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99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ 第6話 ネタバレ 舞子の裁判官の過去、弁護士の今

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裁判官でも弁護士でもないaoikaraです。そりゃそうだ。中卒だもの。いや、中卒でもものすごーく頑張れば司法試験受かるとかいうドラマもあるけれど。

 

というわけで今回のテーマは…

 

99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ 第6話 ネタバレ

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

 

▼99.9 SEASONⅡ 第5話 記事はこちら

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第6話 あらすじ・ネタバレ

見守る

立川にある大酉寿司という店を、影からこっそりと尾崎舞子(木村文乃)が見ている。そこで働いているのは若い男の子(佐藤勝利)。

 

舞子は過去のことを思い出す。今は短い髪が長かった頃、その男の子がパトカーに連れ去られていくところを。「雄太!」と声をかけていた。

 

寿司屋では店主(竜雷太)が「でかけてくる」と男の子に声をかけている。舞子はそそくさを身を隠すようにする。その寿司屋を警察が張り込んでいる様子で…

 

北風と太陽

斑目法律事務所では、弁護士の佐田篤弘(香川照之)がやってくる。職場の人間が皆頭を下げている。所長の斑目春彦(岸部一徳)にも「圧が強い」と言われている。刑事専門弁護士の深山大翔(松本潤)もニヤニヤしながら同意。

 

斑目が北風と太陽の例を出すと、「僕は立派な太陽ですよ」と佐田は主張。深山は「寒いよー」と北風な佐田を寒がっている。

 

佐田は民事で大きな取引があるとのこと。斑目には祝福を兼ねてコーヒーを飲みに行こうと誘われる。佐田は民事で忙しいので刑事事件は深山に任せるとのたまっていた。

 

尾崎を知る人間

法律事務所に一人の男が訪れて、尾崎を呼ぶ。それは寿司屋の店主。別室で尾崎と話し、「あれ以来、連絡とってないの?」と心配されている。尾崎は苦笑いするだけ。

 

店主の新井英之がやってきた理由は、殺人事件の犯人だと警察に疑われているからだとのこと。部屋を勝手にのぞいて話を聞きつけた深山が勝手に入ってきた。「依頼人ではありません!」と尾崎は深山を追い出そうとする。

 

深山が引き下がらないので「10秒、お待ち下さい!」と言う。待たせている間に部屋に鍵をかけてしまう。小さな声で「彼には、弟の話はしないでください」と尾崎は告げる。

 

殺人事件の犯人

深山も入室し、新井の話を聞くことになった。どうやら殺人事件の第一発見者で、犯人として疑われているらしい。

 

事件当日、新井はとある不動産屋に13:30に訪れた。事務所はぐちゃぐちゃに荒らされていて、不動産会社の社長・平田賢一(三又又三)がトイレで頭から血を流して死んでいた。新井はすぐに引き返し、近くの商店街にあるたばこ屋に平田が殺されたことを伝えて、警察に電話をしてもらったと言う。

 

平田とは土地の取引について話があり、再開発のために立ち退いてほしいと言われていた。深山は被害者と揉めていたのかと気にすると、新井は「とんでもない」と言う。しかし、警察は二人に揉め事があったと執拗に聞いてくるとのこと。

 

現場検証

深山と尾崎は、新井が話していたたばこ屋を訪れる。店に近づくとピンポーンと音がして、「はい、何にしますか?」店主の飯田誠一(ダンカン)が出てくる。深山が少し動いただけで、何度もピンポーンと鳴る。

 

センサーの感度が良すぎて、道の向こう側まで反応してピンポーンと音が鳴るらしい。実際に深山がしゃべるだけでセンサーは反応している。

 

事件について聞くと、事件現場の不動産屋がその道の突き当たりを左に行った場所で、たばこ屋の前を通らない限り事件現場には行けないこともわかる。

 

「この方がここ通ったの覚えてますか?」と新井の写真を見せると、「ああ、大酉寿司の大将だろ」と飯田は答える。事件当日のお昼頃に新井が来て、たばこを買っていったと話す。飯田が「パクチーマミレ」という店のパクチーの弁当を食べており、新井も「ああ、あの派手な車のね」と答えていた。

 

あまりにうるさいのでここでセンサーを切る。新井が来たのは13:28だったと、飯田は正確に覚えている。というのも、たばこを買った新井が時間を聞いてきたからだった。慌てて「約束に遅れちゃう」と小走りで不動産屋に向かっていくのを見た。

 

それから5分もしないうちに戻ってきて、平田が殺されたことを告げて、飯田が警察に電話をかけた。通話記録は13:31、新井の証言通り。

 

ちなみに他にこの通りに来た人物は一人。12:30頃に20歳くらいの若い男が来たと飯田は言う。深山も尾崎もその若い男が怪しいと思い始めている。ほかにはいなかった。何よりセンサーが反応しなかったと飯田は証言。

 

本当に二人しか通らなかったのか、それを確かめるために深山は電話である人物を呼び出す。

 

試すならこの人

「明石、いきまーす!」呼び出されたのはパラリーガルの明石達也(片桐仁)。たばこ屋の向かい側にある店にくっつくようにしてもピンポーンと反応。下を匍匐前進してもピンポーン。センサーの上を通ろうと大ジャンプをしてみてもピンポーン。通るなら絶対に音が鳴ることが実証された。

 

次は証言を検証。明石にカメラを付けて走らせる。一緒に尾崎もついていく。小走りで商店街に行き、焦って戻ってきた。その時間は1分20秒。たばこ屋にいた時間から考えれば、事務所にいたのは2分弱。これで被害者を殺す時間はない。新井の犯行ではないことが証明された。

 

息ぴったり

その映像を刑事専門ルームで、深山や尾崎、明石のほかにも、パラリーガルの藤野宏樹(マギー)や中塚美麗(馬場園梓)も見ている。犯行現場に勝手に踏み入れたとして、明石と尾崎は警察にものすごく怒られたとのこと。

 

「こんな動画撮るなんて、どうが(動画)してるな!」

 

と言って深山はくくくっと笑っている。「5点!」尾崎と明石は口を揃えて評価を下す。「二人、気が合うね」と深山が言うと、「どこがですか!」とまた口を揃えて言う。

 

事件のおさらい

ホワイトボードに中塚が事件についてきれいにまとめている。結果、皆12:30に通った若い男が怪しいとのことで意見が一致。

 

「ゲコゲコ、電話ですよ」

 

独特な着信音はいっこく堂。尾崎の電話だった。同時にほかのメンバーはニュースを見ている。それは例の事件についてだった。犯人が逮捕されたというニュース。若い男の顔写真が出ている。名前は尾崎雄太

 

「弟!?」

 

ちょうど尾崎にも、弟の尾崎雄太が逮捕されたという電話が入っていた。深山はいつになく深刻そうな表情で尾崎を見ていた。

 

急ぎ向かう

警察に向かおうとする尾崎に、深山も付いていこうとする。「興味本位で私の家族に関わらないでください!」尾崎は厳しく言う。「弟さんが犯人と決まったわけじゃない」深山はさらりと答える。

 

警察署に行くと、新井が出てくるところだった。尾崎は声をかける。雄太は取調中とのこと。

 

昼過ぎに警察が来て、平田は即死で死亡推定時刻が12:00~13:00であり、新井に犯行は不可能だと容疑が晴れた。しかし警察は店に来て、雄太を逮捕していったとのこと。

 

雄太は被害者の平田とも面識があったと新井は話す。雄太は前科があったのでなかなかアパートを借りられず、平田に相談して前科があっても大丈夫な物件を紹介されていたとのこと。

 

事件当日も平田に会いに行っていたらしく、トラブルがあったのかと新井は心配している。深山は細かくメモをしていた。

 

冷たい北風

佐田は斑目のもとにいき、「尾崎をどうするおつもりですか?」と尋ねている。斑目は逆にどうすべきかと佐田に冷静に聞く。佐田は危機管理は早めの対応をすべきだと述べる。弟が事件の犯人だというのが本当なら、「尾崎の身を隠させますか?」と案じている。

 

「もしそうであれば、尾崎先生にはうちをやめてもらおう」

 

斑目はあっさりと言う。「はっ?」思わず佐田は聞き返してしまう。顧客の信頼を失うのは大きな損失になると斑目は続ける。佐田は困惑し、「ごもっともですが…」と口を開くが「危機管理は早めの対応が大事なんだよね?」と斑目は返す。

 

「君が太陽なら、僕は北風だから」

 

斑目は淡々と言う。

 

警察の説明

尾崎と深山は警察署へ。尾崎が雄太の姉で身元引受人だと説明すると、「あんな弟を持って、あんたも大変だね」と刑事は言う。尾崎は答えない。深山は席には座らず立って話を聞きつつメモを取っている。

 

尾崎はなぜ雄太が逮捕されたのか聞く。刑事の話によると、12:13に現場近くの防犯カメラに雄太が映っていた。また、被害者が殺された事務所には、二年前の窃盗事件で見つかっていなかった100万円の腕時計があったとのこと。

 

被害者の平田が、雄太に前科があることをバラすと脅し、雄太がその口止め料として自分が盗んだ腕時計を渡したのではないかと。しかし、脅されてかっとなって殺したと。

 

「それって、本人が自供したんですか?」深山が聞くと、刑事は自分たちの見立てだが間違いないだろうと言う。「調べもしないでいい加減だな」つぶやきながら深山はメモを取る。

 

尾崎は雄太に会いたがるが、家族への接見は許されていないとのこと。深山は弁護士バッジを見せて「弁護士としてなら良いですよね?」と言う。刑事は驚き、「あんたも?」と尾崎に聞く。「ええ」と尾崎。二人は接見の部屋に通される。

 

久しぶりの再会

深山と尾崎は接見の部屋へ。そして、雄太がやってきた。尾崎に気づくと、さっと目をそらす。深山はいつも通りマイペースに弁護士について説明し、担当弁護士として承認してほしいことをニヤニヤしながら伝えているが、雄太は暗い表情。

 

雄太は、以前自分が捕まったときも、姉が接見に来たことを思い出していた。そして、尾崎を指さし「その人外してもらえますか?」とうつろな表情で言う。「この人はずしてくれたらあなたにお願いします」と。

 

深山は「聞こえたよね?」と尾崎を見る。尾崎は何か言いたげだったが、そのまま部屋を出た。

 

深山はいつも通りニヤニヤとしている。「俺は犯人じゃありません!」雄太の主張に「わかりました」とすんなり受け入れる。そしていつも通り「生い立ちからお願いします?」と聴取が始まった。

 

雄太は岐阜県の出身。高校のときは悪いこともしたと話す。高校卒業後に東京に出てきて、寿司職人を目指すことにしたと。深山から寿司職人を目指した理由も聞かれている。

 

尾崎は一人外。手でカエルを作りながら、「この人外してもらえますか、ゲコ」と雄太に言われたことを腹話術で反芻していた。

 

深山はいよいよ事件について聞く。雄太によると、12:30に平田の事務所に行ったのは事実とのこと。しかし、応答がなく中に誰もいなかったので、しばらく中で待っていたと。10~15分程度。そのとき事務所は荒らされてもいなかった。

 

深山は、警察が2年前の事件で雄太が脅されていた被害者に金品を要求されていたと考えていると伝えると「そんなこと絶対ありません」と強く否定。2年前に雄太が盗んだとされている100万円の腕時計がない件についてはわからないとのこと。

 

「それに、そもそも2年前の事件もやってないですから」

 

と雄太は言う。「じゃあなんで認めたんですか?」と深山は聞く。雄太は苦々しい記憶を思い出す。当時、雄太の接見に来た尾崎に「被害者と示談してくるから。罪を認めれば早くここから出られる。私が助けてあげるから!」と言われていたのだった。

 

深山の「なぜ罪を認めたのか」という質問には応えず、苦しい表情を浮かべて雄太は部屋を後にする。深山は考えるように自分の耳を触る。

 

2年前のこと

接見が終わり、尾崎は「どうでしたか?」とすぐに深山に聞く。「否認してた」手短に答える深山。「ちなみに二年前の事件もね」という深山の言葉には「えっ」と固まってしまう尾崎。尾崎もまた、「私が助けてあげるから」と弟に言ったことを思い出していた。

 

太陽の出番

佐田は自分の仕事を民事弁護士の落合陽平(馬場徹)に託している。落合は尾崎のために刑事で頑張りたいというが、佐田の命令でそれはできず。また、佐田が出ていった殿部屋で、大事な馬の像を落として壊していた。

 

佐田は帰ってきた深山に手短に事件について説明しろと言う。「手短に説明できないのでお帰りください」と深山はニヤニヤして帰す。「尾崎!」と佐田は大きな声で言うが、尾崎を気遣って声を小さくしている。

 

疑問点

深山のノートを見て中塚が事件を整理し、ホワイトボードに書き記し、みんなでじっくりと眺める。もし、雄太が犯人だとして、殺害現場に腕時計があったのになぜ取り返さなかったのか、不自然だと佐田は気づく。

 

つまり、雄太が渡したものではなく、雄太とは別の所で被害者の手に渡ることになったのだと佐田は続ける。深山はニヤリとして、「おめでとうご名答」の飴を渡している。

 

尾崎は何も述べず、ただ不安そうな顔をしている。

 

2年前の事件の見直し

尾崎と深山は、2年前の事件で示談を頼んだ弁護士事務所に資料を取りに行く。ただ、その弁護士は「今さら2年前のことを掘り返しても無駄ですよ。本人が罪を認めたんだから」と言う。「だいたい、あなただって弟さんが犯人だと思ったから示談に応じたわけでしょ」とも。

 

尾崎は答えず、資料を借りることだけ告げる。

 

刑事専門ルームではもらった資料をもとに、中塚がホワイトボードに事件を整理して記す。2年前、雄太が勤めていた沙々寿司の社長室から現金500万円と100万円の腕時計が盗まれた。

 

事件当日。23:00に社長の糸村信彦(横田栄司)は社長室を出て鍵をしめて、店にいた雄太と数分話し、通用口から出る。防犯カメラに糸村が映っていたのが23:10。雄太は一人残って仕事をして、23:50に通用口から外に出るのが防犯カメラに映されていた。

 

翌朝、社長室が荒らされており、窃盗も発覚。夜から朝まで防犯カメラには誰も映っておらず、雄太のカバンから見つかったコインロッカーの鍵で開けると、現金500万円が見つかった。

 

「俺じゃないですよ!」と、雄太は鍵も見覚えがないと容疑を否定。しかし、窃盗の容疑で起訴された。裁判では、雄太の友人である大西達也(金子大地)が、雄太が500万円を持っているのを見たと証言している。

 

「誰かさんが示談を申し出たからね」と深山は言いつつ、尾崎をちらりと見る。尾崎は証拠がそろっており、糸村社長にいち早くお詫びをするのが雄太のためだと苦しそうに言う。

 

深山は従業員で金品がどこにあるかわかっていたはずなのに、部屋が荒らされていることが気になっていた。また、コインロッカーにあったはずの500万円を目にできる機会はなく、ないものを見たと大西は証言していることになる。

 

「本人が否認しているのに勝手に示談にした。この事件、ちゃんと調べたの?」深山は厳しい口調で言う。「私は雄太を助けたんですよ」と尾崎は言い返す。「まさか、事実を調べる長所を鵜呑みにして犯人だと断定したんじゃないよね?」深山はさらに続ける。

 

パラリーガルたちは深山を止めようとするが、佐田は大丈夫だとパラリーガルたちを諫める。

 

尾崎は立ち上がり、「大西さんを探して、話を聞いてきます」と言う。「ここからは私が全てやります」とも。「雄太さんに任されたのは僕なんだけど?」と深山が言うと、「窓口だけお願いできますか」と静かな口調で言うのだった。

 

深山は犯行現場の荒らされ具合が気になっていた。必要以上に荒らされている。2年前の事件も、そして今回の事件も。

 

一人で立ち向かう

尾崎はクラブから出てくる大西に声をかける。雄太の友達だったのになぜ不利な証言をしたのかと聞くが、「知らねえよ!」と強く言い返されて、そのまま行ってしまった大西に呆然としてしまう。

 

警察に行っても雄太の接見はできず。「会いたくない」との伝言を刑事から告げられる。

 

途方に暮れて

尾崎が刑事専門ルームに帰ってくると、誰もいなかった。そして、2年前のことを思い出す。尾崎の働きもあり、雄太は執行猶予付きの判決になった。うれしい表情で雄太を出迎えたが、雄太は目を合わせず。そして、「二度と連絡してこないで」と言われた。

 

尾崎は裁判所に辞表を提出した。そして、再び会ったときにも弟に激しく拒絶された。

 

尾崎は腹話術の人形「サリー」を持つ。「舞子、助けるって言ったんだろ」と自分自身に声をかける。「本当は助けたんじゃない」尾崎が答える。「でも、助けたいって思ったんだろう?」心の声に自問自答する。

 

刑事専門ルームには深山に佐田、明石、藤野、中塚が戻ってきた。「あの」尾崎が口を開く。「弟を、助けてください…。よろしくお願いします」そう切羽詰まったように言い、頭を下げる。

 

「言われなくてもやってるよ」深山はいつもの調子で皮肉を言う。佐田が実はと、雄太の過去から現在までの交友関係を手分けして当たっていたと話す。そして、一人の人物を見つけた。坂本卓(古館祐太郎)。

 

「覚えてないか」と佐田は言う。尾崎は知らないように見える。明後日接見に行ってこいと佐田は続ける。彼は刑務所にいると。

 

弟の友達

尾崎と深山で坂本の接見に行く。深山が尾崎雄太が殺人の罪に問われていると話すと、「そんな?何科の間違いだろ?あいつそんなことするようなやつじゃない!」と激しい口調で坂本は話す。

 

そして、坂本が知っていることを話してもらった。

 

姉の罪

斑目所長の部屋に戻ってきた深山と尾崎。斑目と佐田がいる。尾崎は「弟が逮捕されたのは、私のせいでした」と話し始める。

 

坂本と雄太は高校の同級生で、一緒に悪さをしていた仲だった。東京に出てきて、大西を雄太に紹介したのも坂本だった。しかし、雄太は悪い付き合いを避けたがっていて、坂本にも大西との付き合いはやめて真面目に働くようにと諭していた。

 

当時の坂本は聞き入れず、遊び感覚で質屋に強盗を働いた。もちろん坂本は逮捕された。その裁判の裁判長が尾崎だった。

 

大西ら坂本の仲間は、雄太に坂本の罪を軽くするように姉に働きかけろと命じた。しかし、「姉ちゃんは巻き込めない」と雄太は拒否。尾崎はそんなことがあったとも知らず、坂本に懲役3年の判決を出した。

 

雄太は申し訳ない気持ちになり、坂本に謝罪した。腹の虫がおさまらない大西は、雄太の寿司屋を訪れて馬鹿騒ぎするなど、迷惑をかけていた。

 

そんなとき、雄太が窃盗で逮捕された。その後、大西は坂本に「きっちり責任とらせた」と雄太のことを言っていたと言う。大西が誰かと組んで雄太を嵌めたのだと坂本は感じた。

 

「2年前の事件に関して、弟さんは無実だったってことだな」と佐田は結論づけた。「はい」消え入りそうな声で答える。

 

「私は裁判官として、一人一人の人生と向き合ってきたつもりでした。でも、何もわかってなかった。弟のことさえ…」

 

そう、落胆した声で尾崎は言う。「良かったね」と言ったのは斑目。「え?」尾崎は聞き返す。

 

「今は向き合えてるでしょ。いくら反省しようと、後悔しようとも、過去に戻ることなんてできない。大事なのはこれから何ができるのか。弁護士になった君には、今できることがたくさんある

 

斑目の言葉に佐田も笑顔になる。深山は…話が長くて寝ていた。

 

姉と弟

佐田と深山は雄太の接見へ。坂本から聞いた話を告げるも、雄太は何も言わない。「わかりました。話すべきは私たちじゃない」と佐田が笑顔で言い、尾崎を連れてきた。雄太は姉を見るとすぐに出ていこうとする。「座って!」尾崎の強い言葉に、雄太はとりあえず着席する。

 

「あなたと話したいことがあるの」尾崎は言う。佐田と深山は退室。深山はしぶとく居座ろうとしたが、佐田が空気を読めと無理やり退出させる。

 

「なんで話してくれなかったの?」尾崎は聞く。「話してくれたら、ほかの対処もできたのに…」すると雄太は「まっさきに示談にするって言ったのは、かけつけた姉ちゃんだろ!」と返す。

 

「姉ちゃんが助けてくれるって思ってた」とも。「絶対助かるって思った!でも…あのときは示談をしてお詫びをすることがあなたのためだと思ったの」尾崎は苦しそうに言う。

 

「俺のことを信じてなかった。それが一番つらかった」

 

と雄太も気持ちを吐露する。勉強はできなかったけど一人前の寿司屋になるために頑張ってきたのに、一番信じてほしかった家族に信じてもらえなかったと。自分のせいで姉は夢だった裁判官をやめてしまった。「俺は最悪だよ。出来の悪い弟に、本当は頭にきてんだろ?」と吐き捨てるように雄太は言う。

 

「そんな風に思ったことは一度もない!」尾崎はきっぱりと言う。「信じてもらえないかもしれないけど、あなたの無実は私が絶対に証明してみせる!」まっすぐな強い目で、そう弟に言った。

 

接見が終わり、深山は内容を知りたがるが佐田が止める。尾崎は意を決した顔をしている。

 

関係者

雄太が犯人ではないとなると、どうして被害者のところに2年前の事件で盗まれた金品があったのか。それを確かめるために、糸村社長のところへ行こうと佐田は連れて行く。

 

糸村は会うなり「出来の悪い弟さんを持って大変ですね」と呆れたように尾崎に声をかける。尾崎は無視。

 

盗まれたはずの腕時計が発見されなかったのに探そうとはしなかったのかという問いには、尾崎が被害弁償をしてくれたからと話す糸村。雄太の働きぶりについて聞くと「一見真面目そうに見えたが、悪い仲間とつるんでたんでしょ」と冷たい口調。念のため大酉寿司について聞くが、知らないとのこと。

 

糸村は秘書に「そろそろお時間です」と言われて立ち去る。深山はその秘書とアイコンタクトをかわし…

 

口を開くのはそばの人

事務所から出てきた秘書を深山と佐田と尾崎で聞き込み。当時も働いていたという秘書から、大事な書類もなくなっていたりして、契約書を作成し直すなど事件後も大変だったという話を聞く。

 

地道にコツコツ

刑事専門ルームに戻ってきた3人。深山は犯人の目的は部屋を荒らすことにあったと推察。そのために、当時の部屋に何があったのか、写真を拡大してみんなで見ることになった。

 

佐田は一人何か思いついたようで、「やることがある。ここは任せた」と面倒ごとから去って行く。

 

写真を拡大し、パラリーガルも含めてみんなで写真を隅から隅まで見ることに。根気のいる作業で、夜まで時間がかかる。深夜2時になると、パラリーガルはみんな寝てしまった。深山と尾崎だけがまだ起きて作業をしている。

 

おいしい寿司

すると、突然宅配寿司がやってくる。佐田からお代を受け取っているとのことで、気の利いた差し入れだった。深山と尾崎は休憩して、一緒に寿司をつまむ。深山は「普通でおいしい」と笑顔。尾崎はまぐろからぱくりと食べて「んん~」と至福の表情を浮かべている。

 

「兄弟で同じタイプか」と深山はつぶやいている。そして、なぜ雄太が寿司職人になろうと思ったのか知っているかと尋ねる。それは最初の接見で雄太が話してくれたことだった。

 

雄太が東京に出てきたとき、尾崎が寿司屋に連れて行ってくれたのだった。そのときの寿司がとてもおいしかった。あまりのおいしさに大きな声で「うま!」と雄太が言ってしまうほど。尾崎も注意しながら、自分が食べると「んーおいしい!」と大きな声で喜んでいた。

 

「あんときの寿司は本当にうまかった」雄太は今までにないほどうれしそうな表情でそう語っていた。

 

見つけたもの

朝8時になり、眠い目をこすりながら深山と尾崎は作業中。と、尾崎は何かを見つけた。それはFAXの送信履歴の紙が映った写真。「あああ!」と何かに気づき、深山にも「これもしかして」と見せる。

 

深山のもとに佐田から電話が。「面白いものが見つかった」と深山は佐田に伝える。電話をしながらもう佐田は同じ部屋にいるのに、二人はまだ電話をしていて尾崎は戸惑う。

 

2年前の事件の真実

尾崎、深山、佐田は再び糸村社長の事務所へ。尾崎が話し出す。事件があった日、部屋が荒らされていたので書類なども作成し直すことになったと社員から聞いたと。その翌日に税務調査が予定されていた。

 

しかし、窃盗が起きたので1ヶ月後に延期された。その間に粉飾決算を隠そうとしたのではないかと詰め寄る。書類を紛失したと見せかけるために荒らしたのではないかと。つまり、窃盗は糸村の自作自演だった、という結論を示す。

 

事件当時、糸村防犯カメラに映っていたのは23:10。店で雄太と話していたとなると、事務所を出たのは23:05頃。そしてFAXが来て受信されたのは23:07。紙はくしゃくしゃになっている。これは警察の証拠写真から見つかったもの。時間は正確であることも裏付けが取れている。

 

つまり、糸村が事務所を出た1~2分で誰かが事務所を荒らしたのか。それは物理的に不可能。つまり、糸村が事前に部屋を荒らしていたということになる。雄太に逆恨みしている大西を利用して不利な証言をさせたのも「あなたですね?」と尾崎が糸村に言う。

 

さらに深山が、糸村が平田を殺害したと述べる。窃盗が自作自演だったとなれば、盗まれたという腕時計は糸村が持っていた。それが平田のところにあったと警察に知らせれば、糸村が犯人だと逮捕しに来るだろうと佐田も言うのだった。

 

「おれはやってない!」糸村は焦って否定する。「じゃあなんであなたの腕時計が平田さんの事務所にあったんですか?」尾崎がさらに詰める。「新井の大将、大将に貸してくれって言われたんだよ!」と糸村は白状する。

 

しかし、糸村は以前大酉寿司を知らないと言っていた。が、それは嘘だった。実は新井の店で働いていたことがあるという糸村。自分の店を出すときにお金を出してもらって、頭が上がらないと言う。

 

さらに、2年前の窃盗事件について真相を知られて、新井に脅されていたとも言う。尾崎は信じられないというような表情を浮かべていた。

 

悪党

刑事専門ルームにて。藤野によると、近所の聞き込みで、被害者の平田はかなり強引に土地を貸していたこともあり、新井とも揉めていたのだろうと考えられる。立ち退いてほしいのを拒否したとなれば、新井には強い動機がある。

 

そして、平田を殺し、雄太に罪をなすりつけた。「ゴリゴリの悪党だ!」と明石も吐き捨てるように言う。しかし、新井はどうやって平田を殺したのかが証明できない。

 

考える料理

深山はいとこんちで料理を作りながら、どうやって新井が平田を殺したのかを考えていた。いとこで店主の坂東健太(池田貴史)は、中塚が予約を取っていることが気になっていた。いつも通りに加奈子(岸井ゆきの)もいる。

 

予約席にやってきたのは内藤哲也とBUSHI。中塚とグッズの打ち合わせに来たのだった。坂東は大興奮。加奈子は興味なさげ。

 

深山は結論が出ず、とりあえず作った料理を食べる。

 

こっそりと

翌日、佐田の部屋から何か落とした音がする。そそくさと中塚が出てくる。入れ替わるように明石が部屋に入り、郵便物を届けようとすると佐田はいない。馬の置物を見ようと手を滑らせて、落として馬の足が折れてしまった。「あああ!」焦る明石。

 

深山はそんな明石の様子を部屋の外から見てニヤニヤしている。そこに佐田がやってきた。部屋の中にいる明石の存在には気づいていない。

 

佐田が部屋に入ると、明石はさっと隠れる。佐田は気づかず。明石はそろりそろりと部屋から出て行く。佐田は馬の足が折れているのに気づき、衝撃を受けて嘆いている。

 

そこに明石がそしらぬフリをして、今初めて部屋に入るかの様子で「郵便物でーす」なんてやってきた。そして悲しむ佐田に同情。全てを見ていた深山は笑っている。

 

と、深山はあることに気づく。

 

犯行を立証させる方法

深山と佐田は犯行現場近くのたばこ屋の前に訪れていた。たばこ屋はまだ開いていない。そして、たばこ屋の向こう側には尾崎。開店する前にすでに来ていた。

 

たばこ屋が開店し、センサーがつく。そして、今初めて反対側からやってきたように見せる尾崎。

 

そう、たばこ屋が開店するより前にこの道を通っていればセンサーは鳴らず、今尾崎がやったようにすれば初めてここに来たかのように演出できる。

 

つまり、新井もたばこ屋が開店する11時より前に通り、不動産屋で平田を待ち構えて殺害。相談にやってくる雄太が来ても待ち、雄太が帰ると事務所を荒らしてアリバイ作り。そして13:30より前にたばこ屋に行けば、アリバイ成立ということ。理論上は可能だが、証明は難しいと佐田は言う。

 

深山は、新井がパクチーマミレという店を見たことを思い出し、移動式の車で販売していたことから、新井が11時前にここを通ったという目撃証言を得ようと考える。

 

パクチー

刑事専門ルームに戻り、「パクチーマミレ」という店を探すも見つからず。「パクチー弁当スミレ」という車で移動式の店ならあった。書体を見ると「マ」と「ス」がよく似ている。これなら見間違えてもおかしくはない。

 

そこで、深山と尾崎、佐田で今日出店している場所に趣く。店主(IZAM)は赤髪で個性的。新井の顔写真を見せるが、事件当時に見覚えはないとのこと。ただ、その日は「大変だったんだから」とあることを語る。

 

深山はいきなり「江戸川乱歩はお好きですか?」と店主に聞く。そして、弁当を手にして、「僕も好きなんですよ、特に…」

 

「パクチ(明智)小五郎と、怪獣二十弁当(面相)が!」

 

とニヤニヤしながら言う。佐田は爆笑。尾崎は呆れている。さらに続けて

 

「パクチ(明智)光秀」ペンを持ちながら「本能寺のペン(変)」などと続けて、二人だけで大爆笑している。

 

真犯人

尾崎に深山に佐田は、法律事務所に新井を呼び出す。雄太のために証言してほしいとビデオを回しながら話を聞く。

 

事件当日のこと、13:28にたばこ屋に訪れたときに、店主と話していたパクチーの店について。「パクチーマミレ」ではなく「パクチー弁当スミレ」だと伝える。新井ははっきり見たと言う。「緑色の車で、赤い髪のあんちゃんが大きな声出して、のぼりを立てていたのを確かに見た」と。

 

全員が息を飲んだ。「これで平田さんを殺した犯人がわかりました」と深山は言う。「平田さんを殺したのはあなただ」と新井に言い放つ。

 

たしかに車の特徴と赤髪の店主という証言は合っている。そして、事件当日も、現場近くで営業していた。しかし、その日は無断で営業していたのを通報されて警察が来て、11:30には店を撤収していた。10:30に開店してからたったの1時間。

 

つまり、その間に新井は車を見たことになるが、13:30に初めてたばこ屋に来たのだとすると、見ることは不可能。つまりそれよりもずっと前、たばこ屋が開く前に新井はパクチー弁当スミレの車を見て、不動産屋に行き、平田を殺し、雄太に罪をなすりつけようとした。

 

「あなたがこれ本当にあったことを隠し続けるなら、私たちは、今お話しした仮説を速やかに警察にお話しします。そうすれば、事実が明らかになるでしょう!」

 

尾崎が最後に言った。新井は「うあああわあああ」と怒号。「平田が行けないんだあ…」と新井は言う。20年以上やってきた店の土地を売れと言われて、拒否すれば法外な賃料を要求してきたと語る。

 

佐田は「一つ聞きたいことが」と言う。なぜ、わざわざ雄太の姉である尾崎がいるこの事務所に依頼しに来たのだと。新井は尾崎をにらみつけて、

 

「あんた巻き込みゃうまくいくと思ってたんだよお!弟が一番信じてないのは、あんただからな!」

 

と言い放つ。新井は警察に連れて行かれた。

 

弁護士

尾崎は「いろいろご迷惑おかけしました」と佐田や斑目に頭を下げる。「無実が証明できて良かったね」と斑目は言う。

 

「2年前雄太は、私に裁判官を続けてほしくて事件に巻き込まれたんです。犯罪者というレッテルを貼られて、生きてきた二年がどれだけ悔しかったか。しかも、今回は殺人犯に仕立て上げられそうになって」

 

憤りを感じるような声で尾崎は言う。「でも、君に無実を証明してもらったことが、これからの弟さんの支えになるんじゃないかな」と斑目は穏やかに言う。

 

「雄太のことで裁判官をやめることになって……、心の中でずっと、私は、雄太のことを責めてたんです」
「私、弁護士になれて本当に良かったです!」

 

心からそう言う尾崎。佐田も聞きながら笑顔になっていた。深山はもちろん他人事。「これからもよろしく頼むよ」という斑目の言葉に、「よろしくお願いします!」としっかりと言う尾崎。

 

尾崎と深山が去ってから、斑目は佐田に「首にしなくて良かったね」と言う。佐田は斑目に引き、首にすると言ったのは斑目だと咎めて、「おかげでこっちがどれほど大変だったか!」と嘆く。斑目はにやりと笑ったまま。佐田もふんと笑って「たぬき親父め!」とつぶやく。

 

本当の姉弟

尾崎は深山と佐田を連れて、雄太を待つ。留置場から出てきた雄太を尾崎は受け入れる。佐田は、過去の事件についても代理人として対応していくことを告げる。さらに、自分が知っている寿司店を紹介する。「普通でおいしいよ」と深山も言う。それは佐田が差し入れた寿司の店だった。

 

「何から何まで…」と尾崎は佐田に感謝をする。「私がちゃんとしていたら、雄太にこんな思いさせなくて良かったのにね」と尾崎は涙をためながら言う。「本当にごめんなさい!」

 

深山はニヤニヤして「あれ、裁判官は弁明せずじゃなかったの?」と聞く。「私、裁判官じゃなくて、弁護士ですから」きっぱりと尾崎はいう。佐田は深山を連れて、姉弟二人だけにする。

 

「姉ちゃん、ありがとうな」やっと雄太が尾崎の目を見て言ってくれた。尾崎は弟を抱きしめる。雄太は「やめろよ」と恥ずかしそうにしている。

 

「雄太、お寿司食べに行こうか?」尾崎が聞く。「いや行かない」と雄太は帰す。「俺が一人前の寿司職人になったら、日本一うまい寿司食べさせてやるから。それまで待ってて」弟からの言葉に、尾崎は泣き笑いの表情でうなずく。「うん、待ってる」と。

 

深山と佐田は帰宅。「へい、パクチー!」と深山はタクシーを呼んでいる。そんな二人を追いかける刑事の姿が…

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という話でした。尾崎先生、良かったね。本当に良かった。弁護士で良かったという言葉にはジーンと来ました。さて、詳しい感想は別記事で書きます。

 

 

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