中卒フリーライターほぼ無職。

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相棒17 第6話「ブラックパールの女」ネタバレ 真珠と女性は似ている

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本物の真珠は持っていないaoikaraです。見たこともないかも。あまり惹かれる宝石ではないんですよね。もう少し年齢を重ねれば、その魅力も理解できるのかも。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒17 第6話「ブラックパールの女」ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼相棒17 第5話「計算違いな男」記事はこちら

www.aoikara-writer.com

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第6話ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:西田尚美 松尾諭
  • 脚本:山本むつみ
  • 監督:権野元 

 

第6話 あらすじ

右京と冠城は弁護士の連城に呼ばれ、遠峰小夜子と会ってほしいとの依頼を受ける。彼女は連続殺人事件の被告人で、真珠養殖詐欺で男を手玉に取り、次々と殺している容疑をかけられている。

 

連城が顧問弁護士を務める出版社の刊行物が名誉毀損だと訴えられているらしい。小夜子が提示した和解の条件が「優秀な刑事の派遣」だった。

 

右京と冠城は、拘置所へ小夜子に会いに行く。小夜子は詐欺は認めているが、殺人は否認。話を聞く中で、小夜子が最近風呂で溺死したバイオ研究者の谷岡邦夫と同じ飛行機に乗って楽しく話したと明かす。谷岡が亡くなったと聞いた小夜子は「殺された?」と聞く。

 

調べてみると、たしかに小夜子と谷岡は同じ飛行機に乗っていた。しかし、谷岡は確実に溺死。事件性は薄いのになぜ「殺された」と小夜子は言ったのか。

 

また、小夜子は谷岡にブラックパールのネックレスを紹介したと言う。たしかに、谷岡はブラックパールのネックレスを買っていた。日本円で100万円というかなり高価な品。しかし、谷岡の妻はネックレスなどもらっていないようで。

 

谷岡の研究所を調べてみると、実績はあるが待遇はあまり良くなかったらしい。そこでシンガポールの研究所の待遇の良さを聞き、ブラックパールをしている女性を見つける。

 

谷岡の死亡当日、自宅にはドライアイスが届いていた。そのドライアイスを天井裏に隠し、二酸化炭素で意識障害を起こさせ、浴槽で溺死した。仕組んだのは谷岡の妻だった。

 

谷岡の妻の麻子は、自分は貧乏学者と結婚して尽くしてきたのにと話す。高価なネックレスを買って、別の女に贈っていたのだろうと。自分はそんな高価なものをもらったことが一度もない。夫の浮気が、麻子の動機だった。

 

ところが、谷岡がブラックパールを渡した相手は、シンガポールの研究所の職員で、人事で権限を握る女性。転職するための賄賂だった。浮気は麻子の勘違いだった。

 

右京と冠城はまた小夜子に会う。小夜子の狙いは訴訟ではなく、谷岡の死の真相を暴くことだった。本当は話してなどおらず、見かけただけ。その人物が死んだので、殺されたとぴんと来たのだろうと右京は言う。小夜子は驚異的な相貌認識能力の持ち主で、一度見た人の顔は忘れなかった。

 

さらに、小夜子の詐欺被害にも谷岡と同じ死を遂げている者がおり、同じ方法で小夜子が殺したのだろうと右京は言う。しかし、そんな証拠はない。小夜子は拘置所の中でも人を自由に動かせることを試したかっただけだった。

 

特命係の二人が使えそうだとほくそ笑む小夜子。また冠城はどこか彼女のことを気にして、右京に気をつけるように忠告されるのだった。

 

第6話 詳細なネタバレ

突然の死

とある家。夜に犬の散歩から帰ってきた中年の女性。飼い犬のマルチーズが警戒心を強くして吠える。女性は家の中を恐る恐る歩く。そして、「あなた」と呼び、風呂のドアを開けて、悲鳴を上げる。

 

男が湯船に沈んで死んでいた。

 

風呂場での死亡

特命係の部屋にて、杉下右京(水谷豊)と青木年男(浅利陽介)はチェス中。右京がキングで良い手を打って、青木を悩ませている。

 

冠城亘(反町隆史)はチェスとは関係なく、週刊誌を読んでいる。入浴中に死亡する人は年間1万9千人もおり、交通事故で死亡する人も多いという話をする。組対五課の課長・角田六郎(山西惇)もやってきて、ついにバイオ研究のラボの谷岡邦夫教授(谷藤太)が溺死したと冠城の記事を指す。

 

右京が興味ありげに冠城を見つめる。冠城は読んでいた週刊誌を手渡す。「バイオ工学のトップランナー 早すぎる死」というタイトルの記事で、バイオ工学の研究をしていた谷岡邦夫という52歳の男性が風呂場で溺死したという内容だった。

 

気鋭の研究者だったらしく、「まだ若いのに」と角田も言う。また、角田は本人としては風呂場で気持ち良く眠りながら死ぬのは悪くないかもしれないが、見つけた家族はたまったもんじゃないだろうとも言う。

 

冠城は、眠ってしまったら、お湯を飲んで目が覚めそうなものだと言う。すると、右京が居眠りではなく失神状態なのだと説明。血圧の急な変動で脳が虚血状態になるなど、理由はいくつか考えられるらしいが。

 

「あ!」青木が声に出す。良い手が見つかり、右京を困らせるよう駒を動かしたのだった。「おやおや」右京は考える。

 

と、右京のスマホが着信のバイブレーションを鳴らす。「お久しぶりです」と右京が言った相手は、弁護士の連城建彦(松尾諭)。「折り入ってお願いがありまして」とのこと。

 

右京の電話を待つ間、青木がしかめっつらで記事を読み、冠城がなでるなどじゃれている。「ほう、依頼者は遠峰小夜子さん」右京の言葉に全員が反応。

 

名前を聞いて、青木が「連続殺人事件の…」と言う。そして、資料としてタブレットで彼女の写真を出す。ショートカットの若いとはいえない女性(西田尚美)で、イラついた表情で映っていた。

 

弁護士が目を付けた刑事

右京と冠城はテラスのあるカフェへ。「やはりおいでになった」と連城もやってきた。席に着き、さっそく連城はタブレットで新聞の切り抜きを見せる。遠峰小夜子が逮捕された際の記事。

 

彼女は連続殺人事件の被告。一審では3人の殺人が認定され、死刑判決がくだされた。現在は控訴準備中。

 

右京も事件について記憶をたどる。真珠養殖詐欺をしていたのだったと。南洋ブラックパールの投資詐欺で、1000万円預けると半年で1200万円に増えるなどと言う手法だった。

 

連城は被害者の多くが中高年の独身男性であるとも説明。冠城も一時期はこの話題で持ちきりで、小夜子が「男を手玉に取り、命まで奪う平成の毒婦」と言われていたとも述べる。

 

ただ、連城はこの裁判には関わっていない。「問題はこれ」と連城は、自身が顧問弁護士を務める出版社の刊行物を取り出す。遠峰小夜子をスキャンダラスに特集した、よくある冊子だった。

 

拘置所内にいる小夜子はこの刊行物に対し、名誉毀損で出版社を民事訴訟したのだった。しかも、弁護士を代理人に立てない本人訴訟。

 

法廷闘争になると出版社側は弱いと連城は言う。「大衆の劣情を煽る、情報源でさえ定かではない記事の真実性を立証するなど、到底不可能ですから」と。右京も読みながら、「たしかに扇情的ですねぇ」と感想を述べる。

 

連城は説明を続ける。小夜子には和解を提案していたが、応じる気はないと断られた板。ところが、和解に応じても良いと言い出した。しかし、条件が一つ。「刑事と話がしたい」とのこと。

 

「彼女の事件と関わりがなく、有能で実績がある刑事を希望しています。私の知る限り、その条件に叶い、こんな酔狂なことに付き合ってくれる警察官は、杉下さんの他にいません

 

連城は面白そうにじっと見つめながら言う。右京は何も答えず、いつものように微笑みを浮かべているだけ。

 

平成の毒婦との初対面

東京拘置所の待合室にて、右京と冠城。冠城は連城の話に乗った右京のことを「物好き」と言う。右京は冠城に興味がないのかと問う。冠城は例の刊行物の表紙を見ながら、「毒婦ってこういうイメージじゃないんだけどな」とつぶやく。

 

そして、面会室へ。遠峰小夜子がやってきた。クルーネックのスウェットで、女性らしいというよりは中性的。右京と冠城は名乗り、小夜子も「遠峰小夜子です」と名乗る。「よろしくお願いします」と小夜子は軽く頭を下げる。

 

「マスコミは悪質ですねぇ。売るためならデタラメの記事を書くんですから」と、小夜子はけだるそうに言う。自分が書き出した、冊子のページごとの間違いと正しい記述の比較を見せつけながら言う。

 

右京は、記事の訂正を申し入れつことを勧める。小夜子は、内容証明を送ったが相手にされなかったと説明。個人が大手メディアと戦うためには、法廷に持ち込むしかないという小夜子に、「ええ、おっしゃるとおりです」と右京も同意する。

 

「ろくに取材もせずに書いたことはたしかです」と小夜子は言い、「たとえば27ページ」と具体的な例を挙げる。中学校でのいじめがその後の人格形成に影響しているなどとあるが、いじめに遭ったことはないと小夜子は言う。むしろ、クラスメイトは小夜子の機嫌を取っていたと。

 

右京が友達の遊ぶお金を小夜子が出していたという記述について尋ねると、「恐喝されたんじゃありませんよ。出してあげたんです。私、お金持ってたんで」との答え。

 

冠城が、その金は援助交際で手に入れたという記述を挙げると、「ええ」と小夜子はあっさりと答える。「そこは否定しないんですね」と冠城が言うと、「事実ですから」と小夜子は返す。

 

「私が問題にしているのは…たとえば35ページ」とまた例を挙げる。最初の殺人の後、マレーシアで豪遊、高級ブランドを爆買いという記事。未決の段階で殺人犯として書くのは名誉毀損だと小夜子は主張。

 

小夜子は詐欺の罪を認めているが、殺人は否定。「殺してませんから」と強めの口調で言う。

 

また、マレーシアではなくシンガポールだとも指摘。世界的な真珠ジュエリーのブランドが出店されているため、視察に行ったのだと説明する。

 

右京が、誰かと同行していたらすぐにでも証明できると言うが、小夜子は一人旅だったと言う。しかし、少し考えるような表情をして、「でも、行きの飛行機の中でバイオ関係の研究者の方と知り合いになって」と言い出す。

 

「とても興味深い話を伺ったんで、よーく覚えています。50歳くらいの男性で、再生医療に関わる研究をしているって言ってました。本人に確認してみてください」

 

小夜子が隣の席で歓談し、名刺をもらったその人物は…

 

「東都バイオラボの谷岡先生」

 

意外な人物の名前に、「谷岡邦夫さん?」と冠城が聞き返す。「ええ」という小夜子に、右京が「先日亡くなりました」と説明。「殺されたんですか?」と小夜子はいきなり言う。自宅でも突然死して、事件ではないと右京が答える。

 

小夜子は驚いたように、「そう、お気の毒に。若い奥さんも残して」とぽつりとつぶやく。冠城が、谷岡の妻の年齢は教授と同じくらいだと伝える。

 

「え?」小夜子は意外そうに声を出し、目をそらす。そして、

 

「だったら誰のためのブラックパールだったんだろう」

 

独り言のようにつぶやく。右京が「ブラックパール、というと?」と聞く。小夜子は少し話すのをためらうようにしながら、「実は女性へのプレゼントのことで相談されたんです」と答える。

 

そのとき小夜子はパール専門のジュエリーショップを紹介したと話す。小夜子自身も行ってみるつもりで、持っていたカタログを私、ブラックパールのネックレスを勧めたと。「てっきり若い奥様へのお土産かと」と小夜子は言う。

 

面会の終了時間。立ち上がる小夜子に、「最後に伺いたいのですが」と右京が引き留める。「なぜ、刑事との面会を希望されたのでしょう?訴訟なら弁護士と話し合う方が有効だと思いますよ」と。

 

「弁護士は利害のためにしか動かないでしょ?あたし、真実を追究する人と話がしたかったんです。記事がいかにデタラメかわかってほしくて…いけません?」小夜子は少しだけ微笑むように右京を見る。隣にいる冠城のことも、子どもが覗き込むような表情で、見る。

 

「いいえ」右京のシンプルな答えに、小夜子は目尻を下げ、口角を上げ、にっこりと笑う。部屋を出る前に軽く一礼し、戻っていった。

 

右京も退室しようとするが、冠城は小夜子がいなくなった面会室をまだ見ている。「行いきますよ」と右京に声をかけられて、二人とも出ていく。

 

妻の記憶

自宅の庭で、園芸用の手袋をして、ガーデニング作業する中年の女性。谷岡の妻の麻子(宮田早苗)だ。

 

家に右京と冠城がやってきて、警察だと名乗り上がらせてもらう。右京はさっそく谷岡が死亡した風呂場へ。

 

「家に戻って救急車を呼んだときにはもう…。早く異変に気づいていれば助かったかもしれないのに…」麻子はうちひしがれている様子で、当時のことを説明する。

 

右京はお風呂場全体を見渡しながら、「突然のことで驚かれたでしょうね」と心中を察する言葉を伝える。冠城が、亡くなる前に変わった様子はなかったかと尋ねるが、「いいえ、特には」と麻子は答える。

 

三人はリビングに移動。麻子は何か不審な点でもあったのかと尋ねる。右京は、とある事件を追っていたら谷岡の名前が出てきたと説明。麻子は驚いたように、「警察のお世話になることでも?」と尋ねるが、「いいえ、そうことはありません」と右京は答える。

 

「真面目そうな人ですね」冠城は、部屋に飾ってある谷岡の写真を見ながら言う。研究で表彰されたトロフィーや縦なども飾られている。「研究一筋で、写真も白衣のものばかりです」と麻子が言う通り、その写真の谷岡も白衣姿だった。

 

お暇しようと右京と冠城が立ち上がるが、「ああ、もう一つだけ」と右京。「去年の11月、海外に出かけていらっしゃいましたか?」と尋ねる。麻子は考えながら、おそらく学会に行っていたと答える。

 

「お土産は何を?」冠城は世間話をするように聞く。「別に何も。出張はよくあるので、いちいちお土産なんて…」と麻子は答える。

 

話の食い違い

右京と冠城は東都バイオラボの谷岡研究所へ。研究員の沢村洋二(野中隆光)から話を聞く。40代半ば~後半くらいの白髪交じりの男性。メガネをかけている。

 

沢村は谷岡の死について、国益の損失だと嘆いている。日本のバイオ研究は確実に遅れを取ると。また、この研究所もどうなることかと不安も口にしている。

 

冠城が「和気藹々と良い雰囲気なのに?」と、飾ってある写真を見る。沢村は、今年3月に京都の学会で優秀賞を獲ったときの写真だと説明。

 

右京は、去年の11月にシンガポールで学会はなかったか尋ねる。シンガポール行きの飛行機で谷岡を見かけた人がいるのだと。

 

沢村はどうやら覚えがないようで、同じ研究所の若い女性に、谷岡の11月のスケジュールを調べてほしいと言う。

 

彼女も研究員で、野添絵里香(上野なつひ)といい、メガネに黒髪の長髪。「あ、はい」と野添は気のない返事をする。沢村によると、野添は谷岡の秘書的なことも兼務していたらしい。

 

去年の11月のスケジュールについて、野添は確認しながら、谷岡が珍しく4連休取っていると話す。「奥さんと旅行に行くとかじゃなかったでしたっけ?」と話し、冠城と右京は顔を見合わせる。

 

真珠の魅力

花の里にて、右京と冠城。冠城は女将の月本幸子(鈴木杏樹)に、「好きですか?真珠のジュエリー」と聞く。幸子は微笑んで、「もちろん!嫌いな人なんていないんじゃないですか?」と言う。

 

「真珠って、優しくて、あたたかみがあって、それになんて言うか…女性的?」と幸子は言う。女性の肌を真珠にたとえることがあるから、そんな風に言ったようだ。

 

「清楚なようでいて、光の加減で輝きが変わるところは、ちょっとなまめかしくもありますし」そんな幸子の説明に、「なまめかしい…」と冠城はつぶやく。そして、小夜子のことを思い出す。別れ際に、にっこりと微笑んだ彼女の顔を。

 

そんなふわふわと考えている冠城を、右京はじろりと見つめている。

 

使いっ走り

鑑識の部屋で、益子桑栄(田中隆三)が、谷岡の死亡所見を読んでいる。イライラしながら待っているのは青木。結果、益子は「家の中で溺死したのは間違いない」と告げる。「そうですか!ありがとうございます!」青木はにっこりと笑って所見を受け取る。

 

帰ろうとする青木に、益子が声をかける。「おい、特命係の使いっ走り、楽しいか?」と、にやにやしながら。青木いらっとしたように笑い、出ていこうとして別の鑑識の者にぶつかって、また腹を立てる。

 

特命係の~

特命係の部屋にて、右京と冠城は谷岡の溺死と、遠峰小夜子の事件について、整理中。冠城は、搭乗記録から去年の11月14日に、谷岡と遠峰紗栄子が同じ便に乗っていることを調べた。

 

しかし、座席は8Cと24Aでかなり離れている。機内で話したのは不自然だと冠城は言う。右京は「そうとも言えない」と言う。オーディオやライトの不具合で、離陸後に座席が替わることもあると。

 

青木が特命係の部屋に戻ってきた。「入浴中の溺死で間違いないそうです事件性はなし!」きっぱり断言する。

 

冠城は、小夜子が谷岡について「殺された」と言っていたことが気にかかる。飛行機で会った以外、二人を結びつけるものはないはずだが。

 

青木は資料を読みながら、「色仕掛けで騙されて金を巻き上げられた上で殺されるなんて、言っちゃなんだけど被害者の気がしれませんね」と毒を吐く。右京が不謹慎だと注意。

 

「でも、この程度の女ですよ!こんなのが魔性の女だなんて、どうかしてますよ!」指を挿しながら言う青木。冠城が寄ってきて、「魔性の女が美女に限るなんて、経験値の低い奴の思い込みです」と子どもをなだめるようになでる。

 

「あなたのようにストライクゾーンがだだっ広ければ、僕の経験値も上がるんですけどね!」冠城の手を払いのけながら、青木が言い返す。

 

「色仕掛けで詐欺を働いたとは限りませんけどねぇ」という右京の意見には、「100件近い被害者が中高年の寂れた独身男。色仕掛けに決まってますって!」と青木は言うのだった。

 

「特命係の青木年男~」とやってきたのは捜査一課の伊丹憲一(川原和久)。芹沢慶二(山中崇史)もいる。「その呼び方やめてもらえます?」青木はイライラとして言う。

 

伊丹は、青木が益子に溺死死体の解剖所見を持ってくるなどすることに、「何こそこそ嗅ぎ回ってんだよ!」と詰め寄る。薬傷なし、薬物毒物の異常な所見なし、「事件性ねえだろう!」と。「僕もそう思いますけど!」と青木はあくまで自分ではないと主張。

 

芹沢も、特命係が遠峰小夜子の捜査資料をひっくり返していると言い、「ただの暇つぶしですか?それとも新たな犯罪でも見つけちゃいました?」と聞く。谷岡の死が小夜子に絡んでるのかと、伊丹も聞く。

 

すると右京は、「さあ、彼女に聞いてみましょう」と出かける準備をして退室。冠城も後に続き、「いい子にしてなさい、僕ちゃん」と青木をまたなでる。

 

伊丹は一人残された青木をにらみつつ、憎々しげに「おい、しっかり見張ってろよな!あの二人が厄介事を起こしたら、おまえも連帯責任だぞ~特命係の青木年男!」と言う。「だから、その呼び方やめてくださいってば!」と青木は何度でも言い返す。

 

ブラックパールのネックレスの行方

右京と冠城は、また東京拘置所の面会室で、小夜子に会う。今度の小夜子の指摘は「72ページ」。結婚を匂わせてAさんという56歳の男性から、三千万円を引き出した。真珠養殖詐欺に気づいたAさんから返金を迫られて、飛び込み自殺に見せかけて殺害、という内容。

 

小夜子はこれも名誉毀損だと主張。「私は殺していません」と。冠城は、なぜAさんが亡くなったと思うか聞く。「たぶん自殺だと思います。ひどく落ち込んでいましたから」小夜子は答える。右京が理由を尋ねる。

 

「足立さん…Aさんは」と小夜子は言い直し、「相談するうちに、なんか、私に、特別な感情を抱かれたみたいで」少し気まずそうに言う。

 

右京は、結婚を匂わせて多額の資金を引き出したという記事にも、「いくらかの真実があるように思えますがねぇ」と言う。「まさか」と小夜子は言う。投資話に乗ったのは、自分ではなく、真珠そのものに惹かれたのだと。

 

「ブラックパールがどれだけ魅力的か、熱心にお伝えしましたから」そう言うと小夜子は、少しを身を乗り出して、右京と冠城の顔を覗き込むように見る。「真珠って、他の宝石と違って、生き物から生まれるんですよ」と。

 

小夜子の回想。ターゲットとなる中高年の男性の部屋に訪れている。黒いスーツ姿で、タイトスカートを履き、足を崩している。首元にはブラックパールのネックレス。今とは違い、ロングヘア。

 

「真珠は、とれるんじゃなくて、産まれるんです」男性をじっと見つめて小夜子は言う。少し微笑み、にじり寄るように男性のそばへ。

 

「美しい真珠を育ませるために…」そう言って男性の手を取り、手の平の中央をつーっとなぞりながら、「貝に切れ込みを入れて…」。ぎゅっと手を握らせて「挿核手術って言うんですけど」

 

そして、自分の指を男性の手の中に押し込みながら「そこに核を押し込みます」。ぐるぐると指を回しながら、「過酷な手術に絶えられず、死んでしまう貝もいます」。手をそっと包み込み、顔を近づけて「真珠は命そのもの」。そこまで来ると、男性は心を奪われたようにうなずく。

 

「ほら」小夜子が言うと、男性の手の中には、いつのまにかブラックパールが握られている。小夜子はそれを手に取り、「こんな風に」と微笑んでみせる。

 

今まさに、右京と冠城の前で、同じ笑顔になっていた。しかし、真珠養殖は詐欺。「だからこそ、ブラックパールの商品価値を強く印象づける必要があった、というわけですね」と言う右京に、「ええ、そうです」と小夜子は答える。

 

右京は、小夜子が顧客の心を掴むことに関して素晴らしい才能を持っていると言う。捜査記録や公判記録を読んで驚いたと。詐欺の被害者の中には、小夜子を擁護する人が少なからずいた。小夜子の表情は変わらず。

 

そして、搭乗記録から去年の11月14日に、小夜子と谷岡が同じシンガポール行きの飛行機乗っていた裏が取れたとも話す。冠城は、谷岡とシンガポールに着いてから会話したか尋ねる。小夜子は機内だけと答える。「変だな 君と谷岡さんの席は離れていたはずだけど」冠城は言う。

 

「それより」と小夜子は話を変える。また身を乗り出して、いたずらっぽく微笑みながら。「谷岡先生が買ったブラックパールのネックレス、誰の手に渡ったかわかりました?私、この間から気になってしまって」と言う。

 

「ネックレス本当に買ったの?」と冠城は言う。「じゃあ、奥さんもらってないって言ってるんですね」小夜子は言い当てる。冠城は口ごもる。

 

小夜子は絶対に買っているはずだと言う。自分が勧めたブラックパールのネックレスを。右京がそんなにネックレスの行方が気になるのかと聞くと、「だって、そんな高価なネックレス、よっぽど大切な人にしか贈らないでしょ?」とまたにっこりと笑ってみせる。

 

ひらめき

帰り際、右京は電話を受ける。店の台帳から、谷岡がシンガポールに到着した翌日に、12,270シンガポールドル、日本円でおよそ100万円のブラックパールのネックレスが売れていることがわかったらしい。

 

青木が調べたらしく、「仕事が早い」と冠城が褒めている。カード会社を当たれば、買った人物も特定できる。

 

「俺、わかちゃいました」と冠城が言い出す。「谷岡さんが誰にネックレスを贈ったのか」と。それは同じ研究所の野添だと。研究室にあった写真で、彼女はブラックパールのネックレスをしていた。

 

冠城は、不倫関係だとしたらこれ以上突っつかない方が良いのでは、と一応の提案をする。亡くなった谷岡の名誉のためにも、奥さんのためにも。しかし、右京は止まらない。自分も気になると。ブラックパールの行方が。

 

科学立国ニッポンの現状

東都バイオラボの野添は、今まさにブラックパールをしている。そして、いぶかしげな表情で「何か?」と聞いている。

 

目の前にいるのは冠城。じーっとブラックパールのネックレスをしている。右京が「君、失礼ですよ」と注意。

 

冠城は、誰にもらったものかと尋ねる。野添は自分で買ったと答える。「100万円もするのに?」と言う冠城に、「はあ?これネットで19,800円ですけど。これとセットで」と耳元のイヤリングを指す。

 

イミテーションパールだと言う。貝を丸く加工し、真珠のエッセンスを塗ったものだと右京が説明すると、野添はうなずく。

 

冠城は推理がハズれてガッカリ顔。「本物に見えますよ。つけてる人が良いから」と女性を褒めることは忘れない。

 

野添は、給料が良いわけではないので、本物なんて買えないと言う。右京は実績のある研究所なので待遇も良いかと思ったと驚く。「とんでもない!ほとんどワープアですよ!」と野添は言う。

 

バイオ工学の分野は人材がだぶついており、どこの研究所もポスドクを抱えていると。ポスドクとはポストドクターの略。博士課程を卒業しても教授や講師になれず、就職もできない人物のことだと言う。

 

と、いらだった様子の沢村がカップラーメン持ちながら、詰め寄ってきた。警察がいると何かあったと思われる、うろうろされたら迷惑だと文句を言う。また野添にもあまり余計なことを話すなと釘を刺す。

 

「沢村さんも典型的なポスドクです」と野添はさっそく余計なことを話し出す。沢村が研究所に来たのも35歳過ぎてからで、「こんな薄給じゃ結婚できない~」とぼやいてたと。

 

「名声はあっても経済的には恵まれない」と言う冠城に野添はうなずき、バイオ業界に限ったことではないが、こんな待遇だと研究データの盗用や海外への横流しがあってもおかしくないと話す。

 

「科学立国ニッポンなんて言ってますけど、国際競争でもう負けてますからね」と止まらない。そして「あ」と思い出したように、パソコンに案内する。

 

「今圧倒的に勢いがあるのがシンガポールです」と、その現状を見せるためだった。科学技術の基礎研究に国が多額の予算を注ぎ込んでおり、研究環境が大違いだと、次々に写真を見せる。

 

「あ、今の!」と右京が何かに気づく。一つ前の画面に戻してもらうと、会議中の人々のが映っているような写真。褐色肌の女性が、ブルーのワンピースを着て、そして首元にはブラックパールのネックレスをしていた。

 

違和感

麻子がいる谷岡家にまた右京と冠城がやってきた。バイオラボで研究データの盗用という話題が出たので、谷岡のパソコンがハッキングされていないか、念のため調べさせてほしいと言うのだった。また家に上げてもらう。

 

右京と冠城はパソコンを見ながら、ハッキングの問題はないと説明。ただ、死亡した当日にドライアイスをネットで購入しているしていると、購入履歴を見て言う。しかも10kgも。「えっ」と麻子の表情が曇り、動揺の色も見える。

 

右京は再び風呂場へ。上を見ながら「ああ やっぱり」と言う。「先日浴室を拝見したときに何か違和感があったのを思い出しましてね。ほら、ここ、ほんの少しだけ天井のフタがずれていますねえ」たしかに、フタが少しだけずれている。

 

天井の点検口は、天井裏の配管や配線を保守点検する際に外すだけ。それなのに、なぜずれているのか。「あっ、細かいところが気になってしまうのが僕の悪い癖」と右京は口癖を言う。

 

右京は椅子を使って天井のフタを取り外す。そこには空間がある。「浴室の天井裏は何かを隠すためにはうってつけの空間なんですよぉ。例えば、ネットで購入した10kgのドライアイスと右京は言う。

 

「ご主人の入浴中、もしこのフタがずれて隙間ができていたとしたら、二酸化炭素は空気より重いので、天井裏で気化したドライアイスがその隙間を通って、浴室にたまるでしょう。そして、高濃度の二酸化炭素を吸引すると、意識障害を起こすことがあります」

 

右京の説明に、麻子は「何の話でしょう」と声を震わせて言う。

 

「ご主人は高濃度の二酸化炭素を吸い、バスタブの中で意識を失った結果、溺死したのではないでしょうか。

 

原因はあなたが天井裏に潜ませたドライアイス

 

右京は麻子を見つめて言う。麻子は顔を逸らし、「知りません」と言う。フタは掃除したときうっかり触ったのかもしれないと。

 

すると、冠城が園芸用の手袋を持ってきた。「風呂掃除でこれ使いますかね?」と。ドライアイスは素手で触ると凍傷になるので、手袋が必要。だから、「これ使ったんじゃありません?」と。

 

手袋を使ったところには手袋痕が残る。点検口のフタから採取できるかもしれない、と右京は言う。「何があったか話してください」冠城が言うと、麻子は膝から崩れ落ちる。

 

待ち望む女

東京拘置所にて、小夜子は部屋で一人。横になりながら、楽しそうにきらきら星を鼻歌で歌っている。

 

ブラックパールの真実

取調室にて、伊丹と芹沢。相手は麻子。芹沢が浴室の点検口フタから、手袋痕が出たと説明。伊丹が、「ドライアイスを隠すために、あなたがフタを動かしたんですね?」と聞く。

 

回想。右京に言われた通りだった。購入したドライアイスを天井裏に隠すために、園芸用の手袋を使った。そして、少しだけフタをずらしておく。そのまま夫は風呂に入る。

 

「帰りが遅い日でも必ず湯船に浸かる人でした。あれくらいのことで、本当に意識がなくなるかどうかわからなかった。だから家に戻って、湯船に沈んでる夫を見つけたときは、本当に驚いたんです」

 

麻子の悲鳴は嘘ではなかった。とっさにフタを戻したが、少しだけずれていた。「本当に、本当なんです」と麻子は言う。

 

伊丹はご主人と何があったのかと聞く。芹沢も「長年、連れ添ってきたんでしょ?」と聞く。「ええ、長年。だから許せなかったんです。あの人、私を裏切ってました」と麻子は言う。

 

貧乏学者と結婚し、25年間尽くしてきたのにと。家ではろくに口も聞かない夫だったが、研究一筋だからだと、自分を納得させてきたと。「なのに…」夫のジャケットを畳んだ時、偶然宝石店のレシートを見つけた。

 

12,770シンガポールドルの真珠のネックレス。「そんな高価なもの、私は一度ももらったことがない。よその女のために買ったんです!夫に女がいると知って、何もかもが腑に落ちました」麻子は憎々しげに言う。

 

伊丹は、シンガポールの研究所にいる女性本人に確認したところ、谷岡からネックレスを贈られたことがわかった。右京が見つけた褐色肌にブルーのワンピースの女性だった。

 

写真をつかみ取り、「じゃあ、この人が」と麻子は言う。「ただし、恋愛感情ではありません」と伊丹は言う。谷岡はこの研究所の転職話を進めていた。職場には内緒で。

 

芹沢も説明する。この女性は採用担当の役員で、若いが人事のエキスパートで、かなりの権限を持っていたと。伊丹も続ける。世界中から転職希望者殺到するため、採用のハードルが高い。一計を案じた谷岡が、彼女にプレゼントを贈った。つまりは賄賂

 

「いい線まで行ってたみたいですよ。生きてればたぶん転職できてた」と芹沢は言う。「嘘です!私そんな話一度も聞いてません!」麻子は声を荒げる。

 

「正式に決まるまでは話せなかったんじゃないですか。期待させてがっかりさせるといけないから」芹沢が谷岡の気持ちを代弁する。「そんな…」麻子は言葉を失う。

 

「奥さん、どうしてちゃんと問いただしてみなかったんです?ちゃんと話していれば、こんな誤解でご主人を殺すこともなかったのに」と伊丹は言う。麻子はうなだれるしかなかった。

 

毒婦の真意

たらたらと歩く小夜子。いつものショートカットの髪だが、広いネックラインのトップスにゆるいパンツと、今までとは服のテイストが違う。

 

待っていたのは右京と冠城。いつもと別の形での面会だった。小夜子が着くと、「あなたは僕たちを使って、谷岡さんの死の真相を暴こうとしたんですね」と右京が言う。小夜子は答えない。

 

冠城は理由を問う。小夜子と谷岡は結局何も関係がなかった。「ありましたよ。同じ飛行機に乗り合わせて、楽しくおしゃべりしたご縁が」小夜子はさも当たり前だというように言う。冠城が「どうかな」と言う。二人が乗った飛行機は満席で、離陸後に席を替わることはできなかったはずだから。

 

「あなたは 飛行機の中で乗り込んでくる谷岡さんを見つけ、翌日に高価なブラックパールのネックレスを買う谷岡さんを見た。ただ、それだけの関わりだったのではありませんか?」

 

と、右京は言う。「一年後に、拘置所で雑誌の記事を読んで、谷岡さんが浴室で亡くなってること知った」と冠城が続ける。「あなたは思い出した。谷岡さんが一年前に同じ飛行機に乗っていたことを」右京が言う。

 

「まさか。一度見かけただけの人の顔、覚えていられると思いますぅ?」席を立ち、二人に背を向けるように歩きながら、小夜子が呆れたように言う。

 

「僕たちには無理です。しかし、あなたにはできた。あなたは一度会った人の顔は全て覚えてしまう 並外れた相貌認識能力の持ち主なのでしょう」と右京は述べた。二人で小夜子を追いかけるように、歩く。

 

そして、詐欺の被害者には共通する特徴があるとも右京は言う。「知り合ってすぐに話が合った」「自分のことをわかってくれた」「趣味が同じで驚いた」と。

 

「あなたは最初から話を合わせることができた。なぜなら、あなたにとって彼らは初対面ではなかったから。人間の好みがわかるさまざまな場所で、顔に見覚えのある人物を狙って、あなたは声をかけていた」

 

例えば博物館で、例えばパスタ屋で、例えばゴルフ場で…。

 

「彼らはあなたが自分の好みを察してくれることに驚き、心を開き、運命の相手だとさえ思ったのでしょう」と右京。「自分をわかってくれる女性に男は弱いからね。一人者なら、そういう女性との結婚を考える」と冠城。

 

さらに右京は、「もう一つ」と、小夜子の捜査記録読み返していて、興味深いことに気づいたと話す。真珠養殖詐欺の被害に遭った者の中に、浴室で亡くなった人がいると。谷岡と同じ50代の男性で、死因は溺死。

 

「ありましたねそんなこと」小夜子はまた呆れたように言いながら、席に戻る。右京は言う。谷岡の死亡記事を見て、小夜子はぴんときた。これは自然な死ではない 仕組まれた死だと。

 

「なぜなら、あなた自身が谷岡夫人と同じやり方で、この男性を溺死させたからです」右京の発言に、「溺死させた?あたしが?証拠あります?」と小夜子は聞く。

 

「いいえ、もはやそれを立証する術はありませんが」言いながら、右京と冠城も席に戻る。「殺してませんよ、あたし」余裕の表情で小夜子は言う。全く動揺もしていない。

 

「でも、刑事さんのご推察の通り、あの谷岡って人が死んだ雉見て、ぴーんときた。これ奥さんが仕組んだんじゃないのって。だって、あの効果なブラックパールは雑誌で見た奥さんとはおよそ不釣り合いだったから」

 

と小夜子は明かす。若い恋人への高価なプレゼント。それに気づいた妻が嫉妬に駆られて殺意を抱いた。右京の説明に、「そう考えれば筋が通るでしょ」と小夜子は言う。

 

冠城が、赤の他人の死の真相を暴こうとした理由を尋ねる。「あたしの推理が正しいかどうか、誰かにたしかめてほしかったんです。あたしはほら、拘束されてる身ですから」小夜子は答える。

 

「だったら、回りくどいことせず、君の推理を率直に話してくれレば世かったんじゃないの?」と言う冠城に、小夜子はまた呆れたように笑い出し、険しい表情になったかと思うと、立ち上がってテーブルを叩く。

 

「なんで正解教えて上げなきゃ行けないの?大っ嫌いな警察に!」

 

と怒鳴った。表情を変え、今度は微笑みながら、甘えたような声で言う。「あたし試したかったんですよ。拘置所の中にいても人を思い通りに動かせるかどうか」不敵に微笑む小夜子を、右京と冠城はじっと見る。

 

「言っておきますが、いつもあなたの思惑通りに事が進むとは限りませんよ」

 

右京の言葉に、「くふっ」と小夜子はいたずらっぽく笑い。そして、元いた場所に帰っていく。帰り際、くるりと振り向いて、二人に向かってぺこりと頭を下げ、戻っていった。

 

面会

東京拘置所。小夜子の面会。小夜子は体のラインがわかる、Vネックの服を着ていた。やってきたのは連城。「こんにちは」連城は言う。「こんにちは」小夜子もにっこりと微笑んで、挨拶を返す。

 

モンスター

あのテラスのカフェに、右京と冠城。そこに連城がやってきて、小夜子から今朝連絡が来て、和解に応じて訴訟を取り下げるとのこと。

 

「杉下さんにお願いして正解でした」と言う連城に、「あなたは気づいていたのではありませんか?彼女の並外れた能力に」と右京が聞く。

 

「能力…まあ、モンスターにはモンスターをと考えましたがね」

 

連城の返事を聞きながら、右京は紅茶を一口飲む。

 

ブラックパールの女

右京と冠城は帰りながら、小夜子の話をする。そもそも訴訟がでっち上げだった。そんな茶番をしてまで、無関係な人の死を暴こうとしていることに、「どうかしてる」と冠城は言う。「ええ、どうかしてます」と右京も。

 

「彼女の狙いは 傷つけ破壊することだったのかもしれませんねぇ。学者と献身的な妻の夫婦愛という美しい虚構の物語を」そんな風に推察する右京に、「だとしたら、冷酷な女だ」と冠城は言う。

 

「狡猾で、したたかで」と冠城。「そして謎めている。ブラックパールのように」と右京が続ける。

 

その頃、小夜子は小道具に使った紙をビリビリに破いている。右京と冠城の表情を思い出し、「あの二人、使える」と本当にうれしそうに声を上げて笑う。

 

「君、気をつけた方がいいですよ」と、右京は言う。「彼女にはうかつに近づかないように」と忠告。「いや、俺は別に」否定する冠城に、「彼女は危険です」と右京は念を押す。

 

「何言ってんですか!俺はもう会うことはありませんよ」と言う冠城に、「そうだといいのですがねえ」と右京の心配が解消されることはなかった。

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と言う話でした。ブラックパールの女怖いよ~。そもそも、何のために詐欺なんかしていたのでしょう、彼女は。いろいろ考えると、また出てきそう。怖いな…。詳しい感想は別記事で書きます!

 

 

 aoikara

 

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