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相棒16 第11話「ダメージグッズ」ネタバレ 第3の男が帰ってきた!

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人としてダメージグッズな私としては、なんとなくこの物語にも「なるほどねぇ」と思ってしまうaoikaraです。ドラマを観た人なら、なんとなくわかるはず。

 

というわけで今回のテーマは…

 

相棒16 第11話「ダメージグッズ」ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

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▼相棒16 正月SP 第10話「サクラ」記事はこちら

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第11話 キャスト・スタッフ

  • ゲスト:原田龍二 真野恵里菜
  • 脚本:真野勝成
  • 監督:内片輝

 

第11話「ダメージグッズ」あらすじ・ネタバレ

少女たち

少女が4人が、立ち入り禁止の札がかかっている場所に入り、山奥へと進む。彼女たちがやってきたのは崖の上。その下をおそるおそるのぞき込んでいた。

 

人は変わる

捜査一課の伊丹憲一(川原和久)は背中がかゆいと言い出す。芹沢慶二(山中崇史)が特命係が来るのではと言うと、「特命係であって、特命係ではないような…」と伊丹が妙なことを言い出す。

 

「エクスキューズミー」

 

と二人の間から顔を出したのは、捜査一課の一係で経理をしていた陣川公平(原田龍二)。イギリスのスコットランドヤードから研修で帰ってきたのだった。

 

以前の落ち着かない様子とはうって変わって、どっしりと構えている。「『士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし』って言うじゃないですか」とも言い、あいさつをすると捜査一課を去る。

 

そんな陣川を見て、芹沢は「どう思います?」と伊丹に聞く。伊丹は「惚れた女を殺されたて、その犯人を殺しかけてイギリスに行ったんだ。同じままってわけにはいかないだろ」と返す。

 

ただいまと言いたい場所へ

「ただいま帰りました!」

 

陣川が向かったのは特命係の部屋。冠城亘(反町隆史)はオールバックにぱりっとしたスーツの着こなしという、陣川の見た目の変わりっぷりに驚いている。陣川は「冠城巡査!」と階級名を名指しして、警部補である自分の方が上だと偉そうに振る舞う。と言いつつも「冗談」だと笑っている。

 

組織犯罪対策第5課の課長・角田六郎(山西惇)も陣川のことを「変わった」と評する。しかし、陣川自身は「イギリスに行ったくらいで変わらない」と謙虚に答える。

 

経理だった陣川だが、戻ってきた警視庁での配属先は決まっていない。「希望は伝えている」と陣川は言うが…

 

特命係の杉下右京(水谷豊)は陣川に話を切り出す。なんでも、陣川はロンドンで知り合った女性のことで相談があると言う。

 

女性の相談

特命係の二人と陣川がやってきたのは花の里。女将の月本幸子(鈴木杏樹)に会えたことや料理を食べられることを、心から喜ぶ陣川。

 

と、陣川が相談したいと言っていた女性が現れた。ずいぶんと若く、カジュアルに着崩した服に濃い化粧。「陣川来たよ」とぶっきらぼうに話す。思っていた女性とイメージが違ったのか、右京も目をしばたたかせる。

 

彼女は岡村咲(真野恵里菜)という女性で、ロンドンのブラックフライアーズブリッジで出会ったそうだ。咲は瓶ビールを直飲みして、右京や冠城、幸子を驚かせる。陣川はかなりの年上だが、ため口で「陣川」と呼び捨て。

 

右京が相談について聞くと、咲は自分から話すと言う。友達のことだと。1ヶ月前に、武田麻里(川村ゆきえ)という友達が自殺したそうだ。そのとき遺書と思われるメールが届いた。

 

わたし、消えてなくなりたい。
ずっと思ってたんだ
悲しいことばかり起こるし、幸せになんてなれっこない

リセットするよ

生まれ変わったら、またあそこで遊ぼう

バイバイ

 

そんな内容だった。咲は「メールは誰にでも打てる」と言う。右京は「自殺じゃないと疑っているんですね?」と聞くと「なんかあったのかなって…」と咲は返す。麻里は親友だったと。

 

冠城が咲の近くに顔を近づけて、眉をひそめる。「大麻吸ってませんか?」と鼻がきいたのだった。咲は逃げようと立ち上がり、右京と冠城に止められる。

 

問い詰められて

結果、咲は取調室へ。右京と冠城、陣川もいる。検査は陰性、所持品にも大麻はなかった。「やってない」「逃げんのが癖」と咲は悪びれない。「ふざけてはいけません!」「また同じことをやれば、我々が見逃すことはありませんよ!」と右京は厳しく諭す。

 

右京はなぜロンドンに行ったのか理由を聞く。「逃げた」と答える咲。一年前に麻里が組み関係の男と付き合っていたらしく、ぼこぼこにして逃げ出したと。なぜそんなことをしたのかと問われると「親友だから」と答えるだけ。

 

右京は、麻里の死にヤクザとのトラブルがあったのかもしれないと言う。咲も「もしかしたら」と同意するが、急に「帰る」と言い出す。陣川が「一人にはできないよ!」と心配する。頼れる人はいないという咲だったが、「一人だけ偉くなってる友達がいる」と話す。

 

頼れる友達

咲が言っていたのは、現在参議院議員になっている成澤良子(岩井七世)。良子は呼び出しに応じてやってきてくれた。まずは特命係の二人と陣川だけで、良子に会う。

 

良子と咲は10代の頃に児童相談所で出会ったそうだ。咲の方が年下だったが、似たような環境だったこともあり仲良くなったとのこと。ただ、15年も会っていなかったらしい。

 

冠城は意外にも良子のことを「どおりで児童福祉に熱心だった」と知っていた。法務省の官僚時代に、新人ながら鋭い質問をしてくると思っていたそうだ。

 

そこに咲がやってきた。久しぶりの面会に、咲は気まずそうに「ごめん」とつぶやく。良子は「いいから」と言い、二人は抱きしめ合う。そして、良子は咲を連れて帰る。陣川はそんな二人を見送る。

 

右京は咲の背中を見ながらある思いを感じていた。ロンドンのブラックフライアーズブリッジというのは自殺の名所として知られている。そんな場所に咲がいたということは…

 

麻里という女性

翌日、陣川は咲と山奥へ。ボロボロになっている立ち入り禁止の札がある。それはとても高い、少女たちがいた崖の上だった。

 

そこへ右京と冠城もやってきた。麻里が付き合っていたという組関係を調べると、すでに摘発されていて現在はない。おそらく麻里の死には関係ないだろうとのこと。警察の調べでも自殺として処理されている。

 

その事実を知って、咲は「やっぱり麻里は自分で死んだのかな?」と深刻な口調で思い直す。「たまにふっと消えたくなるもんね」と。右京は「あなた自身も?」と聞く。咲は「あたしのことはいいよ」とあきらめにも近い笑いを浮かべながら答える。

 

右京は「もうひとつよろしいですか?」と、この場所に心当たりはないか尋ねる。咲は「あたしたちが自分を試す場所だったの」と答える。咲と麻里と良子、それに亜弥という児童相談所にいた少女たち4人の仲間でつるんでいたと。

 

咲は、その中で麻里とだけは連絡を取り合っていたらしい。「二人ともダメ人間だしさ」とまた乾いた笑いを浮かべながら言う。「麻里は優しくって、優しくってちょっとバカっていうか…そこが最高でさ」咲は麻里のことを思い出して、うれしそうに語る。

 

そんな咲の様子を見て、陣川は「本当に親友だったんだね」と言う。咲は続ける。「なんで死んだのか、理由なんてないのかもしれないけど、私だけは麻里のことちゃんと知っておいてあげた方が良いと思ってさ」

 

すると右京が「それならば気が済むまで調べた方が良いでしょうね。そうしないと、真実は見えてきませんから」と咲の目を見つめてしっかりと言う。冠城も「僕たちでよければ」と声をかける。

 

咲は素直に喜びはしなかったが、咲らしく「サンキュ」と短く返事をした。

 

麻里の足跡をたどって

特命係の二人と陣川、それに咲は、麻里と同じ水商売の店で働いていた女性に話を聞く。麻里について惚れられることはあっても、恨まれることはないと話す女性。「急に死ぬ子も多いけどね」とあっけらかんと話す。

 

ただ、気になったこともあると言う。麻里が休んでいた日のことを尋ねると、「開店資金のために人と会っていた」と麻里は話したと言う。何の店かと聞くと「スナックを開いて、人生をリセットするの」と麻里は言ったそうだ。

 

また、麻里には付き合っている男性もいたとのこと。白いスーツに白いジャケットを着ていたと聞き、咲は「シュガー?」と口に出す。白いジャケットの男に食いついている。

 

白いジャケットの男

特命係と陣川は、麻里が付き合っていた白いジャケットの男を突き止める。クロツチケイジ(未来弥)という男で、車で張り込みをしながら、彼が自宅に戻るのを見ている。

 

と、勝手に咲がクロツチのところへ一人で向かっている。残された三人は慌てて追いかける。咲は「シュガー!」と男に呼びかける。しかし、振り返った男の顔を見て「間違えた」ともつぶやいている。

 

右京と冠城、陣川もその場にやってきて、警察だと明かす。麻里と恋人だったのは事実らしく、自殺のことも知っている様子。「なんで死んだんだよ」と涙をこらえている。

 

と、クロツチの家から女性が出てきた。クロツチが慌てて隠そうとする。その挙動不審な様子が気になり、陣川はクロツチの家の中に入る。そこには大量の薬物。女性の腕は注射跡だらけだった。クロツチは連行される。

 

その姿を見ながら、咲は「またあんなのに引っかかって」と嘆いていた。右京は咲が「シュガー」とクロツチを呼んでいたことを気にする。しかし、咲は「呼んでない」とそっぽを向いてしまう。

 

シュガーとは

取調室に連れてこられたクロツチ。冠城が、スナックの開店資金のために麻里が会っていた人物は誰かと尋ねるが、知らないと答える。「スナックを開いて人生リセットしたい」と言っていたのは事実のようだ。自分なりに麻里を愛していたとも言うが…

 

右京は「もうひとつ」と、「シュガー」と呼ばれてクロツチと同じように白いジャケットを着ている男性はいないのかと尋ねる。クロツチはしばし考えて「あーそういうことか」と納得する。クロツチが麻里をナンパしたときに、白いジャケットに驚いていたらしい。「俺の前任者と同じ」だと。要は麻里の元カレも同じ格好をしていたということ。

 

心の闇

咲は一人で走る電車を見ていた。それを見守る陣川。そばには右京が寄ってきた。右京は陣川に「彼女は何かを抱えているようですね」と言う。陣川も「そう思います」と答える。

 

咲は一人で悲しむように泣くでもなく、ため息を吐いていた。

 

初対面の男たち

特命係に右京と冠城と陣川の三人が集まっている。そこに、サイバーセキュリティ本部捜査員の青木年男(浅利陽介)がやってくる。特命係から頼まれごとをされていたのだ。初対面な陣川と青木は互いに自己紹介。

 

右京の「陣川君は特命係にいたこともある」という言葉に、青木も興味深げ。冠城は、青木について中途採用で自分の同期なので、使ってやってと軽口に紹介。青木は人を便利屋みたいに言うなと憤慨し「誰かさんみたいに暇じゃない」とも言う。陣川が少し眉をひそめている。

 

青木に調べてもらったのは麻里のスマホ。遺品だったが遺族がいなかったので、警察で保管されていたらしい。分析済みで、「気になること」があると青木は言う。右京が尋ねると「気になります?」とうれしそうに言い、「まったく、僕がいないと何もできないんだから!」といつもの調子で言う。

 

すると陣川が青木を鷲掴みにして、「杉下警部になんて態度だ!」とキレる。青木は驚いて小さくなり「安定のやりとりと言いますか…」と反論するが、「口答えするな!」と陣川の怒りは収まらない。青木が「すみませんでした」と謝ると、手を離し、「わかればいいんだ」と笑顔を見せる。青木は陣川におびえる。

 

「気になること」とはスマホにあった動画が消されていたことだった。麻里にとって重大なことだったのか、はたまた映っていた人物にとって重大なことだったのか。動画は復元できないが、バックアップをとっている可能性もあると青木は話す。

 

右京は「彼女ならわかるかも」と言う。

 

二人の秘密の場所

特命係の二人と陣川が訪ねたのは咲だった。咲と麻里の秘密の遊び場所だったという森に連れてきてもらう。そこにタイムカプセルを隠していたのだった。

 

お菓子の缶のような容器には、二人の手紙のやりとりやMDなど懐かしいものがたくさん入っている。その中に、古いガラケーがある。すぐに電源が入った。つまり、つい最近使われた可能性がある。

 

社会の闇

16年前に販売されたというガラケーを青木に調べてもらった。このガラケーには動画があり、見てみるとホテルの一室のようなベッドルーム。半裸で覆面の男とメガネをしている女子高生が映っている。少女売春の動画だった。

 

青木は反吐が出るといった表情で「社会の闇ですよ」と言う。男は覆面をしているが、音声はばっちり撮れている。麻里はこの男を脅そうとして殺されたのか。しかし、右京が着目したのは、女子高生の方だった。

 

少女たちの秘密

陣川は咲に、動画からキャプチャした覆面の男と女子高生が映っている画像を見せる。すると咲は覆面の男に触れられ、襲われていることがフラッシュバック。荒い息づかいになり、意識を失って倒れてしまう。なんとか陣川が咲を受け止めた。

 

一方、議員の良子は施設の子供達に会い、「困ったことがあったら何でも言ってね」と優しく声をかけていた。そんな良子のもとへ右京と冠城が来た。咲が倒れたこと、意識を取り戻したから問題はないということを伝える。

 

そして、咲が倒れた理由だと、例の画像を良子にも見せる。良子は驚いた表情になり、少女は「亜弥です」と答える。いっしょにいた少女4人の仲間だった。

 

良子に亜弥(葛堂里奈)を呼び出してもらい、右京と冠城の四人で話を聞く。大人になった亜弥は少女時代と同じようにメガネをかけて、口の端にあざのような跡があった。

 

例の画像を見せると「私です」と亜弥は気まずそう認める。右京が、男が覆面をしていることから撮影するとは思えず、別の人物が盗撮したのではないかと見解を述べる。

 

亜弥は「撮ったのは私です」と言う。「やばい男がいるかもしれないから、証拠を残すのがルールで」と。“ルール”という言葉に反応した右京は「仲間がいたんですね?」と聞く。

 

亜弥は同席している良子と顔を見合わせる。良子は決意したように「私です」と答える。麻里と咲も仲間だった。

 

同じ頃、病院に意識が戻った咲がいた。そばには陣川がいてうなだれている。「でも、なんでそんなことを?」悲しい声で陣川が聞く。「そんなの金に決まってんじゃん」咲はさも当たり前かのように、それでも悲しげに答える。

 

当時、麻里が言っていた。街に出ればお金はなんとかなると。4人は麻里の紹介で白いジャケットの男と出会った。「シュガー」と呼ばれている男だった。咲曰く、シュガーは女には優しいやつで、初めは男と食事やカラオケだけで良いと言っていたらしい。

 

それがエスカレートして、「だんだん抜け出せなくなって…」と咲は言う。また、相手の男には社会的地位の高い人間もいるかもしれないと、隠し撮りをしようと言い出したのも麻里だった。

 

「シュガーは麻里の初恋の相手だったから」と咲は言う。陣川は苦しそうに「そんな相手と初恋なんて…」と言う。

 

「そんな男に初恋なんて、悲惨な過去だと思うでしょう」右京と冠城には、良子がそう言っていた。「でも私たち、誰にも頼らず4人でやっていこう。スナックを開いて人生をリセットしようって言ってたんです」と話す。亜弥は懐かしそうに「そんな夢みたいなこと言ってたね」と言う。

 

しかし、4人はバラバラになってしまった。

 

亜弥の携帯が鳴る。夫からの電話らしく、恐れて焦ったように「帰らないと」と慌てる亜弥。右京は「もうひとつだけ」と「あなた達の関係はどうして終わったんですか?」と聞く。良子の養子縁組が決まってから、4人は疎遠になってしまったらしい。良子は言う。

 

「私がこうなってしまったのは自己責任です。でも、今苦しんでいる子供たちに自己責任なんて言えない。普通に幸せになる想像力を持ってほしいんです

 

と実感を込めて言う。話している場は良子の事務所で、そう話す良子の後ろには「子供たちに手を差し伸べる」というキャッチコピーのポスターが掲げられていた。

 

亜弥の帰り際、良子は亜弥の家庭を心配している。あざを見て、何かを察しているようだ。それでも亜弥は「ほかに帰る場所ないし」と諦めたような笑顔で言うのだった。

 

病院では、咲が「シュガーが麻里の死に関係してるの?」と尋ねている。陣川は「まだわからないけど、あとは僕たちに任せて」と力強く答える。

 

シュガーの居場所

特命係の部屋にて、3人が気にしていたのは「シュガー」と呼ばれていた男のこと。少女売春で顧客を持っていたとすると、反社会的組織とつながっていた可能性もある。

 

右京は動画に映っているスーパーの袋から店名を割り出し、ホテルに近い組関係を洗うことにする。組対5課にも協力を求める。

 

結果、シュガーは佐藤春樹という名前のヤクザで、すけこましとして女性を騙す商売をしていたらしい。佐藤=砂糖=シュガーと呼ばれていた所以。そして、現在の佐藤のもとを訪ねることに。

 

そこは病院。佐藤は廃人と化していて、何の反応もない。若年性認知症になり、末期の胃がんにも冒されていた。佐藤が麻里を殺すのは不可能だった。

 

もう一つの証拠

青木から連絡があり、ガラケーには亡くなる2週間前に動画が消去されていたらしい。しかし、ガラケーには指紋を拭き取った形跡はなかった。つまり、麻里がその動画を消した。

 

「どういうことですか?」と聞く陣川に、「どうやら麻里さんの死の真相が見えてきたようです」と右京は答える。

 

後援会

良子は「子供たちに手を差し伸べる」というタイトルで講演会を開いていた。

 

「全ての児童は心身ともに健やかに生まれ、育てられ、その生活を保障される」

「全ての児童は、家庭で正しい愛情と知識と技術を持って育てられ、家庭に恵まれない児童にはこれに代わる環境が与えられる」

 

と児童憲章を述べている。そんな講演会の一番後ろで、咲がヤンキー座りをしながら見ていた。良子と少女時代に過ごした日々を思い出しながら。4人でいれば笑顔になれたあのときを。

 

「また、児童としての生活が妨げられないように、十分に保護される」

「全ての児童は良い遊び場と文化財を用意され、悪い環境から守られる」

「全ての児童は虐待、酷使、放任その他不当な取り扱いから守られる。あやまちを犯した児童は適切に保護・始動される」

 

そう言いながら、シュガーを紹介されたときのこと、男たちに陵辱されたことを思い出していた。

 

そして、今述べた児童憲章は理想ではなく、実現するべき普通の目標だと話す。その目標に人生を捧げると良子が宣言すると、来場した人々は盛大な拍手を送る。

 

と、そこに右京と冠城、陣川がやってきた。

 

事件の真実

講演会の後、良子と咲を駐車場に呼び出し、麻里がどうして亡くなったのかその真実が明かされることになった。

 

シュガーと呼ばれていた佐藤春樹を見つけたが、余命が幾ばくもなく人を殺せないと陣川と冠城が説明する。また、麻里が死の直前にガラケーに残っていた動画を消したことも明かす。

 

麻里は亡くなる2週間前に、「スナックの開店資金のため」にある人物に会っていた。それが誰かを脅迫するためだったとすると、麻里が自分で動画を消したことに矛盾が生まれる。

 

そこで推察されるのは、麻里は動画に映っていた人物を守ろうとしたのではないかということ。動画が世に出ては困る、社会的地位のある人物だったのではないか、と右京は述べる。

 

咲は驚いたように「まさか」と良子を見つめる。右京は麻里の恋人だったクロツチから聞いたと新たな証言を話す。国会中継を二人で見たときに、麻里は良子を友達だと自慢したそうだ。それを利用しようとクロツチは動画をネタに良子を脅迫しろと、麻里に命じた。

 

良子の回想。夜遅く、麻里はやってきた。良子は動画を残されていたことに愕然としていた。麻里は「もう消しといた」と言う。クロツチには亜弥の動画しか見せていないと。麻里の危うい言葉に、良子は脅されながらも心配している表情だった。その代わりにと麻里は「スナックの開店資金、500万円くれたら大丈夫だから」と言った。

 

良子はそのときのことをこの場で打ち明ける。麻里には「脅迫は犯罪だからやめろ」と言った。しかし、麻里は恋人との板挟みで悩んでいたと。

 

「だから、麻里を殺したの?」咲はおそるおそる聞く。良子は「殺してない…!」と震える声でもしっかりと答える。

 

右京は、咲に麻里の最後のメールを言ってみてほしいと言う。

 

わたし、消えてなくなりたい。
ずっと思ってたんだ
悲しいことばかり起こるし、幸せになんてなれっこない

リセットするよ

生まれ変わったら、またあそこで遊ぼう

バイバイ

 

咲が言い終えて、右京は「リセット」というのが麻里の口癖だったこと、「あそこで遊ぼう」と言うのは咲と遊んだ森のことだと、二人しか知らないことばかりが書かれていると指摘する。メールは麻里が書いたものだった。

 

ただ、麻里が死んだとき、良子はあの崖に呼び出されていた。その回想。「昔、4人で試したよね。生きるか死ぬか。私さ、生きるのを選んだわけじゃなくて、死ぬ勇気がなかったんだよね」と朗らかに麻里は言う。良子は「何言ってるの?」と麻里の様子がおかしいことに気づき始めていた。

 

はしゃぐように麻里は「咲、元気かな」とメールを送ろうとしている。良子はこわばった表情のまま、「どうしてここに呼んだの?」と聞く。麻里はそれには答えず、「なんか、いろいろごめんね。あたしバカで」と言う。

 

そして、麻里は崖の下を見つめて、一歩前に出ようとする。「ダメえ!!」良子が止める。それでも麻里はきっと強いまなざしで、「リセットさせて…」と震える声で懇願する。

 

良子は必死で手を差し伸べる。しかし、麻里はその手を握らなかった。そして、良子もその手を引っ込めてしまう。

 

そして、麻里は崖から飛び降りた。

 

ふっと消えたくなる、そう言いましたね」と右京は咲の言葉を引用する。幼い頃に悲しい傷を負った人は、理由もなく消えてしまいたくなるときがあると。

 

咲は怒りに震えていた。「止めなかったの?」と良子を問い詰める。「麻里は死にたかったの!」と良子は答える。「だからって!」怒って襲いかかりそうな咲を、陣川と冠城が止める。

 

右京は「法律上罪はない」と良子のことをかばいながらも、「あなたは手を差し伸べるべきだった」と言う。「あなたは、麻里さんが子供だったら手を差し伸べたでしょう。自己保身が頭をよぎりましたか?麻里さんと一緒に、過去を葬り去ろうとしましたか?」と厳しい言葉を投げかける。

 

咲も泣き、「麻里は、良子ちゃんのために死のうと思ったんじゃん!」と言う。「じゃあ、どうすれば良かったの?」良子も叫ぶように言う。そして続ける。

 

「悪いのは私じゃない!私たちを利用した大人よ!」

「そういうことを言ってるんじゃない!」

 

咲も強く言い返す。「麻里は…良子ちゃんに止めてほしかったんだよ!」そう言って、素早くナイフを取り出し、良子に向かって行く。右京が身を挺して良子を守り、陣川と冠城が咲を止めた。

 

咲の刃を止めたのは陣川だった。ナイフの刃を手で強く握りしめている。血が滝のように流れ出ている。咲はそんな陣川の姿に驚いていた。良子は泣き、膝から崩れ落ちる。

 

ダメージグッズ

時が経ち、咲は薬物使用者の集まりに出ていた。そんな咲を特命係の二人と陣川が訪ねる。「薬はやめようって思って、もう逃げるのはやめた」と咲は話す。化粧も髪型も落ち着いた雰囲気に。薬物の治療することにしたのだった。良子は政治家を続けることを贖罪にすることにしたらしい。

 

ふと咲は包帯が巻かれている陣川の手を見つめて、そっと触れる。「あたし、陣川に救われた」と咲は言う。陣川は「ロンドンで出会ったとき、君も死にたいと思っていただろ」と陣川も言う。咲は「陣川のおかげで思いとどまれた」と話す。

 

陣川は、咲が麻里は殺されたと思っていて、その復讐をするだろうと思っていたらしい。「なんかわかっちゃったんだよね。君と僕は似てるから」過去の自分を振り切るように、陣川は明るく言う。「きっと、いいことあるよ」決して空虚ではない言葉として、陣川は咲にそう言うのだった。

 

咲は少し考えて、笑顔で「じゃあ、陣川も」と言う。「あたしたち似てるんでしょ?だったら、陣川にもいいことあるよ」というのが咲の言い分だった。

 

そして、咲は三人にとダメージグッズで作ったネクタイピンをプレゼントする。冠城は「ネクタイをしない」と言うが「たまにはすればいいじゃん」と咲に言われて受け取る。右京は「ダメージグッズには味わい深いものがある」と笑顔で受け取る。

 

陣川は咲にネクタイピンを付けてもらって、少しどぎまぎとする。咲は陣川をまっすぐな目で見つめて、「ありがとうございました」と深く頭を下げる。

 

陣川ははにかみ、右京と冠城も笑顔になっていた。

 

相変わらずこの男は

その帰り道、陣川が捜査二課に配属されたという話になる。陣川本人は特命係に希望を出していたらしく、少し不満げ。しかし、右京は元は経理で数字に強い陣川に向いていると、念願の刑事職を称える。冠城も二課は右京の古巣だと太鼓判を押す。

 

そして、二人は特命係に何かあったら助けてほしいと約束もする。陣川は「オフコースですよ!」と喜んで応える。

 

と、歩く階段の上から果物が落ちてきた。どうやら買い物に行った女性が落としてしまったらしい。陣川は果物を広いながら、女性の顔を見てはっとする。そして、目尻が下がり口角は上がり、「ユーアービューティフォー!」と言いながら女性のもとへ。

 

そんな陣川を見て、右京は「あちら方面はあまり成長がないようですね」と本音を口にする。「ですね」と答える冠城と顔を見合わせて、いつもの陣川を見て笑い合う二人だったー。

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陣川君の話としてはすごくよかったです!事件の内容は嫌な感じでしたが…。というわけで、詳しい感想は次回書きます。

 

 

 

 

 

 aoikara

 

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