ついに半年の楽しみがやってきてテンションが上がりまくりのaoikarです。そうです…相棒15が始まりましたー!やったー!
というわけで本日のテーマは…
相棒15 第1話「守護神」感想
です。
※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方はドラマを見てからどうぞ。
相棒15 第1話「守護神」あらすじ
呪いで人を殺したという女性の真相を特命係(仮)が探る
警視庁に人を殺したから罰してほしいという女性・来栖初恵(小野ゆり子)が訪ねてくるが、捜査一課の伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)は取り合わない。
それを見ていたサイバーセキュリティ対策本部の捜査員となった青木年男(浅利陽介)が特命係の杉下右京(水谷豊)、広報課の冠城亘(反町隆史)に告げ口。二人は調査を始めると、その女性が3度も呪い殺していることを知り、事件ではないかと疑うー。
という話でした。
第1話のGOODポイント
- 警視庁の公式動画の再生回数145回…素人YouTuberかな?
- 「よろしくどうぞ~」右京さんのネイル(爆笑)
- 内村刑事部長(片桐竜次)「冠城巡査」伊丹「冠城巡査」
出世してない人がキャリアを下に見てるの図 - 冠城迷言「親の死に目より女性の用事を優先する」
- コイントス人事、しかも気合い入れて撮りすぎ(さすが橋本一監督です!)
- 江雪斎:暇課長(山西惇)と小早川秀秋:青木君が一緒にいるー!(真田丸視聴者)
- 仲間由紀恵+呪い=完全にTRICK
そして「(呪いを)いざというときに使うの」女は怖いですねえ。
第1話の気になったポイント
- どうして警視庁の女性はみんな髪をまとめないの!絶対言われると思うの!
- 芹沢巡査部長、昇進おめでとう!
- 右京さんが何かを殴るという怒りのぶつけ方が珍しい(若干の違和感。それは亀山君がやるやつ。右京さんは顔プルプルなイメージ)
- 新準レギュラーが多くて、みんながどんな立場か把握しきれない!(シーズン14も兼ねて復習しよう…)
- 米沢さん(六角精児)がいなくなったことを実感。
感想
新OPについて
サイバーを思わせるような画と東京の夜景を映す、役者は最低限しか動かない、というカッコイイオープニングでしたね。テーマ曲も壮大で好きな感じでした。
前回のシーズン14ではタンゴにしか聞こえてなかったので(笑)というか、前回のOPは二人がチェスで対決するくだりがあったけど、完全に敵対するの青木君になっているじゃないですか!
個人的には“守護神”の意味を理解できて面白い事件だった
だって、特命係って誰も相手にしないような事件を押しつけられる部署
視聴率は前シーズンよりぐっと下がっちゃいましたね。「暗い」とか言う声も出ているそうで、たしかに万人向けではないかなと感じました。
しかし、最近は政府絡みの陰謀とかが多くて「特命係は小さな事件をコツコツやってよー」と思っていた私にとっては、面白い話でした。
開始30~45分:幼なじみが犯人かな?いや、もう一ひねりあるでしょ
1時間半:え、やっと幼なじみ捕まったって遅いな。待て待て、まだ時間があるぞ
1時間50分:はーい、真相解明しましたー。
と、先に進むごとに二転三転する展開あったので良かった、という個人的な感想もあります。
守護神の本当の意味
実は見終わってから副題を確認して、そういう意味の守護神だったのかと理解しました。途中までは「幼なじみの女性を傷つけるやつはみんなこの世から消してやる」という意味で彼女を守るという守護神だと思っていたのです。
しかし、本当は彼女が誰かを殺さないために見守っている守護神だったのかと。幼なじみの彼は気負いなくしょってたけど、けっこう重いことを任されている守護神だよなぁ。
あまりにも彼女がもろすぎるから、自ずと幼なじみは強くならざるをえなかったのでしょうかね。
あの女優さん、イイ!
呪い殺してしまったという来栖初恵役の女優さんは陰があって、どことなく魅力的なんでした(大森南朋さんの奥さんだと知ってびっくり!)。
儚さとか脆さを感じさせてくれて、すごく引き込まれました。弁護士が店に来たくだりとか、女優さんと同じくらいじわじわと嫌な気持ちになりましたもの。
何が正解かわからない、何が正義だったのかわからない
来栖初恵が最初の殺人を犯したときに耐えられなかったからこそ、祖母と幼なじみが呪い殺したのだと思い込ませていたのでしょう。
しかし、それがいつしか彼女の正気を失わせて、本人の意識がないままに呪うほど憎い相手を殺すようになってしまった。
彼女が殺した全ての感覚を思い出したとき、3人もの人を殺したことを思い出したとき、最初の殺人以上に彼女に重くのしかかる。そして彼女は耐えられず、自らの死を選んでしまいます。
うーん、じゃあどうするのが正解だったんだろうねという話です。仮に幼なじみを身代わりにしても、今回のように全てを自覚するときが来ることは阻めません。
だったら最初に殺人を犯したときに何かすれば良かったのか?でも、その時点で彼女は背負いきれなかった。だから守って忘れさせたかった。周りの気持ちも痛いほどわかるんですよね。
切ないけれど、彼女はこういう運命だったのかもしれないとしか思えないですね。たしかに暗い話なんですけど、人間の根底に問いかけるようなテーマだったと思います。
【悲報】青木君、すでにダークナイト化
さて、今回の本筋には関係ありませんが、青木君も裏の主役と言って良いでしょう。あんなに警察嫌いだった青木君が警察になるなんて!そしてまさかのサイバー犯罪対策課。
冠城とは警察学校の同期、右京さんとはチェスの対戦相手として仲良くしようと画策します。「過去のことは水に流してくださいよ」なんて言って。
しかし…実は復讐に燃えまくりなだけでした。自分の家に特命係2人の写真貼って目に画鋲を突き刺すほどに(呪いは信じないんじゃなかったのか)。
むしろ特命係の二人に復讐したいからこそ警察官になったのだなと認識。しかも呪いなんかじゃなく確実な方法で…って言ってたし、何をしでかすのかわかりませんが恐ろしいです。
前だって人が殺される様子を見ながら食事してたし…警察嫌いのサイコパスって感じなのでしょうかね。これからの展開も恐ろしいながらも見守りたいです。
この先への伏線にゾクゾク!
社美彌子(仲間由紀恵)と取引をすることで特命係に配属されることになった冠城。そもそも厄介払いする部署なんだから特命係が適任ですよね。
そして日下に命じられて冠城君を見張っていた何者かが何者かに殺されてしまいました。結局あれは誰だったのか、青木君は関係あるのか、これがどうつながってくるのか。おそらく最終回か映画に関わるのでしょう。
あとは衣笠藤治(大杉漣)には小説家の双子がいるのかどうかとかね。ファンに殺されたから過去形が正しいのかしら。
次回:「チェイン」音尾さんキター!!!
次回はざっくり書くと消えてしまった男の捜索をする話ということだそうです。
- 脚本:真野勝成
- 監督:兼﨑涼介
- ゲスト:音尾琢真 大谷みつほ
予告では気づかなかったけどゲスト見て
おおおおおおおおおお音尾さんじゃないですか!
いやーチームナックスの人が出てくれるのは道産子としてかなりうれしいです。でも、以前ブログでも触れましたが音尾さんは一度出演されているんですよね…。しかも犯人役…。
ナックスファンの私としては、シーズン4の第7話「波紋」で借金に悩んで人を殺した亀山君と仲が良い交番のおまわりさん役だった音尾さん
当ブログより引用
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やっぱり相棒はパラレルワールドなんだ!という冗談はさておき、それでもやっぱりうれしいですね。どんな役なのかも楽しみです。
脚本も最近のエース真野さんですし、監督の兼﨑さんも相棒で撮っている数は少ないですが、好きな話でした(「物理学者と猫」など)。何にせよ、面白い話になりそうで期待しています!
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