裁判は見たことがないaoikaraです。この先もあるかな…。というわけで今回のテーマは…
99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ 第8話 感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
▼ネタバレ記事はこちら
▼99.9 SEASONⅡ 第7話 記事はこちら
第8話のGOODポイント
- マギーさんのナレーションものまねそっくりだなぁ。
- 「私もいってきます!」と挙手する佐田先生のやる気がかわいいですね。ま、利益のあることだったからやる気だっただけなんですけど。
- 沢渡さんが描く工場の絵、佐田先生が指摘したように「オカリナ」っぽい。そして挙手しないと発言できないのなにこれ。
- 島根との共通点があったからってすぐに出張できるのすごい!
- ひょっとこのおまんじゅうかわいい。「どじょう掬い饅頭」って言うんですね。本当にあるみたい。かわいい。
- 悩める弁護士とパラリーガルにケーキの差し入れをしてくれる佐田先生優しすぎる!あまったおつりも中塚さんに渡して「から揚げでも買って」とか優しいわぁ。女の子のお父さんっぽい気遣いですね。
- 明石「気が利かないな~皿がないと食いにくいだろ!」
中塚「おまえが行けよバーカ」
この二人の暴言言い合う仲が好きですw
第8話の気になったポイント
- 選挙事務所の笑顔あいさつがこわい。
- 当日に羊羹が届くかもわからないのに、前日に羊羹を買えるの?
- 明石さんの勝手にケーキ食べるのは本当にありえない。人として軽蔑するレベル。あんなことされたらもう無理です。食べ物の恨みは恐ろしいのです。
- 「次週、明石死す!」って言われてたけど、普通に生きていましたね!予告詐欺だ!
小ネタツッコみます!
- 藤堂正彦→桂田冬彦?…演じていた佐野史郎さんの「冬彦さん」と連想させているのかなと思いました。真相は不明。
- 「水木屋 ひとと羊羹」→「ハナミズキ 一青窈」…描かれている花のシルエットがハナミズキでした。
- 宇宙関係の開発…下町ロケット?
- セトシンが保管されているセキュリティ「Colloportus コロポータス」→ハリー・ポッターに出てくる呪文。「扉よくっつけ」という意味。
- 藤堂議員の選挙カー・ポスターに書かれている言葉「母を愛すように日本を愛します」→冬彦さんのマザコンキャラ?
- 島根にある平塚冶金工場ネタ
- 予定表に「日曜は休め!」「全日本どじょうすくい選手権」「どじょうすくい練習」「どじょうすくいアメリカ大会 スペシャルゲスト」など。地方感溢れる予定表。
- 「冶金はしても夜勤はしない」のスローガン。
- 選挙特番が池上さんの番組のように謎のプロフィールがある。
- 藤堂議員の選挙事務所。
- なぜかレギュラー西川君のカレンダーがある。
- 「東京第三弁護士会 古美門研介」…ドラマ・リーガルハイの役名。なぜ?
- 加奈子の新曲「ずっとアナゴが好きだった」→「ずっとあなたが好きだった」…佐野史郎さんが冬彦さんとして出演したドラマ。冬彦さん風のファッションで木馬に乗っている加奈子。「かたかなこ、ついにネタ切れか!?」とツッコまれています。
- ホヤボーヤのビーズ。
- いとこんち7周年のポスター。
- 「東方見聞六条豆腐」→「東方見聞録」
- 「北菜の浮世漬け」→「北斎」「浮世絵」
- 「もり大貝の酒蒸し」→「森鴎外」
- 「九種の野菜のサラダ幸村」→「真田幸村」
- 「州浜草のサラダ十勇士」→「真田十勇士」…真田は六文銭の家紋のほかに、「州浜」の紋を用いていたとか。
- 「台風ラーメンサラダ丸」→「タイ風ラーメン」「ラーメンサラダ」…わからない。
- 「湾内海老のフビライ飯」→「フビライハン」
- 「世間知らずの将軍定食」→…これわからない。
- 「界・鯛・山椒の玄パクチーサラダ」→「解体新書」「杉田玄白」
- 「中大兄のオージービーフ」→「中大兄皇子」
- 「近藤のいさみ揚げ」→「近藤勇」
- 「いわし乗せ伊京都革麺」→「清教徒革命」
- 「未熟ミカンのゼリー来航」→「ペリー来航」…未熟ミカンはどういう意味なんだろう?
- 「来襲!蒙古飯」→「蒙古斑」…歴史関係ないな。元襲来ってことかな?
- 「にんじんの乱」→「壬申の乱」?かな?
- 「笑類憐みの冷麺」→「生類憐みの令」
- 「えれきテールスープと平賀玄米ご飯」→「エレキテル」「平賀源内」
- 「るーずべるとニューディール政桜餅」→「ルーズベルト」「ニューディール政策」…ニューヨークでの「桜」の名所が「ルーズベルト・アイランド」
- 「よしむね享保の改角煮丼」→「徳川吉宗」「享保の改革」
- 「うに・いくらの西郷丼」→「西郷どん」…レキシさん出てるしね。
- 「にほんショキショキサラダ」→「日本書紀」
- メニューの頭文字を読むと、「東北も九州台湾世界中が近い未来に笑えるように」。熱いメッセージでした!
- 加奈子にかかってきた電話「アナゴに木馬で…冬彦さんがー?」→「ずっとあなたが好きだった」にて冬彦さんが木馬に乗るシーンあり。
- 明石の「なんじゃあこりゃあ!」→また「太陽にほえろ」
- 藤堂正彦が逮捕されたというあけぼの新聞。
- 「トヨネ 初の首位」→トヨタ?
- 広告「ZONE」→ドラマ「トリック」にて、佐野史郎さんが演じられた深見博昭という役が「ゾーーーーン!!!」と叫ぶキャラクターでした。
感想
深山の敗訴はまあそうだよなぁ
深山が最初に敗訴になったのは仕方ないというか、詰めが甘かったように感じました。意識不明から目覚めた妻に自分たちの推察を話すのはいきすぎだなぁと思いましたし、いつもやる証言の裏付けを全くやっていませんでしたし。違和感がありました。
徹底的に証拠を見直して、その裏付けをして、ということをやることが深山ですし。クラブのママに羊羹を買ったことを聞いたのに、それを証言させずあやふやにさせたのも違和感がありました。
ただ、鑑定結果が却下されるというのはありえないような判断ですし、どう考えても川上が誘導したわけですから、普通なら敗訴はありえない。けど、隙を突かれる可能性もゼロではないので、まあ敗訴すべくしてしたなという感じはありました。
川上はある意味で“優秀”な裁判官
川上は優秀ですよね。自分の思い描く通りに裁判を進めることができる人間です。しかも、自分を敵にせずに。良い顔をして。裁判員への判断の委ね方も見事でした。
そこに事実を見極めようという気持ちはなさそうです。検察側の気持ちに近いというか。公平性はあるのかな、という疑問もあって。
なぜあれほど岡田と親しくして、弁護士を敵視しているのかな。うーん…根本は尾崎先生が弁護士を始めた頃の「公平に裁いているに決まっている」という思い込みなのかなと思いますけどね。
ある意味、妻が首謀者だったのかも
今回の事件、見ている途中で全然事実がわかりませんでした。議員に見せかけて秘書がやったんじゃないかとか、妻が一人でやったんじゃないかとか、いろいろ考えて。実は被害者だった妻と議員である夫が共謀していたとは驚きでした。
「ただの人の妻になるのは嫌」と話した妻。その横で犯人だとバレた夫は一言も発しませんでした。母に委ねる冬彦さんのよう?というのは置いておいて、全て妻が主導権を握っているような。
夫を立てる妻に見えて、実は妻が首謀者だったのかなと思いました。政治家という人生も、今回の事件も。
たしかに事実は一つしかない
裁判後に川上が「三審制で新たな事実が見つかって良かった」と述べていましたが、それもたしかになと納得しました。その後、深山が言った「事実はずっと一つでしたよ」という一言に、さらになるほどなと思いました。私も裁判員だったらころころ意見変わるなぁ。
そもそも、起きた事実は一つで、それを見つけられたかどうかの違いで。“新たな事実”ではなく、事実だけがあって。それを警察・検察、弁護士、裁判官という3つの立場で公平に見つけていかなくてはならないはずなのに…。
ただ、間違った判決を下した裁判官が何の反省もなく笑顔で「良かった」と言えるのは不気味です。新聞をくしゃくしゃにしていた川上が本性なんでしょうが。
最終回は川上というか裁判そのものと対決になるのでしょうね。じっくり見ようではありませんか。
次回:法廷の開かずの扉、再審ー
深山たちのもとに、死刑囚の再審請求の依頼が来た。それは死刑囚の息子。母親を殺した容疑で逮捕されたが、息子は信じられず再審をしたがっていた。川上は無理難題を突きつけられ、佐田は世論を味方につけようとするも逆に足元をすくわれて…深山達は依頼人を救うことができるのかー
ついに最終回ですね。2時間かけて再審請求について。心して見なければ。
aoikara
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