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【ドラマ】100万円の女たち 第11話 ネタバレ&感想 殺意が生まれるとき

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ドラマが終わると、ブログのアクセス数もがくんと落ちるaoikaraです。他の記事もちゃんと読まれるような面白い内容を書いていきたいです。

 

というわけで今回のテーマは…

 

100万円の女たち 第11話 ネタバレ&感想

 

です。

※個人的な感想なので辛口なコメントを含みます。
※ネタバレもしていますので、まだ内容を知りたくない方は見てからどうぞ。

 

第11話「対決」あらすじ

5人の女たちと共同生活をしていた、売れない小説家の道間慎(野田洋次郎)。しかし、賞に選ばれたことにより小説は爆発的ヒット。

 

しかし、家の中で開菜々果(新木優子)が殺されたり、家が全焼して一緒に白河美波(福島リラ)も殺されてしまう。その黒幕は佑希(我妻三輪子)だと気づいた慎。家に招き入れて話を聞くと、意外な事実が次々と明かされるー。

 

詳細なネタバレ※知りたくない方はスルーで!

佑希の嘘

事件の黒幕として慎が呼んだのは佑希だった。「やっと気づいてくれたんですね」と、いつものまったりとした口調とは全く違う調子でしゃべる佑希。慎は「君があのとき嘘を吐いてるってわかったから」と答える。

 

それは、佑希が慎の父親について尋ねたときのこと。父・道間達之(リリー・フランキー)は死刑囚で、佑希は気になったのでインターネットで調べたと話していた。

 

しかし、みどり(武田玲奈)の話から、招待状には父親が死刑囚であることは書かれていた。つまり、佑希はそれ以前にネットで調べていた。だから、そのことを招待状に書いた送り主は佑希だったのだ。

 

菜々果が殺された理由

やっと気づいた慎に、佑希は「もう少し早く気づけばあの二人は死ななかったかも」と言う。慎は「どうしてこんなこと?」と聞く。

 

佑希は菜々果を殺すのは1億円だったと話す。「高いのか、安いのか、どう思います?」と慎に問いかける。慎は「命に値段はつけられない」と返すが、佑希は不気味に笑うだけ。菜々果を殺した理由については「あの女が感づいたから」と答える。

 

以前、菜々果がひとみと佑希に慎の小説を読んだことがあるのかと聞いた。佑希は「ない」と答えたが、菜々果はそれを嘘だと気づいた。そして、佑希本人に「嘘を吐いたでしょ?」と聞き、「あなたいったい誰なの?」「この家で何をしようとしているの?」と聞いた。佑希は答えず、菜々果は何も知らずに死んだ。

 

美波が殺された理由

美波も招待状の送り主が佑希だと気づき、みんなに話したように「こんなやり方、絶対に許せない」と挑発してきた。「だから殺してあげました」と言う佑希。

 

ちなみに美波を殺すのはたったの1000万円だったと言う。実の両親を殺すような人間だから安かったと。

 

狙いはみどり

火事で殺すのは鈴村みどりの予定だったそうだ。施設育ちの女子高生で、たまたま宝くじが当たっただけのバカな女の子。話題性があって、慎の小説はもっと売れただろうと語る佑希。

 

ひとみの正体

そんな慎の小説も賞を獲るとまでは思っていなかったと佑希は語る。そして、塚本ひとみ(松井玲奈)の素性を教える。有名な小説家・オギエヒビキの娘で、慎のファンだった。

 

だから佑希は、慎の小説を売るための「キッカケ」を助言した。賞をとったり、著名な人の目にとまったり。ひとみは審査員に売れ込みに行き、慎の小説は賞を獲った。

 

すかすかな男たち

佑希は楽しそうに「売れっ子小説家になった気分はどうですか?」と聞く。慎は花木ゆず(中村倫也)を菜々果に近づけたり、評論家の森口竜市(池田鉄洋)から敵意を向けられているのも、佑希のもくろみなのか聞く。

 

しかし、佑希は否定。「あんなすかすかな人たち」と評し、「私、バカって嫌いなんです」と言い放つ。

 

その頃、花木ゆずは森口も伴って、自著『セカイロン』の実写化の記念パーティーを行っていた。有名なキャストがそろっている様子。花木と監督は理屈さえあれば「面白い」も「売れる」も叶えられるという部分で大いに共感。

 

みんなで「理屈」に乾杯した。

 

「どうして僕?」

佑希は「日本最優秀文学賞の受賞、おめでとうございます」と言いながら拍手してみせる。慎は「どうして僕だったの?」と聞く。佑希は「面白そうだったから」と答える。

 

1年前、たまたま慎の小説を手に取った。感想は面白いわけでもなければ、面白くないわけでもない。ただ、書いている人が人の死に対して以上に抵抗を感じている、あるいは恐れていると感じた。

 

調べて見たら父親が死刑囚だった。笑ったと。最高のおもちゃを見つけたと。

 

人の死を恐れる売れない小説家を、殺意に染まった売れっ子小説家に変えたいと思った。だから招待状を送り、慎にふさわしい女たちを身の回りに置いた。そして、「私が作り上げたのが今のあなたの状況」とうれしそうに語る。

 

慎の殺意

慎は「小林佑希」と呼びかけて、「一緒に警察に行こう」と言う。しかし、佑希は「小林佑希、誰それ?」と返す。「大金と人脈さえあれば人は動く」と続ける。だから、「私は警察に捕まらない」と。

 

さらに、慎の父親の死刑執行がどうしてあのタイミングだったのかと問いかける。そして、佑希が持ってきた包丁を「お父様とおそろい」と言い、慎に握らせて、

 

「私を留められるのはあなただけ。今、私を殺さないと、残りの二人も殺しますよ」

 

と言い放す。「あなたが決めるんです」と続けて。慎は包丁を持ち、刃を佑希に向ける。「誰も殺させない」とつぶやいて、自分を確かに思ってくれていた菜々果と美波のことを思い出して。

 

「道間さん、それが殺意です」

 

とても楽しそうに言う佑希。「でも、あなたは私を殺せない」と言う。

 

「そうだよ、僕は人を殺さない」

 

と答え、慎も包丁を持った手を降ろす。「いいえ、殺せないんです」と言う佑希。だからこそ、慎をターゲットにしたと語る。

 

人の気持ち

慎は「人の命をなんだと思ってるの?」と悲しそうに聞く。「特になんとも」と返す佑希。それを「おかしい」と言う慎。

 

佑希「人を変人みたいに言わないでください」
慎「人には気持ちがある」
佑希「それが何か?」
慎「人が死ぬと、本人も周りの人も気持ちが揺れる」

 

「道間さん、人の気持ちがわかるんですか!」と小バカにしたように。「今の私の気持ちもわかりますか?」という問いには、「わからない」と返すしかない慎。

 

同じように美波や菜々果、みどり、ひとみが慎のもとに来た理由や気持ちがわかるのかと、問いかける佑希。それにも「わからない」と答えるしかない慎。「でしょ?おかしいのはあなたです」と佑希は言うだけ。

 

それでも慎は「僕は、僕と出会ってくれた人たちの気持ちをわかりたいと思ってる」と言う。佑希は「無駄なことに意味はあるんですか?」と返すだけ。

 

花木ゆずの“考えたいこと”

一方、花木ゆずはパーティー続行中。豪華なキャスティングがそろっているらしいが、それについて花木ゆずは「考えていることがある」と、キャスト案を保留にする。

 

幕は閉じる

慎はみどりとひとみのことを懸念しているが、佑希は「あなたで遊ぶのはこれでおしまい」と告げる。「私とあなたが会うことはない」と。ただ、出て行く直前に「次にあなたが書く小説だけは楽しみにしていますから」という言葉だけを残して。

 

佑希が出て行った後、慎はようやく手に持っていた包丁を、捨てるように置いた。

 

ひとみの生き方

ひとみは日本最優秀文学賞で審査員を務めていた人物(古館寬治)と会っていた。「どう生きていけばいいかわからない」と相談している。

 

それに対して「思ったように生きれば良い」と返される。

 

「うまくいかなかったとしてもそれが人生。楽しかったら笑えばいい。悲しかったら泣けばいい。自分の気持ちに正直に、好きなように生きなさい」

 

と。ひとみは「好きなように」という言葉を反復していた。

 

みどりの生き方

みどりは美波から遺言を預かっていた砂子(遠藤雄弥)に「一人で生きていく」と宣言する。強く。それを見た砂子がふっと笑う。「頑固なところが美波に似ている」と。その言葉を聞いて、みどりもどこかうれしそうだった。

 

慎の価値観

慎は六畳一間のアパートに引っ越した。そして、佑希と会ったときのことを思い出す。父親が死刑囚でなければ、迷わず佑希を殺していただろうと、包丁を刺すリアルな描写を思い浮かべながら。

 

家にやってきた女たちのことを考えていた。命を失う可能性がありながら、100万円を払いながら、なぜ家に来たのだろうと。

 

その目的はわからない。かつて美波が言っていたように、人の数だけ人の価値観がある。慎は自分の価値観も、何が面白いのかもわからくなってしまった。当然、小説は書けない。

 

桜井の思い

家に桜井(山中崇)がやってきた。慎は小説を書けないことを申し訳なさそうにするが、桜井は理解を示し、さらに別の用事があるらしい。

 

それは、慎の過去の小説も増刷が決まったという報せを伝えることだった。『漂う感情』を読んで、過去作品も読みたいと言う人が続出したという。桜井は「実力が認められた」と喜び、そして涙した。

 

その姿に、慎も「ありがとうございました」と感謝する。桜井は「これからも道間慎は、一生小説家です」と答えた。

 

佑希の狙い

その頃、佑希はみどりに会っていた。近況を聞いたみどりに、「片付け」をしていると答える佑希。

 

「いらない物を処分している」と。

 

みどりは何気ない会話を楽しそうに聞き、佑希は今までに見たことがないとびきりの笑顔になっていた。

ーーーーーーーーーー

と言う話でした。うわー全然わからない。どうなっていくの…というわけで、詳しい感想を書いていきます。

 

GOODポイント

  • 今回の物語に溶け込みながら説明をしていく演出が、すごく不思議な世界観で見入ってしまいました。うまいな、すごいな。
  • 小説が売れてくれて、桜井さんが泣くほど喜んでくれていて、視聴者なのに自分のことのようにすごくうれしくなっちゃいました。一時期は黒幕と疑っていてごめんなさいw
  • 佑希が今までやってきたことが作戦で、「これもか!」と一つ一つ思い出していく作業が本当に怖かったです。

 

気になったポイント

特になし

 

感想

佑希の動機が恐ろしすぎる

佑希は今までとしゃべり方が全然違っていて、怖かったです。何を考えているのかわからない不気味さというか。

 

感情がないのかというとそんなことはなくて、この事態をすごく楽しんでいるというのは、感情が動くからこそ。でも、感情を持ち合わせていたら、そんなことできないはずだと思いたくなるほどに残酷。

 

目的も慎を恨んでいるとかではなくて、ただ楽しいからという予想外すぎて恐ろしい答えでした。むしろ、恨んでいての復讐とかの方が全然良かったぐらい。

 

「死を恐れている売れない作家が、殺意に染まった売れっ子作家になる」

 

たしかに、すごく刺激的なことですが、私はそこに楽しさを見いだせない。違う生き物と話しているみたいで、本当に怖かったです。

 

慎が殺さない限り殺意を燃やし続けそう

慎には「もう会わない」と言っていた佑希ですが、その後にみどりと会っていましたよね。まだ、彼女の遊びは続いているんじゃないでしょうか。

 

本当に慎が手に包丁を持って、佑希を殺すことこそ彼女の最高の喜びなわけで、そうならない限り、永遠に慎の殺意を燃やし続けるんじゃないかなと思ってしまいました。だとすると…最終回に慎は全てを終わらせるしかないのでしょうか。

 

花木ゆずの狙いは?

佑希の存在感が強すぎて、花木ゆずとかどうでも良くなってきましたwでも、まあ本人が実写化のキャストについて「考えたいことがある」と言っていたのは気になりました。

 

佑希には全く共感できないですが、花木ゆずとか森口竜市とかがすかすかだというのは完全に同意。

 

ハッピーエンドなんて訪れるのか

この話、ハッピーエンドに終わらせる方法なんてあります?最初は女たちとの奇妙な生活で、次に父親が死刑囚という絶望で、そこから小説が売れていく希望で、だけどそれは全て仕組まれていたという…これは何なんでしょう。

 

絶対的にハッピーエンドになれない終わりしかないと思うんですよね。みどりもひとみも心配ですし…慎もこれからどうしたらいいんだろう。

 

ただ、桜井さんが言っていた「道間慎は一生小説家です」という言葉だけが救いなのかな。ずっと、何もかもを書き続けていくしかないのかも。

 

次回:閉幕

放心状態のまま一人暮らしをしている慎のもとに、ひとみがやってきて意外な行動をとる。一方、佑希と会っているみどりに新たな事件が起こり!?

 

なんだか、女たちがみんな死んでしまって、今までと何も変わらない日常がやってきそうな雰囲気で怖いです。みんな大事なのになぁ。というわけで、最終回もしっかりと見届けます。

 

 

 

 

 

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