仕事の効率が悪くブログがおろそかになっているaoikaraです。
頭が回らないとついつい休みがちになってしまいます。
ご勘弁ください。
さて、本日のテーマは
ややこしい言葉の使い分け
です。
何度か執筆しましたが、今回は第4弾。
「これってどっちが正しいの?」
「この場合は何を使うの?」
そんな疑問が出てくるややこしい言葉の使い分けをご紹介します。
書きながら、私も学びます!
13.まわり(周り、回り)
周りというのは、対象の物の外側やその長さのことを表します。
たとえば、池の周りは池の外側、腕周りというのは腕の周囲の長さのことですよね。
また、対象のものを囲んでいる部分、あたりのことを刺す場合もあります。
たとえば、私の周り=周辺・周囲というように。
回りというのは、一定の範囲を順にまわるという動作を表します。
たとえば、営業回り、学校を回る、というのは動いていることですよね。
また、遠回り、という意味合いもあります。
回りくどい言い方、などは遠回しな言い方ということですよね。
簡潔にまとめると…
- 周りは周辺・周囲。
- 回りは行動・動作。遠回り。
と覚えておくとわかりやすそうです。
14.しょうさん(賞賛、称賛)
賞賛と称賛、どちらにも褒めるという意味があるのですが、細かい意味合いが少し異なります。
賞賛は良いと褒めて、さらに褒美を与えることを指します。
この褒美とは金品、いわば賞金や賞品ということです。
たとえば、営業成績が良い会社員にボーナスが出るというのは、賞賛されたということでしょう。
それに対して称賛は、良いと褒めるだけです。
金品を与えず、言葉だけで褒めることと考えておくと良いでしょう。
たとえば、営業成績が良い会社員に同僚が「すごいな!」と言うのは、称賛されるということです。
簡潔にまとめると…
- 賞賛は物を与えて褒めること。
- 称賛は言葉のみで褒めること。
15.しゅさい(主催、主宰)
しゅさいは〇〇様、〇〇会社しゅさいの、なんてどちらを使うのか迷ってしまう言葉。
実は明確に違いがありました。
主催というのは、中心となって催事=イベント(会合・行司)を行うこと=行為そのもののことを指します。
また、中心としてイベントを行う人・法人・団体のことも表します。
いわばスポンサーやホストのことです。
「花火大会の主催者」などが当てはまります。
主宰というのは人々の上に立ってまとめること、またその団体の中心となって運営する人物のことを指します。
いわばリーダーですね。
「この劇団の主宰者」などが当てはまります。
何かイベントを行うのは主催、とあるグループのリーダー・中心人物が主宰、と考えておきましょう。
簡潔にまとめると…
- 主催は中心となってイベントを行うこと。その人物・団体。
- 主菜はグループの上に立ってor中心となってまとめること。
16.わく(沸く、湧く)
どちらもさんずいで、水がわくイメージのある言葉。
いったいどう違うのでしょうか。
沸くは水が煮え立つ=沸騰する、わき出ることを指します。
やかんの水が沸く、地面から水が沸く、などで使われますね。
基本的に物理的な事柄にしか使われません。
湧くは地面から水が噴き出すことを指します。
温泉が湧く、なんていうように。
また、涙や汗が出るという、体に関する意味でも使われます。
うれし涙が湧いてくる、なんていうように。
さらに、考えや感情が生じる、という意味もあります。
イメージが湧く、悔しさが湧いてきた、なんていうように。
このように物理的な意味、生理現象、精神的な意味、と幅広い意味を持っているのです。
簡潔にまとめると…
- 沸くは物理的のみ。水が煮え立つ、わき出る、など。
- 湧くは物理的、生理現象、精神的。地面から水が噴き出る、涙や汗が出る、考えや感情が生じる、など。
今回は以上です。
似たように感じて、けっこう違う言葉がたくさんありましたね。
勉強になりました。
まだまだ知っているようでちゃんと知らない言葉があります。
そのたびに書いていこうと思っていますよ。
続編もお楽しみに!
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