中卒フリーライターほぼ無職。

在宅Webフリーライターaoikaraの日常ブログです。

スポンサーリンク

99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ 第2話 ネタバレ 26年前の事件の真相

スポンサーリンク

f:id:aoikara:20180125210454p:plain

「透明人間」と聞くとピンクレディーの曲が思い浮かぶ平成生まれのaoikaraです。地球の男に飽きてサウスポーだからね。ちなみにどちらも当てはまらない私です。

 

というわけで、全く関係ありませんが今回のテーマは…

 

99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ 第2話 ネタバレ

 

です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。

 

▼感想記事はこちら

www.aoikara-writer.com

 

▼99.9 第1話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

 

第2話 あらすじ・ネタバレ

刑事専門弁護士の決意

刑事専門弁護士の深山大翔(松本潤)は金沢で、父・大介(首藤康之)の事件の被害者・鏑木美里(織田梨沙)の遺族で妹の美由紀(野々すみ花)に会い、赤い魚の絵が描かれたキーホルダーを受け取る。それは美里の物でもなく、深山の父の物でもなかった。

 

深山は自身が務める弁護士事務所の所長・斑目春彦(岸部一徳)に電話し、現場に別の人物がいたという新たな証拠かもしれないと話す。事件はもう26年前のこと。それでも深山は

 

「そこに事実があるなら見つけ出さなきゃならない」

 

と言う。斑目は、深山の父の名前も書かれているラグビーボールを見て、小指で眉毛をかいていた。

 

深山の父の事件

刑事専門ルームでは、パラリーガルの明石達也(片桐仁)が深山から電話を受け取り、金沢に資料を持って出向くことになった。

 

何も知らない新しいパラリーガルの中塚美麗(馬場園梓)は「深山先生のお父さんの事件って?」と聞く。パラリーガルの藤野宏樹(マギー)が、深山の父親は殺人事件の被告人で留置場で亡くなったと明かし、中塚は言葉を失う。それを聞いていた、元裁判官の尾崎舞子(木村文乃)も聞いて、なんとも言えない表情をしている。

 

「明石、いきまーす!」といつものように言って、明石は出発。

 

弁護士から裁判官への助言

尾崎は斑目に呼び出される。斑目は正式な契約書を用意して働かないかと言うが、尾崎は「法廷に戻るつもりはありませんので」と断る。

 

ふと、斑目は深山の父親の話は聞いたかと問う。小耳に挟んだだけと答える尾崎に、また唐突に、尾崎が裁判官時代に無罪になった判決はあるかと斑目は問う。尾崎曰く「0」だと。「この前、それを目の当たりにしましたが」と友人の事件のことを言う。

 

斑目は深山の父のことを話す。殺人事件の被疑者で、一審で有罪判決を受けて、拘置所で亡くなったので裁判は終了した。つまり、刑は確定していなかった。法律上は。世間は違った。「大介は犯罪者のまま死に、深山先生は犯罪者の家族として生きてきた」と斑目は言う。

 

尾崎は過去のことを回想していた。前も思い出していた、まだ尾崎の髪は長く、若い男の子が逮捕されるところを。

 

そんな尾崎の心の中を見透かしたように、斑目は「君も苦しんでるんだね」と言う。そして、深山の父の事件は冤罪に間違いないと断言する。尾崎が協力することで、元裁判官として見えることがあると。

 

しかし、尾崎は友人の父を疑い、冤罪を作るところだったからとまた断る。「間違ったのは、答えを追い求める勇気がなかったからだよ」と斑目は言う。「弁護士ってのは、その勇気が大事でね。ここを去る前に、もう一つお願いできないかな?」と。

 

尾崎は伏し目がちになり、考える。

 

久々の再会

金沢地方検察庁にて、丸川貴久(青木崇高)が建物から出ると、見覚えてのある顔が…。それは深山だった。人事をホームページで調べて、わざわざやってきたらしい。

 

深山と一緒にいるところを見られたくない丸川は、こそこそと二人になれる場所に連れて行く。途中のコーヒー店では上司がいて「君といると面倒」とハッキリ深山に告げている。

 

ライバル出現

深山のいとこ・坂東健太(池田貴史)が経営する「いとこんち」にて、深山が大好きな歌手の加奈子(岸井ゆきの)は深山を癒やしたいと言っている。明石が深山の荷物を取りに来ていた。

 

そこに尾崎がやってきて、板東が「まだ店はやってませ…」と言うが、美人と見受けると歓迎する。深山のいとこだと知り、唖然。

 

そして、自分も一緒に金沢に行くことを明石に告げる。明石は自分の立場(弁護士)を奪う奴として、尾崎を警戒している。加奈子は深山に近づく女だと怒りが大爆発。それを板東にいさめてもらいつつ、道中明石から深山の父の事件について話を聞くことになった。

 

26年前の事件と悲劇

26年前の事件の資料。深山の父・大介は女子高生の鏑木美里と知り合いで、雨だったので「家まで送るよ」と車に乗せて美里の自宅に向かい、途中のコンビニで降ろした。雨が降っていたので、大介は自分の折りたたみ傘を美里に渡した。

 

大介は自宅に戻ったと家族が証言している。が、家族の証言として信用されなかったらしい。

 

新幹線にて、尾崎は捜査資料を読みつつ、明石にも話してもらいながら、事件について学ぶ。美里の家は母子家庭で、事件当日は母親がスナックで働いていた。

 

妹の美由紀は姉がバイトで遅くなると聞いていたので先に寝た。母親もスナックから帰ってきて、寝室を見ずに寝てしまった。誰も美里が帰ってないことに気づかなかった。翌朝、美里がいないことに気づき通報。

 

捜索の数時間後、若い警察官が美里の遺体を発見し、息を確認。上司を「三宅さん!」と呼びつけるも、やはり亡くなっていた。

 

美里が大介の車に乗るところが防犯カメラに映っていたので、警察から家で事情聴取を受けることになった。警察は「なぜ自宅ではなくてコンビニに送った」と最初から疑っていた。大介は「美里ちゃんに言われたから」と説明するが、疑っている様子。

 

現場では大介の折りたたみ傘も発見されていた。大介は渡したことを「言い忘れていた」と言うが、警察は「意図的に隠そうとした」と、大介を犯人と決めつけていた。

 

そして、大介は逮捕。事情聴取から逮捕まで深山は一部始終見ていた。報道が過熱して学校にも通えず、外では警察官が見張りをしているほどだった。大介は「大丈夫だ、すぐ戻ってくっさけん!」と言ったきり、帰っては来なかった。

 

尾崎は逮捕の決め手を気にする。明石によると、大介の折りたたみ傘が現場に落ちていたこと、そこには大介と美里の指紋しかなかったことが決めてだと言う。

 

また、大介を美里の死亡推定時刻に見たという目撃者も現れた。つまり、アリバイが立証された。はずだった。検察は訴因変更をして、死亡推定時刻を広げて、裁判官はそんなおかしな訴因変更を受理した。

 

そう明石から聞かされた尾崎は「手続き上問題ない」と裁判官としての意見を言う。「今も昔も変わらないんだな。一度敷かれたレールを、そう簡単に覆せないんでしょ」と、珍しく明石は大まじめで呆れた口調で言う。

 

そして、深山の父親は裁判で無期懲役の判決を受けた。

 

検察への協力

金沢城が見える場所で、深山と丸川は座る。深山は26年前の事件で現場にあったというキーホルダーを見せて、この遺留品の扱いを調べてほしいと丸川に頼む。意外にも丸川はあっさりと受け入れる。深山は事実を明らかにすれば、検察の汚点も公になってしまうと聞くが、丸川は

 

「我々検察官の理念は、その重責を深く自覚し、常に公平誠実に、熱意を持って職務に取り組まなければならない」

 

ときっぱりと答える。「なるほどね」口の端を上げながら深山は言う。また、丸川は検察庁を訪ねないこと、連絡は自分からすると釘を刺し、立ち去る。

 

もう一人欲しい

一方、斑目は佐田篤弘(香川照之)にも深山の事件に協力するよう声をかけていた。しかし、佐田は「いきません!」と断固拒否。「あなたが命じた刑事専門ルームに穴を開けるわけにはいかないので!」と斑目の言い分を逆手に取って、要請に応じなかった。

 

到着

尾崎と明石が金沢駅についた。深山を見つけるが、なぜかにやっとして走り去る。単純に走っただけだった。

 

深山は尾崎が来ていることに驚く。「足手まといになるのでお帰りください」と尾崎に面と向かって言う。「裁判官は感覚が麻痺しているので」と。いらっとした尾崎は是が非でも帰らないつもりだ。荷物は全て明石に持たせて、旅館へと向かう。

 

事件の見直し

旅館にて、捜査資料を部屋中に貼り付ける深山。明石は「さすがにまずい」と旅館の人に見られないように試行錯誤している。

 

深山は、まずはキーホルダーがどこのものか突き止めたいと述べる。尾崎が写真を撮り、中塚に調べてもらうことになった。

 

密やかな捜査

丸川は検察庁の資料室で、こそこそと26年前の事件の資料を探していた。と、上司の内田(奥田達士)に見つかってしまう。上司は笑顔で「続けてくれ」というが、丸川は資料を持つと早々に立ち去る。内田は立ち去った後も、丸川の後ろをじっと見つめていた。

 

捜査の進展

深山は、丸川と会っていた場所に尾崎と明石も連れて待つ。丸川がやってくると、大勢いて驚く。「聞いてない」と言うと、深山は「言ってませんから」とあっけらかんと答える。

 

丸川の調べによると、当時の資料でキーホルダーは水たまりの中にあり、指紋もDNAもないと記されていた。美里のものだと判断されて、遺族に返されたらしい。きちんと確かめなかったということ。

 

尾崎は「ちゃんと調べていない調書を私たちにあげていた!?」と憤慨する。“私たち”という言葉が気に掛かった丸川に、明石が「元裁判官」と尾崎のことを短く説明。

 

丸川は、大介にとって不利な記録もあったと話す。美里はコンビニに立ち寄ってなかったと言うのだ。店の前まで来て入らなかった、とコンビニの店長が証言している。これは大介が嘘を吐いていた証拠になる。しかし、なぜか裁判で出されることはなかった。裁判の争点ではなかったからではないかと考えられるが…

 

尾崎は折りたたみ傘以外に証拠はなく、足跡もDNAも現場にないのに有罪なんてと嘆く。明石は「犯人は透明人間だ!」と言い出し、みなが呆れる。

 

丸川はまた何か掴めたら連絡すると言い、素早く立ち去る。

 

26年後の変化

一旦旅館に戻った深山たち。美里が立ち寄ったのか立ち寄っていないのか、そのコンビニを当たってみることになった。しかし、26年前にコンビニがあった場所には別の大きな建物が建っていた。

 

検察官の懸念

大介の事件を担当した検察官の大友修一(奥田瑛二)は、丸川の上司・内田から電話をもらう。金沢に深山が来ていて、丸川が26年前の事件について嗅ぎ回っていると報告していたのだった。

 

「こちらで手を打ちましょうか?」という内田の言葉に、大友は考えつつも「いやぁ、大丈夫だ」と断る。

 

店に入らなかった理由

深山と尾崎は26年前にあったコンビニの経営者を探す。その道中、深山はなぜ美里がコンビニに入らなかったのかを気にする。尾崎は大介にとって不利な情報だから調べる必要はないと言うが、事実だけを知りたい深山はそんなことを聞くはずもない。

 

深山「女性がさ、店の前まで来て店に入らない理由は?」
尾崎「遅くなったから早く帰った方が良いと思った」
深山「それなら車で送ってもらった方が良いはず」
尾崎「…財布を落とした?」
深山「財布は所持品の中にある」
尾崎「……買う物がなかった!」
深山「中に入って確かめるでしょ」
尾崎「私にこれ以上の想像力はありません!」
深山「だろうね、残念でした」

 

にやけて言葉を消してくれる深山に、尾崎はいらつき、

 

「私、深山先生が中にいたら店には絶対入りません!」

 

と言い切る。ふと、深山は何か思い当たったように耳を触る。そして、丸川が「上司がいるから」と店に入らなかったことを思い出す。

 

想像の現実

深山と尾崎は、当時コンビニの店長だった藤原(不破万作)を訪ねる。「よう覚えとります」と藤原は話す。美里はバイト帰りにいつも藤原のコンビニに寄り、妹のためにシュークリームを買っていたらしい。

 

しかし、事件当日は来なかった。美里が立ち寄ったとされる20時50分にお客さんがいたかと深山が訪ねると「おらんかった」と答えられる。その日は雨で、20時以降はお客さんが誰も来なかったと藤原は答える。

 

透明人間を追って

旅館に戻り、深山は資料とにらめっこ。尾崎に「コンビニにお客さんがいなかったなら、嫌な相手がいなかったということになりますね」と言われて、その通りだった。深山は耳を触りながら「なんで入らなかったんだ?」とまだ気にしている。明石は透明人間説をまだ主張している。

 

「それよりも」と、尾崎は、衝動的な事件にもかかわらず、指紋や痕跡が残っていないのはおかしいと主張する。たとえ雨が降ったとしても、全ての痕跡が消えるはずはないと。

 

深山は「透明人間を追ってみるか」と言い出す。そして、美里の妹の美由紀に、当時顔を合わせたくない人がいなかった聞いてきてほしいと、尾崎に頼む。「僕じゃ話してくれないから」と。

 

いつもの刑事専門ルーム

 斑目が刑事専門ルームの様子をうかがうと、中塚がキーホルダーについて調べていた。なぜか民事専門の落合陽平(馬場徹)も協力している。どうやら、尾崎に良い顔をしたいらしい。

 

斑目は佐田のことも気にする。藤野によると、今日は「しっかり休む」そうで…

 

心の声

旅館の温泉に入って、浴衣姿の尾崎と深山。ロビーで尾崎は手でカエルの形を作り、「裁判官は感覚が麻痺しているピョン?」と心の声が漏れている。それをニヤニヤしながら深山が見ているが、尾崎は気づいていない。

 

深山は「いただきマツコ・デラックス!」と言いながら風呂上がりの牛乳を飲んでいる。飲み終えてから、尾崎が話しかけてきた。「私が麻痺してるって失礼じゃないですか?発言の趣旨を明確にしてください」と。その口ぶりは裁判官そのもの。

 

深山は言う。裁判官は被告人に何時間も話を聞くわけではない。しかも、最初に会うのは法廷で、被告人が手錠をしているとき。普通の人は、人の一生を決められない。「公正に判断してるって思っていること自体が麻痺している」と深山は指摘する。尾崎も言葉を返せず、考えている。

 

そのまま深山は帰ろうとするが、尾崎が引き留める。なぜ父親の事件を追うのかと。借りに真犯人が見つかったとしても、もう時効。「なぜここまでして?」と。「犯罪者の家族として生きていくのがつらくなったの?」という尾崎の問いには「全然」と深山は即答。

 

「僕は事実が知りたい」

 

とだけ答える。それ以上は追及せず、美由紀にアポが取れたかと話を変える。その答えを聞くと、深山はにやけながら手でカエルを作り、ぱくぱくさせながら「おやすみ!」と言う。

 

尾崎はふと止まり、「はーーっ!!!!」と気づかれていたことに気づいた。

 

刑事裁判をおろそかにするわけにはいかない

佐田は自宅にいた。同じマンションの最上階に引っ越していた。妻の由起子(映美くらら)と娘のかすみ(畑芽育)に、さっさと朝食を食べろと急かされて肩身が狭い。休日の佐田の家でチャイムがなる。やってきたのは斑目だった。思わず佐田は咳き込む。

 

相変わらず由起子とかすみは外面が良く、斑目に笑顔で接している。佐田は貴重な癒やしの時間を妨げられたといらだっていた。斑目は「刑事事件の弁護をおろそかにできない」と“特別報酬”を差し出す。それは、金沢の旅館の宿泊券だった。

 

ふと、佐田は娘のキーホルダーが目に付く。赤い魚が描かれたキーホルダーだった。

 

過去の証言

尾崎は、美里の妹・美由紀に会いに行く。コンビニに寄ったという大介の証言を疑い、林の中に連れて行ったのも「深山のおじさん」という。美里や美由紀は大介と顔見知りだった。大介は美里に特別なメニューを出してあげるなど、「えらくサービスが良かった」と吐き捨てるように美由紀は言う。

 

また、美里が誰かに付きまとわれていると言っていたとも明かす。美由紀は大介だと思っていた。事件の数ヶ月前から、無言電話が来たこともあると。事件の後、美由紀はそのことを警察にも話したという。

 

尾崎が旅館に戻り、美由紀の証言のように「美里が誰かに付きまとわれていた」ということは裁判記録には残っていない。話した相手は、江夏派出所の三宅宏之という警察官だったと聞く。

 

あのときの

深山と尾崎は明石を一人ほっぽりおいて(風呂に入らずにおったので)、三宅が務めている呂布警備という会社に行く。

 

三宅(小倉一郎)に会い、深山は「あのときの…」と気づく。それは、父親が逮捕されたときに、守ってくれた警察官の一人だった。「深山です」と自己紹介する。三宅も26年前の少年の顔を思い出し、「あのときの?」と気づく。「そうか、立派になって」。

 

そして、三宅に美由紀の証言について聞く。美里が誰かから付きまとわれていたという話を。三宅は事件の後に上に報告したが、裁判では出てこなかったとのこと。「私の範疇じゃない」と三宅はぼそぼそと言う。

 

深山がキーホルダーを見せると、三宅は明らかに動揺して目をそらした。殺害現場にあったと深山が話すも、「心当たりはない」と言う。

 

そして、「すまなかった」と謝罪する。尾崎が「なぜ謝るんですか?捜査に間違いはなかったんですよね?」と強い言い方で詰め寄る。深山は耳を触っている。

 

丸川から連絡が入り、夕方以降に上司が出張に出るので、それ以降にさらに調べて連絡するということだった。

 

旅館の部屋に戻り、明石も加えて話し合い。三宅が報告したことは裁判にでなかった。つまり、警察が握りつぶし、検察が隠したのだろうと。

 

あいつが来た

と、旅館からドタバタという音がする。荷物をたくさん持たせられている佐田が怒りの中やってきた。「おまえがのろまだからうちの事務所の利益に問題が出るため、事件の早期解決のために俺がやってきた!」と熱弁をふるっているが、深山は「けっこうです」とニヤニヤしながら却下。とはいえ、いつものように佐田も加わる。

 

事実関係を知り、なぜか提出されていない「コンビニに入らなかった」という証言と、「美里は誰かにつきまとわれていた」という証言について、佐田は「逆の可能性がある」と言う。弁護士にとって、検察に有利だと思っていた証拠が、実は検察にとって不利なことがあると。

 

自分が検察なら、絶対にその2つの証拠を採用すると言う。つまり、この2つの証拠は検察にとって不利な証拠の可能性があるということだ。

 

そして、佐田は遺留品のキーホルダーを見て「あ!」と声を出す。娘が持っているキーホルダーと同じものだったからだ。

 

頑張る男

一方、検察庁では丸川が上司の出張をこっそりと見届けて、身を隠しながら調査しに行く。

 

キーホルダーの謎

佐田の妻の由起子と娘のかすみを連れてきて、キーホルダーを見せてもらう。遺留品のキーホルダーと完全に一致していた。「有名な縁結びのキーホルダーで、彼氏にもらった」とのこと。“縁結び”と“彼氏”というワードにショックを受けた佐田は、怒り狂っている。

 

かすみによると、信州の西塞山(せいさいざん)という山のお守りらしい。佐田は落合から電話を受け取りキーホルダーについて聞くが、娘のショックともう明らかになったことにより、キレながら電話も切る。

 

今度は深山に電話が来た。相手は丸川で、捜査資料から深山が気になっていたという第一発見者について述べる。第一発見者は江夏派出所に努める小倉学(薬丸翔)と三宅宏之という警察官。そう、キーホルダーを見せたら一瞬だけ動揺した三宅も第一発見者だったのだ。

 

そして、本当にお守りが売っているのかを確かめるために、現場検証が行われることになった。

 

山登り

西塞山の山登りをすることになった深山たち。尾崎や佐田も万全のトレッキングユニフォームを着せられている。なぜか明石だけが探検隊のような格好。佐田に「遭難の備え」「山の神様に怒られる」という謎の教えのもと、入山記録もそれぞれ書くことに。

 

なぜか明石だけが軽快に山を登っていく。佐田は早々に疲れている。山を登って元気な子どもたちがいるのに驚き、ケーブルカーの存在に気づく。しかし、深山曰く26年前にケーブルカーはなかったとのことで、「再現はきちっとしないとね」らしい。

 

そして、時間をかけてやっとの思いで山頂に到着した。お守りを確かめてみると、それはかすみの持っているもの、つまり遺留品のキーホルダーと完全に一致。鯉の紋章が描かれていた。

 

深山は早々に下山したいらしい。入山記録に三宅の名前があるかもしれないので、確かめたいとのこと。とりあえず山頂で尾崎は休み、明石は司法試験合格のためのお守りを買いあさり、佐田は娘が別れるよう神頼みしていた。

 

みんなで調査

4人で下山し、26~30年前という5年分の入山記録から三宅の名前を探すことになった。もちろん全員で。

 

一方、丸川は一人で調べているうちに、あることに気がついた。

 

友人として弁護士として一言

一方、斑目は大友に会っていた。深山が金沢に行っていることを斑目自ら明かし、大友に報告はいっていないかと直球で探りを入れる。「圧力」という言葉もちらつかせるが、大友は「まさか」と笑っている。

 

斑目も一緒に笑いながら、「大介の事件は終わったことだ。でも、もし深山先生が何かを掴んだら、誰の邪魔も入ってはいけない」と言う。「私は彼を全力で守るよ」と。

 

一瞬の間、の後ふたりは顔を合わせて笑う。斑目が愛想よく去って行くと、大友の顔から笑みが消えていた。

 

26年前に訪れた人物

深山たちはまだ入山記録に目を通していた。しかし、まだまだ何も見つからない。日が暮れて暗くなってきた。おにぎりや漬物を用意してくれたが、佐田の作業が遅すぎて尾崎は食べることを許さない。

 

結局、三宅の名前はなかった。佐田は見過ごしがないようにとのことで、それぞれが見た資料を入れ替えて、ダブルチェックしようと提案。まだ、尾崎からおにぎりの許可は出されない。明石は目を開けて寝るほど疲れている。みな疲労感がたまっていた。そして、

 

「あった」

 

と静かに深山が言った。そして、さまざまな証言を思い出す。「美里さんを付きまとっていた透明人間…」と言い、

 

深山は空になった漬物の皿を見て、ないとばかりに外に走り出す。そして、売店の野菜を見て「あった」とつぶやく。佐田は我を失っている深山に「こわいこわい」とつぶやいている。

 

そして、手にはいんげんを持ち、

 

「透明人間、と、うめえいんげん」

 

とダジャレを言う。深夜のテンションなのか、明石からの評価は高い。佐田は大爆笑。尾崎は「なんですかこれ?」とあきれ顔。「すぐに慣れる」と先輩明石からの助言。

 

笑う佐田に深山はたたみかけるように「きゅうり(急に)走り出して、とまと(とまど)ったんでしょ」「茄子(なす)術なし!」などダジャレを言いまくる。佐田は大爆笑し、この瞬間は親友のように過ごす二人だった。

 

一番伝えたい人に

深山は佐田や尾崎と共に向かう。それは大友のところだった。ソファに座り、互いに向き合う。深山は「僕の父親の事件に関してです」とすぐに話し出す。

 

そして、被害者の遺族に返された遺留品のお守りのキーホルダーが被害者のものでもなく、父親のものでもないことを話す。つまり、現場には第三者がいて、父親が犯人ではない可能性があると言う。

 

大友は鼻で笑って否定しようとするが、深山が気にせず続きを話す。傘についた指紋は誰のものだったか、大友に問う。大友は「君の父親と被害者の女性の二人」と答える。「おかしいな」深山は言う。

 

「僕が調べた限り、遺体の第一発見者の警察官の指紋がついていた」と。「どこからの情報だ?」という大友に対し、「重責を深く自覚し、常に公平誠実に、熱意を持って職務に取り組んでいる検察官が教えてくれた」と深山は言う。丸川のことだった。

 

「証拠に誤って触れた指紋で警察官を逮捕していたらキリがない」と言う大友に対して、深山は「そんな素手で触れるドジな警察官がキリがないほどいるんですか?」と問い詰める。事実確認だという深山に対して、大友は膨大な数の裁判があるから全て覚えていられるわけじゃないと答える。

 

「被害者はしつこくつきまとわれていた」という証言についても、大友は「記憶にない」と言う。深山はつきまとっていた男が真犯人だと思うと述べる。

 

大介は美里を乗せてコンビニで降ろした。しかし、美里はコンビニの中に入らなかった。中に会いたくない人物がいたのだろうと深山は言う。「コンビニに客はいなかったはずだが」と大友が言う。尾崎が「検察に都合の良い証言は覚えてるんですね」と釘を刺す。

 

「“お客さん”は誰もいなかったんですよ」深山はにやけながら言う。当時のコンビニ店長に、再度電話をして聞いた。「お客さん以外の方がいなかったか」と。「そう言われればおったなあ」というのが店長の答えだった。

 

「交番のおまわりさんが巡回中に来ていた」

 

と。制服を着ている人物は周囲に溶け込み、記憶には残らない。いわば透明人間だと佐田も言う。店長は警察官は事件に無関係だと思い、「お客さんは誰もいなかった」と答えた。美里はその警察官と顔を合わせたくなかった、と推察される。

 

次にお守りのキーホルダーについて。5年分の入山記録を洗った結果、犯人の男の名前が発見された。そのコピーを大友に提示する。

 

「三宅宏之さんに話を聞きました」と深山は言う。当時江夏派出所に努めていて、遺体の第一発見者だった警察官。「名前があった男と同じ派出所に勤めていた、

 

小倉学さんのことをね」

 

そして、入山記録には小倉学の名前があった。

 

ここに来る前、佐田も加わり深山と尾崎も一緒に、再度三宅に会っていた。傘に触れて、美里に好意を持っていたのは小倉で、三宅はそれを知っていたのではないかと聞く。

 

佐田は、深山の父親への気持ちを代弁して、訴えかける。深山も言う。「三宅さん、あなたを責めるつもりはありません。僕はただ、事実を知りたいだけ」。佐田はさらに言う。父親を殺されたんです!と。

 

三宅は表情を崩し、「小倉はそのお守りを持っとった」と明かした。当時、縁結びのお守りを買ったと喜んでいて、そんな相手がいる小倉のことを微笑ましく思った。そんなときに事件が起きた。

 

美里が遺体で発見されたときに、「三宅さん!」と声をかけて、「いました!」と第一発見者は小倉だった。そして、そばにあった傘を証拠品として持ち上げた。しかも素手で。三宅は素手で持つなとひどく叱る。

 

小倉はさらに素手で触ったことを上司にも厳しく叱られて、素直に謝罪していた。しかし、傘には小倉の指紋が二箇所ついていた。しかも左右の手どちらも。小倉は片手で一回しか触っていないはずなのに…。

 

三宅は理解に苦しんだ。さらに、美由紀から美里にはつきまとっていた男がいると聞いた。そういえば、派出所で小倉が美由紀に親しく話しかけていたことを思い出した。

 

深山の父が起訴されてから、事件前にはあんなに口にしていた好きな人のことを、小倉は一切口にしなくなった。三宅は怪しいと思い、上司の疑念を報告した。

 

深山は言う。大友は「覚えてない」と言ったが、三宅は「あなたに報告した」と言っていると。三宅はどうしても疑念を捨てきれず、担当検察官の大友に伝えたのだった。当時の回想。大友は強い口調で、小倉が真犯人だという確証があるのかと問うていた。逮捕してシロだった、では大事件だと。

 

さらに、「仮に間違えていたとしても、最後に裁くのは私たちじゃない。私たちが間違えているとしたら、判断するのは裁判官だとまで言っていた。この事実は表に出ず、大介には無期懲役の有罪判決が下った。

 

そのことを、三宅は全て話してくれた。小倉が真犯人の透明人間だった。おそらく真相はこう、と深山は話し出す。

 

美里は大介に送ってもらった後、コンビニで小倉を見て店に入るのをやめた。それを見た小倉が美里を追いかけて、縁結びのお守りを渡そうとした。それを拒み、キーホルダーは水たまりに落ちた。

 

小倉は逆上し、美里は傘で抵抗した。そのとき、小倉の指紋がついた。そして、彼女を殺してしまった。事件後、雨が強く降った。

 

現場で遺体を発見したときに、近くにあった傘を見て触れたことを思い出した。そこで、素手で触ることを計画した。しかし、逆の手だったことまでは覚えていなかった。それが、三宅が疑うきっかけとなった。

 

「美里が付きまとわれていた」「コンビニに入らなかった」この2つの証言を採用しなかったのは、検察の主張にぼろが出ることを隠すため、と深山はまとめる。

 

大友は余裕な表情で「なんとも素晴らしい想像力」と言うだけ。佐田は、小倉が警察をやめて海外にいると言い、時効が成立していないので、当時の捜査がいかにずさんだったか証明してみせると息巻いている。

 

大友は立ち上がり、ふらりと歩きながら言う。「その努力は尊敬に値する。全ての弁護士がこうだったら、検察も裁判官もおちおちしてられん」と。しかし、「今さら掘り起こしてもどうにもならんぞ」と言う。佐田は「私の部下は、一つの小さな事件で、犯罪者の家族になったんです。その責任は取っていただきたい!」と訴える。

 

大友は深山を見て、こういった。

 

「小倉はすでに亡くなっている」

 

と。三年前、チベットの山で滑落したとのこと。外務省経由での情報なので間違いはない。「残念だったなぁ」と大友は言う。

 

「いえ」深山が答える。「僕は事実を知りたかっただけなので」

 

そして、深山も立ち上がり、ゆっくりと大友に近づき、ぐっと顔を合わせて目を合わせる。

 

「あなた、小倉さんのことを調べてたんですね」

 

深山はいつものようににやけながら聞く。そして、

 

「どうしてですか?」

 

と問うと、笑みが消えた。深山と大友はにらみ合う。大友は、その現実に耐えきれないかのように、目をそらした。深山は険しい目つきで、大友をにらんでいる。大友は答えなかったが、深山は立ち去った。

 

佐田は嘆く。なぜ大友が深山の父親を犯人にしたのかと。いっそのこと、個人的な恨みがあったという方が納得できたと。

 

「検察官は最後に裁くのは裁判官と言い、裁判官は検察があげた情報だから間違いないと言い。また、弁護士も依頼人の利益を優先して打算的になる。誰も裁かれる人の人生の責任を取ろうとしない!」

 

そして、聞く。

 

「裁判は誰のためにあるんでしょうね?」

 

誠実な検察官

深山は金沢に行き、丸川に全てを報告した。「認めなかったか」と丸川も悔しそうだった。小倉が海外にいたのはわずかで時効も成立している。「君の父親を救うことはできない」と言うが、深山は事実が知れたことに満足していた。

 

また、丸川に「今回の件で見えない力が働いたら、それは申し訳なく思います」と珍しく誤っている。丸川は「今回の件は私の判断で、信念に従ったまでだ。そうなっても悔いはない」と言う。深山も受け入れて、「いろいろありがとうございました」と感謝も述べて、立ち去ろうとする。

 

「深山先生!」丸川が引き留める。

 

「この大きな過ちに対して、検察官も裁判官も、誰も君に謝らないんだろう。同じ立場の人間として、せめてもの償いに…」

 

そして、丸川は深く頭を下げる。深山は歩いて行く。

 

謝る人たち

深山は美由紀の家に行き、やっと家に上がらせてもらい、美里に線香を上げることができた。美由紀は三宅から手紙をもらい、事件の真相を知ったらしい。深山と、そして父親に対して「本当にごめんなさい!」と謝り、頭を下げる。

 

「謝らないでください」と深山は言う。そして、美里の遺影を見る。

 

けじめ

大介の墓に深山と斑目が来ていた。斑目は思いを果たせなかったことが気がかりのようだった。しかし、深山は「事実を証明できた」と静かに言う。無実を証明できても父親は戻ってこないから、事実で十分だと。

 

斑目は、大友が検察を辞職したことを明かす。「けじめをつけたってことなのかな?」と。その大友は検察庁を去り、大きな組織と建物に一礼していた。

 

「ただね、最後の砦である裁判所や裁判官に、真相を見極められなかったことにも問題がある。我々が戦う相手は闇が深いな」

 

深山はそれを聞き、立ち去る。斑目は墓に向かって「すまないな」と声をかける。「でも、やっと終わった」とも。

 

新たな始まり

尾崎は手でカエルの形を作り、「訴状に書かれたことは事実。実は違うピョン!」と心の声が漏れていた。自分を見返し「麻痺してんのかなー」と落ち込んだようにつぶやく。そして弁護士バッジを見て、自分の胸元につけた。

 

尾崎は斑目法律事務所に戻り、正式に契約を交わした。明石と佐田がうんざりとした表情で見ている。「弁護士の立場から法曹界を見直したいと思います」と尾崎は豊富を述べる。

 

新しい案件を斑目が手渡す。接見に行こうとする深山に、「私も行きます」と尾崎。「えっ?」とあからさまに嫌な表情をする深山。「それと、私、麻痺してませんから」と尾崎は言ってのける。深山は「ズボン破けてる」と気を逸らして、一人で行こうとする。

 

「いいチームだね」と斑目が言う。佐田は男女の弁護士が茶化し合いながら仕事をする姿に、「一年前と全く同じだ!」と嘆いていた。

 

尾崎は深山を追い、深山はまた茶化し、接見に向いながらいつものにやけ顔になっていた。

ーーーーーーーーーー

という話でした。いやー最終回かよ!ってくらい濃厚な話でしたね。これを2話に持ってくる勇気がすごいな。というわけで、詳しい感想は次の記事で書きます。

 

 

aoikara

▼99.9 第3話 記事はこちら

www.aoikara-writer.com

www.aoikara-writer.com

 

▼99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ 記事一覧はこちら

www.aoikara-writer.com

 

スポンサーリンク