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相棒16 第16話「さっちゃん」ネタバレ ついてない女の本領発揮

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ついてるかついてないかでいうと、ついてるんじゃないかと思うaoikaraです。中卒でもお仕事させていただけてるし、運以外に理由がないなー。人生まだ長いので運を使い果たしたくないです。

 

というわけで今回はそんなついてない女の話…

 

相棒16 第16話「さっちゃん」ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
 

▼感想記事はこちら

 

▼相棒16 第15話「事故物件」記事はこちら

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第16話 ゲスト・スタッフ

  • ゲスト:池田成志
  • 脚本:真野勝成
  • 監督:橋本一

 

第16話「さっちゃん」あらすじ・ネタバレ

彼女を走らせたもの

夜、「ラブリーファイナンス」と書かれているビルの窓ガラスが中から棒のようなもので割られる。警察官が一人駆けつけると、そこには四人の男が倒れていた。警察はすぐさま救急車を呼ぶ。

 

右京のナレーション。この人はどう生きていくのだろう。誰にでも気に懸けている人がいる。僕にとっては、彼女がその一人。月本幸子(鈴木杏樹)はなぜその夜ポテトサラダを作ったのか。

 

幸子は花の里で、洋服を着てポテトサラダを作っている。スマホで烏丸晃司という名前を見て、電話をかけようか迷っている。すると、誰かから電話が入る。用件を聞いた幸子は、すぐさま店を後にして走り出す。

 

彼女は誰のために走っているのかー。

 

出会い

花の里では、いつものように特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)がやってくる。幸子は優しい笑みを浮かべて、丁寧に接客。いつでも明るく振る舞う。そんな彼女は、一人になったときどんな顔をしているのか。

 

昼間、幸子は洋服姿で休憩。コーヒーを飲むと、近くで工事現場で働いている格好の男性も同じタイミングでコーヒーを飲んでいる。それが烏丸晃司(池田成志)との出会いだった。

 

その後、二人は偶然再会する。じゃがいもが入っている幸子の買い物袋を見て、烏丸は「カレーでも作るの?」と声をかける。幸子は「ポテトサラダです」と説明して、店をやっていることも話す。すると烏丸は「食べに行ってみても良いかな?」と言う。

 

実際に烏丸はやってきて、幸子のポテトサラダを食べて「うまい!」と喜ぶ。「毎日でも食べたい」と。

 

それを冷たい目で見ているのが冠城。美人の幸子に親しげに話す烏丸が嫌なのか、「ポテトサラダはめったに出ません」と語調を強くして言っている。

 

烏丸は幸子の名前を聞く。「月本幸子」と答えられると、「じゃあ、さっちゃんか」と明るく言う。「字は?」という烏丸に、「幸せな子と書いて幸子です」と言い慣れたように幸子は言う。「俺は烏丸晃司」互いに自己紹介し、なにやら良い雰囲気。

 

右京はそんな二人をにこやかに見ている。一方で冠城は妙にイライラしている。

 

監視する男

特命係の部屋に戻り、冠城は烏丸が花の里に通い詰めなことに対していらだっている様子。冠城は今夜も花の里に行くつもりらしい。右京は呆れた顔で見ている。

 

その日の花の里は右京と冠城だけ。烏丸が来すぎだという冠城に、「お二人もほぼ毎日来られるじゃないですか」と幸子は言う。「お、俺たちは良いでしょ!」冠城は少し寂しそうに返す。

 

冠城は烏丸が幸子に気があるのだと言う。幸子は「私なんかを好きにならないです」と言うが、「女将さん、美人だし」と冠城は謙遜を否定。右京は冠城のことをヤキモチだと言うが、冠城は「心配してるんです。どんな男がわからないから」と返す。

 

近づく男の正体は

そして、調べてみたところ、組織犯罪対策課の課長・角田六郎(山西惇)が詳しかった。烏丸は暴力団の元構成員だったらしい。といっても20年前に足を洗っている。そこからボクシングをやって、プロにまでなった。日本フェザー級では日本2位。

 

負けなしで引退した。しかし、日本チャンピオンに挑戦する直前で引退している。その理由はわからない。

 

安心

花の里にて、右京と一緒にやってきた冠城から烏丸の素性を聞いた幸子。「人生いろいろですね」とつぶやく。

 

そして、明日と明後日休むと右京に伝えている。右京は自分に断る必要はないと言うが、幸子は「だってちゃんと休めっておっしゃるから」と理由を説明。

 

冠城はデートに誘っているが「おうちでぼんやりしたい」と断られる。冠城は「口説くことは功徳を積むこと」なんて言って、右京と幸子を笑わせている。

 

 言いたかったこと

そして、その日も烏丸はやってきた。ポテトサラダを注文するが、幸子は用意していなかった。「最後に食べたかったな」と烏丸は言う。工事が今日で終わりだとのこと。「お得意様が減っちゃうわ」幸子はあくまで女将として返事をする。

 

「これからも会えばいい」と言い出したのは冠城。「いや…」烏丸は困っている。「そう言いたくてきたんじゃないんですか?」ぐいぐいと言う冠城に、「何をおっしゃってるんですか!」と幸子がたしなめる。

 

「いや、あの、この人の言ったとおりなんだ。今日は伝えに来た。

 

会えないかな、これからも

 

幸子は戸惑ったような顔をして、すぐに返事はできず…

 

大人のデート

翌日、上野の西郷隆盛像で烏丸が誰かを待っている。そこに幸子がやってきた。二人でお茶を飲みながら、互いのことを話している。幸子は6年前から花の里をやっていると伝える。右京の別れた妻の店を引き継いだと。

 

烏丸は「あの、その…ちょっと変なこと聞くけど、杉下さんとはそういう…?」探るように聞く。幸子は思わず笑ってしまい「ないです、ないです」と否定する。

 

「じゃあ、今は一人?」と聞く烏丸に、「ええ」と答える幸子。「そう。あ、俺も」烏丸もうれしそうに返事する。

 

そして二人で紅葉の綺麗な道を歩く。すると、シャドーボクシングをしながら走っている男性とすれ違う。烏丸は「懐かしいな」と言う。幸子が「ああいうのできるんですか?」と聞くと、烏丸はシャドーボクシングをしてみせる。鋭い動きだ。本人は「さび付いてるけどね」と言うが。

 

幸子は「私もやってみようかな」と、鈍い動きでシュッシュッとシャドーパンチをしている。すると烏丸がやり方を詳しく教えて、二人で楽しくシャドーボクシングをするのだった。

 

会いたい

日も暮れて帰り際。「じゃあ」と別れるが、「さっちゃん」と烏丸が呼び止める。「明日も休みなら、明日も会おうって言ったらどうする?」幸子は笑顔を見せるが「んー…」と返事は迷っている。

 

「今日は楽しかった。明日もきっと楽しいに決まってる」そう言ってくれる烏丸に、さちこは笑顔でうなずく。

 

突然の悲劇

そんな中、突然怒鳴り声が聞こえる。チンピラ二人が金を脅し取ろうと、一人の男性に暴力を振るっていたのだ。幸子はずんずんとチンピラに向かって行き、やめるように言う。

 

「なんだババア?」とチンピラがやってくる。幸子の後をついてきた烏丸にもガンを飛ばしている。「この人、本気になったら強いんだから!」と幸子は烏丸のことを言う。するとチンピラの一人が幸子の頭をはたいた。

 

それを見ていた烏丸は、幼い頃の記憶を思い出す。大人の男性に殴られていた記憶を。そこで何かがキレてしまった烏丸は、チンピラを殴り飛ばす。目は血走っていて、止まらない。

 

幸子が「もうやめて!」と言っても、聞かない。結局、チンピラが倒れ込むまで烏丸は殴っていた。幸子は呆然。

 

男と女

烏丸は幸子と一緒に警察に来ていた。右京と冠城も駆けつけて。烏丸の拳には、殴ったケガや血の跡があった。

 

被害者側は告訴しないとのこと。ひどいケガを負ったが、自分たちが悪いので反省していると。「申し訳ありません」烏丸は頭を下げる。「また出るなんて…」その言葉を聞いた右京は「以前にもこのようなことが?」と尋ねる。烏丸は発作のようなもので、自分を止められなくなるときがあると話す。

 

「さっちゃん」烏丸は話しかけ、自分で説明を始めた。「俺、前科があるんだ。ヤクザもんだったんだよね」そう言う烏丸に、右京は「ボクサー時代のあなたはスタイリッシュなテクニシャンだったと聞きました」と後付けする。

 

「足を洗って、日本タイトルにも手がかかったんだけど…。試合前のスパーリングで、目尻を切った瞬間にキレて、相手をぼこぼこにしちまった。ボクシングじゃない、ケンカでね」だから、タイトルマッチの前に引退したのだった。「自分にはボクシングをやる資格がないと」と烏丸は続けた。

 

「ついてないなー」と幸子は言う。「杉下さん、私はやっぱりついてない女です」と。「だってそうじゃありませんか。出所して清く正しく生きてきたのに、初めて二人きりでお茶した男性がこんな男だなんて!」珍しく感情的になっている。

 

「さっちゃん…」烏丸が呼ぶと「気安く呼ばないで!」と大きな声できっぱりと言う。「私、金融ヤクザの情婦だったんですよ。拳銃で撃ち殺して、海外に逃亡しようとした。そこを、杉下さんに捕まったんです」自分のことを語る。

 

「本当ですか?」という烏丸に、右京は「殺人は未遂でした。動機はご主人を殺害されたことによる復讐です」と説明。冠城も「情状酌量もついたんですよね?」とフォローし、さらに右京は「彼女はちゃんと罪を償っています。そして、僕の頼みで花の里の女将になってもらったんです」ときちんと説明。

 

「それなら…」と口を開いた烏丸に「仕方ない?」と幸子が強く言う。「夫を殺した男の情婦だったんですよ?会計士の主人が筋の悪い人たちの仕事をしているのは知っていました。でも、急に死んで。借金もあって。途方に暮れて」

 

「それで金融会社の社長に漬け込まれた」と冠城が続ける。「男から見ればね?私からすれば、漬け込ませてあげたの。生きていくために、お金のために。好きでもない男に、何度も何度も抱かれて…」そうつらつらと語る幸子に

 

「ノー・マス!」と言い放ち、烏丸は帰っていった。ノー・マスとは、「もうたくさんだ」という意味で、パナマのボクサーであるロベルト・デュランがコーナーから立ち上がれず試合を放棄したときに放った言葉として有名。

 

 残った幸子には右京が「これで良かったのですか?」と声をかける。一方、烏丸は冠城が追いかけて、「諦めちゃうんですか?」と尋ねている。

 

覚悟

それから幸子は花の里に戻り、ポテトサラダを作っていた。その矢先、烏丸が巻き込まれる事件が起きた。ラブリーファイナンスというビルで倒れていた一人に烏丸がいたのだった。警察から連絡を受けた幸子は病院に向かって走る。

 

病院には捜査一課の伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)がいた。烏丸は集中治療室にいるとのこと。殺人事件の現場で倒れていたらしい。つながった連絡先は幸子だけだった。

 

烏丸との関係を聞かれた幸子は「花の里のお客様」とだけ答える。今日の夕方にも傷害事件を起こしたことを、伊丹や芹沢は気にしている。恋仲かと聞かれて、「今後会うつもりはなかったですし、そういう風に伝えたつもり」と答える幸子。

 

降られたから自暴自棄になったのかと、伊丹と芹沢は疑っている。

 

感情的に

店を開けていない花の里には、右京と冠城が来ていた。幸子の心配をしていたのだった。幸子は「私、大丈夫ですから」と気を張って言う。右京がポテトサラダを作っていることを指摘するも、「明日は店を開けます。杉下さんに任されてる大事なお店ですから!」と感情的になって言ってしまう。

 

すぐに「変な意味じゃなくて…」と訂正するも、「ごめんなさい…ごめんなさい」と感情的になって謝ることしかできない幸子だった。

 

ポテトサラダの意味

その帰り、冠城は幸子がポテトサラダを作っていたことから、烏丸を受け入れようと思ったのではないかと言う。しかし、事件が起きてしまった。右京は、「ついてない女と関わったから」と自責していないか気になっている。

 

ただ、右京と冠城ができることは真相を突き止めることだけ。

 

意識のない男

右京と冠城は烏丸が入院している病院へ。アーミーナイフで背中から刺されて意識不明。さらに、右大腿部に打撲、蹴られた跡と思われる。さらに昨日から拳の状態に変化がない。ケガの跡も増えていない。

 

さらに現場で亡くなっていたラブリーファイナンスの社員・赤城亮(谷口一)の遺体も観察。顔を見る限り殴られた跡はない。赤木は薬物を使用していて内臓がボロボロだったらしく、死因はボディを殴られたことによるショック死とのこと。

 

怪しい男たち

右京と冠城は、現場にいたラブリーファイナンスの社員二人からも話を聞く。代表の葛西武(小手伸也)は大柄な体格。社員の八尋恵一(新井和之)は細身。烏丸のことは知らず、急に事務所に現れたと言う。

 

二人とも烏丸に襲われたと言い痛がっている。ボクサーに襲われたのだから必死に闘ったと。

 

ただ、片腕の発達を見抜かれた葛西は剣道経験者、手にタコがある八尋は空手有段者だと右京が見抜く。窓を割ったのは木刀を振り回した葛西のせいだった。

 

状況を再現

右京と冠城は事件があったとされるラブリーファイナンスの社内を訪れる。警察官が訪れたときには全員が倒れていた。赤城は死亡、烏丸は刺されて重体。

 

しかし、烏丸以外の三人に外傷はない。そのため右京は、烏丸が拳を握らず掌底による打撃したと考える。ナイフを握っていたのは赤城なので、刺されて振り向きざまに冷静に骨を折らない場所に掌底を打ち込んだが、それが死因になったのではないかと。

 

烏丸は冷静だった。もしキレていたらもっとひどい状況だった。しかし、なぜ烏丸は闘ったのか。その理由とは。

 

右京は割れた窓ガラスの跡をみて、ガラス破片以外のものを見つける。また、冠城は女性物のモカシンブーツと靴下が残されていることが気になる。

 

シンデレラは誰

靴のことが気になってラブリーファイナンスの葛西と八尋に尋ねると、社員だという上山未来(松原夏海)という女性社員が連れてきた。靴の写真を見て、自分のものだと答える。事件当時はすでに退社していなかったとのこと。

 

そこで冠城は同じメーカーの同じサイズの靴を持ってきた。上山に履かせてみると、足が全く入らない。「シンデレラは君じゃないね」と冠城は言う。

 

ラブリーファイナンスの裏事情

右京と冠城は特命係の部屋に帰り、事件を整理。角田課長によると、ラブリーファイナンスは暴力団関係の武闘派だった葛西、八尋、赤城が足を洗って始めた商売とのこと。暴力団が関わっている様子はなく、事業としては健全な経営だと角田は言う。

 

また、剣道経験者の葛西、空手有段者の八尋だけでなく、赤城は自衛官だった。全員が戦力となる。

 

顧客に烏丸はいなかった。顧客は女性ばかり。

 

ちなみに、殺された赤城は暴力団の城代金融に出入りをしていたらしい、と角田から聞く。

 

例の物

花の里には幸子と、元城代金融構成員の田村秀明(児玉貴志)がいた。田村によると、城代金融に出入りしていた3人で作ったのがラブリーファイナンスという会社だとのこと。「女を食い物にして稼いでる」と田村は言う。

 

幸子は表情を変えず、「頼んだものは?」と聞く。紙に包まれた拳銃を手渡す田村。「レアものです」と言葉も添えて。

 

「ありがとう」幸子は受け取る。「俺、手伝いますよ!俺、姐さんのことずっと…」と田村は過去からの思いを伝えようとするが「私は一人で生きて、一人で死ぬの」と幸子に目を合わせず言われてしまう。「田村は幸せになってね」とも。

 

シンデレラを追って

右京と冠城は再度ラブリーファイナンスの事務所を訪ねる。靴と靴下を置いていったであろう女性は裸足で立ち去ったことになる。薬品を吹きかけて、足跡を追う。それを見た右京は外股の歩き方でバレエダンサーに多いと推察。

 

ラブリーファイナンスの顧客リストからバレエ経験者をピックアップすると、渡辺真子(田原可南子)という女性だけ。真子のマンションを訪ねに来たが、葛西に車でどこかに連れて行かれるのを目撃。二人はすぐさま追いかける。

 

尾行

八尋と上山はとあるスタジオを訪れる。「女の子はキレイなところの方が好きでしょ」と上山は言っている。そんな二人を幸子が追っていた。

 

ついてない女の本領発揮

真子はリクルートスーツを着て、そのスタジオにいた。八尋や上山の他、葛西も来ている。ビデオを回してなにやら撮影しようとしている。そこに、

 

発砲音

 

拳銃を持った幸子がスタジオにやってきた。銃口をラブリーファイナンスの社員に向けている。「私は城代金融の向島茂の元情婦よ」と言い、烏丸の事件について「本当のことを警察に話して!」とも。

 

しかし、社員たちは「急に襲ってきた」と言うだけ。「何か理由があるはず」と幸子は言い返す。「あなた何か知ってるんじゃないの?」と真子に聞くが、「会ったこともないし」と小声で答えられる。

 

「どうせ悪巧みしてんだろ!本当のことを言えって!」激しい口調になった幸子は、もう一発拳銃を撃つ。弾が高い音を立てて、カンと落ちる。「舐めんなよ」と銃口を狙い定める。「人のこと撃ったことあんだよ」とも言い添えて。

 

「なんだこのやべえババア?」八尋は相手にしていない。「俺らは悪くないよな」と言いつつ、葛西は木刀を握りしめて…

 

「そこまでにしてもらえますか」

 

とスタジオにやってきたのは右京と冠城。右京は幸子に向き直り、「あなたという人の激しさを忘れていました」と嗜めるように言う。冠城は幸子から銃を取り、発砲できないモデルガンだと言う。

 

幸子は烏丸が暴れたとは思えなかったと話す。右京や冠城に任せておけば良かったのにと言われても、「じっとしていられない。私がやらなきゃと思って…」と心情を明かす。

 

「ここで何を?」鋭く右京が聞く。金融業の仕事にビデオは必要ないと詰め寄って。八尋は映像の仕事もしていると悪びれもせず答える。

 

女子大生にお金を貸しているラブリーファイナンスは、この不景気で学費を払えない。そういう子たちに“融資”していると言う。しかし、借金を返せない学生に、アダルト動画の撮影を提案していると。

 

上山は契約書も交わしていると、書類をしっかりと見せる。弁護士に作成してもらっているとも。

 

事件があったあの日、真子の撮影をしているときに烏丸がやってきた。そして、「逃げろって、いい迷惑です」と真子は小声で言う。「余計なことだったの?」幸子が聞く。「自分で決めたことですから」真子は淡々と答える。

 

現場から逃げたのも「あの人が怖かったから」とあくまで烏丸に対して被害者だと主張。右京は撮影現場にカメラのレンズの破片だけが落ちていてカメラ本体はなかったことを伝える。

 

「あなたが持ち去ったのでは?」と真子に聞く。「記録を残したくなかったんだろ」と冠城も言う。真子は表情は変えず無言。葛西は「撮影するんだから帰ってもらって良いですか」と面倒くさそうに対応している。

 

「こういうことはあなたを一生縛り付けるわ。いつか、誰かと幸せになろうとしたとき、あなたを死ぬほど苦しめることになる。それでもいいの?」

 

幸子は実感を込めた言葉で真子に伝える。真子は泣きそうな顔になっている。「今度は誰も助けに来ませんよ」右京が冷静に伝える。

 

真子は表情を歪め、「助けて!」と幸子のもとに駆け寄り抱きつく。感情的になり、泣き出す。真子が拒否している以上強要はできないと冠城は言い、右京も「事件はまだ終わっていませんよ。再捜査でまたお目にかかりましょう」と言い、幸子と真子を連れて立ち去る。

 

貸し借り

特命係の部屋には伊丹と芹沢がやってきた。右京と冠城が真子から受け取ったビデオカメラを持ってきて、葛西が先に攻撃を仕掛けていることから、烏丸から逃れるための正当防衛とは言えないと伝える。

 

そして、証拠として捜査一課に引き渡す。右京と冠城はなぜ烏丸が現場に訪れたのかという疑問は残されている。その理由については本人に聞けと伊丹が言う。烏丸の意識が戻ったらしい。一番先に聞き込みして良いとのことで、貸し借りなしだと言い放つ。

 

男が闘った理由

右京と冠城は病院を訪れて、意識を取り戻した烏丸から話を聞く。なぜ、烏丸は闘ったのか。烏丸は語る。

 

「彼女が昔の話をしたでしょ?あれはどういう意味なのか。俺を突き放すためなのか。ぐるぐる考えながら街をさまよって、またぐるぐる考えて。考えてもしょうがないんだけど、彼女が一番つらかったとき、なんでそばにいてあげられなかったんだろうって」

 

冠城も「男ってそういうもんですよね」と言う。そして、泣きながら説教されている真子を見つけた。学費をどう返すのかと葛西に脅されて、撮影をしようと連れて行かれていた。

 

金のために男に抱かれる姿は、自分が助けたかった女性の境遇と重なった。そして、烏丸は二人を追い、撮影しようとしている現場に足を踏み入れて「逃げろ!」と真子を逃がそうとした。撮影していたビデオカメラも烏丸が怖そうとして。真子はそれを拾い、裸足のまま逃げていった。

 

烏丸は右の太ももに八尋から蹴りを入れられる。その瞬間、本能が目を覚ましてファイティングポーズ。ただ、冷静さを取り戻し、握っていた拳を開き掌底に。そして社員らと闘う。赤城がナイフで刺し、それを制御するように体を掌底打ちし、烏丸も倒れた。これが事件の真相。

 

右京は、烏丸の“発作”は父親から受けた暴力の後遺症なのではないかと問う。「その傷があなたの人生からさまざまなものを奪い去りました」と。自分の人生を振り返り、烏丸は「ボクサー失格です」と言う。

 

しかし、右京は「あの夜のあなたはボクサーでした。あなたは決して拳を使わなかった。ボクサーの誇りが一人の女性を救ったんです」と告げる。

 

冠城は襲われた正当防衛として情状酌量も見込めると話す。しかし、烏丸は自身を「フェザー級日本ランキング2位だった男ですよ」と言い、「人を殺めたことに言い訳はありません」と静かに言った。

 

ついてない女

花の里は、久しぶりに幸子が着物を着て店を開いていた。烏丸の面会に行かないのかと問われて、「もう終わったことですよ」と幸子はいつもの穏やかな笑顔で答える。

 

「幸子さん、あなたはもうついてない女ではありませんよ」と右京は諭すように優しく言う。幸子は「わかってます。私は、ついている女です。こうして花の里という場所があって、優しくしていただけて、これ以上の幸せを望んだらバチがあたります」なんて言う。

 

右京は幸子がポテトサラダを作ったから、事件が起きたと思っているのではないかと問う。

 

「自分のせいで誰かが不幸になる、それはずいぶん傲慢な考え方だと思いますよ。彼は彼の人生と闘い、その結果を背負っているんです。あなたと同じように。僕や冠城君が幸子さんと関わって不幸になりましたか?たとえ何かあったとしてもそれは我々自身が受け止めるべきものです」

 

右京は優しい表情でそう伝えた。

 

さっちゃん

「一番効くパンチはさ、死角からするパンチで」そんな話を面会所でしている烏丸。相手は幸子だった。幸子は何も答えない。

 

「君はよく戦い続けてるよ」と烏丸は言う。「笑顔で店に立ってさ」。幸子は苦笑して、「そんないいものじゃないの。人生に立ち向かおうと思ってお店に立ち続けてきたけど、気持ちはいろいろなの。過去を悔いたり、このまま人生終わっちゃうのかなぁって思ったり。ノーマス、もうたくさんだって、言いたくもなる」と言う。

 

「幸せな子と書いて幸子、って聞いたとき、俺、幸せになれそうな気がしたんだよね」と烏丸は言う。さらに、「ノー・マス」と言ったロベルト・デュランが後に世界チャンピオンになったことを話す。ロベルトは戦い続けた。

 

「だから、君もあの店に立ち続ける意味はある。必ずある」そう烏丸は続けた。面会時間の終了がきた。二人は「じゃあ」と言って別れる。

 

「さっちゃん」

 

烏丸が呼び止める。「ファイト!」とファイティングポーズを見せて。

 

花の里の女将として

幸子は自宅の鏡の前に一人立つ。ゆっくりと腕を上げて、ファイティングポーズを取ってみる。

 

右京と冠城はいつものように花の里へ。幸子は着物姿でポテトサラダを作っていた。二人がやってくると「いらっしゃいませ」といつものように優しい笑みを浮かべるのだった。

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という話でした。めちゃめちゃさっちゃんな話でしたね。詳しい感想は別記事で書きます!

 

 aoikara

 

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