読書
何が正義で何が悪か?そんな疑問は誰しもあるが、そこに答えなんてないのかもしれない。それよりも考えなければならないことがある。そんな風に思えた一冊です。 高校入試 posted with ヨメレバ 湊 かなえ 角川書店 2013-06-28 Amazon Kindle 楽天ブックス 7…
ドラマと小説はそれぞれに良さがあるもので私はどちらも好きだ。ドラマから知ったこの作品の原作を読み、やはりこの原作があるからこそドラマも素晴らしかったのだと実感できた。そんな一冊。 新参者 (講談社文庫) posted with ヨメレバ 東野 圭吾 講談社 20…
加賀恭一郎の作品を読んだり、観たりという方には知ってほしい作品。さまざまなことを経てここにたどり着いたときには、何にもかえがたい感情があります。 祈りの幕が下りる時 posted with ヨメレバ 東野 圭吾 講談社 2016年09月15日 Amazon Kindle 楽天ブッ…
生きていて運命を感じることなんてほとんどない。ベートーベンの『運命』のようにダダダダーンと衝撃的な運命を感じることはなかったけれど、心の中にじわじわと染みこんでいくように運命を感じた一冊です。 物語のおわり posted with ヨメレバ 湊かなえ 朝…
小説の醍醐味とは何だろうか。読んでいて、物語の中で当たり前だと思っていたことが覆されたときではないだろうか。書き手はしてやったり、読み手はそう来たかと悔しがりながらも純粋に驚く。 その醍醐味が、この本では最初のたった20数ページに詰め込まれて…
私は自分で“聞き上手”だと思っていました。少なくとも、下手ではないだろうと。というのも、私はおしゃべりだから。私が話していて心地いいと感じるのは、やはり聞き上手な人が相手のとき。だから、自分が聞く側になるときは、私が「こうあってほしい」とい…
『乱反射』というタイトルが非常に秀逸だと思う。光が乱反射すると、バラバラに散りばめられる。何かの偶然でその反射が一致して一つの光の筋になれば、壁をじりじりと燃やすような強い光になるだろう。 そして燃え尽きてしまった、そんな偶然の話です。 乱…
まさに『慟哭』というタイトルにふさわしい作品。月並みな表現だけれど、全てがひっくり返るような叙述トリックが非常に見事で、読んだ後に読者にまで慟哭を残していくような、そんな作品です。 慟哭 (創元推理文庫) posted with ヨメレバ 貫井 徳郎 東京創…
最後まで読みたくなり、最後まで読んで達成感を感じるような、だけどなかなかに生々しいそんな本です。 愚行録 (創元推理文庫) posted with ヨメレバ 貫井 徳郎 東京創元社 2009-04-05 Amazon Kindle 楽天ブックス あらすじ ええ、はい。あの事件のことでし…
読んでいて気持ちのいい本ではない。ぞっとするというか。一つの出来事をこれほどまでに人によって感じ方や思いは違うものだと。そのリアルが描かれていて。 最も罪を感じなければならない人が、最も罪を感じていなかった。それにぞっとしてしまう物語です。…
※ネタバレを含みます。 「すべてがつながった」 最後の最後まで読み終えたたときにそう感じた。やっぱり、湊かなえだ。 少女 (ハヤカワ・ミステリワールド) posted with ヨメレバ 湊 かなえ 早川書房 2009-01-23 Amazon Kindle 楽天ブックス こちらは単行本 …
※ネタバレを含みます。 ※記事内の引用は明記してあるもの以外、全て書籍からです。 物語が進むにつれて、目が離せなくなる。物語の疾走感と共に、ページをめくる速度も速くなる。読み終わった後には、ナオミとカナコのように「ほうっ」と息を吐きたくなった。
※読んでいる前提で思いのままに書いた文章をそのまま残したものです。内容を具体的に書いているわけではないので、わかりづらいところがあるかもしれません。 「感動する」とか「絶対に泣ける」とかいう本は苦手。でも、読んだら読んだで泣いてしまう。でも…
読書が趣味と言いながら、週に1~2冊ペースでしか読めていないaoikaraです。きちんと本を読んで、感想を書くということをしたことがなかったので、初めて書いてみようかなと思います。 そこで今回のテーマは… 本谷有希子『異類婚姻譚』の読書感想文 です。 ※…
忙しすぎると本は読めないけれど、一度読んで面白すぎると手が離せなくなるaoikaraです。読書は趣味なのですが息抜きにできず、集中したくなってほかのことがおろそかになってしまうのが悪い癖ですね。 そんな本日のテーマはこちら。 今週のお題「プレゼント…