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【ドラマ】100万円の女たち 第8話 ネタバレ&感想 言ってしまうのは残酷だけど必要なこと

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いろんなドラマを観すぎて、登場人物の名前が時々出てこなくなるaoikaraです。ふわ~っと忘れて、ふわ~っと思い出します。同時進行しすぎるのも考え物ですね。でも、面白いんだもん。

 

というわけで、今回のテーマはそんな面白いドラマのひとつ…

 

100万円の女たち 第8話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第8話「理由」あらすじ・ネタバレ

五年前のこと

五年前、慎(野田洋次郎)の父親・道間達之(リリーフランキー)が3人の人を殺した。それをぼうっとテレビのニュースで眺める慎。家には石が投げられて、窓ガラスが割れる。そこへFAXが来た

 

人殺し
許さない
死ね

 

と。

 

菜々果を殺した犯人

菜々果(新木優子)が殺された事件について、慎や4人の女たちは取り調べを受ける。さまざまなことを聞かれるが、誰も菜々果のことを知らなかった。警察から知れたのは、母親が亡くなってから身寄りがいなかったらしいこと。

 

事件の犯人が現れてみんな釈放。菜々果の熱狂的なファンの男性が出頭してきたらしい。

 

花木ゆずの「世界論」

花木ゆず(中村倫也)は菜々果のニュースを見て「死んじゃったね」と言う。同じ部屋にいる、評論家の森口(池田鉄廣)に「殺された理由がわかる?」と聞く。

 

花木曰く「彼女は頭が悪かった」「才能があるのに能力がたりなかった」と言う。森口も「たしかに」と同意。

 

そして、花木は新しく出版する著作『世界論』に、菜々果の事件を利用したいと考えていた。何しろ、花木は菜々果と最後の夜を過ごした人物だから。

 

菜々果の部屋

警察の取り調べから返ってきた慎と女たちは、菜々果の部屋に入る。皆、悲しむ。部屋には慎の小説『漂う感情』もあった。美波に「警察にこの生活のことなんて話した?」と聞かれた慎は、「ありのままに話した」と答えた。

 

FAXの意味

慎の家の前には、菜々果を悼む花束がたくさん届けられていた。新しく来た「本当の償いのはじまりです(笑)」というFAXを見ている慎。美波に「犯人からだから捨てなさい」と言われるが、慎が警察に聞いたところ犯人はFAXを出してないと言う。

 

慎は「今までとは違う」FAXだと感じていた。

 

編集者の思い

慎を担当する編集者の桜井は、出版社で菜々果の葬儀のニュースを見ていた。参列していた花木ゆずは「いつか一緒に仕事をやれたらいいねと言い合っていた」など嘘を語っている。

 

菜々果の事件の効果で、『漂う感情』は100万部を突破する勢い。評論家の森口はテレビで「話題賞」だと揶揄していた。

 

桜井はにやりと笑い、「でも、売れてるんですよ」とつぶやく。

 

菜々果への思い

慎が外出しようとすると、花を手向けに来たファンと鉢合わせ。菜々果の死を責められて、逃げ出すように立ち去る慎。

 

買い物をしながら、牛乳を見て菜々果のことを思い出す。本屋でも菜々果の特集が組まれている。過去のインタビュー映像も流されており、「自分から積極的にこの役をやりたいって思うようになったのは最近のこと」と語っている菜々果がいた。

 

利用するものは利用する

花木ゆずは新刊『新世界』のインタビューに答えていた。菜々果のことを聞かれて、涙を堪えているような表情を見せる。

 

新刊で言いたいのは「最終的には自分のことが嫌いな人間はいない」「自己犠牲は嫌い」「僕は自分のことを心の底から愛している」ということ。

 

菜々果とは亡くなる晩まで一緒にいたと言い、『世界論』について語り合ったとうそぶく。「彼女の遺志を継ぎたい」と思ってもいないことを本当のことのように語るのだった。

 

慎と菜々果の約束

慎が家に戻ると、多くのマスコミに追われてもみくちゃにされてしまう。それを助けてくれたのは編集者の桜井(山中崇)。わざわざ線香を上げに来てくれたのだった。

 

桜井の本題は『漂う感情』の映画化。しかし、慎は断る。理由を聞かれて、「主人公を演じる女優がもういない」と答える。

 

美波が探っているのは…

美波(福島リラ)は車に乗り、付き人で運転手の砂子に「例の件の裏って取れてる?」と聞いている。

 

菜々果の夢

慎は菜々果の夢を見る。「有名になってどう?」と聞く菜々果に、慎は「こんな風になりたかったんじゃない」と答える。「みっちーは嘘が下手だから本心ね」と言う。

 

でも、「みっちーは自分には上手に嘘をついてる」と。「伝えたいことはちゃんと伝えて」「死んじゃったら言いたいことも言えなくなる」と言って、消えてしまう菜々果。そこで慎は目を覚ました。

 

父親との面会

慎は久しぶりに父との面会。父親は自分のせいで慎が騒がれていることを謝罪。ただ、慎が聞きたかったのは「どうして殺したの?」ということ。

 

父親は「自分のためだろうな」と答える。「殺された方の気持ちもわからなかった?」という慎に、「あのときは恨みだけだった」と答える父。

 

そんな父親に慎は「父さん、最低だね」と告げる。父親も悲しそうに笑い「最低だな、父さんは」と答える。それきり何も言わず、慎は面会室から立ち去った。

 

殺された息子の母の思い

慎はいつものように父親が殺した警察官の母親である水口栄子(筒井真理子)を訪ねる。本を読み、話題になっていることを褒める栄子。「あなたは前に進めたみたいね」と言う。

 

慎は「どうして中傷のFAX送ってくるんですか?」と聞く。

 

言い当てられた栄子は「卑怯」だと言う。「人を殺して、人に殺してもらえる。死んだら本人はチャラ。公開も懺悔の気持ちも生きてる私たちにしか残らない」と。

 

「こっちの息子は何も残らない」と殺された息子の遺影を見つめる。そして「自分の息子は本まで売れてる。都合が良すぎる」と語る。慎は「すみません」と頭を下げる。

 

「どうしてわかったの?」と聞く栄子に、「なんとなくです」と慎が答える。栄子は「あなたもずーっと感じてたのね」「あたしの憎しみを」と言う。

 

栄子は「もうFAXも送らない。何もしない」と言う。「だからもう来ないで」と、空虚な笑顔で慎に告げるのだった。

 

事件の真犯人

菜々果がいない食卓で、慎と女たちが座る。菜々果の死を悲しみ、思い出に笑う。そんな中、美波だけがこわばった表情をしていた。

 

菜々果の事件の犯人を調べていたという美波。捕まった男は菜々果のことは全く知らない、ファンなんかではなかった3000万円の借金があったが、事件後に完済されている。金のために菜々果は殺されたのだ。

 

女たちが「殺させたのは誰?」と問うと、美波は「私たちをここに呼び寄せた招待状の送り主が真犯人」と答える。そして美波はその人物を「とっくに知ってた」と言う。しかし、「みんなは知らなくて良い」と答えて。

 

要するに菜々果が死んで得をする人間だと。慎が口を開き「得をしているのは僕だと思う」と言った。

 

そして、慎が書いた『漂う小説』は100万部を突破した。

ーーーーーーーーーー

という話でした。いやー30分弱とは思えないストーリーの濃厚さ!書き足りないくらいです。というわけで、感想でたっぷり語ります。

 

第8話のGOODポイント

  • 全て見てから副題を見たけれど、慎が「なぜ」を問いかけていた回だったから「理由」なんですね。なるほど。
  • 森口が花木ゆずの言葉に「そうだね」って言ってたけど、絶対にわかってないよね。分からないこと言ってる意識高い花木ゆずかっけー、って称賛している俺かっけー理論よね。
  • 佑希(我妻三輪子)の「みっちー」発言はたしかに似合いませんでしたね。でも、笑いのきっかけになって良かった。

 

第8話の気になったポイント

 特になし

 

第8話の感想

やっと慎が「言った」

慎は自分の心の内を明かすようなことはあまり言いませんでした。今まで。聞かれたら答えるけど、自分から積極的には言わない。

 

それが、菜々果の「伝えたいことは伝えなきゃ」という夢を見て、いろんなことを言おうと決意したようです。そして父親に「最低だ」と言い、水口の母に「FAXを送ったのはあなたですね」と言った。

 

あれは、慎の中では大きな前進だと思います。ああやって言うのは残酷なことでしたけど、慎には必要なことでもありました。

 

そのキッカケが、菜々果が死んでしまったからというのがとても切なすぎるんですけどね。

 

ベテラン俳優の演技が光る

演出が素晴らしいこのドラマですが、今回は演技も光っていました。特にベテラン俳優さんたち。

 

まずリリーフランキーさん。不気味な雰囲気と、人間くささが同居しているような。何を考えているかわからないような、主人公の父親で、死刑囚。慎に「最低だ」って言われたときの、悲しい笑いは見ていて胸が痛くなりました。言われても仕方ないけど、うん、でもやっぱりつらい。

 

そして筒井真理子さん。殺された警察官の母親。慎が来ることを優しく受け止めていながらも、その憎しみはFAXにぶつけられていた。憎しみを慎も感じ取っていた。全てを失った空虚な心で笑っているのって、こんなにも怖いんだと思わせてくれました。「もう来ないで」の笑顔は、本当に怖かった。

 

ああああー花木ゆずムカつく!

ここの感想だけ知能が下がっちゃうんですけど、もうもうもう!花木ゆずめっちゃムカつきマンボーですよ!ムカチャッカファイヤーですよ!

 

菜々果の死を利用して自分の本を売ろうとしたり、思い通りにならなかった菜々果にひどい言い様だったり…あああー見るたびに嫌いになる!慎の勘は当たってますよ!イヤな奴っていうか、才能のない奴っていうね!

 

招待状の送り主と犯人は誰だ?

菜々果を殺したのは花木ゆずだと思っていました。別の男を使って、3000万円もの金が出せそうだと思いましたしね。

 

でも、美波の証言によって違いそうだな、と思いました。その犯人は招待状の送り主で、菜々果が死ぬことによって得する人間。得をしたのは確実に慎。

 

となると…やっぱりあの編集者?

 

慎の本を売りたくてという私の推理、当たってるのかなぁ。だとしたらやっていることが…うーん、すごくサイコパス的発想ですよ。むしろ花木ゆずより怖いですよ。でも、今回は暗い表情も見せていたしなぁ。やっぱり彼なの?

 

もしかして、もしかしてだけど…慎?

 

もありえますよね。5人の女から100万円を受け取って半年、合計金額はちょうど3000万円。犯人がわかったと言った菜々果は慎に「上手に嘘を吐くのよ」と助言。そして、夢の中でも「自分に嘘を吐くのは上手」と言った。一番得をする人間は慎。

 

うわ、うわわわ、うわあああー全部つながってる。どうしよう。怖い。私は今まで何を見せられていたの!?もしかして、慎が全ての犯人なんでしょうか。怖い…。

 

次回:悲劇は悲劇を呼ぶ

慎の父親の死刑がついに執行される。人が次々に死んで弱る慎。そんな中、美波が家で全裸な理由を語る。残った4人の女性たちが慎をディナーへ誘おうとすると、またもやこの家で事件が起きる。

えええーなんかまた悲劇が起きそうです。予告では火を付けられていましたけど!?ひええええー怖いよー。というわけで、結末を知るまで絶対に見逃せません。

 

 

 

 

 

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