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【ドラマ】100万円の女たち 第5話 ネタバレ&感想 道間慎と花木ゆずは真逆の方向を向いている

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母から「『前前前世』って曲が流行ってるの?」と聞かれて「流行ってた、かな」と過去形で答えたaoikaraです。ボーカルの野田洋次郎さんのドラマが面白いんだよ、と教えてあげました。

 

というわけで今回のテーマは、そのドラマの…

 

100万円の女たち 第5話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第5話「絶対」あらすじ・ネタバレ

佑希の回想

佑希(我妻三輪子)はメイド服を着て、とある屋敷の家政婦をしていた。年老いた男性に「旦那様」と声をかける。男性は佑希の手を握り、「私と結婚してくれませんか?」とプロポーズをした。

 

武とみどりの決着

みどり(武田玲奈)と美波(福島リラ)を乗せた車は武(吉村界人)を轢いた。しかし、まだ息の根がある。美波が運転手の砂子(遠藤雄弥)に「もう一度」と頼んで突進するが「やめて!」と直前でみどりが止める。

 

「いい年こいてたかりなんかしてるからこんなことになる」とみなみは直接武を足蹴に。このまま“行方不明者”にしようとするが、みどりは「助けてあげてもらえませんか?」と頭を下げて頼む。美波は「その方向で」と砂子に処理を任せた。

 

そして、美波とみどりは歩いて帰る。

美波「また、たかりに来たら?」
みどり「自分で何とかします」
美波「甘いわね。17にもなって一人で生きてると思ってんの?」
みどり「…」
美波「甘えるときも必要なのよ」
みどり「…」
美波「悔しいの?悔しいって大事よ。いつでも相手するからかかってきなさい。コテンパンにしてあげるから」
みどり「むかつきます」
美波「それでいいんじゃない」

 

慎の好み

編集者の桜井(山中崇)を交えての、女5人と慎との夕食。花木ゆず(中村倫也)とアイドルの対談雑誌を読んで、またもや慎は腹を立てている様子。ふいに美波が「5人の中で誰が好み?」と聞く。

 

戸惑う慎だが、「性格だけなら」と前置きした上で「佑希さんかな。優しそうだし」と答える。

 

佑希は「ごめんなさい、私結婚してるんで」と既婚者であることを告白し、皆が驚く。夫は不動産の経営者だと言う。美波は「慎の恋終了ー」とにやつく。ひとみ(松井玲奈)やみどりは不機嫌になり、夕食を残して部屋に戻ってしまう。

 

慎の小説

夕食の片付けをしようとすると、桜井が請け負うと言う。「全てをかけて小説を書くように」と促す。ラストスパートらしい。

 

しかし、美波から「クソ小説に命かけてもね」、佑希から「全てを込めてもつまらなかった場合どうしたらいいんでしょう?」と手厳しいことを言われてしまい、執筆せず風呂掃除へと行く慎。

 

桜井の思い

桜井によると、慎は次で売れないと出版社としても厳しいらしい。桜井は慎の小説を「面白い」と思っており、「絶対に売ってみせる」と考えている。その言葉に「私もそう思う」と言うひとみ。

 

桜井はさらに菜々果(新木優子)にまた「お願い」をするのだった。

 

慎が小説を書く理由

翌朝、いつもの通り佑希とみどりが朝食。珍しく菜々果も起きてくる。慎が聞くと花木ゆずとの対談の仕事があるらしい。花木の小説は読んだことはないらしいが。慎は複雑な表情を見せる。

 

すると、菜々果は慎に「なんで売れないのに小説家やってるの?」と聞く。さまざまな前置きをしながらも「売れなくても読んでくれる人がいるから」「僕自身が小説が好きだから」「厚かましいけど、誰かが小説を好きになるきっかけになれたらうれしい」と語る。

 

佑希の「優しくない」本音

と、話題は「慎の小説を読んだことがあるか」。みどりは「一応ある」、佑希は「ない」、菜々果は「内緒」とのこと。菜々果が佑希と話しているのが珍しいと喜ぶと、佑希は「私、バカと話すの嫌いなんです」と言う。菜々果はへらへらと笑っているが…

 

佑希の夫への愛

佑希は病院を訪れ、1年も意識不明状態の夫に、独り言のように声をかけていた。奇妙な共同生活についても話している。

 

ふと、プロポーズを思い出す。「結婚してくれませんか?」と言った男性だったが、「嫌ですよね。21の美しいお嬢さんがこんなおじいさんではね」と自ら撤回しようとする。しかし、佑希は「私でよければ」とプロポーズに応じる。

 

佑希は「なぜ家政婦なんかの私を?」と質問する。夫は「言葉ではうまく言えない、理屈で説明できないことがあるけど、これはそのようなもの」だと答える。

 

佑希は「私の今までの人生では絶対に考えられない」と言う。夫は答える。「絶対なんて世の中ではありえない。死ぬこと以外はね」と。そして、佑希の手を握りしめた。

 

そして現在。意識不明の夫の手を握る佑希。「あなたが大事にしてきたものは私が全力で守ります」「だから、早く楽になってください」そして、甲高いピーという音が鳴り響き…

 

慎は執筆活動

それは、慎の家で鳴るFAXの音だった。

 

花木ゆずと菜々果の対談

菜々果は花木ゆずとの対談へ。花木は菜々果に「大ファンです」と声を掛ける。そして対談スタート。

 

菜々果「なんで小説を書いているの?」
花木「使命感かな」
菜々果「(笑いながら)人間に使命なんかあるんだ?」
花木「僕や菜々果さんのように一部の人間にはあるよ」

評論家 VS 佑希

佑希が外で慎の小説を読んでいると、パーティー会場で会った評論家の森口竜市(池田鉄洋)と再会。佑希に目を付けて文句を言ってくる。

 

評論家「あの売れない小説家に肩入れしているがどこがいい?」
佑希「私は一方的に価値観を押しつける人が嫌いなだけです」
評論家「僕は自分の仕事を全うしているだけ。誰の役にも立たない小説を排除するのは僕の使命だ」

 

小説を書く理由

花木「僕は人々の気持ちを代弁しているんです」
菜々果「それは…自分の勝ちを高めるために物を書くということ?」
花木「そう言っても良い」
菜々果「ふふふ、私のだ~いすきな作家とは大違い」
花木「その人、売れてるの?」
菜々果「近々新作が出てそうなるかも」

 

断言する人

評論家「道間信の本は絶対に売れない」
佑希「断言するのがお好きなんですね」
評論家「物事には結論が必要なんだよ。花木ゆず作品のようにね。そうでないと一人の人としてぶれてしまう」
佑希「別にぶれても良いじゃないですか。決めつけすぎても窮屈になるだけですよ」
評論家「(鼻で笑って)君は知らないようだけど、世間では僕の評論に賛同してくれる人間がたくさんいる。あの花木ゆずもその一人」
佑希「知識があっても知恵がなければ何の意味もないですけどね。私は結論の多い人間は信頼しないことにしているので」

 

森口は「相変わらず生意気な女だ」と捨て台詞を吐く。

 

佑希が笑って「私のこと、好きなんですか?」と言うと森口は動揺。すかさず「あいにく、私思慮の浅い人間は嫌いなので」と返した。

 

花木の今後

菜々果「これからも代弁者なの?」
花木「もう代弁はいいかな。これからは誰も書いたことがない小説を書きたい。今までにない新しい感情を僕が生み出すんです」
菜々果「新しい感情なんてある?」
花木「僕なら書ける」
菜々果「思い上がってるんじゃない?」
花木「そうかも」
菜々果「共感されないかも?」
花木「誰も到達できない表現への挑戦。それも僕の使命」
菜々果「趣味として日記に書いた方が良い」
花木「やっぱり面白いな~。それは僕が存在している意味がない。僕が言ってる意味わかりますか?」
菜々果「うふふ、全然わかんないです」

 

慎は小説を書き上げる

そんな波乱があるとも知らず、慎はただ鉛筆を持って原稿に向井、そして書き上げた。「漂う感情」という小説を。

 

花木の狙い

花木は帰りの車で、担当者の三浦に「僕、この子のこととても気に入りました」と菜々果のことを伝える。「本物の才能は相反するんですよ、わかります?」と興奮気味。さらに、御社から小説を出すのをやめると言い出す。

 

それは「気まぐれ」らしい。どうしたらいいのかと聞く三浦に、「開菜々果とプライベートで会えるようセッティング」を条件に小説を書くと約束する。菜々果の写真を見ながら「僕の思い通りになってもらうよー」とつぶやいていた。

 

招待状の送り主は?

小説を書き上げてゆったりと風呂に浸かる慎。「売れるといいなー」とつぶやいていた。と、菜々果が風呂に入ってくる。

 

菜々果は女優という職業柄、誰が嘘をついているのか、誰が招待状の送り主なのかがわかったと言う。そして慎に「上手に嘘を吐くのよ」と助言する。慎は送り主の正体を知りたがる。「もちろんみっちーの知ってる人間」と言い、「誰だと思う?」と聞き返した。

ーーーーーーーーーー

うひょー今回はいろんな人の心の中が見られて、ざわざわとしましたね。うわーうわー…余韻にひたってます。というわけで、詳しい感想を書いていきます。

 

第5話のGOODポイント

  • 「甘えていいよ」を皮肉っぽく言う美波、かっこいい女性ですよね。でも、みどりが「むかつきます」って思っちゃうのもなんとなくわかるw
  • 佑希の優しくない発言が意外とツボです。
  • 病院からのFAXのピー音の流れは演出として見事。ちょっとびくっとしましたもん。
  • 菜々果が慎のことを「だーいすきな」と表現しているのは、なんだかキュンときた。慎、うらやましい!
  • 慎が書き上げる様子をひとみ・みどり・美波でこっそり覗き見しててほっこり。あれ、良いシーンだなぁ。慎が真剣に小説家になっているときは、絶対にみんなからかわないよね。
  • 猫かわゆす!

 

第5話の気になったポイント

特になし

 

第5話の感想

佑希の正体をちらり

佑希が既婚者というのは驚きましたね。しかも、あんな年上の人。病気という描写はありましたが、もっと年の近い人かと思っていました。

 

最初は遺産目的とかかと思いましたが、違いますね。理屈で説明できないような何か、なんでしょうね。意識のない旦那さんに話しかける佑希の声は優しくて、表情は柔らかくて、「ああ、旦那さんのこと愛しているんだなぁ」と伝わりました。

 

愛しているだけに「早く楽になってください」という言葉は切ないですね。思ってるからこそだよね。

 

佑希の評論家への論破にスカッ!

佑希が慎を全否定する評論家を論破してくれてスッキリしました。佑希は優しいかはさておき、いつも冷静で賢くて言葉選びが的確だから、ぐさぐさっと人に刺さる言葉を言いますよね。それはどんな人において。

 

本来はその言葉選びがとても的確であるはずの評論家なのに、きっと間違っているから、その隙に佑希が入り込んでズババババッと論破しちゃったんでしょう。なーんか、かっこいいね。

 

花木ゆずの闇

花木ゆずはただ売れっ子小説家なだけでなく、なんか苦悩がありそうだな~と思ってたんですが…とんでもない闇を抱えてたよおい。

 

でも、まだその闇は得体のしれない感じなんですよね。とりあえず、菜々果を思うがままにしたいんでしょう。ものすごく才能のある人物だと感じていて、でも自分のことは認めていない。あの笑顔でぶん殴りあっているような対談はすごまじかったですね。そんな菜々果だからこそ、自分がコントロールしたい、みたいな?

 

なーんでそんなことを思うのかは謎。菜々果はふわ~っとしているようできちんと芯があるので、取り込まれないとは思いますけど…ね?ね?大丈夫よね?

 

招待状を仕組んだのは誰だ?

菜々果が「招待状を送った人がわかった」と言っていたのも気になります。でも、誰かは明かされてなくて…誰?

 

編集者

前も予想していましたけど、やっぱり慎を担当している編集者の桜井さん。良い小説を書いてほしくて仕組んだ?としたら目的が小さいかなぁ。でも、才能を信じているみたいだしなぁ。

 

花木ゆず

慎の小説を読んで、こんな小説が書きたいと思った。今までにない感情を表現したいと思った。でも、それができてない。僕ならできると思った。

 

だから、道間慎には「売れる小説」を書いてもらわなければならない。今の慎とは全く違う小説を書いてもらうことで、慎が書けなかったものが自分には書ける、みたいな。

 

だから女たちに小説を書くように仕向けさせている?菜々果は対談することで、花木ゆずの嘘に気づいたのかな、なーんて。それこそ小説みたいな動機ですね。

 

道間慎と花木ゆずは真逆の方向へ

今、慎は小説家として今までにないくらい筆が走っていますよね。きっと目に見える形で「読者」に出会えたことがやる気になったんでしょう。「売れたい」って気持ちが出てきて、小説を書いている。

 

一方「売れっ子」小説家のはずの花木ゆずですが、売れるかどうかではない小説を書きたがっている。目指してる方向が全く真逆というか。

 

花木は「新しい感情を書きたい」と言ってましたが、慎の新作のタイトルは「漂う感情」。あれ、もう慎が完成させちゃったんじゃないかしら?と思ったりして…だとしたらめちゃくちゃスカッとしますけどね。花木の使命すでに慎がやってもうてるけどwwwみたいな。

 

次回:ひとみの正体と慎の小説

慎の新作「漂う感情」が発売されるも、書店では目立たず、花木ゆずの「のんきな救世主」ばかり目立っている。とある文学賞の選考では「のんきな救世主」が推されているが、そこへひとみが現れて…

おや、ひとみの正体は何なんでしょう。出版社のパーティーでも親しげにしている人がいましたし…もしかし出版関係者なのでしょうか。何か策略が働きそうです。次回もぞわぞわっと楽しみだなぁ。

 

 

 

 

 

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