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相棒16 第13話「300回記念スペシャル いわんや悪人をや(前篇)」ネタバレ 全ての謎が解き明かされるのか

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相棒の全300回の話はさすがに記憶してないaoikaraです。覚えてないよねーさすがにね。再放送とかだけだと限界がありますしね。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒16 第13話「300回記念スペシャル いわんや悪人をや(前篇)」ネタバレ

 

です。最高かよ!
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

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▼相棒16 第12話「暗数」記事はこちら

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第13話 キャスト・スタッフ

  • ゲスト:津川雅彦 木村佳乃 高橋惠子 矢野聖人 芦名星
  • 脚本:輿水泰弘
  • 監督:兼﨑涼介

 

第13話「いわんや悪人をや(前篇)」あらすじ・ネタバレ

2016年の春

桜が舞い散る夜。とある家に男が一人。顔はわからない。革の手袋をしている。彼の家には2016年のカレンダーが飾られている。そして、男は写真立てを見る。そこには、社美彌子(仲間由紀恵)と娘の笑顔の写真があった。

 

10年ぶりの娑婆

とある刑務所で一人の男が出所。その瞬間を一眼レフのカメラがとらえる。刑務所には赤いスポーツカーがものすごいスピードで駆けつける。

 

千葉中央刑務所から出てきたのは、横領によって10年の服役をしていた瀬戸内米蔵(津川雅彦)だった。清々しい面持ちで、なぜか法衣姿

 

赤いスポーツカーからは、一人の尼が降りてきた。瀬戸内とはきょうだい弟子の蓮妙(高橋恵子)だった。どうやら法衣は蓮妙が送ったらしい。戒めの気持ちを持てとのことで、楽しそうに話している。

 

そんな二人に近づく若い女性が一人。週刊フォトスの記者、風間楓子(芦名星)だった。瀬戸内の出所の取材にやってきたのだった。

 

「出所のご感想は?」風間はいきなり聞く。「あくまで仮だからな、浮かれることなく」と瀬戸内は言う。そして、美人な尼との関係を聞かれて、蓮妙が「見ての通り、コスプレ仲間」ですと冗談交じりに答える。

 

冠城の瀬戸内米蔵の評価

特命係の部屋には、杉下右京(水谷豊)がやってきて。すでに冠城亘(反町隆史)は見ている。週刊フォトスでの瀬戸内と蓮妙のツーショットを見て、記事を読んでいる。蓮妙が瀬戸内の身元引受人になったらしく、右京は蓮妙が瀬戸内のきょうだい弟子であることを明かす。

 

「瀬戸内米蔵を捕まえたのも、右京さんだったりして」という冠城の言葉通り、逮捕したのはまだ亀山薫(寺脇康文)がいたときの特命係だった。ヘリコプターの中で話し、その最後には当時の官房長・小野田公顕(岸部一徳)も待っていた。

 

「結果的にそういうことになっていますが、瀬戸内さんに会ったのはもっとずっと前」と右京は話す。そして、蓮妙に会ったのも、亀山薫と“相棒”だったときだった。幽霊が出る、と噂の尼寺を訪れて、話を聞いたものだった。

 

冠城は「瀬戸内米蔵、評判良いですよね」とどこか他人事のような口調で言う。右京は、横領で10年の服役だとしても、届いていなかった支援物資を届けていた側の人間だからと説明する。

 

「俺は世間ほど評価しませんよ」と冠城は言う。死刑制度に反対するのは良いけれど、法務大臣として執行命令書にサインしないのはいかがなものかと。瀬戸内が法務大臣のときの方針だった。「法務省の官僚として大いに憤った」と軽やかに冠城は語る。

 

寺の再興

瀬戸内は、自身の寺・徹正院にいた。蓮妙に来てもらい、抹茶を点ててもらう。「うめえ、相変わらず絶品だな」と瀬戸内は言う。「出張だから高く付きますわよ」と蓮妙は冗談で返す。

 

瀬戸内は蓮妙に「礼を言わなきゃならないことが山ほどある」と言う。主のいなかった寺を守ってくれたことに感謝していた。蓮妙は手入れが行き届かず荒れ放題だと言うが、瀬戸内は「この寺はまだ死んじゃいない」と言う。それは蓮妙のおかげだと、再興を目指すと言う。

 

「ごめんください!」

 

女性の声が聞こえる。そこにやってきたのは、バッサリと髪の毛を切ってベリーショートになった、元議員の片山雛子(木村佳乃)だった。

 

片山雛子の覚悟

雛子にも蓮妙の茶が振る舞われる。雛子は真っ白な服に身を包んでいる。瀬戸内が「本気かい?」と雛子に聞く。「聞いたかい、出家したいんだってさ」と蓮妙にも告げる。蓮妙は答えず、「さ、どうぞ」と茶を勧める。

 

雛子は茶を静かに飲む。「どうしてそんな気になった?」と瀬戸内は聞く。「縁起だと思います」雛子はさらりと答える。「小賢しいことおっしゃいますな」と、瀬戸内はどこか久しぶりの会話を楽しむように返す。

 

蓮妙は政治家として大変なこともあったので、一時の気の迷いではと確認する。それでも雛子は「決心は変わりません。どうかお願いいたします」と言って、深く頭を下げる。

 

雛子と瀬戸内

過去の回想

 

それは雛子の秘書が亡くなったときのことだった。雛子も瀬戸内も喪服に身を包み、二人で話していた。自分の友人の娘である雛子を、瀬戸内は「雛ちゃん」と呼んでいた。政治家になっていた雛子は「その呼び方、やめてくださいます?」と鋭く言った。

 

瀬戸内は自分の方が参っていると話す。秘書とも長い付き合いだったからと。そんな秘書から、耳打ちされたと。「悩んでたよ、あんたのことを。引き継がせたのは失敗だったと、後悔もしていた」と。当時、雛子は官房長官の朱雀の愛人でもあった。

 

「失敗かどうか結果が出るのは、もっとずっと先です」

 

雛子は静かに低い声で、それでも強く言った。

 

そんなことを思い出しながら、瀬戸内は蓮妙と二人。「しばらく見ないうちに薄汚れちまった」と雛子のことを言う。蓮妙は政治の世界はそういうもんだと言い、瀬戸内は離れていたから多少マシになったと軽快に言う。

 

「だから引き受けたんですか、得度?」と蓮妙は聞く。「うん、このまま放っておけねえ気がしてな」と瀬戸内は答える。

 

雛子は一人、タクシーに乗って寺から帰っていた。

 

ふと蓮妙が入り口に目をやると、知っている顔を見つけて「ああら」と声を上げる。それは、右京と冠城だった。二人が頭を下げると、瀬戸内は笑顔になり、手を挙げて歓迎する。

 

あの頃のこと

寺の中を歩きながら、右京はかつて尼としていた雀蓮(高橋由美子)のことを気に懸ける。蓮妙によると、息災にしているとのこと。

 

過去の回想

 

雀蓮はトランスジェンダーで、体は男性で心は女性の尼だった。双子の姉を死体遺棄し、私文書偽造の罪で特命係に詰められていた。

 

「私、人殺しですかね?」という雀蓮に対して、右京は「その答えはあなたがもうご自身で出されてるんじゃありませんか?」と答えた。

 

雀蓮の実の母親は蓮妙だった。「なんで、あたしをちゃんと生んでくれなかったの?」と雀蓮は悲痛な叫びを、実の母にぶつけていた。「わかってる、誰のせいでもない。けど…あたしのせいでもないよね?」心の苦しみを訴えていた。

 

回想が終わり、瀬戸内は右京に言われたと「冠城君って言ったかな、俺に文句があるんだって?」と聞く。冠城は右京をにらみつけるが、こっそり伝えていた右京は素知らぬ顔。

 

そこの若いの

瀬戸内は寂れた寺に「徹正院」という看板を掲げる。と、若い男がやってきた。瀬戸内は「臣吾か?」と聞く。臣吾と呼ばれた男(矢野聖人)は「週刊誌を見て来た」と笑顔で話す。「無性に懐かしくなっちゃって」と。

 

臣吾は瀬戸内と一緒に寺の手入れをしながら、自分について話す。高校をやめて海外を放浪し、ユーラシア大陸を横断したらしい。今はフリーターをしているとのこと。

 

そんな臣吾を「人様に迷惑かけてないだけましだな」と瀬戸内が言うと、「前科モンに言われたくない」と反論される。「たしかにな」と瀬戸内は笑う。そんな親しい間柄だった。

 

二人は墓地の手入れをすることに。瀬戸内曰く、逮捕の際に墓を移してもらい、今は無縁仏だけらしい。草を刈るなど手入れをする。瀬戸内は年齢もあって腰が痛い。

 

と、臣吾は何かを気にする。「ここだけ発育いいな」と、たしかに臣吾が見つめる先の土の部分だけ、花が咲いているなど土の状態が良いようだった。臣吾は気になり、スコップを持ってきて土を掘る。瀬戸内はただ見る。

 

ずいぶんと掘った頃、スコップが何か固いものにがつんとぶつかった。そのぶつかったものを見て驚く二人。そこにあったのは頭蓋骨だった。

 

気になる遺体

寺には捜査一課を中心として警察がやってきた。鑑識の益子桑栄(田中隆三)が、発見された頭蓋骨を手にしている。

 

瀬戸内のもとには捜査一課の伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)がやってきた。「お久しぶりだねぇ」と瀬戸内は親しげに話しかける。その後ろには右京と冠城も来ている。

 

伊丹はイライラしている。110番通報すれば良かったのだが、瀬戸内は右京に連絡したために伊丹は怒っているのだった。「次からはそうしよう」と瀬戸内はあっけらかんと言う。

 

第一発見者として、臣吾を紹介する。彼は常盤臣吾と言い、檀家の息子だとのこと。瀬戸内は臣吾にも4人の警察官たちを紹介する。

 

臣吾は遺体を掘り当てた理由を「植物です」と言う。雑草が密集していたので、養分となるものが埋まっているのではないかと思ったらしい。自分は「ただのフリーター」と言うだけ。

 

その話を聞いたのは海外だとのこと。内線地域の反政府軍として戦っていて、仲間の兵士が教えてくれて、その通りだったと。外国でも雑草が多いところを掘ると、死体があったと話す。

 

益子がやってきて、伊丹はイライラしながら「なんかわかったか」と聞く。益子は笑いながら「わかるわけねえだろ」と言う。機嫌が悪い伊丹について、右京と冠城に「いつもと逆だからイライラしてる」と言う。

 

いつもは特命係が捜査一課を追ってくるのに、今回は逆だから気に入らないのだと。冠城は「主導権を握るつもりはありませんよ」と言いつつ、伊丹を指刺してさらにいらつかせている。

 

先輩がいらだっていて気まずい芹沢は、瀬戸内に「110番通報してくれれば良かったのに…」とまたも嘆く。「だから次からはそうするって言ってんじゃねえか!」とからっと大きな声で瀬戸内が言うと、芹沢はそそくさと去る。

 

遺体は全て白骨化していた。右京は埋めてから1年か2年は経っている、と推察。

 

髑髏の男

捜査本部にて、益子が遺体について報告。髑髏で人相が全くわからない。男性で20~30代、身ぐるみを剥がされて遺棄された。ただ、所持品も遺留品もなく、身元がわからなければ、死因もわからないとのことだった。

 

捜査指揮を執る参事官の中園照生(小野了)は死体遺棄事件として捜査することを命じる。

 

秘密を知る女

右京と冠城は車にのって、寺の周りをぐるぐると回っている。白骨化遺体が発見された瀬戸内の寺には、大勢のマスコミが来ていた。その中には風間楓子の姿も。

 

「どう思います?」と右京が聞き、「行き当たりばったりとは思えませんね」と冠城が答える。

 

寺には真っ赤なスポーツカーが来た。中から出てきた蓮妙にマスコミが駆けつけて、遺体について聞く。しかし、もちろん何も知らない蓮妙は答えず。すると風間がやってきて、「別件で来た」と耳打ちする。すると、蓮妙は「ついてらっしゃいな」と風間を寺の中に入れる。

 

さらに、右京と冠城も声をかけて、寺の中に入ることに成功する。風間がいることに特命係の二人は驚いている。

 

瀬戸内は記者が来たことに驚いて、遺体について取材は受けないと言う。みんな受けないのに一人だけ受けたら不平等だと。しかし、風間は否定する。風間が来た理由は

 

「片山元議員の得度について」

 

初耳だった右京と冠城は言葉に出さずとも、驚きの表情を見せる。風間はかなりの情報を知っているようで、出家の取材を頼んでいる。「嘘は書かねえなら好きに取材しな」と瀬戸内は承諾する。

 

右京と冠城はこそこそと片山雛子の出家について驚いたと互いに話している。

 

片山雛子の狙い

一方、片山雛子はホテルの一室にいた。真っ白な服は脱ぎ捨てて、濃い色のリブのタートルネックニットを来ている。寺の事件についてのニュースを見て、不敵な笑みを浮かべていた。

 

特命係が気になること

右京と冠城も来た理由を述べる。寺の周りを車で走り、なぜこの寺の無縁仏の墓地に埋めたのかと考えたと言う。土地勘のないものが埋められるのかと。たまたまちょうどいい場所を見つけられるものかと。今回ではない場所なら発見される可能性もあった。

 

つまり、寺に住職が折らず、墓地に遺体を埋めるスペースがあると知っていた人物が犯人なのではないかと右京は言う。この寺にゆかりのある人物の仕業かもしれない。冠城は、風間には「オフレコで」と念押し。

 

部屋に割烹着姿の臣吾がやってきて、ご飯ができたと伝えに来る。以前から知り合いだった蓮妙は、大きくなった臣吾の姿を喜ぶ。臣吾は蓮妙の美しさを褒めて、なごやかに話が進む。「誰?」とこっそり聞く風間に、「第一発見者」と冠城が耳打ち。

 

夕食の時間にもなるとのことで、特命係と風間は帰宅することになった。風間は瀬戸内に連絡が取れるようにしてほしいと頼む。

 

地獄耳な女の情報源

帰り際、「さっきの彼、疑ったりしてるんですか?」と風間は右京と冠城に聞く。警察は第一発見者をまず疑うのだろうと。たしかに臣吾は寺にゆかりのある人物。しかし右京は「さあ」と言うだけ。「お腹が空きました」とも言い、風間を夕飯に誘う。

 

その行き先は、女将の月本幸子(鈴木杏樹)がいる花の里。料理を堪能する風間に、右京は唐突に「あなたが羨ましい」と言う。「あなたのような地獄耳、僕も欲しい」と。

 

風間は戸惑い、こっそりと冠城に「こういうこと言い出す時って、魂胆ありますよね?」と聞く。冠城は「そもそも魂胆がなければ君を夕飯に誘わない」と告げる。「そっか」と風間は納得。

 

聞きたいことは単刀直入にという風間に対して、右京は「ではお言葉に甘えて」と「片山元議員の出家をどこでお知りに?」と質問する。さらに、冠城も聞きたいことがあるだろうと促す。冠城は記者が情報源を明かすわけがないから聞くだけ無駄だと言うが、右京に押されて「瀬戸内米蔵の出所日をなんで知ってる?」と聞く。

 

もちろん風間は答えないが、右京は出家と瀬戸内の出所日の情報から推察して、情報源は片山雛子なのではないかと言う。「違いますか?」と右京は聞くが、風間は気の強い笑顔を見せるだけだった。

 

つながり

東京タワーが見えるホテルで、雛子は電話をしていた。「杉下さんらしいわー」と答えている。「いいわよ別に、犯罪を犯そうってわけじゃないんだから」とも言う。電話相手は風間。瀬戸内から出家の取材許可をもらったことを伝えていた。

 

遺体の行方を捜して

寺で臣吾が玄関の掃除をしていると、瀬戸内が小さな紙袋を持って、浮き足だって帰ってきた。スマホを手にして、興奮していた。臣吾は「刑事さん来てるよ」と言う。

 

刑事とは伊丹と芹沢のことだった。捜査のために檀家名簿を見せてほしいと言う。「ダメだよ、個人情報にうるさい時代なんだから」と言い出したのは臣吾。「せめて令状と引き替えで」とまで言う。伊丹は形式的なことで裁判所の手はわずらわせたくないと返す。

 

しかし、瀬戸内は檀家名簿はないと言う。囚われの身となるときに、寺を移ってもらい、名簿を処分したとのこと。

 

政治家の名残

 雛子はタクシーで寺を訪れる。白骨化遺体の件に関して訪れていた多くのマスコミが雛子に気づき、取り囲まれてしまう。

 

その後、雛子は蓮妙から得度式について説明を聞く。「リハーサルとかはないの?」と雛子は政治家のようなことを聞く。蓮妙曰く「初心の感動を削ぐ」として、リハーサルなどはないとのこと。無心に式に臨むようにと助言する。

 

そこに瀬戸内がやってきて「いいおもちゃだ、すっかりハマった!」とまたもやスマホの素晴らしさについて語っている。さらに、雛子の動画を見たぞとも話している。それは雛子が内閣官房長官の音越栄徳(西村和彦)と新党を作り、自信たっぷりに演説している映像だった。

 

「おまえさん、もうちょっと思慮深い人間だと思ってたがな。なんだいこの会見は?幼稚で見てられないよ」。雛子自身も過去の自分を見て、「このときは気持ちも高揚して、自分を見失っていた」と静かに語る。

 

「まあいいさ。すねの傷が痛くて仏にすがるんだ。おめえさんもそうだったな」と瀬戸内は蓮妙にも言う。雛子は静かなトーンで

 

「絶望的な挫折感を味わったのは、生まれて初めてでした。何かにすがりたいと思ったことも」

 

と語る。

 

曰く付きの再会

雛子が帰る途中、寺にやってきた右京と冠城と鉢合わせる。雛子と冠城が互いに話し出そうとして、笑いが起こり、「レディファースト」と冠城が雛子に話し手を譲る。雛子は白骨化遺体について聞くが、特命係の答えはまったくわからないとのこと。

 

臣吾が通りかかり、冠城が居座っていることを気にする。「ボランティア」と臣吾は答えて、去って行く。

 

片山は気になるように臣吾を見て、去ってから「彼、どこかで見たことある」と言う。ただ、どこでだったかは思い出せないが。

 

そして、冠城の質問。と言い直す前に「そう、得度式の打ち合わせよ」と、聞き取れていた質問の答えを言って帰る。

 

第一発見者

夕方、寺の現場には立ち入り禁止のテープが貼られている。臣吾が来て、その外から見ている。右京と冠城がやってくると、「いつ解除されますか?」と聞く。手入れをしたいのだと。

 

しかし、遺体の身元は全くわからない。「お手上げ」だと伝える。「日本の警察は優秀だって聞いたけど、案外だらしないですね」冷たい口調で言い、臣吾は去る。

 

出家に向けて

翌日。組対五課の暇課長こと、角田六郎課長(山西惇)が部屋にやってきて、新聞を差し出して「見たかこれ」と特命係の二人に聞く。そこには片山雛子の出家について報じられていた。たしか、風間が独占に報じるはずだったが…。

 

「そりゃないですよ!」と風間は憤慨して、雛子に電話をしている。「記者に囲まれて仕方なかった」という雛子に対して、「かわすこともできたでしょう」と言う風間。雛子はチョコレートを食べながら「あなたは特別扱いするから安心して」と返す。

 

寺では瀬戸内が立派な袈裟を着ていた。臣吾が見て「馬子にも衣装だね」なんて言う。

 

二度目の手紙

警視庁総務部広報課課長の社美彌子のもとに、「ロシア語講座」と言う郵便物が届く。それは以前、ロシア人スパイで、自分の娘の父親であるヤロポロクからの手紙をしのばせてあった郵便物だった。

 

社は手紙を読み、一般行方不明者から坊谷一樹という名前で検索する。そこには、ある男(蔵原健)の顔写真と公安調査庁という文字。それは社を追っていて突然姿を消した男だった。

 

手紙の内容

社は冠城を誘って夕食。手紙の内容を見せる。しかし、ロシア語なので冠城にはさっぱりわからない。手紙には、瀬戸内の寺で見つかった白骨遺体が坊谷一樹という公庁=公安調査庁の男だと書かれていたらしい。

 

どこかで見た男

「で?」と雛子は言う。相手は右京だった。「世間話のために呼び出したわけじゃないでしょう」と口角を上げながら聞く雛子。右京は「思い出しましたか?」と聞く。常盤臣吾をどこで見たのかということだった。

 

雛子はまだ思い出していないと言う。「思い出していただけませんか?思い出してもらわないと気持ちが悪い。僕を助けると思って」と右京は言う。雛子はしばらく考えるも「ダメ、思い出さない」と言う。「このままじゃ気持ちが悪い」と雛子も言い出す。

 

「ヒントを出しましょう」と右京が言う。雛子は臣吾を見た時「どこかで見たことある」と言った。つまり、会ってはいない。至近距離ではない。それも空間の距離だけではなく、意識的な距離かもしれないと。すなわち、写真で見たのかもしれないと。

 

すると、雛子は「東欧在留邦人」という書類を思い出し、「あっ」と声がこぼれる。「思い出しましたか?」という右京に「ええ」と答える。

 

白骨化遺体の正体

伊丹や芹沢をはじめとした捜査一課と鑑識は、坊谷一樹の自宅を訪れる。一年半前から留守にしているらしく、芹沢は「空気がよどみますね」と言う。生活感のない部屋。益子曰く、資料になりそうなものはいくらでもあるとのこと。

 

杉下右京ブランド

「特命係の冠城亘~!」と懐かしのフレーズを言いながら伊丹が芹沢を連れて、特命係の部屋にやってきた。鑑定の結果、白骨遺体の身元が割れて、公安調査庁の坊谷一樹だと判明したのだった。

 

しかし、右京は「はい?」と驚く。右京の推理だと聞いていた伊丹と芹沢はどういうことか理解していない。冠城は「杉下右京ブランドを利用したまで」と答える。

 

そして、とある人物に電話をかける。「DNAが判明したので、約束通り公表していいですね?」と。相手は社美彌子だった。

 

そして、右京や伊丹や芹沢に、社がヤロポロクからのロシア語の手紙を受け取り、そこに遺体の人物について書いてあったのだと言う。

 

疑いのまなざし

 社は首席監察官の大河内春樹(神保悟志)から説明を求められている。手紙は2通目で、社は国内郵便のダイレクトメールで転送されたものだということを説明する。さらに、日本国内にヤロポロクがいるか正式に調べてほしいと話す。

 

1通目の手紙が来たときは、娘のことが明らかになっていなかったので踏みとどまったと言う。「あの男は亡命してアメリカ本国にいるはず」と。ただ、今でもきちんと持ってはいると話す。

 

「僕はいつも君のそばにいる」と大河内は手紙の内容を読む。こんなストーカーまがいの手紙をなぜ今でも持っているのかと問う。

 

社は、「ヤロポロクが日本にいないはずの男からの手紙、いずれ真相を解明するために手紙を保管していました」と言う。提出にはもちろん応じると。

 

また、手紙によると“社は坊谷一樹に監視されていた”らしいと大河内は聞くが、社は「全く気がつきませんでした」と答える。

 

上の者

右京と冠城は、法務省事務次官の日下部彌彦(榎木孝明)に会っていた。日下部は公安に警視庁の者が来ていると言い、右京が坊谷一樹が社美彌子を監視していたとしてその確認だろうと述べる。

 

その坊谷に監視命令を出していたのは日下部だった。しかし、誰ぞが知るところでもない。

 

しかし、冠城は公安調査庁を洗っても何も出てこないと言う。「坊谷一樹の件は、次官の差し金でしょう」と。「田臥の一件と言い」、特命係を訴えようとしていた検察官・田臥准慈(田辺誠一)のことも挙げる。

 

日下部は柔和な表情と声で「おまえには手の内を知られているから、いろいろとやりにくいな」と述べる。また、冠城に社の監視を頼んだが、日下部を裏切って社側についたと明かされる。「彼は面従腹背だから、君を気をつけた方が良い」と日下部は右京に言う。

 

右京は「肝に銘じましょう」と返しつつ、なぜ日下部が社美彌子を監視したのか気になると言う。日下部は、社が公安調査庁不要論を強く支持しているので、敵のようなものだからと答える。冠城は警察関係者の多くが不要と思っている人物も多く、「彼女が特別ってわけじゃない」と言う。

 

「がもしも、ロシアのスパイと通じていたならば?」日下部は言う。「少なくとも彼女は特別だ。確認したくなって当然だろう」。冠城は「彼女を潰すために?」と聞く。「事実だったならば潰すまでもなく潰れるよ、普通」と日下部は答える。

 

「しかし、彼女はその事実が公になっているのに潰れていない。んー、どうなっているんだろうね、日本の警察は」とため息をつく日下部。

 

「それはともかく」と右京は話を変える。日下部が坊谷に密命をしていたことを伝えていれば、一般行方不明者ではなく特異行方不明者として捜査が開始されていたと。結果が違っていたかもしれないと。

 

「大義名分は色々おありだとは思いますが、多少なりとは責任をお感じになるべきだと」と右京は軽妙な口調で言う。「承っておこう」と日下部は答える。

 

そして、右京と冠城は席を立とうとする。「これは捜査なのかな?」軽い口調で日下部が聞く。「まさか」と冠城が同じく軽い口調で答える。

 

「今、怖い人に目ぇ付けられていますからね。我々、捜査なんてできませんから」

 

日下部からは柔和な笑顔が消え、二人を見る。右京はじっと見下ろし、二人とも一礼して席を後にする。その二人の後ろ姿を、日下部がにらみつけるように見ていた。

 

リレーション

帰り道、冠城は「あ」と思い出したかのように言う。「面従腹背は俺じゃなくて、官僚の得意技ですから」と弁解。右京は、冠城のリレーションで自分が知らない情報を得たと言う。同じように、「僕のリレーションで君の知らない情報を持っています」と言う。

 

「聞きたいですか?」
「言いたいですか?」

 

素早く冠城に皮肉を返されて、むっつりと不機嫌になってすたすたと歩いて行く右京。冠城は「冗談ですよ」と焦り、ごまをすって話を聞こうとしている。

 

手紙を送る人

警視庁副総監の衣笠藤治(大杉漣)の部屋にて、刑事部長の内村完爾(片桐竜次)が呼び出されている。大河内が社の手紙の件を報告しに来たのだった。内村は社の名前を聞いただけで忌々しいという表情をして、衣笠も楽しそうではない。

 

正式にアメリカ当局に問い合わせてもらいたいと大河内は言う。しかし、ヤロポロクが日本にいるはずはないとも述べる。「一つ考えられるのは、日本に仲介者がいるということです」と。つまり、ヤロポロクの手紙が社に届いたのは、日本に転送している仲介者がいたからではと言うのだった。

 

報告

右京と冠城は瀬戸内の寺を訪れる。瀬戸内にも挨拶をして、用はそばにいた臣吾にあると話す。「白骨遺体の身元が判明した」と伝える。臣吾がとても気にしていたので、その報告をしに来たのだった。

 

「では」と二人は帰ろうとする。早すぎる帰宅に瀬戸内は虚をつかれたような反応をする。「あっ、もう一つだけ」いつもの口癖が出る右京。

 

臣吾について、「ロシア警察に拘束されていたことがありますね?」平成24年に2週間だけ拘束されていた。そう、片山が見たのは「東欧在留邦人」の報告書で、外務省の資料として、臣吾の顔写真があったのだった。ロシアを旅行中に捕まったとのこと。

 

「そうなんですよ」と臣吾はうんざりしたように話し出す。「なんかヤバいところに入っちゃったみたいで連行されて。そしたら取り調べでトルジスタンの反政府軍に傭兵として加わっていたことがバレちゃって。ロシアはトルジスタン政府を支援しているから…」

 

ロシアを批判するつもりはなく、アルバイト感覚だったと話したが、最初は聞き入れてもらえなかった。しかし、なんとか解放してもらったとのこと。暗い過去なので忘れたいとも言う。瀬戸内は「アルバイト感覚で人殺しか」と吐き捨てるように言う。

 

疑う人たち

その帰り、右京と冠城は臣吾のことについて話す。寺にも縁があり、事件の第一発見者でもある。「彼を調べる必要がある」と。

 

寺の縁側に座っている瀬戸内は、「おめえ何した?」と臣吾に聞く。「何かしでかしたなら白状しちまいな。杉下君に目を付けられたらおしめえだ。経験者が言うんだから、間違いねえ」と。しかし、臣吾は「何もないよ」と笑顔で答える。

 

御法度

伊丹と芹沢は、遺体の身元が判明し、それが社が受け取ったヤロポロクの手紙からだと中園参事官に説明する。社とヤロポロクのことについて触れるのは御法度なため、その事実は伏せられて、捜査会議が進められることになった。

 

密かな関係者

右京と冠城は、建前の上司である元警察庁次長の甲斐峯秋(石坂浩二)に呼び出されていた。茶の支度をしながら、ヤロポロクについてアメリカに問い合わせたところ、日本に来ているのはありえないと返答されたと峯秋は言う。

 

冠城は感謝の意を述べつつ、「なぜわざわざ?」と尋ねる。峯秋は、特命係は邪魔者扱いされていて、情報が手に入らないだろうと気を回したと言う。冠城は「社課長絡みの事件だからですか?」と聞く。

 

1年前、峯秋は社とヤロポロクについて虚偽の証言をしていた。それが公になることを恐れている。今も社から謝罪されていたが、「君が謝ることないよ」と答えていた。

 

峯秋は、特命係の二人に「そんなことを詮索するより事件解決に尽力したまえ」と言う。さらに「この件に関しては、状況を逐一報告してくれ」とも言う。「命令だ」と。

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ってな話でした。いやーいろいろ絡んでいて、何がなにやら…。推理するのは楽しいですし、相棒ファンとしては最高に興奮しましたけどね!感想記事については別記事を読んでくださいませ。

 

 

aoikara

 

▼相棒16 第14話「300回記念スペシャル いわんや悪人をや(後篇)」記事はこちら

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