と離婚届をるい子に手渡し、樹は部屋に戻る。

 

ダイニングにはるい子が一人。席に座り「いただきます!」と努めて明るく言う。目の前には青羽がいて、一緒に「いただきます」と言ってくれる。

 

食後、るい子は財布にしまっておいて結婚指輪を、サインした離婚届の上に置く。リビングを見ると、青羽がソファの背もたれに座っている。るい子は「お行儀悪い」と言いつつも、どこかうれしそうに一緒にソファに座る。

 

「青羽」るい子が声をかける。「やっぱりそっちには行けないかな」と。「青羽のことも好きだけど、やっぱりまだ行けない」と。「そっか」青羽は理解しながらも寂しそうな表情を見せる。

 

「いいけどさ、そっちは大丈夫?」青羽は母の心配をする。「大丈夫かどうかわからないけど、もうしばらく生きてみる」というのがるい子の答えだった。「ごめん」るい子は謝る。「いいっていいって」と青羽は返す。

 

「私ももうしばらく幽霊としてお母さんのことみてる」とるい子は言う。「鼻みたいにね」と鼻をくすぐるように触れる。「それはごめん」るい子は謝る。

 

「はい」青羽は手の平を見せるように差し出す。ゆっくりと、るい子はその手の平に、自分の手の平を会わせる。「ごめんねお母さん。私、いいこ?」青羽は涙を浮かべながら聞く。「いい子」噛みしめるようにるい子は言う。「ふうん」青羽は言う。「お母さん、青羽のこと大好き」そんな言葉にも、青羽は「ふうん」と言うだけ。

 

それからしばらく二人は語らっていた。

 

これからのこと

夜、外で舵がハリカのスケボーに乗っている。笑いながらついていくハリカ。そこにるい子が戻ってきた。「もう大丈夫なんですか?」と舵がきくと、うなずく。ただるい子は「これから警察に行って自首してきます。それ以外償う方法がありません」と言う。

 

ハリカと舵は顔を見合わせて、気まずそうにする。「お金は働いて返しましょう!」と舵は言う。「1000万円ですよ?」とるい子に言われるが、それでも頑張ると。とりあえずは亜乃音に事情を話そうと「今から行きましょう」とハリカが言う。

 

考えつつも「はい」とるい子は受け入れた。

 

ハリカはるい子の後ろの幽霊も気にする。そんなハリカを見て、るい子は「冗談ですよー」と言う。「そういうこと言ったら許してもらえるかと思って」と返するい子に、ハリカは失望したように呆れてだらだらと歩く。舵は笑っている。

 

るい子も一人で後ろを振り返っていた。突然、大雨が降り出す。

 

偽の母と子

大雨が降る中、亜乃音は喫茶店に一人いた。早足で玲がやってきた。「すいません遅くなって」謝りつつも心がこもっていないように、口早に言う玲。亜乃音は一人でいる息子のことを心配するが、玲によると「見てくれている人がいるから」とのこと。

 

亜乃音が手土産を渡そうとするも、玲は拒否。しょうがなく戻す亜乃音。

 

「まあ、そのうち見つかるかなとは思ってましたけど、子どもを利用するとは!」憤慨するように玲が言葉を発する。「つい…」亜乃音は言葉少なに言う。「すごくいい子じゃない?」という亜乃音に「やめて」と玲は拒否。

 

「本当にそう思ったの。あなた良いお母さんになったな、よくやってるなって」亜乃音は言葉を探しながら素直な気持ちを伝える。「一人で育ててるんでしょ?大変なときもあると思う。もし、良かったら…」と遮るように例が

 

「私、再婚するんだよ」と言う。息子の面倒も見てくれて、春には結婚すると約束もしていると。

 

「だから私とも約束してくれるかな?二度と私たちには近づかないって。

 

他人なんだから当たり前なんだけど!

 

強く玲は言う。沈黙の後に、「わかった」と亜乃音は短く答えた。「はい、以上です」玲はすぐにでも立ち去ろうとしている。「怜ちゃん!」亜乃音が呼び止めた。「おめでとう、おめでとうございます」と言って、傘を差し出す。「お母さんが移したら、子どもが風邪引いちゃう…」玲は傘だけは受け取り、足早に帰って行った。

 

待っている人

玲が傘を差して自宅に帰る。ドアから人が出てくる。それは、息子の陽人を抱きかかえる理市だった。笑顔で玲に「おかえり」と言っている。

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ひょええええ何これ、何なのこの終わり方!えっ…え!?混乱!感想記事は別記事で書きます!ひょええええ!

 

aoikara

 

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