ライターなのに言葉を知らなさすぎるaoikaraです。
今日のテーマはライターらしく
ややこしい言葉の使い分け
です。
職業柄(こ、この言葉を初めて使ってちょっと感動!)
この言葉はどっちを使うのが正しい?
この場合はどちらを使うべきなんだ?
ということが多いんですよね。
わからないときはひらがなで書いちゃうクセがあります。
勉強不足ですね…。
そこで、今日はよく私が書くときに迷ってしまう「どっちが正しいの?」という言葉を紹介します。
ライターの方、また文章を書く仕事の方は必見ですよ。
1.あげる(上げる、挙げる)
これは簡単そうで意外と難しい使い分けです。
たとえば「手をあげる」というのはどちらにでも使えます。
手を上げるのは言葉の通り物理的に上にあげること。
また、暴力的に(叩くとき)も「親が子に手を上げる」と使います。
一方手を挙げるは、いわゆる挙手。
注目してください、当ててください、という意味があります。
- 上げるは物理的に(目に見える形・数値で)上昇したとき
- 挙げるは物理的+何か意味があるとき
と考えると良いですね。
では「例をあげる」はどちらでしょう?
物理的に上昇する、ことではありませんよね。
意味があることです。
従って「例を挙げる」が正解になります。
2.あたたかい(温かい、暖かい)
意味も同じような温かい、暖かい。
この違いは逆に意味、反対語を考えてみるとわかりやすいです。
温かいという熟語を考えると、温水や冷水、温床や冷床など、冷たいが反対語です。
暖かいという熟語を考えると、寒暖差というように、寒いが反対語です。
「あたたかいってどっち?」と迷ったときは、その反対は「冷たいor寒い」なのかを考えてみるとわかりやすいです。
たとえば、人の心があたたかい、これってどっちでしょう?
冷たい心とは言いますが、寒い心とは言いませんよね。
従って正解は、人の心が温かいとなります。
また、温かい⇔冷たいと感じるのは「体の一部」
暖かい⇔寒いと感じるのは「体全体」という特徴もあります。
先ほどの心が温かいのも心という一部分ですよね。
というわけでまとめると
- 温かいは冷たいの反対。体の一部で感じる。
- 暖かいは寒いの反対。体全体で感じる。
絶対ではないですが、このように覚えるとわかりやすそうです。
3.おりる(降りる、下りる)
これもまた似た言葉ですね。降りる、下りる。
こちらも反対の言葉を考えてみるとわかりやすいようです。
降りるの反対は乗る。乗り物やエレベーターなどから降りるときに使われます。
下りるの反対は上る。階段を下りるときなどに使われます。
また、
降りる=外れる、という意味もあるので「役職を降りる」「主役を降りる」という使われ方もします。
下りる=(物理的に)下がる、という意味もあるので「幕が下りる」という使われ方もします。
まとめると
- 降りるは乗るの反対語。外れるという意味もある。
- 下りるは上るの反対語。下がるという意味もある。
ちなみに乗り物の場合は降りる、下りる、どちらでも良いようです。
降車、下車、どちらも使いますよね。
4.かたい(硬い、堅い、固い)
これ、最近ややこしいな~と思っていた言葉です。
前も解説したことがあるはずなのに、すぐに忘れてしまいます。
これも反対語を考えて、物理的な意味と精神的な意味を考えてみるとわかりやすいです。
- 硬いの反対は軟らかい。力強い性質(硬水、硬球)、こわばっている様子(硬直)などを現します。物質の硬さ、精神的なぎこちなさがあります。
- 堅いの反対はもろい・弱い。中身がしっかり詰まっている様子(堅い材質、堅いパン)、手堅く確実な様子(堅実、堅持)を現しています。材質としての堅さ、精神の強さや心の安定感があります。
- 固いの反対は緩い。しっかりと固まり(凝固)、揺るがない(友情は固い)ことを現します。人の精神的な強さがあります。
これはそれぞれの場合がどういう意味なのか、考えながら当てはめる必要がありますね。
たとえば「意志がかたい」
まず精神的なことですよね。
硬いの精神的なぎこちなさはない。
堅いの手堅く確実な様子はある。
固いの揺るがない様子もある。
ということで、意志が固い・意志が堅い、と2つOKです。
逆に「緊張してるな?かたくなるなよ~」というのは、精神的なぎこちなさなので「硬くなるなよ~」ですね。
というわけでとりあえず4つ、ご紹介させていただきました。
まだまだあるので分けて解説しますね。
わからなくなったときはこの記事を見ます(笑)
▼参考にさせていただいたサイト
次回もお楽しみに♪
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aoikara