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相棒18 第4話「声なき声」感想 実際の社会問題は「めでたしめでたし」とはいかない

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社会問題にもう少し目を向けたいaoikaraです。自分のことばかりで、社会への関心が薄れている気がします。私の“忙しい”はたぶん言い訳なんですけどね。目を背けてるだけ。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒18 第4話「声なき声」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒18 第3話「少女」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第4話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:長谷川朝晴
  • 脚本:児玉頼子
  • 監督:権野元

 

第4話「声なき声」あらすじ

厚生労働省の過重労働撲滅特別対策班、通称“かとく”の職員・片桐晃一(山本圭祐)が転落死体で発見された。かとくのメンバーは、特別司法警察職員として違法な事業所を検察庁に送検する権限があるため、口封じに殺された可能性も考えられた。

 

捜査に乗り出した、特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、現場の野次馬の中に、真実を伝えるジャーナリストとして名を馳せている中川敬一郎(長谷川朝晴)がいるのを見つける。

 

中川が、亡くなったかとくの職員と面識があることに不穏な空気を感じた二人は、中川と古い知り合いだという『週刊フォトス』記者・風間楓子(芦名星)に話を聞く。すると、中川が最近、遊具による児童の死亡事故を取材していたことが分かる。

 

かとく職員の転落死と児童の死亡事故。一見接点がなさそうなふたつの事件だが、右京と亘がそれぞれの視点から捜査を進めると、意外な繋がりが見えてくる。

 

謎多きふたつの死に隠された共通点。正義の記者が追う事件の背景には権力の陰が!?現代日本が抱える闇に特命係が鋭く切り込む!

 

参考元:第4話「声なき声」2019年10月30日(水)|ストーリー|相棒 season18|テレビ朝日

 

GOODポイント

  • 今回の冒頭で、昔の相棒のBGMが使われていましたね。不穏な音というか。前回の第3話も同じBGMが使われていて、「懐かしい~」ってなりました。
  • 元官僚の冠城、さすがに官僚を手なずける(言い方悪い)のがうまい。伊丹と芹沢に、ちゃんと恩を売るのもさすがねw
  • 右京「君にしては細かいことが気になりますね~」
    冠城「右京さんには言われたくないですね!」
    それな。
  • 今回の右京さんは突き放す系
  • 冠城君、ちゃっかり上司の右京さんに、自分の分まで支払わせるのに笑いました。
  • 冠城君の「ニコイチ」発言。ニコイチって懐かしいな。
  • 伊丹の「頭の固い女」はがっつりセクハラですね~。まあ伊丹が女性に対してスマートな対応したことなんて一度もないけど。これもまたセクハラです。ごめんなさい。
  • 青木君の淡いブルーのネクタイ…。やっぱり服の趣味、今までと違くない?ははーん、彼女できたな。これもセクハラ。
  • そして青木君は雑用係です(断言)。
  • 中川さんの風間さんに対する、「美人の相席なら歓迎」。これもセクハラ。ま、美人だけどさ。
  • 相棒にちょこっと出てくる政治家、だいたい小物説。今回も小物臭がすごかったなぁ。
  • うっかり口を滑らせてしまった照生に、内村刑事部長の檄が飛んでましたね~。「滑るのは私の頭だけで十分!」自虐ネタを聞いて、あの場で笑わない自信がないですwww
  • 言うことを聞かない特命係は返事をしません。子供か!
  • 右京さんと冠城君が風間さんと待ち合わせしてるカフェ、めっちゃ良い雰囲気!行ってみたいくらいおしゃれだなぁ。
  • 自殺してしまったグエンさん、遺書を書くなら母国語なんじゃないかと思ったのですが、亡くなった子どもへの謝罪なので日本語で書いたのでしょうね。死ぬほど追い詰められていたのに、誠意がある人だった。惜しい人を亡くしてしまって、悲しいです。

 

気になったポイント

  • 被害者は5本指ソックスを履いている!これが事件と関連しているんじゃ…。とか思っていましたが、なーんにも関係ありませんでした。
  • 新しいBGM?ドラムの音が目立つBGMが気になりました。
  • 冠城君が「あれ!」みたいに右京さんへ示すとき、肩に触っていたのが気になりました。そんな右京さんに触るタイプだったっけ?
  • 冒頭の中川さん、金八先生みたいな服が気になる…。
  • 中川さんの同僚の西島さん、絶対怪しいメガネだと思ったら、めっちゃ良いメガネだった。ごめんねメガネ、めっちゃ疑ってたわ。
  • 学校の遊具の点検って先生の仕事なの!?業者とかじゃなきゃ、危険かどうかなんてわからなくない?先生の仕事多すぎ…。
  • 「トゥルース」ってサイト名、狙ってないでそれならダサいなって正直思っちゃいました。ごめんなさい。まだ「TRUTH」とか英語の方が良いかも。「トゥース!」に見えたし。トゥースはダサくない。
  • 遊具の補償期間って1年とかそんなに短いの!?びっくり!
  • 暇課長のダイヤ柄ベストが派手すぎない!?毎度のことながら色と柄にびっくりする~。
  • 週刊誌の見出しってあんなに長いの?あんまり読んだことがないからレイアウトとかわからないけど、ちょっと長くて見づらいな…って思っちゃった。

 

感想

社会問題の「暗さ」はあったけど、「どうにもならなさ」も訴えてほしい

今回は“過重労働”という社会問題が大きなテーマでした。その対策をしている厚生労働省の官僚の方々のほうが、一般の人たちよりも働いているんだろうなぁ…と思ったりもしてしまいましたが。

 

厚生労働省の職員一人の死かと思いきや、その影で何人も死んでいるんですよね。その行き詰まってしまった社会の暗さはとても感じました。ただ、もう少しだけ重さがあっても良かったのかなと。

 

もちろん重いテーマではあるんですが、個人的にところどころ「ん?」と思ってしまう部分があったので。

 

片桐さんが上司の立場を守るために、今回の件を隠し、自殺してしまった。それなら上司との関係性をもっと丁寧に描いてほしかったですし、片桐さんの正義感みたいなものもきちんと見せてほしかった。中川さんへのフォーカスはたくさんあったんですけどね。

 

また、政治家が直接圧力をかけに来ますかね?あんなわかりやすい圧力だったら、むしろ簡単に回避できそうだなと思っちゃったんですよね。すぐぼろ出しそうじゃないですか、あの政治家。

 

厚生労働省に勤めているくらい相当に頭の切れる人たちなら、あんな小物政治家に対してもっとスマートな対応策を思いつく気もします。良い意味で、うまく利用もできる人たちだと思うんです。信念がないとあんな仕事できないのはわかるし、まっすぐな人たちだったのかもってのもわかるけど。

 

で、問題の会社は検挙されました。めでたしめでたし。ドラマだから、希望のある結末ってのは良いと思います。

 

でも、たぶん現実はもっともっと暗くて、重たいのでしょうね。もっと重厚感を持たせて、後味が悪くて、見た人たちの心にざらつきを残すことができたんじゃないかなと。それぐらい過酷なテーマだったんじゃないかなと個人的には思います。

 

“女性”の社会問題

女性の社会進出やセクハラという問題も取り上げられていましたね。かとく室長の立花さんは、実在の人物を思い出しました。逮捕されたけど、えん罪で逆転無罪を勝ち取ったあの方を…。

 

「女は神輿」発言は、ドラマとはいえ腹が立ちましたけどね。ああやってナチュラルに女性が虐げられたり、バカにされたり、ってことは多くあるんです。

 

相棒では強い女性が多くて、女性ということを利用して上に行く人たちもたくさんいます。決して男性にとって都合の良いだけにならない女性達がいる。

 

もちろん男性だって、誰かにとって都合の良い存在になる必要は全くない。これからの社会に向けて、そういったメッセージもあって良いのかなと思いました。

 

中川さんのジャーナリズムはあれだけど、悪くはない

右京さんは、中川さんに、ジャーナリズムとしてきちんと真実を伝えるべきだったと言ってましたね。右京さんならそう言うだろうな~と思いました。「真実に勝る正義はない」の人ですからね。

 

私としては、いろんな事情が絡んでいて、中川さんが決して言えなかったという気持ちも大いにわかります。自分のせいで人が死んでしまって、その人が死をもってまで守ろうとした秘密を暴くことはできなかった。その点では、右京さんよりも中川さんに共感します。

 

ただ、中川さんのジャーナリズムには、ちょっと疑問がある。厳しさを持っているのは良いですが、自分が書けなかったことを棚に上げて、部下にはああしろこうしろ怒鳴るように言うのは、ちょっといただけないなと。ダブスタじゃないか、と。

 

中川さんが、今回の件を記事にできなかったのは、自殺してしまった片桐さんを守るためだったのは本当だと思います。でも、同時にジャーナリストとしての自分も守りたかったんじゃないかなと。

 

きっと、過去に風間さんをかばってくれたように、真の通ったジャーナリズムを持っている人ではあると思います。それが揺らいでしまうほど、大きな出来事でもありました。だから、中川さんを責められない。

 

特に今回の件は、根本の問題は過重労働を強いて、不備のある遊具で子供を死なせて、自責の念から自殺してしまった外国人労働者を多数抱えていた会社なわけで。

 

中川さんのせいではないと思います。もちろん自分を責めてしまう気持ちはわかるし、私だって同じ立場だったら、何度も何度も自分を責めるし、たぶん書けない。でも、中川さんはその件に関しては、絶対に悪くないと思います。

 

ただ厳しい視点を持つと、ジャーナリストとしてできることはたくさんあったんじゃないかな。過重労働について問題を提起するのは簡単で、じゃあ根本的に何を解決したら良いのかを考えさせる記事を書くのがジャーナリズムなんじゃないかと。

 

中川さんはそれができる記者だったと思うので、自分の手でそれを成し遂げられなかったことは、とても残念です。

 

次回:行方不明者は冠城の元恋人!?

人気覆面詩人の女性が殺された。と思いきや、詩人は別人の女性で行方不明になっていた。なんとその女性は冠城の元恋人で…

ゲスト:佐藤江梨子 水橋研二
脚本:児玉頼子
監督:橋本一

 

「え、サトエリじゃん!」と予告からテンションが上がりました。Season4 第8話「監禁」で強烈な役で出演なさっていましたよね~。あのクレイジーな役柄大好きでした!古沢良太さん脚本のね、面白い話です。

 

しかも、今回はまさかの冠城君の元恋人役だなんて!「女たらしなのに、冠城君の女性関係の話ないな~」とか思っていたので、私にとってもめちゃくちゃ見たい話です。

 

次週は冠城君の魅力たっぷりな回になりそうだな。楽しみにしています。

 

 

aoikara

 

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