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相棒16 元日SP 第10話「サクラ」感想 正義とか悪とかその狭間

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今年は書くスピードを上げたいaoikaraです。この記事を書くのにどれだけ時間がかかったか…ドラマ記事はもっとスピーディーに仕上げねば!

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒16 元日SP 第10話「サクラ」感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼相棒16 第9話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

第10話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:健太郎 篠井英介 梶原善 鶴見辰吾
  • 脚本:太田愛
  • 監督:内片輝

 

第10話「サクラ」あらすじ

クリスマスイベントの会場で発砲事件が発生。しかし、奇妙なことに加害者のみならず被害者も行方をくらましてしまう。

 

残された銃弾から、制服警察官に支給されている拳銃、通称“サクラ”が使われたと判明した直後、交番で制服警察官が自殺し、銃が持ち去られているのが発見された。

 

広報課長の社美彌子(仲間由紀恵)は、混乱を避けるため発表を控えようとするが、『QTES689』というハンドルネームを持つ何者かが、緊急災害速報メールの発信元をハッキングしてサクラ盗難の証拠映像を拡散してしまう。

 

独自の捜査を始めた特命係の杉下右京(水谷豊)は、自殺した警察官が元所轄刑事で、3か月前に事故と処理された内閣人事局長の死を、一人で捜査していたという情報を掴む。どうやら、局長の死と今回の発砲事件に何らかの繋がりがありそうだが…

 

一方、発砲事件で撃たれた後、姿をくらました被害者を捜索中の冠城亘(反町隆史)は、不意に当人から接触を受ける。安田(梶原善)と名乗った男は、“ある話”を亘に持ち掛けてきて…。

 

そんな中、特命係は思わぬ情報源から、半年前に謎の失踪を遂げた上条喬樹(健太郎)をはじめとする3人の男子高校生が、一連の事件と関係している可能性に気づく。ところが、捜査本部は全く違う思惑に支配されていた。

 

内閣情報調査室の審議官・有馬武人(鶴見辰吾)が、副総監の衣笠藤治(大杉漣)を通じて、不穏な強硬手段を指示したのだ。

 

一方、死亡した局長と懇意にしていた官房副長官の折口洋介(篠井英介)の周辺でも、一連の事件に繋がると見られる不吉な思惑がうごめいていた。

 

停職の危険を冒しながらも捜査を続ける右京と亘。銃撃犯とサイバーテロの実行犯は同一人物なのか。権力者、警察、失踪した高校生、そして特命係……。それぞれの思惑が交錯し、事態は国家を揺るがす驚愕の結末へと向かうー。

 

参考元:第10話「サクラ」2018年1月1日(月)よる9:00~11:15放送|ストーリー|相棒 season16|テレビ朝日

 

GOODポイント

  • 幸子さんがとってもかわいいお弁当を作っていて、まさか特命係の二人のためだとは思いませんでした。 ほほえましい。でも冠城君は図々しいですw
  • 社さんのとこのマリアちゃん、めっちゃ大きくなってる!当たり前なんですけど。
  • 冠城君が安田と待ち合わせていた場所、昔相棒に出てきた場所ですよね。「名曲喫茶ライオン」っていう場所。Season2 第7話「消えた死体」で右京さんとクラシック好きのヤクザが知り合う場所なんです。いやー懐かしくてうれしい!
  • 右京「彼(冠城)は根が失礼なもので」全然フォローになっていませんねw
  • 特命係に恩を売られて調べて、注意しても聞き入れず、イライララムネな大河内さんw
  • 停職処分になった特命係の二人、まさかの鑑識に避難していて笑いましたw近すぎるwだから緊急避難セットを段ボールに入れていたのね!w
  • 内閣情報官のトップ官僚役で石原良純さんが出ていて笑いましたw一族で政治家じゃないの良純さんなのに、官僚やってるよって思って面白かったですwセリフ全然なかったなぁ。テレ朝の朝番組つながりかしら?
  • 有馬さんの人間性は否定したいけれども、特命係を的確に否定するワードチョイスには感服いたします。ネタバレ記事でたっぷりと書きましたw
  • 甲斐さんがすっかり味方だなぁ。いや、衣笠さんと対抗したいがために特命係を利用しているってのもわかるんですけどね。カイト君がいたときに比べると、ずいぶん協力的になってくれていますよね。
  • 喬樹君が有馬を追い詰めて、右京さんがそれを止めようとするまでの時間。効果音だけで続いていくスローモーションの画はすごく緊迫感があって良かったです。ドキドキしたなぁ。
  • 結局、山脇さんの秘密を明かさないところにも脚本の優しさを感じました。そうよね。その秘密に関しては気にならない。右京さんの言う通り、命を呈して守った秘密はドラマ上とは言え守られるべき。

 

気になったポイント

  • 水商売風のお隣のお姉さん、草刈麻有さんでしたね。草刈正雄さんの娘さん。昔、Seventeenに出ていて清楚系だったのでびっくりしました。めっちゃオトナになってる~。
  • 遺書が回収されるって想定内な気がする。ネットでばらまこうよ~確実じゃ~ん。 
  • 電話したら居場所がわかるのは当たり前な気がするのに、ハッカーの高校生たちがやっちゃうかなぁ。もう限界で両親の声が聞きたかったってことなのかしら。
  • 動画をアップした「QTES689」が実は居場所を知らせる暗号だった、というのは視聴者としては「なるほど」と思いました。でも、高校生たちを血眼になって探している、内閣情報調査室の人間が、QTES=たかいとに気づかないわけがないと思うんですよね。暗号としてはちょっと簡単すぎるのかなと感じました。

 

感想

久しぶりに安心して初夢を見られる作品

久しぶりにほっとする、ハッピーエンドな相棒のお正月SPだったと思います。2年前のSeason14「英雄~罪深き者たち」は主要キャストである本田篤人は死ぬし、片山雛子先生は議員辞職していなくなっちゃうし、人はたくさん死ぬし、後味は良くない話だったんですよね。あの話は嫌いじゃないんですけど。

 

Season15「帰還」は八嶋智人さんが「ぷひゃおおお!!!」になってて、暴力的で人が死にまくるし、右京さんの言葉が響かないサイコキラーだし。見た当時は嫌な話だな~って気分で、今はキャラ話として面白いと思って見られるんですけど。

 

▼その話はこちら

www.aoikara-writer.com

 

ここ最近は人が死にまくって、なんとなく後味が悪い話が多かったんですよね。主観ですけれど。

 

今回は久しぶりに太田愛さんが脚本ということもあって、ドキドキハラハラさせながらも、優しく包容力のある話を描いてくださっていました。正義は正義、悪は悪、とはっきり敵味方がわかりやすく、敵は追い詰められるというストーリーも良いのかもしれません。

 

見終わった後にほっとするような。久しぶりに相棒が終わって、穏やかな気持ちで眠りにつけるような話だったと思います。

 

やっぱり太田愛さんの右京さんは優しい

今シーズンの第3話「銀婚式」も脚本で書かれていた太田愛さん。劇場版Ⅳも脚本でした。太田さんの全ての話に共通するのか、右京さんに優しさを感じるところなんですよね。

 

変人、人と違う、正義に人一倍厳しいとさまざまな特徴がある右京さんなんですが、脚本家によってちょっと個性が変わります。正義が暴走したり、変人っぷりが引き立ったり。太田さんが描く右京さんは、厳しさと強さの中にも優しさを感じるんですよね。

 

今回も喬樹君に正義というのを説くんです。他の脚本家さんだったら、それで終わりか、高校生達を脅していた有馬に激高するんですよ。だけど、右京さんは誰よりも苦しんでいた人を見つめて、説こうとする。そして、

 

「そして、君はそうなれる。僕は信じています」

 

と言う。右京さんの表情が感極まっているようにも見えました。なんとなくカイト君に言いたかった言葉なのかな、なんてのも思ったり。

 

復讐心に燃えている人間の心をほぐして、それでいて寄り添ってくれる。そういう優しい言葉をかけられる右京さんは、太田愛さんならではだなぁと思って、すごく良かったです。

 

ダークサイドにいながらも正義がある

太田愛さんの描く人物というのは、徹底的な悪は恨みやすい存在としているんですよ。でも、犯罪に手を染めてしまったけれど、そこに正義があって苦しんでもがいている姿というのも描くのが本当にうまい。

 

今回で言うと喬樹君、智弘君、航太君がそうですよね。特にメインだった喬樹君はすごく良かった。高校生らしいまっすぐさがあって、仕事としてこなす冷静さもあって。でも、仲間を守るためならどんなこともできる強さがあって。

 

希望を抱いて絶望するのは高校生らしくて。激高しても右京さんに信じてもらって、そこから生まれ変わろうとする姿もまた真実で。すごく魅力的なキャラクターでした。こういう悪だけではない正義だけではない、その狭間にいる人たちを魅力的にするのが本当にうまいなぁと。演じている健太郎さんも素晴らしかったと思います。

 

ギリギリまでわからない展開も面白い

見ていても、途中で全然真実がわからないんですよね。たくさんヒントをくれているのに。2回目だと、「あっ、ここも伏線だったんだ」というのに何度も気づくんですよ。そういう物語を広げてしっかりと全てを拾うという作りも素晴らしいなと思いました。

 

オールキャストも楽しい

お正月SPってたくさんの人が出てくるんですよね。最近は通常の放送でもたくさんの豪華キャストが出てるんですけど、そのみんなが今回のことに関わってくるのがお正月らしいなと思いました。

 

捜査一課が協力的になってくれますし、特命係も捜査一課を信頼している。米沢さんがいなくなったあとの鑑識でも益子さんが非協力的ながらも力は貸してくれる。いつもは憎たらしいだけの青木君もミスをやらかして、憎たらしさが半減していました。

 

久しぶりに甲斐さんも出て、すっかり特命係の上司ということで味方っぽいですよね。というのも、敵方の衣笠副総監にイラついているから。特命係を排除しながらも、自分の身が危なくなりそうだとわかると手の平を返すという身の振り方も、衣笠さんらしいというか。

 

社さんもいなくなってしまうのではと心配しましたが、どうやら継続のようですね。幸子さんもしっかり協力してくれてほほえましかったです。角田課長は暇そうで、部下を警護に出してくれるくらい。窓際をのぞく2人が出てきたときはうれしかったです。

 

高校生3人は初々しくも仲間意識が強くて、子供だけど子供ではない姿をよく演じていたと思います。有馬の鶴見辰吾さんはお久しぶりの出演。以前は頭の良くない良い奴ではないけど悪い奴ではない人でしたが、今回は頭の良い嫌な奴でしたw篠井英介さんも久しぶりご登場。立場こそ違いますが、中身は似ている人だなと感じました。

 

終わった後まで大興奮!

ハッピーエンドで終わって良かったなぁ…なんて思っていたら、

 

相棒300回記念スペシャル

 

って出てきて「えっ」てなりました。津川雅彦さん、木村佳乃さん、高橋惠子さんが再登場ですって!何それ!最高すぎませんか!うわあああああ、私大興奮!!!

 

もう出ないと思っていた雛ちゃんの再登場はうれしすぎます!津川さんこと瀬戸内米蔵も久しぶりだなぁ。高橋惠子さんの尼さんもめちゃくちゃ久しぶりだし!いや、もうもうもう!興奮するしかない!

 

しかし、誰が脚本なのかまだ明らかにされていないんですよね。記念作品だし輿水さんかしら。高橋惠子さんが出演されていたSeason3 最終回「異形の寺」は輿水さんの脚本ですし…。

 

今シーズンの第1話・第2話がゆったりしていて間延びしていた印象を受けたので、重厚感がありながらも早い展開でドキドキさせる話になっていてほしいなと思います。それにしてもこのキャストはうれしすぎます!

 

次回:帰ってきた第三の男

ロンドンで研修中だった陣川公平が日本に帰国。成長した姿を見せるが、本質的には変化していなかった。ロンドンで知り合った女性について、特命係の二人に相談したいという。彼女は不可解なメールを残して自殺した女性のことが気になっていた。古くからの知り合いで、その事件の影には真っ白なスーツ姿の男もちらつき…

ゲスト:原田龍二 真野恵里菜
脚本:真野勝成
監督:内片輝

 

次回予告も興奮しましたね~。陣川君、日本と相棒におかえり!予告でエクスキューズミーとかさっそく調子に乗っていてうれしいですwただ、また衝撃の事件に遭遇って書いてあって、鬱展開はやめて~ってなりました。真野さんだしありえるなぁ。

 

演じている原田龍二さんは一昨年のガキ使でアキラ100%で有名になり、昨年末では変態仮面を全力で行うという謎の経歴がプラスされましたね。有名になってくれてうれしいんですけどw

 

その流れで相棒に復帰というのが面白すぎますw久しぶりの陣川回、女性との悲しい別れがありましたが、やっぱり陣川節全開でいてほしいです。良い意味で何も変わってなさそうでうれしいなぁ。というわけで、次回もかなり楽しみにしております!

 

 

 

 

 

aoikara

 

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