結婚は将来的にはしたいけど何かもうよくわかんないaoikaraです。現実的に考えたいけど、現実的に考えてないなぁ。
というわけで今回のテーマは…
あいの結婚相談所 第1話 ネタバレ&感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。
第1話のあらすじ・ネタバレ
日本の結婚事情
教会のオルガンでメンデルスゾーンの『結婚行進曲』を弾く男性が一人。日本では1分に1組の夫婦ができる数がいるが、毎年どんどん減っている。逆に離婚は2分半に1組でどんどん増えている。
一組のカップルを祝福する、オルガン弾きの男がそこにいた。ヤモリのピアスをして。
シスターのビラ配り
街中でシスター・エリザベス(高梨臨)が結婚相談所のビラを配っている。しかし、「成婚率100%」という嘘くさい文句に疑う者が多く、誰も取り合わない。ふと、ビルの屋上に人が立っている。自殺かもと不安なシスターはそのビルへ向かう。
異色な経歴の結婚相談所所長
あいの結婚相談所では、所長の藍野真伍(山崎育三郎)が依頼主と面談。彼のポリシーは「恋愛結婚は意味がない」ということ。以前は大学で動物行動学の准教授を務めていた。その経験から、本当にふさわしい相手を見つけられると言う。
やってきた秋山里子(小沢真珠)へ高飛車で、ブランド好きで、結婚なんてすぐにできると高をくくっていると性格を指摘。200万円というとんでもなく高い入会金に、婚約成立まで直接会ってはいけないという条件に、女性は腹を立てて帰ろうとする。しかし、
「一生独身でいいんですか?」
という藍野の言葉に足が止まる。「お望みの相手と確実に結婚できますよ」と胡散臭い笑顔で微笑んで。結局女は入会した。彼女が望む条件は「年収3000万円以上」とのこと。
自殺願望の男性?
シスターが自殺しようとしている男性を止めようと屋上までやってくるが、勘違いだった。男は横田和之(加藤晴彦)と言って、眺めが良いから屋上にいただけだった。
シスターは横田が独身だと聞くと、結婚相談所のビラを渡して紹介。「結婚っていいものですか?」と横田に聞かれたシスターは「はい!」と力強く答えてはいたが、シスターも独身だった。
そんな横田が藍野結婚相談所にやってくる。
横田という男
藍野との面接をする横田。大手の証券会社に務めていて、今はリフレッシュ休暇を取っているらしい。年収700万円以上の横田の条件は「自然の中でゆったり過ごせる人」のみ。
あまりにも少ない条件に藍野は気がかり。入会金の200万円、そして「結婚が必ずしも幸せとは限らない」という言葉もぶつけるが、横田は即決。藍野は3日後には相手を見つけると約束した。
惚れっぽいシスター
シスターは男前で優しそうな横田にうっとり。会計事務員の土師野郁江(前田美波里)に「惚れた?」と聞かれて否定はしているが…。
藍野の狙いの定め方
横田の条件に合う女性をピックアップし、紙に印刷。条件の良い横田の候補は驚くほどたくさんいる。それを藍野が見極めて、「運命の相手」を見つけ出した。
横田の相手
藍野はシスターを連れて、横田をドライブに連れて行く。やってきたのは山奥の別荘。ヤギもいる。藍野が定めた結婚相手の祖父が所有する山だそうだ。年収700万円は相手の条件をクリアしているとも言う。
おじいさんが病気なため、山で苗木のお世話をしてくれる人というのが相手の条件。藍野はシスターに婚約成立まで横田の世話をするよう命令し、自分は趣味の昆虫取りへ出かけていった。
横田の意外な一面
横田はスーツから着替えて、作業着で草を刈る。シスターも手伝う。エリートなはずの横田だが、体を動かすのが好きだと楽しそうだ。
一方、藍野はコルリという昆虫を探しに行っていた。
ふと、シスターが知らぬ間に横田が電話をしている。「20日までには必ず」という言葉が妙に引っかかる。
初めての対面
相手に会いたいという横田に対して、藍野はパソコンでの対面を許可。「婚約までは一度も会えない」という条件には理由があり、藍野としては「恋愛は判断を狂わせる」「余計な恋愛感情を排除すべき」と考えているらしい。
相手は中野瑞恵(市川由衣)31歳。キレイな女性で、シスターは少し嫉妬。横田と瑞恵はパソコンで対面。お互いのことをスムーズに話すが、瑞恵は祖父の具合が悪く、通話は中断。横田は心配そうにしていた。
突然の決断
シスターが料理を作っていると、横田がいない。探すと部屋にいて、パソコンで瑞恵と対話していた。そして
「僕と結婚していただけませんか?」
といきなりのプロポーズ。こっそり見ていた藍野とシスターも驚く。瑞恵も戸惑っており、すぐには返事ができなかった。
横田の“裏”
シスターは気になっていた横田がプロポーズしたのを少し落ち込む。しかし、素敵な人だと惚れ直してもいた。藍野は横田に裏があるように思えて、一人で帰宅。結婚相談所の所員の真壁男夢(中尾暢樹)と橘シャーロット麻理子(山賀琴子)に調査を頼む。
横田の心配
翌日、シスターと横田は山の草刈。休憩中にシスターからプロポーズについて聞く。横田は「軽い男だと思われたかな?」と心配している。シスターは「結婚は勢いが大事」「ステキだった」と励まし、横田も安心していた。
藍野の作業
藍野は何かを作りたいと巨大なキャンバスを持ってくる。
横田の現状
真壁とシャーロット麻理子は横田の会社に潜入して、それとなく話を聞く。すると、横田は休職中で、損失を出して大変な状況なのだとか。
結婚を求めた理由
シスターは横田に結婚したいと思った理由を聞く。横田は「ずっと何かに追われていた」と話す。父親が銀行の支店長で、「負け組になるな」が口癖だった。学生時代も、社会人としても、ずっと競争だった。恋人を作る余裕がなかった。
そんなときに、アスファルトの上で死んでいる蝉を見つけて、自分はこのままで良いのかと思ったそうだ。
藍野が釘を刺して…
その話を聞いていた藍野が颯爽とやってきて、この山の資産価値を横田に教える。あまり高くはない。「二人の今後に関係ないと思ったけど、一応」とのことだが…
事務所のオーナー
結婚相談所の事務所に、オーナーの都築賢一郎(鹿賀丈史)がやってきた。ケニアの学会から帰ってきたと言う。都築は横田の写真を一目見るなり「胡散臭い」と言い出す。「結婚詐欺じゃないか?」と。シスターは憤慨するが、「また惚れたか?」と言われてしまう。
と、瑞恵が事務所にやってきた。
藍野の尾行
藍野は街中をとぼとぼと歩いている横田を尾行。ぼーっとしている。すると、別の場所で里子を目撃。相手と激しいケンカをしている様子も、藍野はバッチリ目撃していた。
本当の思いは…
瑞恵は「婚約はまだ早い」と考えていた。もっと知ってから結婚したいと。シスターは「正直に伝えるべき。夫婦になるんだから」とアドバイス。横田と話したら?と電話を勧める。
テレビ電話で、横田からプロポーズの話はなしにしたいと言い出す。交際も断りたいと。そのまま通話は終了。
シスターは山に財産がないとわかった途端に態度を変えたことに激怒。横田が話していた「20日までには必ず」という電話を借金だと思い込み、資産目当てで結婚したがったのだと予想。瑞恵は悲しそうに困っていた。
調査の結果は…
シャーロット麻理子は横田と同じ会社の男性陣と合コン。横田のことを聞くと、「クビにならないだけマシ…」という話を聞き。その結果を真壁と一緒に藍野に伝えた。
藍野は一人オルガンを弾いて歌い、「結ばれました!」と宣言。
行方不明
怒るシスターは横田に直接電話。すると、横田が「もう全部終わりにしたい」と言い、電話が切れてしまった。
藍野は心当たりがあるようで、シスターと瑞恵を連れて例の山へ。電話からコルリの鳴き声が聞こえたのでこの山にいると考えた。手分けして探すと、横田を発見。
横田の本音
釜を見つめて暗い表情をしている横田。シスターが思わず「死んじゃダメ!」と飛びかかるが、またもや勘違い。この山一帯の草刈をしていただけだった。
横田は証券会社で運用に失敗して損害を与えていた。いろんな方面から攻められて、体調を崩して休職中だった。屋上にいたあのとき、本当は死ぬことを考えていたらしい。
そして、安らげる人と結婚したいと思っていたが、地方の子会社へ出向が命じられてしまった。20日までに戻るはずだったが、もう自分の席はなかったらしい。それが「20日までには必ず」という電話の真相。
地方だと瑞恵とは暮らせず、年収も半分になる。条件を満たせないので、プロポーズを取り消そうとしたのだった。自分は負け組だと。
瑞恵の本音
藍野は最初にこう言ったと言い出す。「年収700万円は相手の条件をクリアしている」と。瑞恵が求める年収は300万円で、もっと大切なのは苗木の世話をしてくれる人。自分も働いているので、多くは求めないと言う。
しかし、横田は将来のことを考えて、目先で判断してはダメだと瑞恵を諭す。
藍野の説教
藍野はキャンバスに描いた自分の絵を持ってきた。オオキノコシロアリが築いたコロニー。数十年掛けて、子孫のために作ると言う。
そして、横田をはしごに登らせる。瑞恵は横田のゆったりとした暮らしをしたいと言う思いに惹かれたのだと諭し、そして
「そこから思いの丈を叫んでください!」
と。横田は…
「瑞恵さん…やっぱり僕と結婚してください!」
とプロポーズ。横田がすぐにプロポーズしたのは、瑞恵の祖父が元気なうちに花嫁姿を見せてあげたかったからだ、というのも藍野が解説。資産目当てではない証拠に、横田は苗木の育て方についての本を読み込んでいた。
壮大な資産運用
そして、横田は山一帯の苗木を見せる。これは檜だと。数十年育てれば、数千万円の価値になるだろうと藍野は話す。横田は瑞恵の祖父の壮大な資産運用だと感心していた。そして、瑞恵もプロポーズを受け入れた。
横田と瑞恵は無事結婚し、祖父も元気だとのこと。相談所のみんなもうれしそうだった。
年収3000万円を求める女
里子が結婚相談所にやってきて、自分の相手に年収3000万円がないからと退会したいと言い出した。藍野は里子が直接会って規約を破ったことを指摘するが、心変わりはない様子。
去り際に、その相手は株で30億円の利益を得ることをちらつかせると、「やっぱり結婚する!」と里子は言い出す。「そうでしょう」と笑顔の藍野。
「あいの結婚相談所は成婚率100%ですから!」
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という話でした。テレ朝のナイトドラマらしかったですね。というわけで、詳しい感想を書いていきます。
第1話のGOODポイント
- 離婚は3分に1組、というのが私が聞いたことのある統計だったんですが、どんどん増えているんですね。
- 当たり前なんだけど、やっぱり山崎育三郎さんのダンスや歌のうまさがすごい。
- 「レモン持ってみよっか」ってザ・テレビジョンじゃないんだから、というツッコミ待ちですね。
- 藍野が結婚相手の候補者の紙をぶわーっと飛ばしていて、どんなパワーがあるんだ!と思ったら扇風機でしたね。なんじゃそら。
第1話の気になったポイント
- ミュージカルで間延び感があるのは慣れるしかないな。たぶん慣れます。
感想
主人公が自由すぎる!
元動物行動学の准教授でありながら、現在は結婚相談所の所長を務めるという謎の経歴の主人公・藍野。原作の漫画も第1話はちらりと拝見したことがあるのですが、昆虫好きは同じでした。ただ、原作はもっと不気味な雰囲気があるんですよね。山崎育三郎さんだとかなり美化されています。
山崎さんがミュージカル俳優ということで、歌にダンスに自由にし放題!これは山崎育三郎ワールドだなぁ、なんて思いました。ファンの方はかなり喜ばれそう。
恋愛を除外すると言いながら…
恋愛を一切無視して、成婚率100%を目指すという藍野なんですが、本当にそうなのかな?なんて思ったりして。おそらくは動物行動学に基づいて、相性の良い人を組み合わせているのでしょう。でも、人間だとそれが恋や愛につながっている気もするのです。
相性の良さというのは人を惹きつけ合うものだし、たとえ藍野が恋愛を度外視していても、結果的に愛だの恋だの付属していくのかなーなんて思ったり。愛も何もなさそうな結婚も見てみたいですけどね。年収3000万円が条件の人は愛じゃないかも?
私はやっぱり恋愛してからの結婚が理想ですけど、それだけじゃないしなぁ。婚活だって、何を大切にするかなんて人それぞれ。本当に合っている人なんて、自分で判断するのが実は難しかったりするのかも。となると、他人の成婚率100%の目利きって信じたくなりますよね。
気になる伏線
ドラマにおいて、今後の伏線になりそうなポイントもチェック。
シスターがいるのはなぜ?
なぜシスターが結婚相談所で働いているのか明かされませんでした。惚れっぽいようですが、それと関係しているのかな?
オーナーと藍野の関係は?
オーナーの都築と藍野の関係も気になります。公式サイトで確認すると、どうやら藍野の大学時代の指導教官のようです。藍野に見せた厳しい目線も気になりますし…なぜ結婚相談所を始めたのかも気になります。
それにしても演じている鹿賀さんは、何か隠していそうな役が本当に似合いますね。
次回:ストーカーが婚約者!?
次の相談者は託児所を経営する有希。ストーカー被害に悩まされており、「自分を守ってくれる人」を希望する。藍野は不動産会社の奥崎を紹介。実は有希が経営する託児所を担当した人物だった。ある日、シスターが奥崎が怪しい様子を目撃してしまい…
まだまだ手探りの内容が続くので、1話1話楽しんでいきたいです。
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aoikara
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